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コーポレートサイトのSEO施策13選|実施する手順や注意点も解説
コーポレートサイトのアクセス数が少ない場合は、適切なSEO(Search Engine Optimization)施策を実施することで改善できる可能性があります。
ページの読み込みスピードやコンテンツの内容の見直しなどをおこない、検索エンジンとユーザーの両方から評価されるコーポレートサイトをつくりましょう。
本記事では、コーポレートサイトに活用できるSEO施策を13個紹介します。コーポレートサイトの集客力を高めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
また、コーポレートサイトの作り方やSEO対策の仕組みや具体的な施策は以下の記事で紹介するので、あわせてお読みください。
コーポレートサイトでSEO施策を実施する重要性
SEO施策は、コーポレートサイトの流入を増やすために欠かせません。
SEO施策をして検索エンジンに評価されるコーポレートサイトを制作することで、自社商材と関連するキーワードで上位に表示されやすくなります。検索エンジンでは、上位にコンテンツが表示されるほどユーザーにクリックされやすい傾向にあるため、最上位に掲載されるのが理想です。
コーポレートサイトが検索上位に表示されることで、広告を利用しなくても長期的に流入が見込めます。費用対効果の高い集客を実現できるので、コーポレートサイトを活用したWebマーケティングを実施するなら、SEO施策の取り組みは必須といえるでしょう。
コーポレートサイトでSEOに取り組むメリット
コーポレートサイトでSEOに取り組むメリットは、主に以下の4つです。
- 継続的な集客を期待できる
- 企業に興味のあるユーザーを獲得できる
- 認知度を拡大できる
- 集客の費用対効果を高められる
SEOの実施を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。
継続的な集客を期待できる
SEOは、長期的な集客をつくるために活用できます。
検索エンジンで上位表示されることで、コーポレートサイトに多くのユーザーが訪れるようになるためです。
上位表示できている状態を維持することで、継続的に検索エンジンからの流入を獲得でき、集客効果や認知度などの向上につながります。
企業に興味のあるユーザーを獲得できる
自社や商品・サービスに興味のあるユーザーを流入でき、問い合わせ数の増加やアポ率の増加につながります。
GoogleやYahoo!などで検索しているユーザーは、一般的に何かしらの悩みを解決するために調べています。
コーポレートサイトでユーザーの悩みを解決する記事を掲載することで、検索エンジンからの流入が増加し、ユーザーが自社との接点をもつことが可能です。
悩みが自社商品・サービスで解決できるとアピールすれば、興味をもってもらえるようになり、見込み客獲得につながるでしょう。
認知度を拡大できる
検索上位に掲載されるコーポレートサイトのページが増えることで、ユーザーが訪れる機会が増え、自社のメディアや商品を認知してもらえる可能性が高くなります。
一般的にユーザーは検索結果の1ページ目のサイトをクリックする傾向にあります。
2ページ目まで訪れるユーザーは少ないため、流入があまり見込めません。1ページ目に表示されるにはSEOを実施し、ユーザーの求めているコンテンツを作成することが必要です。
SEO施策を入念にすることで、競合より上位に掲載されるようになり、ユーザーが自社商材を知る機会を創出できます。
集客の費用対効果を高められる
SEOによって、コーポレートサイトへの自然検索による流入が増えるため、長期的に見れば広告よりも費用対効果が高くなります。自然検索とは、検索結果に表示される有料広告面を除いた部分です。
SEOを実施することで無料でユーザーにクリックされやすい箇所に表示されるため、高い費用対効果が期待できます。
SEOを意識して情報を更新し続けることで、長期的に上位に表示され、マーケティング活動にかかる経費を抑えられるのがメリットです。
コーポレートサイトでSEOに取り組むデメリット
コーポレートサイトでSEOに取り組むデメリットとして、以下の3つがあります。
