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【SEOとキーワードカニバリゼーション】具体的な特定方法と解消方法を解説
SEOに取り組んでいると避けられないのが、キーワードカニバリゼーション。
キーワードカニバリゼーション(カニバリ)とは「自サイトの複数ページが「同一検索キーワード」「同一検索意図」に対して競合し合っている状態のこと」。
このカニバリを起こしてしまうと、複数の記事でGoogleからの評価が分散して、両記事とも2ページ目以降になったり、圏外に飛んでしまったりすることがあります。
もし10位以内に2記事とも表示できたとしても、CVRの低い記事が上位表示して、売上の機会損失が起こってしまうこともあるでしょう。
そのためカニバリが発生した場合は、一刻でも早く「どの記事で発生しているか」を特定し、適切な対処を行うのが必要不可欠です。
本記事では5年以上でSEOに携わり、100社を超えるSEOコンサルティングを実施し、数多くのサイトのカニバリを解消して、流入数を増やしてきた私が下記3点を解説します。
- カニバリとは?
- カニバリのSEO影響
- カニバリの特定方法と解消方法
この記事を通して、みなさんが自分自身でカニバリの特定ができるようになり、解消まで持っていけるようになることを目標に丁寧に解説していきたいと思います。
すでにカニバリの概念について理解している方は、カニバリの特定方法・解消方法の箇所から読むことをおすすめします。
具体的な解消フローの解説は動画でも実施しており、実際の画面をお見せしながら解説していますので、合わせてご視聴いただくことで理解が深まるかと思います。
キーワードカニバリゼーション(カニバリ)とは?
キーワードカニバリゼーション(カニバリ)とは「自サイトの複数ページが「同一検索キーワード」「同一検索意図」に対して競合し合っている状態のこと」です。
カニバリが発生することで、CTRや被リンク、コンテンツ、コンバージョンなど、各種指標を2つに分割してしまうため、本来よりもSEOのポテンシャルが発揮できなくなってしまいます。
カニバリにも、いくつかのパターンがありますが、大きくは下記の2つのパターンを押さえておけば良いでしょう。
- 検索結果画面に複数の自サイトURLが表出している状態
- 検索するタイミングによって表出するURLが変わる状態
上記だけ見ると、どちらも検索結果画面には表出しているため問題ない、と思うかもしれません。
しかし、上記のようなカニバリが発生することでSEO的にネガティブに働くことがあります。
これよりカニバリが発生した際に起こるSEO的なネガティブな影響を次章で解説します。
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キーワードカニバリゼーション(カニバリ)が引き起こすSEO的なネガティブ影響
カニバリが発生すると、次の2点でSEO的にネガティブに働きます。
それぞれ解説していきます。
デメリット①SEOの評価が分散する
カニバリが発生すると、本来的にあったはずのSEO評価を正当にGoogleに評価してもらうことができなくなります。
検索結果に複数のページが表出していたり、検索するタイミングによって表出するページが変わったりするのは、「検索エンジンがサイトのどのページを表出すべきか」を正確に把握できていないということです。
Googleの検索エバンジェリストのジョン・ミュラーの発言がカニバリの影響を抽象的にではあるものの、イメージしやすく表現していました。
「カニバリが発生している状況は、子供たちが一列に並びながらも、同一サイト内の2人が共に一番になりたいと思って争っているような状況。このような状況では、最終的に他の誰か(競合サイト)が先に滑り込むことになる。カニバリを発生させてサイトの評価を水に流してしまうようなことはやめるべき。」
要約すると、同一サイト内で不毛な争いをしているうちに競合に順位を抜かれてしまいますよ、と書かれています。
同一サイト内で不毛な争いをすることによって、下記のようなことが発生するでしょう。
それぞれ解説していきます。
①クリックが分散する(CTRが分散する)
カニバリが発生して、検索結果面を自サイト内で競合すると、クリックが分散してしまいます。
本来、1ページに対して100セッションあったはずが、カニバリが発生したせいで50セッションになったとします。
そうなると、下記が発生して、エンゲージメント評価の部分でSEO的にマイナスになります。
