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コーポレートサイトの作り方!掲載すべき情報や作成のポイントを解説
コーポレートサイトは、企業理念や事業内容など企業の自己紹介をするサイトです。ブランディングに活用でき、競合との差別化や信頼感の向上を目的に広く活用されています。クオリティによって企業の印象が左右されるため、ターゲットにとって視認性が高く、情報がわかりやすいサイトをつくることが大切です。
本記事では、コーポレートサイトの作り方を6つの手順で詳しく解説します。魅力的なサイトをつくるポイントや必要なページを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
コーポレートサイトとは?役割とホームページとの違い
コーポレートサイトとは、企業の情報が掲載されたサイトのことです。
組織の紹介や商品・サービスの訴求などをインターネット上で公開し、ユーザーに自社を知ってもらうために情報を配信します。
ここでは、コーポレートサイトの役割とホームページの違いを紹介するので、まず概要を把握したい方はぜひお読みください。
コーポレートサイトの役割
コーポレートサイトの役割は主に以下の3つです。
役割 | 詳細 |
---|---|
情報提供 | ステークホルダー(株主や取引先、顧客など自社と接点をもつすべての人)に自社のことを知ってもらう |
ブランディング | 自社の特徴やブランドイメージを伝える |
優秀な人材の確保 | 求職者に自社で働く魅力を伝える |
コーポレートサイトを情報提供の場とし、ステークホルダーが求めている情報を詳しく掲載することで、透明性のある企業という印象を与えられ信頼性の向上につながります。
自社の企業理念やブランドストーリーなどを伝えるための媒体として活用でき、ブランドイメージを浸透させる機能もあります。
採用活動においても、自社に興味をもった求職者の志望度を高めるのにも効果的です。
集客力の向上や採用による組織力向上にもつながるため、多くの企業でコーポレートサイトが制作されています。
ホームぺージの違い
コーポレートサイトと混同されやすい言葉に、ホームぺージがあります。
ホームぺージとは、Webサイトのトップページのことです。Webサイト全体のことを指す場合もあり、主に個人ブログや商品・サービスのサイトのことをホームページと呼びます。
コーポレートサイトもWebサイトのひとつです。ただし、一般的なホームページと異なり、会社概要やIR情報が含まれているため「企業情報がメインで掲載されているサイト」をコーポレートサイトと一般的に分類します。
ほかにもサイトには、BtoBサイトやサービスサイトなどの種類があります。それぞれのサイトについては以下の記事で解説しているので、ぜひお読みください。
コーポレートサイトを作るメリット
コーポレートサイトをつくるメリットとして、以下の3つがあります。
- 企業の価値を伝えられる
- 新規顧客の獲得につながる
- 人材の確保につながる
自社に必要かどうかを把握するためにも、メリットを確認してみましょう。
企業の価値を伝えられる
コーポレートサイトは、自社のブランドを伝える役割があり、宣伝チャネルとして活用できます。
ブランディングによって、他社との違いや強みを明確に伝えられ、どのような企業かを訪問したユーザーに伝えられます。
とくにコーポレートサイトは企業理念やブランドストーリーを伝えやすく、自社の思いがユーザーに共感されることで、信頼感や安心感を与えられるのがメリットです。
ユーザーから信頼されることで、リピーター獲得につながり、自社のファン化を期待できるでしょう。
新規顧客の獲得につながる
コーポレートサイトに事業例や料金などを掲載することで、見込み顧客が信頼感を抱きやすくなり、商談や契約につながる可能性があります。
特定の情報収集を目的にコーポレートサイトを訪れたユーザーに対し、自社商材が課題解決になることをアピールできるためです。商品やサービスへの興味を高めてから、問い合わせにつなげることで商談化率を向上させられます。
すでに自社商品への関心の高い状態で商談することもあり、自社のことを知らない人に営業するよりも、コンバージョンを獲得できる可能性が高くなる点がメリットです。
コーポレートサイトを訪れた人から自社に声をかけてくれるようになるため、営業担当者が自ら外に出て顧客を獲得しにいく手間を減らせます。