- 成果が出るまでに長期間かかる
- 必ず上位に掲載されるわけではない
- 検索エンジンのアルゴリズムアップデートの影響を受ける場合がある
SEOにもデメリットがあることを知ったうえで、コーポレートサイトで実施すべきかを検討しましょう。
成果が出るまでに長期間かかる
SEOは即効性が低く、実施してもすぐには成果が出ない点がデメリットです。検索エンジンはアルゴリズムがコンテンツを評価して掲載順位が決まるシステムですが、評価によってはコンテンツが上位に掲載されるのに4ヶ月~1年かかります。
できるだけ短期間で集客を伸ばしたい場合は、リスティング広告の併用をおすすめします。コーポレートサイトでSEO施策をするなら長期的なスケジュールを立て、スタッフの工数を確保するようにしましょう。
なお、LANYではリスティング広告の運用をサポートしています。短期的に集客を伸ばして売上を向上させたい方は、お気軽にご相談ください。
必ず上位に掲載されるわけではない
コーポレートサイトにおいて、SEOを意識したさまざまな記事を作成しても、必ず上位に掲載されるとは限りません。競合サイトの記事のほうが品質が高く、検索エンジンから評価されている場合、自社の記事が下位に掲載される可能性があります。
上位を狙うのが難しいキーワードもあり、選定方法を間違えると流入を獲得できず、費用対効果が低くなってしまいます。
できるだけSEOで成功するには、適切なキーワード選定と高品質なコンテンツの作成が重要です。
検索エンジンのアルゴリズムアップデートの影響を受ける場合がある
検索結果の掲載順位は検索エンジンのアルゴリズムが決めていますが、アップデートによって順位が変動することがあります。
最近でも2024年8月にコアアルゴリズムアップデートがあり、オリジナルコンテンツを作成している小規模サイトや、独立系サイトの評価に影響があると示唆されたアップデートがおこなわれました。
コアアルゴリズムアップデートは不定期に実施され、その都度対応していかなければ、検索順位が落ちるリスクがあります。
検索順位を維持するには、継続的にアップデートに対応していくか、アルゴリズムの影響を受けにくい高品質なコンテンツを作成することが必要です。
コーポレートサイトに活用できるSEO施策13選
コーポレートサイトに活用できるSEO施策として、以下の13個を紹介します。
- モバイルフレンドリーなコンテンツ・ページをつくる
- サイトマップを作成・登録する
- クローラビリティを見直す
- 常時SSL(https)化にする
- 構造化マークアップを最適化する
- URL構造を最適化する
- 関連するページを内部リンクでつなぐ
- ページの読み込み速度を向上させる
- コンテンツの作成・見直しをする
- YMYL領域に該当する場合はE-E-A-Tを重視する
- 画像や動画を積極的に活用する
- 被リンクを獲得する
- SNSや広告を活用する
それぞれの施策をして、検索エンジンに評価されるコーポレートサイトを制作しましょう。
SEOの施策は以下の記事でも具体的に紹介しているので、あわせてお読みください。
モバイルフレンドリーなコンテンツ・ページをつくる
コーポレートサイトをはじめとしたWebサイトをスマホで閲覧するユーザーが多くいるため、モバイルフレンドリーなコンテンツやページをつくりましょう。モバイルフレンドリーとは、モバイル端末で使いやすく、見やすい状態のことを指します。
2015年からGoogleが実施したモバイルフレンドリーアップデートにより、スマホでの視認性、操作性がSEOに重要な要素になりました。アップデートにより検索エンジンは「モバイル・ファースト・インデックス」というスマホ用のサイトを優先的に評価してインデックスする仕組みになっています。
モバイル・ファースト・インデックスでは、モバイル版のHTMLを意識してコンテンツやページをつくることが求められています。
モバイルフレンドリーに対応するためにも、スマホでも見やすいデザインになるようレスポンシブデザインを取り入れましょう。レスポンシブデザインにすることで、同一HTMLでパソコンとスマホに最適なデザインのサイトを構築でき、別々でページを作成する手間が省けます。
