SEOで重要なフレッシュネス指標とは何か?情報の最新性をGoogleに伝えるための方法も解説します。

フレッシュネス指標

Google検索をしていると、ニュース記事などの最新の情報が検索結果の上位に表示されていることを見かけることが多いのではないでしょうか?

これは、Googleのフレッシュネスアルゴリズムと呼ばれるものの影響で、検索キーワードの中でも検索者が最新の情報を求めているとGoogleが判断したものの場合には、より最新の情報が掲載されているページを上位表示しようとします。

実際にGoogleが公言しており、利用されているアルゴリズムになりますので、SEOに携わる人であれば確実に抑えておきたい概念の一つです。

そこでこの記事では、下記の3点を解説いたします。

  • フレッシュネスとは何か?
  • SEOでフレッシュネスが重要になるのはどんな時か?
  • フレッシュネスを向上させるにはどうしたら良いか?

フレッシュネスアップデート自体は、2011年と昔のものですが、直近さらに重要度を増してきているように思えます。

ぜひこの記事を通して、SEOにおけるフレッシュネスの重要性を理解し、自身のウェブサイトの改善に活かしてください。

目次

フレッシュネスとは何か?

フレッシュネスとは、情報の最新性のことを指します。

情報には賞味期限があるものと、そうでないものが存在しますが、賞味期限があるもの(最新でなければ意味がないもの)については、このフレッシュネス指標が非常に重要視されるようになっています。

Googleは、2011年のアルゴリズムアップデートのタイミングで「最新の情報をユーザーに提供する」仕組みを取り入れました。

そのタイミングから、SEO業界ではフレッシュネスが頻繁に騒がれるようになってきており、現在では多くの検索結果で用いられているのが目に見えるようになってきました。

具体的にフレッシュネスをGoogleがどのように判断しているのかは不明ですが、基本的には下記のような要素をもとに判断しているのではないかと捉えています。

  • HTMLの変化量
  • ページのキャッシュの更新頻度
  • 被リンク獲得のリーセンシー
  • ソーシャルシェアのリーセンシー

それぞれ解説していきます。

HTMLの変化量

Googleがクロールをすると、ページのHTMLを解析します。

ページに対して定期的にクロールを回してくれるGoogleですが、クロールに来るたびにHTMLがどれくらい変わっているのかは確実に見ているかと思います。

HTMLが全く変わっていなければ、情報のアップデートは特にされていなかったということになるでしょう。

逆に、HTMLが大幅に変化していれば、内容を大きく変更している可能性が大きいため、最新の情報に書き変わっている可能性が大きいとGoogleも認識することができます。

クロールが来るたびに、ある程度の情報のアップデートができているとフレッシュネス指標の評価は上がりそうです。

キャッシュの更新頻度

キャッシュとは、ウェブページの情報を一時的に保存しておく仕組みのことで、Googleは莫大な情報を素早くユーザーに返すために、キャッシュを利用しています。

Googleは、ウェブページをクロールをして、中身の情報を取得します。

その情報をキャッシュとして保持しており、クローリングをするたびにこのキャッシュを更新する(最新化する)ことで、ページの情報をアップデートしています。

具体的にいつ最終的にキャッシュが更新されたのかは、Google検索で次のようにすることで確認可能です。

  1. Google検索から確認する
  2. キャッシュコマンドで確認する

Google検索から確認する方法は、次の通りです。

STEP
検索結果のURL横の▼ボタンのプルダウンで表示される「キャッシュ」ボタンを押す

検索結果上で表示されるURLの横に▼マークが付いていますので、そこを押します。

すると、キャッシュと表示されますのでそこを押下してください。

STEP
表示されるページの上部の日付を確認する

表示されたページの上部を見ると、次のような文言が書かれています。

これは Google に保存されているURL のキャッシュです。 このページは 日付と時間 に取得されたものです。 そのため、このページの最新版でない場合があります

