【完全版】トピッククラスターモデルとは?作り方とSEO的メリットを徹底解説

トピッククラスターモデルの教科書

メディア運営者の中には「狙ったキーワードでなかなか順位が上がらない…」と悩む方もいるでしょう。

「SEO」や「転職エージェント おすすめ」といった、いわゆるビッグ・ミドルキーワードで順位を上げたい場合、戦略なしに記事を量産するのは避けるべきです。

以前のSEOでは記事量産も通用しましたが、2025年現在では戦略なしに記事を量産しても検索上位を取ることは困難だからです。

そこでおすすめの考え方が「トピッククラスターモデル」です。

トピッククラスターモデルとは「コンテンツを戦略的にまとめることで、メディア全体や個々のページのSEO評価を向上させる戦略」です。

トピッククラスターは、あるトピックの中心となるピラーページと関連情報を扱うクラスターページを、内部リンクで繋げることで構築できます。

トピッククラスターモデルとは

本記事では、200社以上のSEOコンサルティングを実施してきた私が、以下の内容を解説します。

この記事でわかること
  • トピッククラスターモデルとは
  • トピッククラスターの作り方
  • トピッククラスターのSEO効果
  • 自社メディアで活用した事例

「ビック・ミドルキーワードで上位表示を目指したい方」「戦略的にSEOを戦いたい方」は参考になるため、ぜひ最後まで読んでみてください。

また、下記のリンクから『トピッククラスターモデルの教科書』のダウンロードが可能です。トピッククラスターの具体的な作成手順や事例を解説しています。

■無料お役立ち資料:『トピッククラスターモデルの教科書』(全16ページ)

トピッククラスターモデルの教科書(YouTube)
竹内渓太のアバター
執筆者

SEOコンサルタント

竹内渓太

株式会社LANYの代表|株式会社リクルートにデジタルマーケティング職で新卒入社。3年間、デジタルマーケティングに従事。その後、株式会社LANYを創業。大規模/データベース型サイトのSEOが得意。

目次

トピッククラスターモデルとは「メディア全体や個々のページのSEO評価を向上させる戦略」

トピッククラスターモデルとは「コンテンツを戦略的にまとめることで、メディア全体や個々のページのSEO評価を向上させる戦略」です。

トピッククラスターは、あるトピックの中心となるピラーページと関連情報を扱うクラスターページを、内部リンクで繋げることで構築できます。

トピッククラスターモデルとは

適切なトピッククラスターを構築すると、ユーザーにも検索エンジンにも理解されやすく、SEOに評価されやすい構造が作れます。

メディア運営者がトピッククラスターモデルの概念を理解し、設計に活かせれば、無駄なくSEOに強いメディアを構築しやすくなるでしょう。

ここからは、トピッククラスターモデルを作る際に必要な概念を整理して解説します。

トピッククラスターモデルの作り方は「2章.【5ステップ】トピッククラスターモデルの作り方」で紹介してます。

ピラーページ(まとめ記事)

ピラーページとは「扱うトピックを包括的にまとめたトピッククラスターの中心となるページ」。

たとえばトピックが「SEO」の場合、ピラーページは「SEO」、クラスターページには「ドメインパワー」「Core Web Vitals」「内部リンク」などが該当します。

ピラーページでは、扱うトピックの情報を網羅的にまとめるため、比較的長い記事になります。

ただし、すべての情報を記事内で掘り下げて解説する必要はなく、詳細情報は、クラスターページにリンクすることでユーザーの検索意図をより広く満たします。

クラスターページ(個別記事)

クラスターページは「ピラーページで扱う包括的なトピックの詳細を個別に掘り下げたページ」。

トピックが「SEO」の場合、クラスターページには「ドメインパワー」「Core Web Vitals」「内部リンク」などが該当します。

クラスターページ(個別記事)

