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【マーケティング部必見】予算消化の方法10選!余った予算を無駄にしない施策を解説
決算時期が迫ると、余った予算の使い道に迷う担当者の方も多いでしょう。
予算が多く余っているからといって無闇に使うと有効活用できず、かといって予算を余らせすぎてしまうと翌年度の予算を削減されてしまうリスクが生じてしまいます。
そこで本記事では、企業の成長につながるおすすめの予算消化の方法10選を「Webマーケティングによる施策」と「その他」に分けて紹介します。注意点も解説するので、ぜひ本記事を参考に自社に合った予算消化の方法を検討してみてください。
予算消化とは?
予算消化とは、年度末や期末までに予算をすべて使い切ることです。予算は年度ごとなど特定の期間で設定され、その期間内での消化が期待されますが、当初の予定とずれて余らせてしまうことがあります。
余った場合は利益として計上することも可能ですが、翌年度の予算を確保するためには年度内に使い切るのが理想です。決算時期が3月の企業であれば、数ヶ月前から予算消化の方法を検討し、予算を使い切れるようにしましょう。
なぜ企業は予算消化をする必要があるのか
一般的に余った予算は企業の利益として計上されるため、一見問題ないようにも思えますが、できるだけ予算を消化するべきだと言えます。
なぜなら、予算が余ったという事実から「前年度は予算が多すぎた」「この部署の予算は減額して他に回そう」と判断され、翌年度の予算が削減されてしまうリスクがあるためです。
また、コスト管理に問題があると判断されたり、予算未消化の状態で目標を達成できていなかったりすると、部署とその責任者の評価が下がってしまうケースもあります。
ただし、無闇に予算を消化するとトラブルに発展してしまう可能性もあるため、適切な方法で予算を使うのが重要です。
おすすめの予算消化方法10選
予算消化にはいくつか選択肢がありますが、本記事では「Webマーケティング施策」と「その他」に分けて、10選の予算消化方法を紹介します。
- Webマーケティング施策による予算消化方法7選
- その他の予算消化方法3選
Webマーケティング施策による予算消化方法7選
![Webマーケティング施策による予算消化方法](https://lany.co.jp/wp-content/uploads/2025/01/image2.webp)
Webマーケティング施策は企業の営業利益につながりやすいため、積極的に予算を投資しましょう。おすすめのWebマーケティング施策は、主に以下の7つです。
- SEOコンサルティング
- CVR改善
- リスティング広告
- キーワード戦略の設計
- SEO記事制作/リライト
- ホワイトペーパー制作
- メルマガの制作/配信
SEOコンサルティング
予算目安:月額30万円〜
Webサイトの検索順位やアクセス数などに課題がある場合は、SEOコンサルティングがおすすめです。SEOコンサルティング支援会社に依頼することで、Webサイトの分析や改善点の提案、実行支援などが受けられます。
簡単なサポートは数万円から依頼でき、高度な技術を支援してもらう場合は月額数十万円〜数百万円ほどかかります。
SEOが強みだったり、オウンドメディアに特化していたりなど、コンサルティング会社によって得意領域はさまざまです。自社の課題感に応じて最適な依頼先を見つけましょう。
SEOについて詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご確認ください。
![](https://lany.co.jp/wp-content/uploads/2024/03/スタートアップSEOの教科書_アイキャッチ3-1-300x169.webp)
![](https://lany.co.jp/wp-content/uploads/2022/11/btob-seo-2-300x169.png)
また、LANYではSEOコンサルティングサービスを提供しています。何から手をつけるべきか迷っている場合は、ぜひ一度LANYへご相談ください。
CVR改善
予算目安:月額30万円〜
CVR改善とは、WebサイトやLP(ランディングページ)のコンバージョン率を上げるための取り組みです。コンバージョン率とは一般的には何かの「お問い合わせ」「資料請求」「申し込み」「購入」などが行われた確率のことを指し、見込み顧客(リード)や売上獲得につながる施策となります。
発信しているコンテンツ内容や申し込み導線を変更することで、CVR改善が可能です。
CVRの詳細や改善事例については、以下の記事を参考にしてみてください。
![](https://lany.co.jp/wp-content/uploads/2024/03/CVRとは_アイキャッチ5-300x169.webp)
LANYでは、CVR改善のコンサルティングサービスも提供しています。CVR改善を行うリソースや専門性に課題がある場合は、ぜひ利用をご検討ください。
リスティング広告
予算目安:月20万円〜
リスティング広告とは、ユーザーが検索したキーワードに応じて検索結果に表示される広告のことです。すぐにスタートできるためSEOと比べて効果が出るまでの期間が短く、狙ったターゲットに広告を配信できるのがメリットです。