モバイルフレンドリーの問題がないかはGoogleが提供するWebサイト分析・診断ツール「Lighthouse」でチェックします。
サイトマップを作成・登録する
検索エンジンにコーポレートサイトの情報を伝えて評価してもらうには、サイトマップが欠かせません。サイトマップとは、Webサイトの構造を検索エンジンに伝えるために、サイト内のページをXML形式で記載したファイルです。
サイトマップを作成することで、検索エンジンにページごとのURLや更新日を伝えられ、クローラーの巡回を促しやすくします。クローラーは、Webサイトの情報を自動収集する検索エンジンに搭載されているロボットのことです。
サイトマップによってクローラーが新規ページの発見やインデックス(登録)がしやすくなるため、検索エンジンが短期間で評価してくれるようになります。
サイトマップの作成方法は、主に以下の4つです。
- 手動で記述する
- サイトマップ生成のための独自開発をする
- ツールで作成する
- WordPressのプラグインで作成する
効率的に作成したい方は、自動生成できるツールやWordPressのプラグインを活用しましょう。
サイトマップの作成方法は以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
クローラビリティを見直す
クローラーが効率的にサイト全体を巡回できるよう、クローラビリティを改善しましょう。クローラビリティとは、クローラーの巡回のしやすさを表す指標です。
クローラビリティに優れていると、新規コンテンツが短時間で検索エンジンに登録されるようになります。
URLの発見からインデックスまでのプロセスを最適化するために、定期的に見直しましょう。
クローラビリティの改善には、以下のような方法が効果的です。
- サイトマップを更新する
- サイトのURL階層をわかりやすくする
- GoogleサーチコンソールでURL検査をする
- 内部リンクを設置する
Googleサーチコンソールでインデックスされていないページがあれば、原因を特定し、上記の対策を試してみましょう。
常時SSL(https)化にする
コーポレートサイトのURLが「http://」の場合は、「https://」になるようSSL化をしましょう。SSL化とは、サイトを閲覧するユーザーの通信を暗号化することです。
通信データが暗号化されることで、コーポレートサイトのセキュリティの安全性が担保され、ユーザーが安心して利用できるようになります。
Googleでは、2014年から検索結果の順位付けの要素としてSSL化も評価対象にしており、SEOの観点から必要な対策となりました。
また、Googleは2018年7月以降、SSL化されていないサイトに対して警告を表示するようになり、Webの安全性向上に向けた取り組みを強化しています。
コーポレートサイトの信頼性とセキュリティ向上のためにも、SSL化は必須です。
WordPressでサイトを制作している場合は、全ページを一括でSSL化できるプラグインがあるので利用しましょう。レンタルサーバーを利用している場合は、SSLサーバー証明書を取得してSSL化することも可能です。
構造化マークアップを最適化する
検索エンジンがコーポレートサイト内のページの内容を理解しやすくなるよう、構造化マークアップの最適化を図りましょう。
構造化マークアップとは、専用のコードでマークアップし、クローラーがページ内の情報を収集しやすいようにデータ化することです。
Googleでも構造化データを用いてページの内容について記載すると、正確に理解できるようになると名言しており、SEOの施策として効果的です。
設定しておきたい構造化データは、以下が挙げられます。
- 記事(Article)
- よくある質問(FAQPage)
- パンくずリスト(BreadcrumbList)
- レシピ(Recipe) など
マークアップするにはHTMLに直接記述する方法がありますが、専門的な知識が不足している場合は、マークアップの支援ツールを活用するのがおすすめです。
Googleが提供している構造化データマークアップ支援ツールを活用することで、簡単にマークアップを記述できるので、ぜひ試してみましょう。
構造化データやマークアップの方法は、以下の記事で詳しく紹介しているので、あわせてお読みください。
URL構造を最適化する