赤字のところが可変となっており、日付と時間の箇所に最終的にいつキャッシュが最終更新されたのかが記載されています。

キャッシュコマンドで確認する方法は、キャッシュ更新日を確認したいURLを下記の検索コマンドで叩きます。

コマンド => cache:URL
例:cache:http://www.google.co.jp/

上記を利用すると、先ほどのGoogle検索で確認する方法のステップ2のページが現れるので、キャッシュの最終更新日をより少ない手数で確認することができて便利です。

被リンク獲得のリーセンシー

被リンク獲得のリーセンシーとは、直近でどれくらい被リンクを獲得できているかの指標です。

一般的な被リンクの指標で重要視されるのは、

  • 被リンクの数
  • 被リンクの質

の2つですが、被リンクのリーセンシーは意外と重要だったりします。

過去に大量に被リンクを集めている権威性のあるドメインがあったとしても、最新の情報が求められる検索結果ではどちらかと言えば最近大量の被リンクを集めているサイトの方が優遇されやすかったりします。

被リンクについて検討する際に、定期的に右肩上がりの線形で被リンク獲得が続けられているのかも一つの指標として追いかけてみても良いかもしれません。

ソーシャルシェアのリーセンシー

ソーシャルメディアなどの拡散でも、どれだけ最近に拡散されているかなどが重要になります。

Google Discoverの対策をしたことがある方などはイメージしやすいかもしれませんが、最新の情報を即時的にソーシャルメディアなどで拡散すると、Google Discoverでの表出率が非常に高くなります。

どのようにGoogleがソーシャルシグナルを捉えているのかはわかりきっていませんが、アップロードから即時的にソーシャルシェアが大量につくことは、フレッシュネス指標を向上させる上で一役買っていることは間違いないかと思います。

SEOでフレッシュネスが重要になるのはどんな時か?

情報に賞味期限があるものと、そうでないものがあることを先ほどお伝えしました。

上記のように、最新の情報が価値がある場合と、そうでない場合(むしろ不変的な情報が価値を持つ場合)が存在します。

よって、ここでは「どのような場面でフレッシュネスが重要になるのか?」を解説します。

結論、下記のような場面ではフレッシュネスがSEOに与える影響は大きくなると捉えています。

  • ニュース性のあるキーワード
  • YMYL領域のキーワード

それぞれ解説します。

ニュース性のあるキーワード

Googleのフレッシュネスアルゴリズムの中には、”QDF” と呼ばれるアルゴリズムが存在します。

QDFとは、Query Deserves Freshnessのことで、ニュース性のある情報を上位表示させようとする仕組みのことです。

フレッシュネスが重要になるクエリと、そうでないクエリをGoogleは独自のアルゴリズムで捉え、最新の情報を出すべきだと判断した際には、フレッシュネス指標を順位決定要因の中での比重を大きくしているように感じます。

最新のイベント情報や話題の情報、情報が頻繁に変わるものなどは、QDFが働く可能性が高いです。

キーワード種類具体例
最新のイベント情報東京 イベント, 夏フェス 2021
話題の情報ジャスティンビーバー 彼女, 緊急事態宣言
情報が頻繁に変わるものNetflix おすすめ作品, 脱毛サロン 比較

逆に、「ネクタイの結び方」、「チョコレートの原材料」など、ほぼ情報が変わることのないクエリについては、特にフレッシュネス指標は重要視されていないでしょう。

自サイトの対策キーワードでフレッシュネス指標が重要になるものはどれかを正確に捉えて、SEOの改善に活かしていきましょう。

フレッシュネスが重要になっているかどうかを見分けるおすすめの確認方法は、Google検索の検索ツールバーの部分を利用する方法です。

Google検索の検索ツールバー

上記の検索ツールバーは、検索キーワードによって変わります。

例えば、レシピ系のクエリであれば、画像や動画のビジュアル系のものが左端にきます。

場所を検索しているようなクエリでは、地図が左端にきます。

このように、検索意図に合わせてGoogle検索のツールバーの左端にくるものは異なるため、ここに合わせてページを対策していくのは重要なのですが、フレッシュネス指標の例で言えば、左端がニュースになっているものは、情報の最新性が重要視されていると捉えられるため適切な対策をすべきです。