リスティング広告の出稿自体は数千円程度から始めることができますが、成果を出すためには一般的には月20〜50万円が相場です。
業務委託すれば、技術を有する専門家が効率的な運用をするため、広告効果をより素早く最大化できるでしょう。運用代行サービスを利用することで、広告の設定や最適化案の提案といったサポートを受けられます。
リスティング広告の詳細は、以下の記事で解説しています。
![](https://lany.co.jp/wp-content/uploads/2022/06/リスティング広告とは_アイキャッチ2-300x169.webp)
また、LANYのリスティング広告運用代行については、以下をご確認ください。リスティング広告を運用しているものの思ったように成果が出せていない場合や、より効率的に広告効果を発揮させたい場合は、ぜひご相談ください。
キーワード戦略の設計
予算目安:30万円〜
キーワード戦略の設計では、主にWebサイトを運用するうえで重要なキーワードを選定し、事業目的の達成に向けての戦略を設計します。
たとえば、競合他社と自社が獲得できているキーワードの差分を調査したり、どのようなキーワードで上位表示できれば自社の利益につながるのかを検討したりします。
適切なキーワードを選定することで、顕在層や潜在層にピンポイントでアプローチでき、売上増加が見込めるでしょう。
キーワード選定のやり方や注意点について知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
![](https://lany.co.jp/wp-content/uploads/2024/06/SEO-キーワード選定_アイキャッチ2-300x169.webp)
LANYでは、キーワード選定代行サービスを行っています。キーワード戦略にお困りなら、ぜひサービスの利用をご検討ください。
SEO記事制作/リライト
予算目安:1本あたり10万円〜
SEOコンテンツ制作には、顧客のニーズに応えるための専門性や情報の正確性が求められます。また、記事はストック型と呼ばれるビジネスに当てはまり、継続的に価値を発揮し続ける可能性が高いです。
自社での記事制作が難しいときは、プロに依頼することで高品質な記事が作れます。既存記事の情報が古くなっている、重要キーワードで順位が獲得できていない場合は、リライトを実施することで改善につながり、良質なオウンドメディアの運用もできるようになるでしょう。
「質の高い記事を自社メディアで量産したい」「時間的余裕がなく追加できていないテーマがある」といった場合は外注することもおすすめです。
強いSEO記事の制作方法や成功事例については、以下の記事を参考にしてみてください。
![](https://lany.co.jp/wp-content/uploads/2024/12/2752-300x169.webp)
![](https://lany.co.jp/wp-content/uploads/2021/12/SEO記事リライト_アイキャッチ-300x169.webp)
![](https://lany.co.jp/wp-content/uploads/2024/04/コンテンツマーケティング事例_アイキャッチ5-300x169.webp)
また、LANYのSEO記事作成代行サービスについては、以下でご紹介しています。オウンドメディアへの流入やコンバージョンを増やしたい場合は、ぜひ一度ご相談ください。
ホワイトペーパー制作
予算目安:1冊30万円〜
ホワイトペーパーとは、ユーザーが抱いている課題を解決するための資料のことです。
既存のサービス説明資料のブラッシュアップまたは新規作成を行うことで、顧客からの信頼を得たり、顧客がダウンロードする際の登録情報をもとに新規リードの獲得ができたりするメリットがあります。
リード転換時のフォーム項目によってはターゲット層のデータを集められるため、ユーザーのニーズや悩みを把握し、それを実現・解決する施策を行うことで顧客満足度の向上や売上促進につながります。また、有益情報を拡散させるためにはメルマガやSNSの運用も重要になるでしょう。
ホワイトペーパー制作のメリット、やり方や事例について知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
![](https://lany.co.jp/wp-content/uploads/2024/06/マーケティングリードとは_アイキャッチ5-300x169.webp)
![](https://lany.co.jp/wp-content/uploads/2024/06/ホワイトペーパー-リード獲得_アイキャッチ3-300x169.webp)
![](https://lany.co.jp/wp-content/uploads/2024/06/ホワイトペーパー-作り方_アイキャッチ2-300x169.webp)
また、LANYではホワイトペーパー制作代行サービスを行っています。ホワイトペーパーの作成方法やその後に取るべき施策にお困りの場合は、ぜひ利用をご検討ください。
メルマガの制作/配信
予算目安:1本2万円〜/月額10万円〜
メルマガ配信を行うことで、顧客との関係構築やブランド・商品の認知度向上、販売促進といった効果を得られます。たとえばECサイトを運営している場合はキャンペーン情報やクーポン配信などを行うことにより、購買意欲を高められます。
