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【入門】ディスプレイ広告でよく使う指標を解説!各指標の確認方法や広告効果の改善方法もご紹介
インプレッションやクリック数など、ディスプレイ広告では分析にさまざまな指標を用います。
ディスプレイ広告の効果を測定し、最適化するには指標の種類や意味を適切に理解しておくことが大切です。
この記事では、ディスプレイ広告でよく使用される指標の概要や計算式、目的ごとに活用すべきディスプレイ広告の指標を解説します。
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ディスプレイ広告でよく使用される指標
ディスプレイ広告は、Webサイトやアプリの広告枠に表示される広告です。今回はディスプレイ広告運用の際に知っておくべき指標などを解説いたしました。
ディスプレイ広告でよく使用される指標として、以下の10個があります。
- インプレッション(imp)
- インプレッションシェア(IS)
- ビューアブルインプレッション
- リーチ(ユニークユーザー数)
- フリークエンシー
- クリック数(CTs)
- クリック率(CTR)
- インプレション単価(CPM)
- クリック単価(CPC)
- ビュースルーコンバージョン(VTC)
- コンバージョン率
- コンバージョン単価(CPA)
- コンバージョン数
それぞれの概要や計算式について詳しく紹介します。
ディスプレイ広告について詳しく知らない方は、こちらの記事も合わせてお読みください。ディスプレイ広告を活用するメリットやGDNとYDAの違いについて知ることができます。



インプレッション(imp)
インプレッションとは、広告が表示された回数のことです。「表示回数」や「imp」とも呼ばれます。
ユーザーが広告を見たかどうかに関係なくインプレッションはカウントされます。
たとえば、Webページの最下部に広告が掲載されたとしましょう。この場合、ユーザーが最下部までスクロールせずにページから離脱してもインプレッションは1となります。
インプレッションシェア(IS)
インプレッション シェア(IS)は広告が表示可能だった合計回数に対して、実際に表示された回数(インプレッション数)の割合のことです。
計算式にすると以下のようになります。
インプレッションシェア(%)= インプレッション数(回)÷広告が表示可能だった合計回数(回)
計算例として、「インプレッション数が500回、本来広告を表示できた回数が1,000回」の場合のインプレッションシェアを求めてみましょう。
500回÷1,000回×100=50%
計算結果によって、広告を配信できた可能性が50%あったことがわかります。
インプレッションシェアが低いほど広告が表示される機会を損失していると判断できます。
参考:インプレッション シェアについて|Google 広告 ヘルプ
ビューアブルインプレッション
ビューアブルインプレッションは、ユーザーが視認広告を視認可能だった場合にカウントされる表示回数のことです。
視認可能の定義はディスプレイ広告と動画広告でそれぞれ以下のように定義されます。
- ディスプレイ広告:表示面積の50%以上が1秒以上表示された場合
- 動画広告:広告面積の50%以上が表示され、2秒以上の再生され続けた場合
ビューアブルインプレッションによって、ユーザーが広告を閲覧したかどうかが明確にわかります。
参考:アクティブ ビュー|Google 広告ヘルプ
参考:ビューアブルインプレッションとは|Yahoo!広告ヘルプ
リーチ(ユニークユーザー数)
広告が表示されたユーザー数のことをリーチといいます。以下のような要素から同一人物かを確認し、リーチを計測しています。
- デバイス
- フォーマット
- サイト
- アプリ
- ネットワーク
リーチとインプレッションはカウントされる数値が異なります。
たとえば、特定のユーザーがスマホとパソコンで自社広告を見たとしましょう。この場合、広告が表示された回数であるインプレッションは2とカウントされます。
しかし、広告が表示された人はひとりであるため、リーチは1となります。
参考:リーチとフリークエンシーを測定する|Google 広告 ヘルプ
フリークエンシー