- (状況によるが)CTRが下がる
- ユーザー行動指標がページに貯まらない
Googleが明確に述べているわけではないですが「検索結果面からのCTR」や「サイト内ユーザー行動指標」は、SEOの順位決定要因に使っているとしか思えない研究や事例があるため、評価を分散させるのはもったいないでしょう。
②内部・外部ともに被リンク評価が分散する
リンクによる効果は、いつの時代もSEOで最重要です。
カニバリが発生した際には、外部リンクも内部リンクも分散してしまうため、本来的にもらえたはずのリンクジュースが100%はもらえないことになってしまいます。
リンクジュースとは「各ページが持つSEO評価(≒ PageRank)がリンクによって他ページに渡る効果のこと」。リンクジュースが多ければ多いほど、ページのSEO評価は上がるため、順位も上昇する傾向にあります。
とくに、外部リンク(被リンクなど)が分散してしまうともったいないです。
現状はリンク評価が分散していなかったとしても、カニバリが発生することで、この先分散する可能性が高いので、気づいたタイミングから早急に解消しておくべきでしょう。
③クロールバジェットが分散する
ページが多くなれば、それだけクローラーのリソースを食います。
SEOでは、数少ないクローラーのリソースをどれだけ綺麗にサイト内を差配できるかが肝になります。
フレッシュネス指標と呼ばれる「最新の情報を好む」Googleのアルゴリズム的にも、頻繁にクローラーをコンテンツに対して回さないと、順位が次第に下落してしまいます。
各種ページのクロール頻度を高めるためにも、クロールバジェットの無駄遣いを極力避けるため、カニバリのような不毛な状況は早急に解消しましょう。
④類似コンテンツとして評価が下げられる
同一の検索キーワード・検索意図に対して、複数のページがあることが、直接的にサイトやページの評価を下げる可能性も0ではありません。
両方のページがインデックスされており、検索結果にも出続けているのであれば、基本的には重複ページ(重複コンテンツ)扱いはされていないので、クリティカルな問題ではないでしょう。
ただしページ同士の類似率が高すぎる場合には、両方のページの評価を下げるアルゴリズムが働く可能性も0ではないと考えています
SEOは正解がわからない類のものなので、もちろん類似ページがあることで本当に評価が下がるのかどうかはわかりません。
少しでもネガティブな可能性があるのであれば、同一サイト内での評価分散を引き起こして、本来持っている100%のポテンシャルがGoogleに伝えられなくなってしまうのは避けることをおすすめします。
デメリット②CVRの機会損失が起きる
カニバリが発生すると、CVRの機会損失にも繋がります。
下記のように1位と2位でダブルリスティングをしていた際に、CVRの低い記事が上位にきてしまうことで、本来であれば獲得できたであろうCVが取れません。
日によって表出するURLが変更されるようなカニバリの場合にも、CVRの低い記事が表出している日にはCVRを毀損してしまっているでしょう。
PLP(Preferred Landing Page)と呼ばれる「対象の検索キーワードのランキングに優先的に表示させたいページ」というSEOの概念が存在しますが、PLPの不一致が起きた時にはかなりの確率でCV毀損していることが多いのです。
カニバリが発生するとSEOにとってネガティブに働くため、自サイトでカニバリが発生していないかどうかは定期的に確認すべきです。
ここまで、カニバリが引き起こすSEO的なネガティブ影響を解説しました。
ここから、実際にどのようにカニバリを特定するかを実際のツールを用いて解説します。
キーワードカニバリゼーション(カニバリ)の特定方法5選
「では、具体的にどうやってカニバリを特定すればいいの?」と疑問に思っている方がいるでしょう。
カニバリの発生は、Gooleの検索やツールを使って特定することができます。
それぞれ詳しく解説します。
1. GRCを利用する方法(有料ツール)
GRCという順位計測ツールを利用することで、カニバリを簡易的見つけやすくなります。
具体的には、計測した順位が確認できる画面の右下にある日付ごとの順位と表出URLが一覧で見られる箇所を確認します。
基本的には下記のスクリーンショットのように、LPは固定されているはずです(Google URLの箇所が常に同一)
ただし、カニバリが発生していると、次の画像のように表出URLが変わっており、順位も大きく落ちているのがわかるかと思います。