URL構造の最適化もSEOに好影響を与えます。Ubersuggestの開発者のニール・パテルの実験によると、URLは短く、キーワードを含めたほうが検索エンジンに評価されやすいことがわかりました。
URLを設定する際はなるべく短くして、誰が読んでも記事の概要が伝わるものにしましょう。
ただし、すでに多くの流入を獲得しているページのURLを変更するのはおすすめしません。適切にリダイレクトをしても、検索エンジンからの評価が落ちる可能性があるためです。
とくに理由がない限りは、現行の記事のURLは変えないようにしましょう。
関連するページを内部リンクでつなぐ
コーポレートサイトの滞在時間を増加させ、検索エンジンの評価を高める施策として内部リンクがあります。内部リンクとは、特定の記事からサイト内にある別のページに遷移させるためのリンクです。
内部リンクを設置することで、コーポレートサイトの回遊がしやすくなり、滞在時間の向上によるSEO効果が期待できます。
また、内部リンクはリンクジュースによって、各記事への検索エンジンからの評価を高められる点もメリットです。リンクジュースはリンク先のページに渡されるSEOパワーのことで、多ければ多いほど検索順位の向上が期待できます。
コンテンツと関連性の高い記事に内部リンクを設置するだけでSEOの改善が見込めるので、ぜひ試してみましょう。
内部リンクについては以下の記事で詳しく紹介しているので、あわせてお読みください。
ページの読み込み速度を向上させる
コーポレートサイトのページの読み込み速度もSEOの評価に大きく影響します。Googleにおいても、ページの読み込み速度が検索順位を決める要素のひとつにしていると名言しています。
ページの読み込み速度は検索エンジンからの評価だけではなく、ユーザーの利便性にも関わるため、できるだけ早くすることが大切です。表示に時間がかかると読み込んでいる途中で離脱されてしまい、顧客獲得の機会損失にもつながってしまいます。
読み込み速度を向上させるには、以下のような施策を実施しましょう。
- 画像ファイルのサイズ圧縮
- 不要なコードの削除
- キャッシュ機能によるデータの一時保存
- レンタルサーバーの上位クラスの契約 など
上記のような施策をすることで、読み込み速度の改善が期待できます。
読み込み速度は、PageSpeed Insightsというツールで測定できるので、ぜひ利用してみましょう。PageSpeed Insightsの使い方は以下の記事で紹介しているので、あわせてお読みください。
コンテンツの作成・見直しをする
コーポレートサイトにおける検索エンジンからの流入を増やすには、検索上位に掲載されるコンテンツを作成することが必要です。自社コンテンツが少ない場合は新規コンテンツを拡充し、検索順位が低い記事が多い場合はコンテンツを見直しましょう。
SEOにおいてユーザーおよび検索エンジンに評価される高品質コンテンツを作成することが大切です。高品質なコンテンツとは、ユーザーの検索意図を満たし、信頼性の高い情報を提供しているものを指します。特定の検索キーワードからユーザーの求める情報を洗い出し、オリジナリティのあるコンテンツを作成することで検索エンジンから評価されやすくなるでしょう。
一方生成AIで作成したものをそのまま掲載したコンテンツや、コピーコンテンツは低品質とみなされるので、掲載しないようにしましょう。
SEOに強い記事をつくるポイントは以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
YMYL領域に該当する場合はE-E-A-Tを重視する
自社の事業領域がYMYL(Your Money Your Life)領域に該当する場合、E-E-A-Tを重視したコンテンツを作成しましょう。
YMYL領域とは、ユーザーの生活や健康、お金に重大な影響を与える可能性のある情報を扱う分野のことです。たとえば、健康であれば医薬品や医療機器など、お金であれば投資や保険などが挙げられます。
YMYL領域はユーザーの命にも大きな影響を与えるコンテンツのため、一般的なコンテンツよりもより品質が重視されます。
E-E-A-Tとは、以下の4つの頭文字を取った言葉です。
E-E-A-T | 概要 |
---|---|