フリークエンシーは、ひとりのユーザーに広告が表示された回数のことです。ブラウザのCookie機能を使ってカウントしています。
フリークエンシーによって特定のユーザー層に対して何回広告が表示されたかがわかります。同じユーザーに必要以上に広告を表示させないために「フリークエンシーキャップ」という機能での制御も可能です。
フリークエンシーキャップでは、特定の期間でひとりあたりに表示できる広告の回数を制限できます。
たとえば「1週間で同じユーザーに5回まで同じ広告を配信する」という設定が可能です。
参考:リーチとフリークエンシーを測定する|Google 広告 ヘルプ
参考:フリークエンシーとは? リーチとの違いや適切な回数の決め方|LINEヤフー for business
参考:フリークエンシー キャップ|Google 広告 ヘルプ
クリック数(CTs)
クリック数は、ユーザーが広告をクリックしたときにカウントされる指標です。クリック数が高いほどユーザーが興味を持つようなディスプレイ広告を作成できていると判断できます。
クリック数について詳細に説明している記事もありますので、ご確認ください。

クリック率(CTR)
クリック率はCTRとも呼ばれ、「インプレッション数に対するクリック数の割合を表す指標」です。
以下の計算式で求められます。
クリック率(%)=クリック数(回)÷表示回数(回)×100
例として、クリック数が500回、表示回数が10,000回だったときのクリック率を計算してみましょう。
500回÷10,000回×100=5%
結果、クリック率は5%であることがわかりました。クリック率が高いほど、ユーザーが広告に関心を持っていると判断できます。
インプレション単価(CPM)
インプレッション単価は、広告が1,000回表示されるたびに発生する費用のことです。
以下の計算式で求められます。
インプレション単価(円)=広告費(円)÷インプレッション数(回)×1,000
たとえば、広告費が3万円、インプレッション数が60万回だったときのインプレッション単価を計算してみましょう。
3万円÷60万回×1,000=50円
上記の計算により、インプレッション単価は50円となります。
インプレッション単価は表示回数で広告費を支払う「インプレッション課金」を選択した際に活用します。
参考:インプレッション単価(CPM)とは|Google 広告 ヘルプ
参考:CPMとは? 概要から計算方法、メリット・デメリットまで幅広く紹介|LINEヤフー for business
クリック単価(CPC)
クリック単価は、1クリックにあたりに発生する費用のことです。広告のクリック数によって料金を支払う「クリック課金」を選択した場合に用いられます。
クリック課金の式は以下のようになります。
クリック単価(円)=クリック課金で発生した広告費(円)÷クリック数(回)
計算例として、「広告費が10万円、クリック数が2,500回」の場合のクリック単価を求めてみましょう。
10万円÷2,500回=40円
計算結果から、1回のクリックにつき40円発生していることがわかります。
クリック単価によって費用対効果の高い広告運用ができているかを確認できます。
ビュースルーコンバージョン(VTC)
ビュースルーコンバージョンとは以下の条件でコンバージョンが発生したときにカウントされる指標です。
- ユーザーに広告が表示された時点では、クリックせずコンバージョンに至らなかった
- その後、他の広告や自然流入でサイトに訪問し、コンバージョンが発生した
ビュースルーコンバージョンを活用することで、ディスプレイ広告での認知度向上によって成果が得られたことを判断できます。
Google 広告の場合、表示されてからコンバージョンに至るまでの計測期間を1日から30日の間で変更が可能です。
参考:コンバージョン トラッキング データについて|Google 広告 ヘルプ
コンバージョン数
コンバージョン数とは、広告の目標に対して達成された回数のことです。
コンバージョン数の計算式は以下の通りになります。
コンバージョン数(CV)=クリック数×コンバージョン率
主なコンバージョンは、商品の購入やお問い合わせ、会員登録などです。獲得できるコンバージョン数は、商材や予算などによっても異なります。
コンバージョン数を把握することで、どの広告が成果を上げているのかを把握できます。より効果的に売上を伸ばすことにもつながるでしょう。
コンバージョン率(CVR)
