CTAとは?意味・種類・作り方・改善方法まで詳しく解説

CTAとは?意味・種類・作り方・改善方法まで詳しく解説
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オウンドメディアや自社ブログなどからの集客を任されているマーケティング担当者の多くは、「CTA」という言葉を耳にした経験があるのではないでしょうか。

CTAとは「Call To Acition」の略称で、ユーザーの行動を促すための仕組みです。問い合わせや資料請求などのコンバージョンを生み出すためには、CTAの質が求められます。

本記事では、CTAの意味や種類・作り方・成果を出すためのポイントを解説します。改善方法にも触れているため、すでにCTAを設置している方もぜひ参考にしてください。

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LANYブログは「SEOを中心とするデジタルマーケティングの情報を発信するブログ」です。一次情報に溢れた独自性のあるコンテンツと読者の方が何かしらのアクションが起こせる情報を執筆しています。

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SEOコンサルタント

竹内渓太

株式会社LANYの代表。株式会社リクルートホールディングスにデジタルマーケティング職で新卒入社。3年間デジタルマーケティングに従事。その後、株式会社LANYを創業。大規模サイトのSEOが得意。

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目次

CTAとは

CTAとは、「Call To Action(コール トゥ アクション)」の略称で、日本語では「行動喚起」という意味があります。

Webサイトにボタンやバナーなどの形で設置し、サービスへの問い合わせや商品の購入などを訴求する重要な仕組みです。

たとえば、LANYで提供しているSEOコンサルティングサービスの問い合わせを促すならば、「SEO記事作成代行」「記事リライト代行」「ホワイトペーパー制作・作成代行」といったテキストリンクを設置し、詳細ページや相談フォームへのアクセスを目指します。

LANYブログのテキストリンク例

Webサイトにおいて、CTAは売上やコンバージョン数に直結する部分なので、こだわってつくり込みたいポイントです。自社商品・サービスに興味をもってWebサイトに流入してきたユーザーは購入や問い合わせなどにつなげるため、どうすればユーザーがアクションするかを考えながらCTAの内容や位置などを入念に検討する必要があります。

※無料お役立ち資料:「SEO経由のコンバージョン数を最大化!CRO/CVR改善の進め方とGA4を用いた効果検証の実践方法」をダウンロードする>>こちらから

CTAの種類

CTAには、大きく分けて3つの種類があります。

  • ボタン
  • バナー
  • テキストリンク

ユーザーから見た印象が異なるため、特徴を理解して、目的にあった種類を選びましょう。

ボタン

ボタンタイプは、Webサイト内にボタンのように設置するCTAです。

ボタンタイプのCTA例

見た目がボタンのようなデザインであるため、「ボタンを押す」というアクションを想像しやすく、CTAに興味をもったユーザーのクリックを期待できます。

また、CTAボタンは、形や色を変更できるため、Webサイトの雰囲気にあわせたり、インパクトを与えたりするなど工夫が可能です。

バナー

バナータイプは、テキストと画像を組み合わせたバナー全体がCTAになっているタイプです。

バナータイプのCTA例

ボタンタイプはボタンとテキストで構成されていますが、バナータイプは画像を使用できるため、よりビジュアルでインパクトを与えられます。

CTAをクリックした後のページや内容に関連する画像を使用すれば、アクションの結果をイメージしやすいため、効果的にクリックを促せるでしょう。

テキストリンク

テキストリンクとは、テキストにリンクを設置したCTAです。

テキストリンクのCTA例

ボタンタイプやバナータイプに比べると、見た目のインパクトは弱いですが、本文と違いが少ないため、自然な印象でCTAを設置できます。

ボタンやバナーは目立ちやすい分、広告感を抱かれることがある一方で、テキストリンクは違和感なく自然にCTAに誘導できるのがメリットです。

CTAの作り方【4ステップ】

CTAの作り方4ステップ

効果的なCTAをつくるためには、以下のステップで作成を進めましょう。

  • ユーザーの行動や心理を分析する
  • 行動を引き出すテキストを作成する
  • ボタンのデザインや色を決める
  • 適切な位置にCTAを設置する

いきなりCTAを設置するのではなく、テキストやデザインなどの意図を明確にすることが大切です。

1.ユーザーの行動や心理を分析する

CTAをつくる前に、問い合わせや購入などの訴求先に対するユーザーの行動や心理を分析しましょう。ユーザーへの理解ができていないと、CTAに興味をもたれにくくなるため、丁寧な分析が必要です。

たとえば、高額な商品を取り扱っている場合、多くのユーザーは購入する前に検討や相談がしたいと想定できるでしょう。「購入する」というCTAはハードルが高いと予想されるため、「相談する」「無料体験する」といったCTAの方が気軽なアクションを期待できます。