クラスターページを作成する際は、検索意図に基づいてキーワードを適切に分けるのが重要です。

キーワードを適切にわけないと、キーワードカニバリゼーション(同一のキーワードで競合し、SEO評価が分散する)が発生する原因になります。

たとえばクラスターページとして、以下のような検索意図の近いキーワードで記事を作成すると、カニバリが起こる可能性があります。

検索意図の近いKWの例
  • 「SEO やり方」
  • 「SEO 対策方法」
  • 「SEOとは」

そのため、まずはキーワードを洗い出し、トピッククラスターの基本に沿ってクラスターページの対策キーワードを丁寧に選びましょう。

内部リンク

ピラーページとクラスターページを作成したら、ページ同士を内部リンクで繋げることでトピッククラスターを構築できます。

基本的に、内部リンクは「ピラーページを主、クラスターページを従とする形」で設置します。

トピッククラスターの構造

簡単に言うと、クラスターページからピラーページへ内部リンクを集約するイメージです。

■関連記事:内部リンクとは?SEOに効果的な貼り方

【5ステップ】トピッククラスターモデルの作り方

ここからは実際にトピッククラスターモデルを作る具体的なステップを解説します。

トピッククラスター作成シートのテンプレート(スプレッドシート)
※コピーして活用してください。

■無料お役立ち資料:トピッククラスターモデルの教科書(全16ページ)

STEP1.トピックを選定します

まずは、メディア運営の目的を設定し、トピックを選定します。

トピックを決める際は、メディアの目的を達成するために「誰に、どのテーマで」情報を発信するかを明確に考えることが重要です。

たとえば、ノンアルコールビールを販売している場合、目的が「自社商品を購入してもらうこと」なら、トピックは「ノンアルコールビール」となります。

トピッククラスターシート_要件

なおトピックは対策キーワードとは異なるため、比較的大きな粒度の概念を選ぶ必要があります。

メディア戦略を立てていない場合は、まず戦略を立ててからトピッククラスターを構築しましょう。
»オウンドメディア戦略の立て方12STEP

STEP2.キーワードを洗い出します

トピックのキーワードを洗い出します。

キーワードを洗い出す方法は、大きく分けて以下の2つです。

キーワードを洗い出す方法
  1. 市場視点(顧客)
    • Googleで検索されているキーワード
  2. 競合視点
    • 競合メディアが獲得しているキーワード

①市場:Googleで検索されているキーワードを洗い出す

ラッコキーワードキーワードプランナーなどのツールを利用して、Googleで検索されているキーワードを洗い出します。

画像引用元:ラッコキーワード

出力された関連キーワードをコピーし、シートに貼り付けます。

無料ツールでは検索volが出力できない場合があるため、利用前に機能を確認してください。

②競合:競合メディアが獲得しているキーワードを洗い出す

AhrefsやSEMRushなどの有料ツールを利用して、競合メディアが獲得しているキーワードを洗い出します。

Ahrefsの獲得キーワード画面
弊社オウンドメディアの流入数

競合で獲得できているキーワードは、ベンチマークとして対策すべき重要なキーワードです。

細かく洗い出し、自社が獲得すべきキーワードを特定しましょう。

キーワード選定におすすめのツールは「4章.トピッククラスターを作るときに便利なSEOキーワード選定ツール」で紹介してます。

STEP3.ピラーページの対策キーワードを選定します

次に、ピラーページの対策キーワードを選びます。

選定の基準は以下の通りです。

ピラーページの対策キーワード選定基準
  1. 目的を達成できる
    • メディアの目的・目標を達成できるKW
  2. 検索volが多い
    • トピックによりますが、最低でも検索Vol1,000以上のKW
  3. 競合性が低い
    • 検索上位の競合記事に勝てる見込みがあるKW

基本的には1語または2語程度で、検索ユーザーがそのトピックに興味を持っていると想定されるキーワードを選びましょう。

STEP4.クラスターページの対策キーワードを選定します

次は、クラスターページの対策キーワードを選定します。

対策キーワードを選定する基準は以下です。

クラスターページの対策キーワード選定基準
  1. 目的を達成できる
    • メディアの目的・目標を達成できるKW
  2. トピック・ピラーと関連性がある
    • トピック・ピラーページと関連性があるKW
  3. 検索volが10以上ある
    • トピックによりますが、最低でも検索Vol10以上のKW
  4. 競合性が低い
    • 検索上位の競合記事に勝てる見込みがあるKW