コンバージョン率とは、ディスプレイ広告をクリックした見た人のうち購入や資料請求など特定の行動を起こした割合を示します。
コンバージョン率の計算式は以下の通りです。
コンバージョン率(CVR)=(コンバージョン数 ÷ クリック数)× 100
何をコンバージョンに設定するかによっても、コンバージョン率の数値は変動します。同じ業界であっても平均値は異なるので、内容にあわせたコンバージョン率を把握するようにしましょう。
コンバージョン率については、以下の記事で解説しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。

コンバージョン単価(CPA)
コンバージョン単価(CPA)とは、1件の成果に対する広告費用をさす指標です。
コンバージョン単価の計算式は以下の通りになります。
コンバージョン単価(CPA)= 広告費 ÷ コンバージョン数
一般的に、コンバージョン単価は低い方がいいとされています。CPAが低下すると広告の費用対効果が上がり、多くの利益が見込めるためです。
また、複数の媒体で同じ種類の広告を出す場合、媒体ごとのCPAを確認することでもっとも効果的な媒体を把握できるようになるでしょう。
ただし、CPAを下げることに固執すると広告の品質に影響が出る可能性があります。CPAを抑えられてもコンバージョン数が減り売上が下がってしまうケースもあるため、コンバージョン数とCPAのバランスには注意しましょう。
- ディスプレイ広告の効果測定を正しくおこなうために、指標を理解することが非常に重要です。ディスプレイ広告に限ったことではありませんが、広告は出稿しただけで成功することはありません。出稿したのち、目標に対する成果を測定・評価して改善を繰り返していく必要があります。それぞれの指標を正しく理解し、PDCAのC(チェック)の部分をしっかり改善していけるようにしましょう。
ディスプレイ広告の配信目的ごとに活用する指標
ディスプレイ広告は「認知度の向上」と「コンバージョンの獲得」の2つの目的によって活用すべき指標が異なります。
適切に効果測定するためにも、以下を読んで自社で確認すべき指標を把握しましょう。
認知度の向上
商材の認知度向上やブランディングを目的としている場合、以下の指標を活用しましょう。
- インプレッション数
- ビューアブルインプレッション
- リーチ数
- フリークエンシー
- クリック数
- クリック率
- インプレッション単価
- クリック単価
認知度の向上には、広告が掲載されていることや見られていることが前提条件です。インプレッション数やビューアブルインプレッションを活用して、広告が見られていることを確認しましょう。
しかし、広告を見ただけでは印象に残らないユーザーもいるため、インプレッションだけでは認知度向上につながっているとは言い切れません。
広告をクリックしたユーザーの方が認知されやすくなるため、クリック関連の数値も見ておきましょう。同時に費用に見合っているかを確認するには、クリック単価の確認がおすすめです。
ただし、上記の指標だけでは、リアルな認知度を把握するのが難しいかもしれません。
より詳しく認知度を知りたい場合はリサーチ会社にアンケート調査を依頼して、ユーザーのデータを収集するとよいでしょう。
コンバージョン(売上・申し込み・資料請求)の獲得
商品・購入数やお問い合わせの増加などコンバージョン獲得が目的で配信する方は、以下の項目を活用してください。
- コンバージョン数
- コンバージョン率
- コンバージョン単価
- ビュースルーコンバージョン
ディスプレイ広告の場合、商品やサービスに関心の低い潜在層にも広告が配信されてしまいます。潜在層には「今は欲しくないけど、必要になったら買おう」という方もいると考えられます。
広告を見て一定期間経ってから購入する人を測定するためにも、ビュースルーコンバージョンを活用してみてください。
広告の管理画面上で広告がはじめてクリックされてから、コンバージョンするまでのトラッキング期間(日数)も調整可能です。
参考:ビュースルー コンバージョン計測期間 | Google 広告 ヘルプ
ただし、コンバージョン獲得につながるには、広告がクリックされることも重要です。広告効果の改善点を探す際は、インプレッションやクリック数の確認もしましょう。
ディスプレイ広告の効果測定が必要な理由