自社商品・サービスを購入するまでのカスタマージャーニーを分析し、ユーザーの行動や心理を正しく理解しましょう。

2.行動を引き出すテキストを作成する

分析で仮説を立てたユーザーの行動や心理にあわせて、ネクストアクションを促すテキストを作成します。

CTAをクリックすることで得られる変化やベネフィットを意識し、クリックしたくなるテキストを検討しましょう。

たとえば、「詳しくはこちら」というテキストは、クリックした先でどのようなことがわかるのか伝わりません。「問い合わせはこちら」「フォームから申し込む」など具体的なテキストを入れると、次のアクションが明確になり、クリックを期待しやすくなります。

3.ボタンのデザインや色を決める

アクションを促すテキストが固まったら、CTAのデザインや色を決めます。

デザインや色次第で、ユーザーがCTAの存在に気づきやすくなるため、見た目の印象も重要です。

周囲と配色を変えたり、動きやエフェクトで視線を惹きつけたりするなど、CTAが目立つようにデザインを検討しましょう。

適切な位置にCTAを設置する

テキストやデザインが決まったら、CTAを設置しましょう。

CTAの設置箇所に決まりはなく、ユーザーの動きにあわせて、Webサイト内に必要な場所に複数置きます。

記事を開いたときのファーストビューや常に表示されているサイドバー、本文の流れにあったタイミングなど、さまざまな位置が候補になります。

ユーザーはコンテンツに興味をもってアクセスしているため、CTAがストレスにならないように、自然な位置や数を意識しましょう。

成果が出るCTAのポイント4つ

CTAはただ設置するだけでは成果が出ないケースがあります。成果を出すためには、以下のポイントが重要です。

  • ターゲットにあったCTAをつくる
  • ユーザーのハードルが下がる文言を選ぶ
  • マイクロコピーでクリックするメリットを伝える
  • リンク先に遷移した後のアクションを想定する

4つのポイントを押さえて、コンバージョンにつながるCTAを作成・設置しましょう。

ターゲットにあったCTAをつくる

ターゲットにあったCTAをつくる

資料請求や相談など、想定されるターゲットの行動にあわせてCTAを用意しましょう。

情報収集段階のユーザーには「資料請求はこちら」、課題が明確で相談したいユーザーには「無料相談はこちら」など、複数のCTAを用意していると、ニーズが異なるユーザーからのクリックを期待できます。

ただし、選択肢を増やしすぎると、ユーザーが行動に迷い、どのCTAもクリックされないおそれがあります。促したいアクションを絞り込み、必要十分なCTAのパターンを準備しましょう。

ユーザーのハードルが下がる文言を選ぶ

ユーザーのハードルが下がる文言を選ぶ

CTAのテキストは、ちょっとした表現の違いでもユーザーの行動に影響するため、なるべくアクションしやすい文言を選びましょう。

たとえば、「購入する」よりも「無料体験する」の方がハードルが低く、「相談する」よりも「詳しく聞いてみる」の方が気軽な印象を与えやすくなります。

ハードルが低い文言を検討するためには、ユーザーの行動や心理への理解が必要です。ターゲットとするユーザーの動きを想像し、仮説を立てましょう。

マイクロコピーでクリックするメリットを伝える

マイクロコピーでクリックするメリットを伝える

マイクロコピーとは、CTAの近くに設置する短いキャッチコピーで、クリックするメリットを伝えるために役立ちます。

たとえば、「問い合わせフォームに申し込む」というCTAを設置する場合、「1分で入力完了」といったマイクロコピーを設置すると、CTAをクリックするハードルが下がるでしょう。

CTA内に入れられるテキストの文字数には限りがあるため、マイクロコピーを活用してメリットを訴求しましょう。

リンク先に遷移した後のアクションを想定する

CTAの運用において、クリック数は多いものの、コンバージョンにつながっていない状態はよくある課題です。

CTAのクリックを増やすことだけに注力すると、クリック先の質に目が向かないことがあります。サービスへの問い合わせを獲得したいなら、フォームを最適化したりLPの質にこだわったりするなど、クリック先の改善が必要です。

CTAとコンバージョンをセットで考え、クリック数だけではなく、CVRも高くなるように遷移した後も想定した運用を心がけましょう。

LPのCVR改善に効果的な施策は以下の記事で紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。

なお、CTAや遷移先のフォーム最適化を含めたCVR改善施策にお悩みの企業向けに、LANYではCVR改善/CROコンサルティングサービスを提供しております。

どういったロジックに基づいてCVR改善/CROコンサルティングサービスを提供しているのか、概要をまとめた資料もご用意しておりますのでぜひご覧ください。

CVR改善 / CROコンサルティングサービス概要資料はこちら>>

CTAを改善する3つの方法

CTAを改善する3つの方法

CTAをすでに設置している場合は、置きっぱなしではなく、こまめな改善が重要です。改善のためには、以下の方法を実践しましょう。

  • CTAのクリック状況を分析し現状を把握する
  • テキストやデザインのABテストを行う
  • CTAへの導線を見直す

CTAの現状を把握したうえで、明らかになった課題を一つひとつ改善することが大切です。

CTAのクリック状況を分析し現状を把握する

CTAを改善するためには、クリック状況を把握したうえで、課題を解決することが大切です。

CTAのクリック状況を把握したいとき、ヒートマップツールが役立ちます。Microsofy Clarityが代表的で、ヒートマップの分布でユーザーの動きを確認したり、クリック率を確かめたりすることで、CTAの現状把握が可能です。