このように、順位だけでなく、どのURLが検索結果面に出ているのかも定期的に確認していくことは非常に重要です。
GRCは、それを簡単に確認することができるので非常に使い勝手がよくおすすめのツールになっています。
GRCは順位取得以外にも、競合調査やキーワードマーケティングで非常に有益なツールにも関わらず、圧倒的に安価であるため、ぜひ一度利用してみることをおすすめします。
GRCの使い方については、次の記事でもまとめていますので参考にしてみてください。
2. site:コマンドを利用する方法
site: というGoogle検索のコマンドを利用する簡易的な方法もあります。
「site:example.com テキスト」とGoogleで検索します。
example.com にはカニバリが発生していないかどうかを検索したいドメイン、テキストにはカニバリが発生していないかどうかを確かめたいキーワードを指定します。
このコマンドを利用することで、指定したドメインの全ページのコンテンツに対してテキスト検索をします。
この際の検索結果画面で、自身が表出させたいページが最上位に表出しなかった場合にはカニバリを疑いましょう。
ただし、site:コマンドでの調査はあくまで簡易的ですので、ざっくり当たり付をする程度の使い方です。
よって、site:コマンドを利用してカニバリの疑いがあるとなった場合には、次の「Googleサーチコンソールを利用する方法」に移行して、より精緻に確認しにいきましょう。
3. Googleサーチコンソールを利用する方法
Googleサーチコンソールを利用する方法が、最も精度高くカニバリを特定できる手法です。
ただ、URL単位、キーワード単位で確認していくのは、かなり時間もかかるので、GRCやsite:を利用した方法でカニバリが疑わしいとなったものに限定して見に行くのが効率的かと思います。
Googleサーチコンソールの検索結果のパフォーマンス画面で「カニバリを疑うキーワード」を指定してレポートを見てみます。
上記のように複数のページが出てきたらカニバリの疑いがあります。
また、上記のように「表示回数」が似たりよったりですと、検索タイミングによって表出LPがぶれていたり、ダブルリスティングしている可能性も高く、カニバリの可能性が非常に大きいです。
一つずつ検索キーワードを指定するのは大変なので、やはりGRCやsite:コマンドである程度フィルタリングをした上で調査をするのが良さそうですね。
Googleサーチコンソールの使い方については、次の記事でまとめていますので参考にしてみてください。
4. Ahrefsを利用する方法(有料ツール)
Ahrefsを契約している方は、上記の動画(英語)のやり方も参考になります。
データをダウンロードして、用意されているGoogleスプレッドシートのテンプレートに貼り付けるだけなので、とても簡単です。
下記の画像で赤文字にしてあるものが、カニバリが発生しているKWセットです。
上記のようにアウトプットされるスプレッドシートを確認すると、一部カニバリが発生していないものも出てしまっているので、最終的に目視のチェックは必要になります。
ただ、そこまで大量に目視する必要もなく、効率的に行えるので、おすすめのやり方です。
具体的なやり方は、下記のAhrefs公式ブログに書かれているので、Ahrefsを契約している方はぜひ一度実践してください。
https://ahrefs.com/blog/keyword-cannibalization/
5. SEMRushを利用する方法(有料ツール)
日本ではあまり利用している方が少ないツールですが、SEMRushを利用すると、これまた非常に簡単にカニバリが特定できます。
SEMRushのPosition Tracking(順位計測ツール)に登録しているキーワードの中で、カニバリが発生している場合には、「カニバリゼーション」のタブで教えてくれます。
順位を確認するたびに、合わせてカニバリが発生していないかも確認できるのは作業効率的にも楽でいいですよね。
キーワードカニバリゼーションの解消方法
カニバリのSEO的な影響と、特定方法をご紹介しました。
具体的に、カニバリが発生している記事が特定できたら、次は解消していきましょう。
カニバリの種類ごとに、どのように対処すべきかは変わるので以下の分岐マップを参考にご自身のサイトではどのように対処していけば良いのかを考えましょう。
カニバリ解消のフローチャート
上記の概念を頭に入れて、カニバリ解消方法を考えていきましょう。
フローチャートの詳細を説明します。
Q1.カニバリ発生?