ディスプレイ広告の効果測定が必要な理由は、以下の3つです。
- サービスの認知状況を把握できる
- サイトへの訪問効果を確認できる
- コンバージョン達成状況を評価できる
効果測定でどこに改善点があるのかを分析し、次の戦略に活かしていきましょう。
サービスの認知状況を把握できる
ディスプレイ広告の効果測定をおこなうことで、サービスの認知状況を把握できます。
たとえば、インプレッション数やクリック数を分析することで、どれだけのユーザーが広告を目にし、興味をもったのかがわかるでしょう。
また、広告を見たユーザーがどの程度サイト訪問や行動につながったかを確認することで、認知が実際の行動に結びついているかを評価できます。
効果測定をすることで認知拡大のための広告戦略を最適化し、より多くのターゲットユーザーに対し効果的なリーチが可能になるでしょう。
サイトへの訪問効果を確認できる
ディスプレイ広告の効果測定により、サイトへの訪問効果を確認できます。
たとえば、クリック数やクリック率を分析することで、広告がどれだけのユーザーをウェブサイトに誘導しているかを把握できるでしょう。
また、訪問者のページ滞在時間や直帰率を確認すれば、広告で引き付けたユーザーがサイト内でどの程度興味をもったかを評価できます。
これにより、広告のターゲティングやクリエイティブの効果を判断し、必要に応じて改善をおこなうことで、コンバージョン率をより高めることが可能です。
コンバージョン達成状況を評価できる
ディスプレイ広告の効果測定では、コンバージョン達成状況の評価が可能です。広告を見たユーザーが最終的に購入や問い合わせ、資料請求などの具体的なアクション(コンバージョン)をおこなったかをデータで確認できます。
また、どの広告やターゲティング設定が高い成果を生んでいるかを把握することで、運用の最適化が可能です。コンバージョン率やコンバージョンに至るまでの経路を分析することで、広告の効果や課題を明確化できます。
これにより、広告投資の効率を最大化し、より高い成果を得られるでしょう。
ディスプレイ広告の各指標の確認方法
ディスプレイ広告の各指標については Google 広告や Yahoo!広告の管理画面で確認できます。
ただし以下の指標はデフォルトでは表示されていないため、自身で別途設定しなければなりません。
- インプレッションシェア
- ビューアブルインプレッション
- リーチ(ユニークユーザー数)
- フリークエンシー
- ビュースルーコンバージョン
ここでは、 Google 広告と Yahoo広告の管理画面の設定方法や仕様の確認方法を紹介します。
Google 広告
Google 広告の管理画面の左画面にある「キャンペーン」を展開し、「キャンペーン」をクリックします。

表示項目を追加したいキャンペーンを選択、キャンペーンの一覧の上にある表示項目のアイコンをクリックしてください。

「表示項目の変更」という設定画面が出てきますので、以下の項目を選択してください。
- 競合指標を展開し、「ディスプレイ広告のインプレッションシェア」にチェックを入れる
- 視認性を展開し、「視認範囲のインプレッション」にチェックを入れる(ビューアブルインプレッションの確認)
- コンバージョンを展開し「ビュースルーコンバージョン」にチェックを入れる
- リーチの指標を展開し「平均表示頻度」(フリークエンシーに該当する項目)と「ユニークユーザー数」(リーチに関する項目)にチェックを入れる
必要に応じて「表示項目の設定を保存する」をチェックし、「適用」を押すことで管理画面から各数値を確認できます。
参考:掲載結果の表でおすすめの表示項目を追加、削除する|Google 広告 ヘルプ
Yahoo!広告(YDA)
「キャンペーン」か「広告グループ」をクリック、「表示項目」を展開し「表示項目を編集」を押します。

表示項目一覧から以下の項目を選択してください。
- インプレッションシェア
- ビューアブルインプレッション
- ビュースルーコンバージョン
「適用」をクリックすれば、管理画面で各指標を確認できます。
また、リーチを確認したい場合は別途レポートを作成する必要があります。
レポートの作成方法として、広告管理ツールの棒グラフのアイコン「レポート」を押し、パフォーマンスレポートを表示してください。

「レポート・テンプレート作成」をクリックして、「プリセットを読み込む」という設定画面に遷移します。