クラスターページを作成する際は、検索意図に基づいてキーワードを適切に分けるのが重要です。

キーワードを適切に分類しないと、キーワードカニバリゼーション(同一のキーワードで競合し、SEO評価が分散する)が発生する原因になります。

そのため、まずはツールでキーワードを洗い出し、基本に沿ってクラスターページの対策キーワードを丁寧に選びましょう。

■関連記事:複数キーワードを同じ記事で対策するか、別記事で対策するか

■関連動画:2つのキーワードを1記事で狙う場合の考え方(YouTube)

STEP5. 内部リンク構造を決めます

ピラーページとクラスターページが決まったら「ピラーページを主、クラスターページを従」とする形で内部リンクを設置します。

内部リンクの設置する際に意識するポイントは以下です。

内部リンクの設置方法で意識するポイント
  • ピラーページ
    • アンカーテキストにはクラスターページの対策キーワードを含める
  • クラスターページ
    • すべてのクラスターページからピラーページへ内部リンクを送る
    • ピラーページへのリンクは、ページ上部に設置する
    • アンカーテキストにピラーページの対策キーワードを含める
  • クラスターページ間
    • 必要に応じてクラスターページ同士で内部リンクを送り合う
    • ピラーページへのリンクよりも下部に設置する

上記は「重要度に応じてリンクジュースの流量が変わる」というリーズナブルサーファーモデルに基づいた設計です。

画像引用元:リーズナブルサーファー・モデルとは

内部リンクの効果的な貼り方については、以下の記事や動画を参考にしてください。

■関連記事:内部リンクとは?SEOに効果的な貼り方

■関連動画:【SEOに強い】内部リンクの効果的な使い方(YouTube)

トピッククラスターモデルのSEO効果・メリット

トピッククラスターモデルのSEO効果・メリットは、以下3点です。

それぞれ解説していきます。

メリット①ビッグ・ミドルキーワードで上位表示が狙いやすくなる

トピッククラスターモデルを構築すると、ピラーページのSEO評価が高まり、ビッグ・ミドルキーワードの上位表示が狙いやすくなります。

ピラーページのSEO評価が高まる理由は以下です。

それぞれ詳しく解説します。

リンクジュースが多く渡るから

ピラーページは、クラスターページから多数の内部被リンクを受けることで、リンクジュースが集まるため、SEO評価が高まりやすくなります。

リンクジュースとは「被リンクによってリンク元からリンク先のページへSEO評価が渡されると考えられる概念」を指します。

画像引用元:What is link juice?

リンクジュースが多ければ多いほど、ページのSEO評価は高まるため、順位が上がって、セッション数が増える傾向にあります。

実際に、ZYPPY社が2,300万本の内部リンクを対象に実施した分析では「内部リンク本数が50本程度までは、クリック数が右肩上がりで伸びた」という結果が出たようです。

画像引用元:23 Million Internal Links – SEO Case Study

また「関連性が高いコンテンツ間のリンクの方が、より多くのリンクジュースが渡る」という概念もあり、関連性が高いテーマからの内部リンクの方が価値が高くなります。

まとめると、ピラーページは関連性の高いコンテンツから多数の内部リンクを受け取ることで、リンクジュースが集中し、検索順位が上がりやすくなります。

トピッククラスター全体で網羅的に検索意図を満たせるから

クラスターページを含めた、トピッククラスター全体(コンテンツ群)で検索意図を網羅的に満たすことで、ピラーページのSEO評価が高まりやすくなります。

広範な検索意図を持つキーワードでは、包括的なコンテンツが求められるため、1ページですべての検索意図を十分に満たすのは困難です。

仮に1ページで全ての検索意図を満たそうとすると、ユーザー体験が悪い超ロングコンテンツになりかねません。そのためGoogleは「コンテンツ群(≒トピッククラスター全体)」で評価を行おうとしています。