ヒートマップ分析で役立つMicrosofy Clarityの使い方は、以下の動画で解説しているため、ぜひ視聴しながら分析にチャレンジしてください。

記事でも解説しているため、手順を確認しながら分析をはじめたい方は、こちらもチェックしてみましょう。

テキストやデザインのABテストを行う

CTAのテキストやデザインは、はじめに作成したものが正解とは限らないため、成果につながるようにブラッシュアップする必要があります。

より成果が出るパターンを見つけるためには、ABテストが効果的です。ABテストとは、AとBのパターンの効果を検証し、優れたパターンを見つけ出す手法です。

たとえば、CTAのテキストの「相談する」をA、「まずは相談してみる」をBとしたとき、Bの数値がよければハードルが低い文言がよいとわかります。

ABテストをより効果的な検証にするためには、仮説が重要です。現在のCTAの数値が悪い理由や新しいパターンで期待できる変化などをあらかじめ用意しておくと、より意味のあるABテストになるでしょう。

以下の記事では、ABテストを用いたCRO(成約率改善)施策の手順を解説しています。成約率に課題を感じている方は、あわせて参考にしてください。

CTAへの導線を見直す

CTAのテキストやデザインがつくり込まれていても、CTAまでの導線に問題があり、途中で離脱している場合もあります。

CTAまでのユーザーの動きは、ヒートマップツールで可視化が可能です。ヒートマップツールでは、ユーザーがよく見ている場所を色分けできるため、よく見られている箇所と見られていない箇所がわかります。

CTAの前があまり見られていなかったり、ページの後半が見られていないことでCTAまでにたどり着いていなかったりするなどの課題が明らかになるでしょう。

よく見られている場所にCTAを移動したり、CTA前の内容を修正したりすると、CTAのクリックにつながる可能性があります。

CTA改善の成功事例

最後に、LANYにおけるCTA改善の成功事例を2社紹介します。

  • 株式会社LegalOn Technologies
  • Resily株式会社

それぞれの改善施策を紹介するため、ぜひ自社のCTA改善の参考にしてください。

株式会社LegalOn Technologies

株式会社LegalOn Technologies

株式会社LegalOn Technologies様が運営するメディア「LegalForce Column」に対して、SEOコンサルティングサービスを提供いたしました。

法務業務の情報を発信するメディアとして、弁護士の方や法務経験者の監修のもと記事の品質は保たれていたものの、製品資料請求につながらない状況があったのがご依頼のきっかけです。

製品資料請求への導線設計が弱いこと、オーガニックセッションが少ないことが原因であったため、CTA改善に取り組みます。1記事ごとにユーザー心理を分析し、適切な資料へのCTAと訴求を整備することで、目標値に対してコンバージョン数は140%を達成しました。

オーガニックセッション数も目標値に対して180%を達成し、課題のひとつであった新規顧客の獲得に対しても成果に満足いただきました。

Resily株式会社

Resily株式会社

Resily株式会社様が運営するメディア「Resily Blog」に対して、SEOコンサルティングや記事作成代行、リスティング広告運用代行を提供いたしました。

創業当初から運営していたため、記事数は十分にあったものの、新規流入や新規リード獲得に注力できていなかったのが、ご依頼の背景です。

CTA改善として、まず既存のCV導線を見直し、CTAのフォーマット・訴求内容・場所を定めました。サイトに流入したユーザーがCTAをクリックし、見込み顧客に転換する状態をつくっていきました。

CTA改善と並行して、カスタマージャーニーの整理を行い、キーワードに対して資料請求や無料トライアルなど最適な導線の提案も実施しています。

CTA改善やリライト施策などで流入数とCVRが大幅に改善し、これまで10位以内に入っていなかったビックキーワードの上位表示にも成功しました。

効果的なCTA運用・改善でクリックやコンバージョンを生み出そう

CTAは、問い合わせや購入などのコンバージョンを生み出すために重要な部分です。ユーザーの行動や心理を分析したうえで、アクションを引き出すテキストや目に留まるデザインなどを心がけ、ストレスを与えない位置に適切な数だけ設置しましょう。

すでにCTAを設定しているものの成果が出ていない場合には、ヒートマップツールを活用した導線の見直しや、ABテストを用いた勝ちパターンの発見に取り組むのがおすすめです。

ただ、すでにコンテンツが大量にあってCTA設計の改善が大がかりになる場合や、効果的な訴求がわからない場合には、自社で運用が難しいケースもあります。

自社でのCTA運用や改善に不安がある場合は、LANYのSEOコンサルティングをご検討ください。少数精鋭のSEOスペシャリストがコンサルティングを担当し、施策の量と質にこだわった取り組みで、CTAをはじめとした課題の解決を実現いたします。下記からサービスの詳細を確認できるため、まずはどのような成果を期待できるかチェックしてみてください。

SEOコンサルティングの詳細はこちら>>

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