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Ahrefs(エイチレフス)の使い方|SEOでの活用法・無料版でできることを紹介
Ahrefsは、被リンク調査や競合サイト分析、自社サイトで対策しているキーワードの検索順位の変動などが確認できる、SEOには欠かせない分析ツールです。
しかし「機能が多すぎて使いこなせない」「使い方がわからない」方もいるのではないでしょうか?
また、SEO分析が必要なのは理解していても、価格以上の成果を得られるのか不安になりますよね。
そこで当記事では、競合分析やキーワード戦略設計といった包括的なSEOコンサルティングを行い、セッション数を5倍以上に伸ばした実績をもつLANYがAhrefsの機能や使い方を紹介します。
SEOに悩んでいる方は、ぜひ弊社のSEOノウハウを学べるYouTubeとともに参考にしてください。
Ahrefsは被リンク分析に長けているSEO分析ツール
Ahrefsは、世界で約60万人以上が使用しているSEO分析ツールで、独自のクローラーが収集する膨大な被リンクデータに基づいた「被リンク分析」が強みです。
「Googleが掲げる10の事実」で示すように、検索順位を決定する要素のひとつとして、被リンクの多さをGoogleの検索エンジンは評価しています。そのため、自社サイトのSEO施策にAhrefsのような被リンク分析ツールは欠かせません。
また、Ahrefsでは被リンク分析の他にも、以下のようなSEOに必要な機能が包括されています。
- 競合サイトの分析
- 対策キーワードの分析
- ドメインパワーの調査
Ahrefsを導入することで、自社サイトだけではなく競合サイトについても一括してさまざまな分析ができるため「Facebook」や「Adobe」といった大手企業への導入実績があります。
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【SEO対策】Ahrefs有料版でよく使う5つの機能と使い方
Ahrefsには4種類の有料プランがあります。プランの違いをまとめた一覧表は、以下のとおりです。
ここでは、有料プランで共通してよく使う5つの機能を紹介します。
- 被リンクの分析
- ドメインパワーの計測
- 競合サイトが獲得しているキーワード調査
- 対象キーワードの調査
実務のSEO施策において役立つ機能が豊富にあるので、詳しく見ていきましょう。
被リンクの分析
ドメインやURLを入力するだけで、簡単に自社サイトや競合サイトの被リンク分析ができます。
主に分析できる内容は、以下のとおりです。
- 分析対象がリンクされているサイト
- リンク切れしている被リンク
- 分析対象がリンクされているドメイン・IP
- 自社と競合における被リンクの比較
被リンク元の権威性や専門性を確認できるため、競合サイトが上位表示される要因の仮説が立てられます。
また、SEOにおける検索順位は相対比較で決まります。自社サイトが劣っている部分を改善するために「自社サイトでも被リンクがもらえないか」「被リンクされるコンテンツの共通点はあるか」といった観点で調査することも可能です。
被リンクの具体的な獲得方法については、以下の記事で解説しています。
また、実務にすぐ活かせる被リンク獲得方法を詳しく知りたい方は、以下のホワイトペーパーもご活用ください。
ドメインパワーの計測
Ahrefsにおけるドメインパワーは、DR(ドメインレーティング)として1〜100の数字で表されます。DRの数値は被リンクの量や質によって独自に算出され、100に近づくほどドメインパワーが高いという評価です。
Googleのアルゴリズムでも被リンクの量や質は、検索順位を決める重要な要素とされているため、DRの数字が大きいほど検索上位が狙いやすいと判断できます。
たとえば、DR30とDR5のサイトで同等のコンテンツを公開した場合、前者の方が検索順位で上位を狙いやすいということです。
また、サイトエクスプローラーから自社が獲得しているキーワードごとに検索結果を表示させて、競合サイトのDRを確認できます。
競合サイトのDRを確認することで、獲得キーワードで対策している記事のリライトを検討したり、自社サイトよりもDRが高い競合の被リンクや内部リンクの構造を調査したりできます。
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競合サイトが獲得しているキーワード調査
サイトエクスプローラーの「自然検索」から、自社サイトや競合サイトが獲得しているキーワードを分析できます。自然検索とは、広告による集客を除いた検索結果のことです。