定性的に情報の最新性が重要視されていそうなクエリを特定しつつ、実際のGoogleの検索ツールバーも確認して、ニュースが左端に来ているかどうかを確認してみるのもおすすめです。

YMYL領域のキーワード

YMYL領域のキーワードでも、情報の最新性は重要視されています。

YMYLとは、Your Money Your Lifeの略称で、人生に大きな影響を与える情報について検索をしている際には、より慎重になって専門性・権威性・信頼性の高い情報をGoogleが出そうとしているものです。

YMYL領域のキーワードを対策する際には、上記で述べた下記の3つの指標(E-A-T)が基本的には重要だとされています。

  • 専門性
  • 権威性
  • 信頼性

だからこそ、医療系のキーワードであれば医師が作成したコンテンツが上位表示されたり、金融系のキーワードであればファイナンシャルプランナーが監修しているコンテンツが優遇されたりします。

ただ、上記で抜け落ちている概念が「フレッシュネス」です。

Googleは、YMYL領域では非常に守備的なアルゴリズムを用いているため、検索者の検索意図にぴったりと合った情報を提供すること以上に、間違った情報を提供しないことに重きを置いています。

だからこそ、検索意図は満たしきれないとしても専門家が書いている少し読みづらいコンテンツが上位表示されますし、コンテンツが素晴らしくとも、権威のあるドメインなどから全く被リンクを受けていないようなサイトや個人が運営しているサイトなどは上位表示することが困難です。

この守備的なアルゴリズムを働かせる際に、「最新の正しい情報が掲載されているか?」はかなり重要な観点です。

現在の状況とは異なる古い情報が載っていれば、検索者の人生に大きな損害を与えてしまいます。

だからこそ、YMYL領域で上位表示されているサイト群に対しては、Googleは通常以上にクローラーのリソースを割り当てて頻繁にキャッシュの更新を実施しています。

逆に言えば、キャッシュが頻繁に更新できていないページを上位表示することは、間違った情報や古くなっている情報を検索者の目に触れさせてしまう可能性が高いため、一度2ページ目などに飛ばすといったことも肌感覚として起きている気がします。

YMYL領域では、フレッシュネス指標、特にキャッシュの更新頻度が重要になるかと思いますので、きちんと定期的にクローラーが巡回できるようにsitemap.xmlに記載したり、サイト内の導線でもクロールされやすいところに置いておいてあげることが重要です。

フレッシュネスを向上させるにはどうしたら良いか?

フレッシュネスを向上させるためには、先ほど説明した下記の4つの指標に対して向き合いましょう。

  • HTMLの変化量
  • ページのキャッシュの更新頻度
  • 被リンク獲得のリーセンシー
  • ソーシャルシェアのリーセンシー

HTMLの変化量であれば、ページ情報の最新化を定期的に実施するように工夫したり、ページを最新化したらGoogleサーチコンソールでインデックス登録リクエストを実施してクローラーを即時的に回してあげるなどです。

被リンク獲得やソーシャルシェアの部分は、特にニュース性があるテーマでは重要なので、PRやSNSの運用も絡めて対策できると良いかと思いますが、なかなか改善のレバーとしては動かしづらいので、まずは基本的なHTMLの変化量とキャッシュの更新頻度に向き合いましょう。

フレッシュネスとSEOのまとめ

現在のSEOでかなり重要になってきているフレッシュネスについてまとめました。

フレッシュネスがなぜ大事なのか、どの指標を元にGoogleは判断しているのか、その指標を動かすために何をしたらいいのかを解説しましたので、ぜひ自サイトの改善に活かしてみてください。

フレッシュネスは、Googleだけでなく、Bingという他の検索エンジンでも非常に重要視されている指標になります。

多くの検索エンジンが最新の情報こそ価値があるものだと考えていることは間違い無いので、ぜひフレッシュネスの向上に取り組んでみてください。

この記事を書いた人

SEOおたくのアバター
SEOおたく SEOコンサルタント

LANYの代表。大規模HRサービスのインハウスSEOに4年間従事。100サイト以上のSEOコンサルティングを実践。大規模サイトのSEOが得意。

カテゴリから記事を探す

SEO
目次
閉じる