カニバリが発生しているかどうかを特定しましょう。
- Yes→「Q2.ページは必要?」の質問に続く
- No→何もしない
カニバリが発生していないのであれば、何もしなくて大丈夫です。
カニバリが発生しているものがあれば次の質問に続きます。
Q2.ページは必要?
カニバリが発生している場合には、どちらのページをPLP(そのキーワードに対して優先的に表出したいページ)にしたいかを考えます。
PLPではないページ(つまり、カニバリを発生させている邪魔なページ)は必要かどうかを考えてください。
- Yes→「Q4.LPとして必要?」の質問に続く
- No→「Q3.SEO価値はある?」の質問に続く
必要かどうかを考える際には、「そのページはユーザーにとって必要か?」だけを考えてもらえたら大丈夫です。
特にそのページが、不要であれば「Q3.」、必要であれば「Q4.」に進みます。
Q3.SEO価値はある?
ページが不要であればまず削除を考えるかもしれませんが、その前にそのページにSEO価値があるかどうかを考える必要があります。
SEOは、ページごとに集めた「資産」の総和でドメインの価値が決まります。
ここでいうSEO価値とは、被リンクやSNSのシェア数などの基本的な外部要因を考えたら大丈夫です。
- Yes→「リダイレクト(301転送)」をする
- No→「ページ削除(404)」をする
そのページに被リンクがついていたり、過去にSNSでバズったりして拡散数が多い場合などには、削除してしまうことでそれらの資産が失われてしまうため、もったいないです。
少しでも価値があるのであれば、リダイレクト(301転送)をして評価統合を実施しましょう。
不要なページから必要なページ(PLPにしたいページ)に向けてリダイレクトをかけます。
301リダイレクトは、転送元の評価を転送先に80%程度渡すと言われており、100%の評価統合は難しいですが、やらないよりは確実に良いでしょう。
逆にSEO価値がないのであれば、シンプルに物理削除(404削除)で問題ありません。
Q4.LPとして必要?
ページが必要な場合には、LPとして必要かどうかを考えます。つまり、検索結果経由でSEO流入を獲得する必要があるかどうかです。
- Yes→「SEOチューニング」をする
- No→「noindex/canonical」をする
LPとして必要なページは「カニバリが発生しているキーワード以外でも、それなりの流入が発生している」ものです。逆にLPとしては不要なページは、内部リンク遷移でのみユーザーを送客するコンテンツや、SNS経由からのみの流入を狙うようなページになります。
LPとして必要あれば、SEOチューニングをして、カニバリを解消する努力をします。
逆に、LPとして不要であればnoindexタグによるindex除外やcanonicalタグによるURL正規化を実施しましょう。
どういった目的でそのページを残しておきたいのかを考えて、適切な対処方法を実施しましょう。
両方のページを残したい場合のSEOチューニングの方法
カニバリが発生した際に、どちらのページもLPとして機能させたい場合には、SEOチューニングを実施します。
実現可能性はあまり高くないのですが、下記の施策を実施することでカニバリが解消されることが多いです。
それぞれ詳しく解説します。
TDH(タイトル・ディスクリプション・Hタグ)のチューニング
カニバリが発生する原因の多くが、TDHの重複です。
- T:タイトル
- D:メタディスクリプション
- H:Hタグ(見出しタグ)
Googleは、ページをどのキーワードで評価するかをTDHを見て判断すると言われています。
カニバリが発生しているページを確認すると、両方のページのTDHにカニバリが発生しているキーワードが含まれてしまってないでしょうか?