SEO施策で上位表示されている可能性が高いキーワードになるため、競合を分析することで新規メディアの立ち上げやメディアのリニューアルにも役立ちます。
主に分析できる内容は、以下のとおりです。
- ユーザーがアクセスしたときに検索したキーワード
- オーガニック検索でクリックされた数
- 対象キーワードの検索順位
- オーガニック検索で上位に表示されているページ
- 獲得しているキーワードから競合になるドメイン
- 指定した競合サイトと自社サイトの比較
- 対象キーワードで上位表示する難易度
複数の競合サイトと比較できるため、競合サイトで流入が多いキーワードや自社サイトが対策できていないキーワードも簡単に調査できます。
対象キーワードの調査
キーワードエクスプローラーでは、指定したキーワードの検索ボリュームや対象のキーワードで上位表示する難易度を確認できます。
親キーワードの抽出や関連キーワードの調査もできるため、キーワード設計や新規記事の制作に有効です。
キーワードの難易度は0〜100で表示され、数字が大きいほど被リンクが必要で、上位表示が困難なことを示します
また、検索ボリュームはGoogleキーワードプランナーに広告を出稿すると調査できますが、Ahrefsには対象キーワードにおける競合サイトの被リンクや、ドメインランクまで一括で確認できる強みがあります。
キーワード調査は「YouTube」「Amazon」「Bing」「Yahoo!」などGoogle以外の検索エンジンを対象にしたものでも可能です。
サイトで対策しているキーワードの順位確認
ランクトラッカーでは、キーワードを登録すると自動で検索順位の情報を取得できます。1〜3位、4〜10位、11〜50位、50〜100位、圏外それぞれに該当するキーワードの数をグラフ化できるため、SEOによるサイト全体の集客力が一目でわかります。
キーワードを登録した日から順位変動がグラフ化されていくため、SEO施策後の順位変動や評価の検証に有効です。また、伸び悩んでいるキーワードを見つけて対処もできます。競合サイトを登録しておくと、対象のキーワードにおける順位変動の比較も可能です。
検索順位が下がったときの対処法や分析方法について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
【無料】Ahrefsウェブマスターツールの機能
Ahrefsは、Ahrefsウェブマスターツールの登録や公式サイトで一部機能を無料で使えます。
無料の範囲でもキーワード調査や競合分析に役立つツールが多いため、Ahrefsを体験してみたい方におすすめです。ここでは、よく使う2つの機能を紹介します。
- 被リンクの調査
- キーワードの調査
使用できる機能は制限されますが、性能やデータは有料版と変わらないためお試しください。
被リンクの調査
Ahrefsを使用して無料で被リンクの調査を行うには、Ahrefsウェブマスターツールへの登録が必要です。登録するには、Googleサーチコンソールとの連携が必要になるため、事前に準備しましょう。
Ahrefsウェブマスターツールでは、ダッシュボードから「被リンク」を選択するだけで、サイトエクスプローラーを使って被リンク分析を開始できます。
具体的に無料で利用できる機能は、以下のとおりです。
- 被リンク元の調査
- 被リンク元のドメイン・IPの確認
- アンカーテキストの調査
また、被リンク分析以外にも自社サイトの「オーガニック検索で流入しているキーワード」「オーガニック検索の競合サイト」「内部リンク構造」を分析できます。
ただし、有料版のように競合サイトの分析ができない点には注意してください。
キーワードの調査
Ahrefsを使用して無料でキーワードの調査を行うには、公式サイトにある無料SEOツールから「キーワードジェネレーター」を利用します。
キーワードを入力するだけで、80億以上のクエリを備えたデータベースから「キーワードの難易度」「検索ボリューム」「関連キーワード」を検索ボリュームが多い順に100個まで調査可能です
有料版のキーワードエクスプローラーのようにキーワードの難易度も確認できるため、関連キーワードの中から対策効果の高いキーワードを効率よく発見できます。また「Bing」「YouTube」「Amazon」のキーワード調査にも対応しています。
Ahrefsを導入するときの注意点
AhrefsはSEOに必要なあらゆる機能を包括しているツールですが、以下のような注意点があります。
- 無料トライアルは用意されていない
- GoogleではなくAhrefsの基準で測定されている