経験(Experience) | 本人の経験にもとづいて記事を制作すべきであるか |
専門性(Expertise) | 執筆者が十分にスキルや知識を有しているか |
権威性(Authoritativeness) | 執筆者がその分野において信頼できる人か |
信頼性(Trustworthiness) | コンテンツの内容が正確か |
それぞれを意識することで、検索エンジンから信頼できるコンテンツだと評価され、上位に表示される可能性が高くなります。
YMYLやE-E-A-Tは以下の記事で紹介しているので、YMYL領域に携わる方はぜひお読みください。
画像や動画を積極的に活用する
コーポレートサイトで掲載する情報が視覚的にわかりやすくなるように、画像や動画を活用しましょう。画像や動画を活用することで文章のみのコンテンツよりも理解促進につながり、ユーザビリティが向上します。
検索エンジンの画像検索、動画検索でも表示される可能性があり、通常のキーワード検索以外からの流入も期待できます。
SEOの効果を高めるなら、オリジナル画像が効果的です。オリジナル画像と認識されることで、Googleにインデックスされて、画像検索に表示されるようになります。
SEOにおける画像の役割を以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
被リンクを獲得する
信頼できるサイトから被リンクを獲得するのも、コーポレートサイトのSEO評価向上に効果的です。
質の高い被リンクを獲得することで、サイトの信頼性と権威性を高められ、検索エンジンからの評価を向上させられます。
外部のサイトから被リンクを獲得するには、以下のような方法があります。
- リンクが貼られるような高品質なコンテンツを制作する
- リンク切れしているサイトを伝え、代わりに自社コンテンツのリンクを貼ってもらう
- 相互リンクをする
- プレスリリースを配信する
- セミナーを開催する など
質のよいサイトから多くの被リンクを獲得するために、以上のような施策を実施しましょう。
被リンクの獲得方法は以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
SNSや広告を活用する
SNSや広告を活用し、コーポレートサイトの認知を獲得するのもひとつの手です。SNSや広告を活用することで、トリプルメディアによる認知拡大の相乗効果を狙えます。
トリプルメディアとは、以下の3つのことです。
トリプルメディアの種類 | 概要 | 具体例 |
---|---|---|
ペイドメディア | 費用を支払って認知度の拡大を狙うメディア | ・リスティング広告 ・ディスプレイ広告 |
オウンドメディア | 自社で運営しているメディア | ・コーポレートサイト ・サービスサイト |
アーンドメディア | 他社のプラットフォームで情報発信できるメディア | ・SNS ・レビューサイト |
それぞれをうまく連携させることで、コーポレートサイトの流入数を増加できます。
たとえば、リスティング広告を活用することで、検索結果の上部にコーポレートサイトのサービスページをLPとして掲載できるようになり、短期間での集客を伸ばせます。
SNSではコンテンツの更新やブログの宣伝などをすることで、自社をフォローしているユーザーがコーポレートサイトを訪れるため、安定した流入を獲得できるでしょう。
SNSや広告によってコーポレートサイトの認知や流入数が増えることで、SEO評価にも間接的に良い影響を与えられます。
以下の記事でSEO担当者向けに広告について詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
LANYではリスティング広告の運用代行も提供しているので、短期間で集客に成功したい方はお気軽にご相談ください。
コーポレートサイトのSEOを実施する5つのステップ
コーポレートサイトのSEOを実施する際は、以下の5つのステップで進めましょう。
- 目的を決める
- キーワードを選定する
- コンテンツを作成する
- 効果検証する
- 効果の低いコンテンツはリライトする
SEOの改善のためにも、ぜひ参考にしてみてください。
SEOに強いコンテンツの作成方法については、以下の記事でも詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