たとえば「SEO」と検索する人の意図には、以下のような種類があります。

Googleで「SEO」と検索する人の意図の例
  • SEOとは何かを知りたい
  • SEO対策にかかる費用を知りたい
  • SEOコンテンツの作り方を知りたい
  • 自分でできるSEO対策を知りたい

このように、「SEO」のような広範な検索意図を持つキーワードでは、包括的なコンテンツが求められるため、1ページですべての検索意図を満たすのは難しいです。

そのため、以下のようにトピッククラスター全体で検索意図を満たせるように設計します。

ページ種別対策KW
ピラーページSEO
クラスターページSEO対策 費用
コンテンツSEO
SEO対策 自分で
「SEO」を軸としたトピッククラスターの例

ビッグ・ミドルキーワードの上位表示を狙っていくためには、丁寧かつ戦略的にトピッククラスターを構築していく必要があります。

メリット②コンテンツ群全体の平均順位の底上げに繋がる

トピッククラスターでは、ピラーページだけでなく、それを支えるクラスターページも同様にSEO評価が高まり、順位が上がりやすくなります。

リンクジュースが集まったピラーページからクラスターページにも内部リンクが向けられて、リンクジュースが一定割合返されるためです。

たとえば、トピック「転職エージェント」で以下のようなトピッククラスターモデルを構築したとします。

トピック転職エージェント
ピラーページ転職エージェント おすすめ
クラスターページリクルートエージェント 評判
doda 評判
マイナビエージェント 評判

上記の場合、ピラーページ「転職エージェント おすすめ」だけでなく、クラスターページ「リクルートエージェント 評判」「doda 評判」「マイナビエージェント 評判」も同様にSEO評価が高まります。

メリット③初期からロングテールキーワードでのメディアへの流入が期待できる

トピッククラスターモデルを構築すれば、初期からロングテールキーワードでのメディアへの流入が期待できます。

ロングテールキーワードとは「3語・4語のキーワードを組み合わせた複合キーワード」で、競合性が低く上位表示が狙いやすいです。

ロングテールキーワードはページ単位で検索上位を狙えるため、クラスターページを作り込めば、ドメインが弱い初期でも流入を期待できます。

弱いドメインが狙うべきSEOキーワード

トピッククラスター × ロングテールキーワード戦略は「小規模メディアや個人ブログ」でも有効です。

補足:キーワードごとにSEO対策の範囲が異なる

あまり意識されないことが多いですが、キーワードごとにSEO対策の範囲が異なる点を押さえておきましょう。

具体的には、以下のようにキーワードの規模ごとに対策範囲や戦略が異なります。

キーワードごとに必要なSEO対策のスコープ

ビックキーワードは「ドメイン全体」・ミドルキーワードは「トピッククラスター(ピラーページ)」を対策範囲として、上位表示を狙う戦略になります。

ロングテールキーワードはページの品質を高めることで上位表示が狙えるため、ドメインが弱い初期段階では特に有効です。

トピッククラスターモデルを活用した自社オウンドメディアの事例

実際に、弊社メディア「Alldrop」でトピッククラスターモデルを活用したオウンドメディアの事例を解説します。

Alldropは「ノンアルコールビール専門のメディア」です。

Alldropトップページ
※2025年現在は運営停止

ノンアルコールビール系のKWの中でも、「ノンアルコールビール おすすめ」「ノンアルコールビール 海外」で上位表示を目指した際のトピッククラスターモデルの考え方を解説します。

①「ノンアルコールビール おすすめ」で上位表示を目指す場合

「ノンアルコールビール おすすめ」で上位表示を目指すために、トピッククラスターモデルを以下のように考えました。

トピックノンアルコールビール
ピラーページ(親)ノンアルコールビール おすすめ
クラスターページ(子)ノンアルコールビール  健康
ノンアルコールビール 太る
ノンアルコールビール ダイエット
結果「ノンアルコールビール おすすめ」で3位獲得
※2023年当時の順位
※2025年現在は運営停止