- Ahrefsはすべて日本語ではない
- ある程度のSEO知識が必要
導入前に詳しく確認しておきましょう。
無料トライアルは用意されていない
Ahrefsは無料トライアル期間が設定されていないため、導入前に無料ですべての機能を体験できません。
実際に使ってから課金するか判断する方法は、以下のとおりです。
- 公式サイトの無料ツールで機能を体験する
- 無料のウェブマスターツールを利用する
ただし、使える機能が限定されてしまうため、実際の使用感をイメージするのは難しいでしょう。業務でしっかり活用できるか確認したい方は、価格が一番安い有料のライトプランで一通りの機能を試してみるのもひとつの手段です。
また、日本語に対応した公式のYouTubeやブログもあるため、参考にしてみてください。
GoogleではなくAhrefsの基準で測定されている
Google検索の品質評価基準に沿っているものの、Ahrefsは独自のクローラーが収集した情報をもとにドメインパワーや、キーワードの検索ボリュームなどを測定しています。そのため、必ずしもGoogleが提供するツールと同じ結果にならないという認識が必要です。
具体的にいうと、Ahrefs上でドメインパワーの評価が高くても、実際のGoogle検索で検索上位を狙えるとは限りません。また、キーワードの検索ボリュームやアクセス数はGoogleの数値と大きくかけ離れていることもあります。
偏った分析を避けるためにも、GoogleサーチコンソールやGoogleアナリティクスとの併用も考えておくべきです。
Ahrefsはすべて日本語ではない
Ahrefsは言語のデフォルト設定が英語になっているため、日本語への変更が必要です。
しかし、Ahrefsは完全な日本語対応ではありません。
徐々に日本語対応が進んでいるものの、利用する機能によってはページが日本語に対応していない場合もあります。
英語が苦手な方は、Google翻訳やDeepLなどの翻訳ツールや拡張機能の利用が必要です。
なお、日本語によるサポートやエラーについての問い合わせは、国内で販売サポートを行なっている株式会社フルスピードが対応しています。
ある程度のSEO知識が必要
ahrefsの操作に難しい点はありませんが、各機能を使いこなすためにはある程度SEOの知識が必要です。たとえば「被リンクはなぜ必要なのか?」「なぜキーワードを狙って記事を書くのか?」といった知識がなければ、自社サイトの分析や競合分析は行えません。
また、Ahrefsを有効活用するには、Googleの評価基準や順位決定の仕組みなど検索エンジンについての基礎知識も必要です。Googleの検索エンジンについての基礎知識を身につけるには「Google公式SEOスターターガイド」を参考にしてください。
とはいえ、SEOの知識は日々変化していくため、完璧な理解を目指す必要はありません。SEOの基礎が身に付いたら、実際にAhrefsでSEO分析を行なって知見を増やしていきましょう。
なお、LANYではSEOの勉強法をまとめた記事や、SEOのイロハを解説した動画もご用意しております。SEO知識に自信がない方はぜひ一度ご覧ください。
SEOについてお悩みの方へ
LANYのSEOコンサルティング
- サービス・料金プランの詳細
- 提供内容のアウトプットイメージ
- SEOコンサルティングの事例
LANYのサービス導入事例
株式会社NTTドコモ 様
(ご利用サービス:SEOコンサルティング)
LANYさんとの取り組み開始直後から綺麗な右肩上がりでクロール数・インデックス数が共に伸びており、インデックス数は開始前と比べて130%程度増加しました。
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無料で使えるシンプルな被リンク・キーワード分析ツール
被リンクやキーワードの分析ツールには、シンプルな操作性で簡単に無料で使えるツールもあります。Ahrefsほど多機能なツールを求めていない方向けに、ここでは3つ紹介します。
- Googleサーチコンソール
- Uber suggest
- LYNX
また、検索ボリュームを調査するツールについて興味がある方は、以下の記事を参考にしてください。
Googleサーチコンソール
Googleサーチコンソールでは、登録した自社サイトの検索エンジンにおけるパフォーマンスが無料で調査できるツールです。
具体的には、以下の調査が行えます。
- 獲得しているキーワードの平均順位
- インデックスされているページ数
- サイトに起きている問題
- 自社サイトの被リンク
- ページごとのクリック数