仮に、そのような状況であれば、そのキーワードで検索結果に出したくないページのTDHからは対策キーワードを抜きましょう。
具体的には次のように行います。
- カニバリが発生しているページを特定する
- 検索結果に表示されて欲しくないページのTDHから、カニバリが発生しているキーワードを削除する
非常に簡単な手順ですが、TDHを調整するだけでカニバリが解消することも多いです。
meta descriptionについては特に疎かにされがちですが、カニバリ対策には非常に効果的なタグになります。
下記の記事なども参考にしながら、meta descriptionを記述していない方はぜひ記述してみてください。
TDH調整については、下記のお役立ち資料に具体的な効能ややり方をまとめてもいますので、合わせて読んでみてください。
・TDH調整施策の素晴らしさ
・TDH調整施策はどうSEOに効果的なのか?
・TDH調整施策の具体的なやり方
・TDH調整施策の具体事例
内部リンクのチューニング(アンカーテキスト施策)
TDHのチューニングをしてもカニバリが解消されなかった場合には、内部リンクのチューニングも実施しましょう。
やり方としては、正規化したいページ(検索結果に出したいページ)にむけて、正規化したくないページ(検索結果に出したくないページ)から「対策キーワードをアンカーテキストにしたテキストリンク」を飛ばします。
- カニバリが発生しているページを特定する
- 検索結果に表示されて欲しくないページの中に、検索結果に表示したいページに向けて内部リンクを飛ばす
- その際に、内部リンクのアンカーテキストにカニバリが発生しているキーワードを含める
次の画像がイメージになります。
内部リンクは、Googleがサイト内でどのページの重要度が高いのかを測る上で利用しています。
よって、内部リンクにて主従関係をつけてあげることでカニバリを解消することができる場合も多いです。
アンカーテキスト施策が機能する理由は、Googleがどのようにアンカーテキストを取り扱っているかを把握することで理解できるかと思います。
下記の記事にてアンカーテキストの重要性やどのようなテキストにしていくべきかを解説していますので興味のある方はぜひ読んでみてください。
SEOとカニバリに関するよくある質問
SEOコンサルティングをする中で、カニバリに関する質問はかなり多いです。
具体的な質問とその回答をおまとめしますので、ご自身のサイトに当てはめて情報をご利用いただけますと幸いです。
- 特定のKWで、半年間以上、1位にいた記事(以下、記事A)がありましたが、直近、圏外に飛ばされました。 これと同時に、別の記事(以下、記事B)が検索15〜20位にくらい顔を出しました。 記事Aは、fetchすると検索順位「1〜3位」くらいに戻りますが、また数時間後に確認すると圏外に飛び、再び、記事Bが検索2ページ目(11位〜20位)に現れます。 基本的には、放置するしか方法は無いでしょうか?
-
状況としてはカニバリが発生しており、Googleが対策KWに対してどちらのページが適切か(関連度が高いか)を判断できていない状況だと思います。対策方法としては、まず記事Bから記事Aに対して内部リンクを飛ばす(その際にアンカーテキストに対策KWを含めてあげるとベター)ことをしてあげてください。それでも直らない場合には、記事AのTitle, meta description, Hタグから対策KWを抜いてあげるなどの細かい調整をしましょう。
まとめ
カニバリのSEO的な影響や、特定方法・解消方法をまとめました。
カニバリは、概念さえ理解すれば簡単に特定できます。
今回は、下記のようなツールを用いてカニバリを特定する方法をご紹介しました。
- GRC
- site:コマンド
- Googleサーチコンソール
- Ahrefs
- SEMRush
上記のようなツールを用いてカニバリが特定できたら、下記の分岐マップを利用しながらカニバリの解消方法の方向性を定めましょう。
方向性を定めたら、各種施策を丁寧に実施しながら、実施後にはもう一度ツール等を用いて効果検証をして、1ページずつ丁寧に解消していけると良いと思います。
カニバリはSEOの評価を下げかねない深刻な問題です。
まずは現状把握から始め、その後は定期的にカニバリが発生していないかのチェックができる運用体制を整えられると良いかと思います。
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- リライトの手順
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- リライトに関するよくある質問と回答