また、内部リンクの設置方法で意識したポイントは以下です。

内部リンクの設置方法で意識したポイント
  • ピラーページ
    • FAQを作成し、ピラーページからクラスターページへリンクを送る
  • クラスターページ
    • ピラーページへのリンクは、ページ上部に設置する

ピラーページ「ノンアルコールビール おすすめ」では、FAQ(よくある質問)を作成し、クラスターページに内部リンクを渡しています。

商品紹介と関係のない「健康」の話題は繋ぎにくいため、本筋に入れにくい内容は、FAQ(補足情報)として記載して内部リンクを渡しています。

ノンアルコールビール おすすめ記事内コンテンツ
ノンアルコールビール記事内コンテンツ

また、クラスターページからピラーページへのリンクは、クラスターページ上部に設置しました。

その結果、KW「ノンアルコールビール おすすめ」で3位を獲得できました。(※2023年当時の順位)

②「ノンアルコールビール 海外」で上位表示を目指す場合

「ノンアルコールビール 海外」で上位表示を目指すために、トピッククラスターモデルを以下のように考えました。

トピックノンアルコールビール
ピラーページ(親)ノンアルコールビール 海外
クラスターページ(子)ノンアルコールビール  ドイツ
ノンアルコールビール アメリカ
ノンアルコールビール イギリス
クラスターページ
(孫)
「エルディンガー 評判」
(ドイツのノンアルビールの商品名)
「ラーデベルガー 評判」
(ドイツのノンアルビールの商品名)
「ビットブルガー 評判」
(ドイツのノンアルビールの商品名)
結果ピラーページ(親)・クラスターページ(子・孫)で順位上昇

ピラーページとクラスターページだけではなく、クラスターページ内でもトピッククラスターを意識しましょう。

その結果、ピラーページ(親)・クラスターページ(子・孫)のすべての関連ページで順位が上がりました。

■無料お役立ち資料:『トピッククラスターモデルの教科書』(全16ページ)

トピッククラスターモデルを作る上での注意点

トピッククラスターモデルを活用する際の注意点は「モデルはあくまで分かりやすいフレームワークであり、メディア運営の本質ではない」ということです。

メディア運営の本質は、メディアを通してユーザーの課題を解決することです。

そのため、以下のような無理なトピッククラスターの構築には注意してください。

トピッククラスターモデルを作る上での注意点
  • 低品質なページを量産する
    • コンテンツの質を無視してページ数だけを増やすのは逆効果になる
  • 低品質なページへ内部リンクを設置する
    • 評価の低いページにリンクを集めることで全体の評価を下げる可能性がある
  • 不自然な位置に内部リンクを設置する
    • ユーザー体験を損なう

トピッククラスターモデルは、弊社でも活用している有効なフレームワークです。

しかし、あくまで手段の一つとして活用し、本質である「ユーザーの課題解決」を忘れずにメディア運営を進めていきましょう。

トピッククラスターを作るときに便利なSEOキーワード選定ツール

トピッククラスターを作るときに便利なSEOキーワード選定ツールは以下です。

無料/有料ツール
無料ラッコキーワード
キーワードプランナー
OMUSUBI
有料
(競合調査も)
Ahrefs
SEMRush
キーワードマップ

網羅性の高いトピッククラスターを作れるかは、キーワード選定の質によって大きく左右されます。ここでは、キーワード選定に役立つツールを無料・有料に分けて紹介します。

【無料】キーワード選定ツール

無料でキーワード選定を試したい方におすすめのツールは以下です。

スクロールできます
ツール概要
ラッコキーワードサジェストキーワード機能で、クラスターページの選定に役立つキーワードを洗い出せる
キーワードプランナー関連キーワードの洗い出しと検索volを確認できる
OMUSUBIトピックごとのキーワードのまとまりを簡易的に調査できる

無料ツールの場合、ツールごとに使える機能が限られています。

包括的に分析・調査を実施したいときは、有料ツールの活用も視野に入れましょう。

【有料】キーワード選定ツール

有料ツールであれば以下5つのツールがおすすめです。

スクロールできます
ツール概要
Ahrefs競合サイト分析やキーワードの検索順位の変動、被リンク調査などができる
SEMRush競合サイト分析やキーワードの検索順位の変動、リンク切れ調査などができる
キーワードマップ競合サイト分析やキーワードの検索順位の変動、コンテンツ制作などができる