調査だけでなく、アップロードや更新したページのインデックス登録の依頼や、SEOでペナルティを受けたときの通知をメールで受け取ることも可能なため、まずは導入しておくとよいでしょう。
使い方やサーチコンソールによるSEO改善の成功事例について知りたい方は、以下の記事で詳しく解説しています。
すでにサーチコンソールを導入しているものの、SEOに十分に活かせていないとお悩みの方は、数多くの企業を支援してきたLANYの知見をまとめた以下のホワイトペーパーもご活用ください。
Uber suggest
Uber suggestは、被リンクやキーワードの分析に加えて、サイトの監査も行えるツールです。すべての機能を活用するには有料登録が必要ですが、無料でも一部機能が利用できます。
無料で利用できる機能は、以下のとおりです。
- キーワードの検索ボリュームの調査(1日3回まで)
- キーワードの難易度の確認
- 関連キーワードの調査
- 競合の流入キーワードの分析
- 被リンクのデータ取得(競合も可)
- サイトの監査
ただし、無料で利用する場合は、閲覧できるデータ数にも制限があります。サイトの規模が大きくなって調査結果が物足りないときは、有料登録や他のツールとの併用を検討しましょう。
LYNX
LYNXは、アカウント登録なしで無料で使えます。検索窓にキーワードやドメインを入力するだけで、検索順位や被リンクの調査が可能です。
具体的には、以下の機能が利用できます。
- 被リンク数の分析
- 低品質な被リンクの調査
- 特定のキーワードにおける検索順位の確認
- 競合サイトにおける特定のキーワードの分析
- キーワードの検索ボリュームの調査
- サイトのページ読み込みスピードの確認
- ドメインパワーの調査
さまざまなSEO分析機能が無料で使える強みがある一方で、検索順位や競合サイトのキーワード分析は、1つのキーワードごとに分析する必要があります。
レポートをCSVファイルで出力できますが、手間に感じる場合は他のツールとの併用がおすすめです。
LANYで競合調査・SEO分析を行なった成功事例
実際にLANYでは、Ahrefsを用いた施策で複数の検索意図を網羅できる記事作成によってSEO流入を1.5倍に伸ばした事例があります。
具体的には、複数の検索意図を網羅できる記事の作成において「競合のページは1つの記事で複数のキーワードを対策しているか」という調査にAhrefsを用いています。Ahrefsでは、1つの記事で対策されているキーワードの確認も可能です。
また、紹介した事例では膨大な数の記事数があり、記事作成の依頼を受けたキーワードでカニバリゼーションを起こす可能性がありました。
そういったケースでもLANYでは、記事の作成途中でも柔軟に対応し、お客様にとって最適な解決方法を積極的に提案しています。
ここまでAhrefsの使い方やツールの紹介をしてきましたが「社内のリソース、ノウハウが足りずインハウス対応が難しそう」「すでに無料ツールで分析を試してみたが、思うように成果が出ていない」といった分析業務にまつわる悩みがある場合は、ぜひ一度LANYにご相談ください。SEOに精通したコンサルタントが課題解決に向けて伴走いたします。
Ahrefsで自社・競合メディアを分析し、SEO施策のPDCAを回そう
Ahrefsは、SEOに欠かせない機能を包括したツールですが、その分有効活用するにはある程度のSEO知識が必要です。
しかし、一度分析業務の意義を理解し、各機能を適切に活用できるようになれば、大手企業での導入実績も豊富という定評のあるツールなだけあって、自社サイトのSEO施策の実行・改善に役立つ可能性は高いでしょう。
料金が高いと感じた方やSEO初心者の方は、まずはAhrefsの公式サイトから利用できる無料ツールで使い勝手を確認しましょう。
Ahrefsほど多機能なツールを求めていない方には、分析業務において必要不可欠な機能をシンプルに利用できる「Googleサーチコンソール」「Ubersuggest」「LYNX」がおすすめです。
なお、「社内のリースが足りない」「ノウハウがなくてインハウス化が難しい」とSEOの施策に悩みがある方は、ぜひLANYにご相談ください。SEO記事の制作支援だけでなく、課題の洗い出しおよび最適な戦略立案と実行を支援するSEOコンサルティングを得意としています。
テクニカルSEOの観点から漏れていた要素を特定し、改善施策の実行まで包括的にご支援したことでセッション数を前年比500%まで伸ばした実績をもつコンサルタントがお客様の現状や課題を丁寧にヒアリングし、効果的な施策をご提案いたします。
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