しかし、自社にメルマガの運用ノウハウがなければ、自社サービスのコンバージョン(最終目的)につながるメルマガを継続して配信するのは難しいでしょう。
LANYでは、独自の事例や経験にもとづくプランを策定し、メルマガの制作・配信を代行いたします。メルマガ配信を検討している場合は、ぜひ一度LANYにご相談ください。
その他の予算消化方法3選
Webマーケティング施策以外にも、以下3つのような予算消化の方法があります。
- ノベルティの作成
- 人材育成・研修
- 物品の購入
ノベルティの作成
予算目安:数千円〜
ノベルティグッズは、企業やブランドの認知拡大に役立つアイテムです。企業やブランドの名前やロゴが入ったノベルティグッズを配布することで、消費者の生活を通して宣伝できます。
ノベルティグッズ候補としては、以下のようなものがあります。
- カレンダー
- メモ帳・ふせん
- ボールペン
- キーホルダー
- 傘
- エコバッグ
また、予算によって作成物を調整できるため、他の施策で予算を使ったけどまだ余っている場合などにもおすすめです。
人材育成・研修
予算目安:数万円〜
マーケティング部の方であれば、以下のような研修を実施するのがおすすめです。
- SEO研修
- ブランディング研修
- 市場動向・顧客行動の分析方法についての研修
- マーケティングツールの活用研修
業務に直結する情報やツールの活用方法を学べる研修に予算を使うことで、社員一人ひとりのモチベーションやパフォーマンスの向上を期待できます。
オンライン教材の使用や社員が講師を務めるパターン、外部から講師を招くケースなど研修方法にも選択肢があります。状況や予算にあわせて柔軟に検討可能です。
LANYでは、法人向けSEO研修も行っています。社内のSEO知識のレベルを上げたい場合や、これからSEO施策を行っていくフェーズであれば、ぜひLANYのSEO研修をご活用ください。
物品の購入
予算目安:数千円〜
会社で使用する物品を購入し、予算を消化する方法もあります。たとえば、これからウェビナー開催を控えているのであれば、カメラやパソコンなどの機材一式をあらかじめ購入しておくことで、長期的な予算の活用につながります。
また、一括購入すれば通常よりも割引価格で入手できる場合もあるでしょう。
予算消化をする際の注意点
![予算消化をする際の注意点](https://lany.co.jp/wp-content/uploads/2025/01/image1-1.webp)
予算消化をする際は、以下の4つに注意しましょう。
- 長期的な効果が期待できる投資先を選ぶ
- 余った予算を早めに把握しておく
- 社内のリソースを確保する
- 期末までに支払いが完了するかを確認する
長期的な効果が期待できる投資先を選ぶ
今後の企業成長につながる投資先に予算を投下することが重要です。慌てて予算を消化しようとして、効果が期待できない方法を選ばないように注意しましょう。
翌年度に行う施策に役立つサービスを利用したり、将来的に自社のメリットになる物品を購入したりなど、長期的な費用対効果が高いところに予算を使うのがポイントです。
余った予算を早めに把握しておく
余った予算はできるだけ早めに把握しましょう。期末ギリギリに予算が多く余っていることが発覚した場合、予算を使い切れないリスクが高まるためです。
予算がいくら余っているか、または余りそうなのかを早めに把握しておくことで、予算消化のための戦略を立てられるようになります。決算時期が3月の企業であれば、年末ごろには具体的な残予算を把握しておくといいでしょう。
社内のリソースを確保する
予算が余っていて、消化のための施策を検討する時期は繁忙期となる期末であるケースが多いです。予算消化にかけられる時間や人材は限られているため、早い段階で社内のリソースを確保しておきましょう。
もし人手やリソースが不足する場合は、外部の支援会社に業務代行を依頼することもおすすめです。忙しい時期の業務削減と予算消化を同時に行えます。
期末までに支払いが完了するかを確認する
納品日やプロジェクトの終了日が今期に間に合うかをチェックしましょう。納品や支払いを翌年度に繰り越してしまっては、今期の予算消化にならない場合があります。
納品が期末ぎりぎりになりそうなときは、先方に納品日程の調整を相談することも視野に入れながら予算を活用することが大切です。
会社の成長につながる方法で予算消化をしよう
予算は企業で決められた年度内に使い切ることで、翌年度も同程度の予算を確保しやすくなります。ただし、予算を消化したいからといって適当に使ってしまうのはもったいないです。マーケティング部であれば、この記事で紹介した以下の方法による予算消化を検討してみましょう。
- SEOコンサルティング
- CVR改善
- リスティング広告
- キーワード戦略の設計
- SEO記事制作/リライト
- ホワイトペーパー制作
- メルマガの制作/配信
- 自社ノベルティ
- 人材育成・研修
- 物品の購入
また、早めに残予算を把握し、社内のリソースを確保することも重要です。施策の実行に費やせる時間や人材が足りない場合は、外注することも選択肢のひとつです。
予算は、企業成長や売上増加のために有効的に活用しましょう。
LANYでは、サイト制作から運用まで包括的なデジタルマーケティング支援を、業界問わず200社以上に支援した実績があります。SEOコンサルティングや運用・制作代行をご希望の場合は、ぜひ一度LANYにご相談ください。