「リーチレポート」を展開し、以下の項目を選択しましょう。
- リーチ数(ビューアブルインプレッション)
- 平均接触回数(ビューアブルインプレッション)
- リーチ数(メジャードインプレッション)
- 平均接触回数(メジャードインプレッション)
「適用」をクリックすることでレポートが作成され、各指標を確認できます。
参考:リーチレポート【ディスプレイ広告】|Yahoo!広告ヘルプ
- ディスプレイ広告は、検索広告とは異なり、潜在層から顕在層まで幅広いユーザーに対して広告を配信でき、商品やサービスの認知度拡大からお問い合わせや購入など獲得にも活用できるメニューです。ただし、事前に目的をもたずに配信をおこなうと成果は得づらい側面もあります。何のために配信をするのかを事前に明確に定めておくことが大切です。
ディスプレイ広告を改善する3つのステップ
ディスプレイ広告を改善する手順は、以下の3つです。
- 現状を把握し分析する
- 解決策を立案する
- A/Bテストを実施する
それぞれ詳しく解説します。
ステップ1:現状を把握し分析する
まず、現状の広告パフォーマンスを確認しましょう。最低でも確認しておきたい指標は下記の通りです。
- 広告費
- 表示回数
- クリック数
- クリック率
- コンバージョン数
- コンバージョン率
- CPAなどの費用対効果の指標
これにより、どの広告が効果的か、または課題があるのかを明確にします。
次に、ターゲティングの精度や広告配信のタイミングといった要素も見直しのポイントです。Google Analyticsや広告プラットフォームのレポート機能を活用し、ユーザー行動データを詳細に分析することで、広告の成果に影響を与える要因を特定します。
現状を正確に把握することで、成果が不十分な箇所や具体的な改善方向が浮き彫りになります。洗い出した課題をもとに、次の施策の土台を築いてより効果的な改善を進めましょう。
ステップ2:解決策を立案する
現状分析で特定した課題をもとに、具体的な改善策を立案します。
たとえば、クリック率が低い場合は、より魅力的なクリエイティブやキャッチコピーを作成することを検討しましょう。
一方、クリック率が特定のターゲット層で著しく低い、または広告のリーチが意図したターゲット層と一致していないデータが確認される場合は、ターゲティングが不適切である可能性があります。
この場合は配信設定を見直し、ターゲット層の年齢や興味・関心にあった設定に調整しましょう。
さらに、コンバージョン率が低い場合には、ランディングページの内容を改善したり、CTA(行動喚起)のデザインやメッセージを強化したりするのが効果的です。
複数の改善案を比較・検討し、シミュレーションを通じてもっとも効果が期待できる施策を選択することで、広告のパフォーマンスをより一層向上させられるでしょう。
ステップ3:A/Bテストを実施する
A/Bテストとは、異なる広告クリエイティブやターゲティング設定、コピーなどを比較し、どちらがより高い成果を生むかを検証する手法です。
たとえば、デザインやキャッチコピーが異なる広告を同時に配信し、クリック率やコンバージョン率を比較します。テスト結果にもとづいてより効果的な施策を特定し、運用に反映させることで広告のパフォーマンスを最大化できます。
A/Bテストを始める際は、小さな変更から取り組むのがおすすめです。一度に大きく変更するのではなく、少しずつ調整を加え、その都度結果を検証しながらブラッシュアップしていきましょう。継続的な改善の積み重ねが、長期的な成功へとつながります。
ディスプレイ広告の効果を改善する6つポイント
ディスプレイ広告の効果を改善したい方は以下の項目を実施しましょう。
- 入札単価と予算を調整する
- ターゲティング設定を見直す
- クリエイティブの訴求やデザインを見直す
- 自動入札機能を導入する
- プレースメントを見直す
- ランディングページを見直す
以下を読むことで具体的な改善方法を把握できますので、ぜひ読んでみてください。
ポイント1:入札単価と予算を調整する
認知度向上が目的の方はインプレッション数を上げるために、入札単価と予算の調整を検討しましょう。
インプレッション数やインプレッションシェアの低い場合は、2つの原因が考えられます。
- 一日あたりに支払える広告費(予算)を低く設定している