ステップ1: 目的を決める
まずは、コーポレートサイトでなぜSEO施策をすべきか目的を決めましょう。
ブランディングや購入促進など、コーポレートサイトの流入数を高める目的によって、必要なコンテンツが異なるためです。
目的が曖昧だったり、複数の目的があったりすると方向性が定まらず、成果が得られにくくなってしまいます。
目的を明確にし、流入したいターゲット層を決めてから作成すべきコンテンツを決めましょう。
ステップ2: キーワードを選定する
コーポレートサイトのSEOで目的とターゲットが明確になったら、流入につながるキーワードを選定します。
まず競合分析を通じて業界で重要なキーワードを洗い出し、自社の強みや商品・サービスの価値にあったものを絞り込みましょう。検索ボリュームと競合性のバランスを考慮し、自社で検索上位を獲得できるキーワードを選びます。
検索ボリュームを確認する際は、キーワード調査ツールを利用しましょう。GoogleキーワードプランナーやUbersuggestなどのツールがあるため、自社の予算にあわせて利用することをおすすめします。
キーワードの選定方法や検索ボリュームの調べ方は以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
ステップ3: コンテンツを作成する
コーポレートサイトで制作するキーワードを選定したら、コンテンツを作成します。
SEOに強いコンテンツを作成するには、まず選定したキーワードの検索意図を把握することが大切です。ユーザーがなにを求めているのか、どのような悩みを解決したいかなどを潜在的な欲求まで掘り下げて分析しましょう。
検索意図を明確にしたら記事構成を作成します。ユーザーの疑問や課題を解決できるよう、競合の記事や選定したキーワードに関連したキーワードを参考にしながら必要な情報を明確にしましょう。
また、オリジナル性を担保するために自社ならではのノウハウやデータ、実績などを盛り込みます。
構成ができたらライティングをし、ユーザーの読みやすさを意識したコンテンツを作成します。
必要に応じて画像や動画を挿入し、コンテンツの内容をより詳しく理解できるようにしましょう。YMYL領域の場合はE-E-A-Tを意識し、必要に応じて専門家に監修してもらいコンテンツの質を高めることも大切です。
検索意図の深掘り方は以下の記事で紹介しているので、ぜひご覧ください。
ステップ4: 効果検証する
コーポレートサイトで発信するコンテンツを作成したら投稿し、効果検証をします。
効果検証は、主にGoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールを使用するのが一般的です。
Googleアナリティクスでは、ページの流入数や訪問したユーザーの属性、コンバージョンにつながったページなどを把握できます。Googleサーチコンソールではキーワードごとの表示回数や平均順位などを把握することが可能です。
流入が少ない場合やキーワードの順位が低い場合は原因を追求し、解決策を考えましょう。
Googleサーチコンソールでできることや使い方を以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
ステップ5: 効果の低いコンテンツはリライトする
効果検証して流入が少ないコーポレートサイトのコンテンツがあれば原因を追求し、必要に応じてリライトしましょう。
競合より文字数が少なく、情報の網羅性が低いのであれば、検索意図に沿った情報を追加で盛り込みましょう。
競合性が高いキーワードで上位に表示されない場合は、検索キーワードを変更してコンテンツを書き換えるのもひとつの手です。
リライトしたら効果検証を再度して、改善されたか確認しましょう。
リライトの仕方については以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
コーポレートサイトでSEOを実施する際の注意点
コーポレートサイトのSEO施策で失敗しないためには、以下のことに気を付けましょう。
- 評価の低いサイトからの被リンクは取得しない
- コンテンツをコピーして使用しない
- デザインにこだわりすぎない