無料ツールでできるキーワードの検索ボリュームや関連キーワードの洗い出しに加えて、以下のような調査をできます。

有料ツールならではの機能
  • 競合調査
    • どのキーワードを、どのページで、どれくらいの順位を獲得しているか
  • 被リンク分析
    • 被リンク数・被ドメイン数など
  • キーワードの検索順位トラッキング

高度な分析やモニタリングもできるようになるため、中上級者向けツールになります。

トピッククラスターモデルに関してよくある質問

トピッククラスターモデルについて、よく寄せられる質問と回答をまとめたので、ぜひ参考にしてください。

トピッククラスターモデルに関する質問
  • サイドバーやフッターに関連性が低いリンクを置くのはNG?
  • 別のトピッククラスターにリンクしていい?
  • 従来のツリー構造モデルのサイトとの違いは?
  • トピッククラスターは同じカテゴリー内で作った方がいい?
サイドバーやフッターに関連性が低いリンクを置くのはNG?

A.サイドバーやフッターには、可能な限り関連性が低いリンクを置かないようにしましょう。

サイドバーやフッターのリンクは共通テンプレートに配置されるため、SEO的な価値が他のリンクより低くなりがちです。

ただし、一定の価値はあるため「body部分」には関連性の低いリンクを配置しないよう注意してください。

別のトピッククラスターにリンクしていい?

A.別のトピッククラスターにリンクしないことをおすすめします。

トピッククラスターで重要なのが「不要な箇所へ発リンクしないこと」です。

そのため、別クラスターページへのリンクは可能な限り避け、トピッククラスター内でリンクを張り巡らせる方が効果的です。

従来のツリー構造モデルのサイトとの違いは?

A.下記のように違いがあると考えています。

  • ツリー構造:軸キーワードわカテゴリベースで内部リンクを設計していく
  • トピッククラスターがテーマベースで内部リンクを設計していく
トピッククラスターは同じカテゴリー内で作った方がいい?

A.基本的には同一カテゴリでトピッククラスターを作成するのがベターです。

まとめ:トピッククラスターモデルを活用してコンテンツ群のSEO評価を高めよう

昨今のSEOでは、ドメインや運営元の強化が重要視されていますが、同時にコンテンツやメディア設計に取り組むことも欠かせません。

そこで注目されるのがトピッククラスターです。本記事では、トピッククラスターの概要、SEOにおけるメリット、具体的な作り方について解説しました。

トピッククラスターのSEO効果・メリット
  • ビッグ・ミドルキーワードで上位表示が狙いやすくなる
  • コンテンツ群全体の平均順位の底上げに繋がる
  • 初期からロングテールキーワードでの流入が狙える

新たにトピッククラスターモデルを作る場合には、本記事で紹介した方法も活用しながら構築してみてください。

既存のメディアをトピッククラスターに再構成する場合、内部リンクの付け替えや再設計など手間はかかりますが、その効果は大きいです。ぜひお時間がある際に取り組んでみてください。

ebook

【無料お役立ち資料】
トピッククラスターモデルの教科書

  • トピッククラスターモデルとは
  • トピッククラスターのSEO効果
  • トピッククラスターの作り方
  • 自社メディアで活用した事例

なお、

  • 「トピッククラスターを作りたいけれど、既存のコンテンツ量が膨大で整理が大変」
  • 「どんなキーワード群でトピッククラスターを作ればいいかわからない」
  • 「すでにトピッククラスターに取り組んでいるけれど、伸び悩んでいる」

上記の課題をお持ちの方は、ぜひLANYにご相談ください。経験豊富なSEOコンサルタントが、貴社のマーケティング戦略に最適化したキーワード設計およびトピッククラスターの作成をご支援します。
» SEOキーワード選定代行・設計サービスの概要はこちら

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