- 1,000回あたりのインプレッション数、または1クリックあたりで支払える広告費(入札単価)を低く設定している
上記の理由から広告表示の機会損失を防ぐためには、予算と入札単価の引き上げが必要です。
入札単価に関しては広告ランクにも影響するため、入札単価を増やすことで広告が掲載されやすくなるでしょう。
参考:インプレッション シェアを向上させる|Google 広告 ヘルプ
ポイント2:ターゲティング設定を見直す
クリック率やコンバージョン率を改善したい場合は、ターゲティング設定を見直すことも重要です。
正しくターゲティングが設定されていないと、自社の商品やサービスに興味のあるユーザー層に広告を届けられません。
ターゲティング設定に誤りや改善の余地がないか、以下のことを確認しましょう。
- ユーザーを絞り込まずに配信する「モニタリング」に設定していないか
- 自社商材のターゲット層と設定したユーザー属性(年齢や性別など)が一致しているか
- オーディエンスセグメントで自社商材に興味や関心のあるユーザーに絞り込めているか
- 自社商材に興味のないユーザーをターゲティングから除外できているか
- 訪問履歴の期間は適切な日数に設定されているか
上記を見直すことで、クリックやコンバージョンに関する指標が改善されるでしょう。
GDNについては11種類のターゲティングがあるので、下記リンクを参考にしてそれぞれの使い方について知っておきましょう。

ポイント3:クリエイティブの訴求やデザインを見直す
広告がクリックされない理由のひとつとして、画像や動画などクリエイティブが魅力的でない可能性も考えられます。
クリック率を改善するためにも、以下のような観点からクリエイティブを見直しましょう。
- ターゲット層の悩みを解消できるような訴求文になっているか
- 誰もが見やすいデザインになっているか
- 他社にない強みを訴求できているか
改善の際は広告の一部だけを変更して効果を比較する「ABテスト」の実施がおすすめです。
1か所変えて効果を確認することで「どのような広告が効果的なのか」が明確になるため、広告運用のノウハウを蓄積できます。
なお、ディスプレイ広告のデザインに自信のない方は、広告作成のヒントになるサイトの活用をおすすめします。
下記の記事で弊社がおすすめするギャラリーサイトを紹介していますので、ぜひご覧ください。

ポイント4:自動入札機能を導入する
自社の広告を効率的に配信する方法として「自動入札機能」があります。
自動入札機能では、広告グループの入札単価をコンバージョン数やクリック数に応じて最適化できます。
入札単価が適切に調整されることでコストを抑えられるため、クリック単価やインプレッション単価を削減できるでしょう。
コンバージョン数が30件以上のような一定数あるキャンペーンである場合に自動入札の活用は効果的です。
月間30件以下のコンバージョン数であれば、広告の機械学習へ渡すデータを増やすため、マイクロコンバージョンの活用を検討するのも一つの手です。
マイクロコンバージョンとは本来のコンバージョン地点より、手前のページやアクションをコンバージョンにした地点のことです。
例としては、本来のコンバージョンがお問い合わせであれば、マイクロコンバージョンはお名前入力などのフォーム到達で設定します。
参考:自動入札機能について|Google 広告ヘルプ
参考:自動入札とは【運用型】|Yahoo!広告ヘルプ
参考:マイクロコンバージョンとは? 活用するメリットや設定方法を解説|LINEヤフー for business
ポイント5:プレースメントを見直す
ユーザーの視認性を高めるために、GDNやYDAで広告を掲載できる場所(プレースメント)の見直しも重要です。
プレースメントでは以下のような媒体を指定して、配信先を絞れます。
- Webサイト
- スマホやタブレットのアプリ
- 動画コンテンツ
例として、釣り具の通販の広告を出稿したい場合を考えてみましょう。
この場合、釣り関連のWebメディアに掲載先を絞ることで、クリック率やコンバージョン率の改善が見込めます。
広告が配信されたサイトを確認し、広告効果の高いサイトに配信されるよう設定してみてください。
一方で、効果の低いサイトや見込み顧客が閲覧していないようなサイトがあれば、除外設定をしましょう。
参考:プレースメント ターゲティングについて|Google 広告 ヘルプ
ポイント6:ランディングページを見直す