SEOにマイナスな影響が出ないように、上記の点に注意してください。
評価の低いサイトからの被リンクは取得しない
評価の低いサイトから被リンクを獲得すると、スパムだと認識されペナルティを受けるリスクがあるため、取得しないようにしましょう。
かつては被リンクの数を増やすことが重視されていましたが、現在のSEOでは、リンク元サイトの評価や関連性が大きく影響します。
質の低いサイトや関連性の薄いサイトからの被リンクは、マイナスの影響を及ぼす可能性があります。とくに大量のサテライトサイト(被リンクのためのサイト)を作成したり、リンク業者から被リンクを購入したりする手法は、ペナルティの対象です。
SEOを高めるには、業界内の信頼できるサイトや、関連性の高い高品質なサイトからの自然な被リンクを獲得することに注力しましょう。信頼できるコンテンツを作成し、信頼性の高い外部サイトに被リンクされるのがもっとも理想です。
コンテンツをコピーして使用しない
コーポレートサイトでコンテンツをコピーして使用するのはペナルティの対象となり、検索順位が下がるため、必ずやめましょう。
E-E-A-Tの概念があるように、Googleではオリジナル性のあるコンテンツが評価されます。
外部のサイトからコンテンツをコピーするだけではなく、自社コンテンツで重複する内容が多数ある場合もコピーコンテンツとしてみなされます。
コピーコンテンツだと思われないためには、自社がもっているデータや事例などを活用し、オリジナリティのあるコンテンツを制作しましょう。
デザインにこだわりすぎない
コーポレートサイトはブランディングの浸透の役割があるため、サイトの見た目は重要ですが、デザインにこだわりすぎるとSEOがおろそかになるため注意しましょう。
コーポレートサイトを制作してもコンテンツの内容が不十分であれば、上位に表示されにくく流入が少なくなってしまいます。
検索エンジンのクローラーはテキストの情報を収集することから、デザインはあまり評価されない傾向にあるため、まずは基本的なSEO施策をすることが重要です。
コーポレートサイトのSEO事例
LANYがコーポレートサイトのSEOを改善した事例として、シール印刷やラベル印刷を手がけている株式会社小島ラベル印刷さまを紹介します。
同社はもともと別の会社でSEOコンサルティングを受けており、被リンクやタイトルの変更などの対策をして上位を目指していましたが、よりSEOで上位を目指したいと考え、LANYにご相談いただきました。
SEO施策で目指すゴールのすり合わせをおこない、小島ラベル印刷さまと良好な関係を維持しつつ、お互いに協力しながらSEO施策に取り組んだことで、難易度の高い「シール印刷」のキーワードで上位表示されるようになり、検索結果の2ページまで上がるようになりました。
ほかにも狙っていたキーワードも上位に表示されるようになり、印刷に関する問い合わせ数の増加につながっています。
株式会社小島ラベル印刷様の事例は、以下の記事で詳しく紹介しているので、コーポレートサイトのSEO施策を知りたい方はぜひお読みください。
コーポレートサイトのSEOでユーザーの流入を増やそう
コーポレートサイトの流入数を増やすには、SEOが重要です。検索上位に掲載されるコンテンツが増えることで、あらゆる検索ニーズから自社サイトに訪れるユーザーが増え、見込み客獲得やブランディングの浸透につながります。
具体的なSEO施策としては、モバイルフレンドリーに対応したページを作成したり、高品質な記事を作成したりするなどがあります。
自社で実施できていない施策があれば実際に試し、改善できたか効果検証をしてみましょう。
なお、SEOの施策を実施しても改善できない場合や、自社でSEO施策を進めるリソースが不足している場合は、SEO支援会社に依頼するのもひとつの手です。
LANYでは、コーポレートサイトのSEO改善に向けたコンサルティングをしています。知識や経験が豊富なSEO担当者がお客さまの課題にあった戦略を立案し、成果につながるSEO施策を実施します。
記事制作代行サービスも提供しているので、コーポレートサイトで検索上位の記事を増やし、流入数を高めることも可能です。長期的に上位に掲載されるような記事を制作し、費用対効果の高いオンライン集客を実現できるようサポートを提供していますので、お気軽にご相談ください。