コンバージョン率やビュースルーコンバージョンの数値に課題がある場合、ランディングページの見直しを検討してみみましょう。
とくに、以下の4つは必ず確認するべき項目です。
- ユーザーが操作しやすいページになっているか
- ユーザーが購入したくなる訴求文が書かれているか
- コンバージョンに辿り着きやすい設計になっているか
- 広告の内容とLPの内容が一致しているか など
ランディングページを改善することで、商品の購入数やお問い合わせ数の増加が見込めるため、コンバージョン関連の指標が改善します。
- ディスプレイ広告は、バナー等の視覚的な表現で商品やサービスを訴求できる広告メニューですが、ただ配信するだけでは成果を得ることはできません。媒体特性を理解することも大切ですが、まずは配信の目的を明確にすること「誰にどのような訴求をするか」を定めることが重要です。導入の目的やターゲット次第で、広告の扱い方・クリエイティブも変わってきます。
ディスプレイ広告の効果測定方法
ディスプレイ広告の効果を正しく評価するためには、適切な指標を活用してパフォーマンスを分析することが大切です。
ここでは、ディスプレイ広告の効果測定方法について解説します。
効果測定ツールを使う
ディスプレイ広告の効果測定には、適切な効果測定ツールを活用することが重要です。
効果測定ツールには、以下のものがあります。
- 広告プラットフォームの測定ツール
- Google Analytics
- 広告効果測定ツール
これらのツールを活用することで、ユーザーの行動データを詳細に追跡できます。その結果、どのターゲット層に広告が効果的だったのか、広告配信の時間帯や地域ごとのパフォーマンスといったデータを把握できるでしょう。
さらに、ツールのA/Bテスト機能を使えば、複数の広告のパフォーマンスを比較し、最適なクリエイティブやターゲティング設定を見つけられます。
効果測定ツールを活用することで広告の最適化が進み、より高いROI(投資対効果)を実現することが期待できるでしょう。
広告効果を可視化する
ディスプレイ広告の成果を確認するには、アトリビューション分析をおこないましょう。
アトリビューション分析とは、ディスプレイ広告が最終的なコンバージョンにどのように貢献したかを明らかにする手法です。
その際、ビュースルーコンバージョンも重要な要素となります。ビュースルーコンバージョンとは、ユーザーが広告を閲覧し、結果としてコンバージョンに至ったかをあらわす指標です。
ユーザーが認知から購入や契約に至るまでの行動や心理を深く理解することで、広告運用の全体的な改善ができます。この分析を通じて、広告投資の効率化とより効果的なマーケティング戦略の立案が実現するでしょう。
バナーアンケートやパネル調査を実施する
ディスプレイ広告の効果測定方法のひとつに、バナーアンケートやパネル調査を実施する方法があります。これらは、広告がどの程度認知され、ユーザーに影響を与えたかを直接的に把握するための手法です。
バナーアンケートは、広告をクリックしたあとに簡単な質問を表示し、ユーザーの意図や認識を収集する方法になります。これにより、広告がどのように受け取られたかをリアルタイムで測定可能です。
パネル調査では、一定のユーザーグループを対象に、広告との接触状況やその後の行動を追跡します。これにより、広告がターゲット層に与えた影響や、認知・態度の変化を評価でき、中長期的な効果分析が可能です。
アンケートやパネル調査を活用することで、クリック率やコンバージョン率といった定量データでは見えにくいユーザーの反応を深掘りできます。バナーアンケートやパネス調査を積極的に活用して、広告戦略をより洗練させていきましょう。
目的に応じた指標を使ってディスプレイ広告の効果を測定しよう
ディスプレイ広告の効果的な運用には、目的に応じて指標を選択することが大切です。たとえば認知度向上ならインプレッションやクリック関連の指標を、コンバージョン獲得ならそれに関する指標を確認しましょう。各指標はGoogle広告やYahoo!広告の管理画面で確認できます。
ディスプレイ広告で効果的に結果を得るためには、豊富な知識と経験が必要です。LANYでは、ディスプレイ広告をはじめとした広告運用を、出稿から運用まで一気通貫で支援しております。
求人作成や広告運用を自社でカバーするのが不安な場合は、ぜひLANYまでお気軽にご相談ください。