人材の確保につながる
自社で働く魅力を具体的に伝えられるため、優秀な人材を確保することが可能になります。
企業情報を求人サイトよりも詳しく掲載でき、企業理念や事業内容を具体的に伝えられやすいため、求職者の志望度を高められます。
企業理念に共感した人が応募する可能性が高くなり、自社とマッチ度の高い人材を獲得しやすくなるでしょう。
人材のマッチ度が低いことが原因で早期離職率が高い企業や、求職者の応募数が増えない企業は、採用を意識したコーポレートサイトを制作することで改善できる可能性があります。
コーポレートサイトを作成する手段
コーポレートサイトを作成する手段は、以下の2通りがあります。
- 自社で作成する
- 制作会社に依頼する
それぞれのメリット・デメリットを把握してから、作成する手段を決めましょう。
自社で作成する
コーポレートサイトは、自社での作成が可能です。近年ではCMS(Contents Management System)と呼ばれるツールを導入するだけで、簡単にWebサイトを構築しやすくなっています。
CMSはWebサイトのページやデータを管理するツールで、プログラミングの知識がなくてもサイト制作やブログの更新などができます。
CMSを導入し、サーバーとドメインを紐づけることで、コーポレートサイトを通じた情報発信が可能です。
自社で制作することで、費用を最小限に抑えられるのがメリットです。ただし、デザインやサイト構築の知識がないと、アクセスの伸びやすいサイトを制作するのが難しく、目的を達成できない可能性があります。
制作会社に依頼する
自社でコーポレートサイトを制作するノウハウがない場合や、リソースが不足している場合は、制作会社に外注するのもひとつの手です。
経験豊富なWebディレクターがWebマーケティングの知見を駆使し、目的達成のために最適なサイトを制作します。
企業によってはアクセス数を伸ばすために、記事制作の代行やリスティング広告の運用代行も提供しており、集客力向上に向けて包括的なサポートを受けられるでしょう。
ただし、制作費用は自社で制作するよりも高い傾向があります。
企業によってサイト制作の得意・不得意もあるため、自社にあったコーポレートサイトを制作するには、外注先選びが重要です。
コーポレートサイトの作り方・手順【6ステップ】
コーポレートサイトは、以下の手順でつくりましょう。
- 目的・ターゲットを明確にする
- 掲載する情報を決める
- ドメインの取得とサーバーの契約をする
- ワイヤーフレームを作成する
- サイトのデザインを決める
- 実際に作成して公開する
目的を達成するために必要なコーポレートサイトを制作するためにも、ぜひ参考にしてみてください。
手順1:目的・ターゲットを明確にする
はじめにコーポレートサイトの方向性や訴求したいことを決めるために、目的を明確にしましょう。方向性や訴求したいことがわからないままサイトを制作すると、ユーザーが何を伝えたいサイトかがわからなくなり、離脱されるおそれがあります。
「製品の販売促進」「ブランディング」「優秀な人材の確保」など自社の課題を洗い出し、コーポレートサイトで解決できるかを検討してから、制作をはじめましょう。
目的が決まれば、コーポレートサイトに必要な内容を決めるために、メインのターゲットを決めます。コーポレートサイトの場合、株主や取引先、求職者などステークホルダーのなかから選びましょう。
目的にあわせることでターゲットが決まりやすくなります。
たとえば、製品の販売促進が目的であれば取引先、優秀な人材の確保であれば求職者がメインターゲットになります。
目的やターゲットが明確になることで、方向性がぶれず、コーポレートサイト制作をスムーズに進められるので、必ず実施しましょう。
手順2:掲載する情報を決める
コーポレートサイトの目的やターゲットにあわせて、必要な情報を整理しましょう。
たとえば、採用を強化することが目的なら求職者に向けて、採用情報を多く載せることが重要です。社員インタビューや、経営陣の社員に対する想いなど、求職者の志望度を高める内容を重点的に盛り込みましょう。
製品情報も自社のことを知らない人でもわかるように記載することで、はじめて自社の求人情報を見た人でも、どのような事業をしているか把握できるようにします。
ターゲットが複数いる場合は、どの情報を優先的に伝えるか順位をつけ、内容を決めましょう。
手順3:ドメインの取得とサーバーの契約をする
コーポレートサイトに掲載する情報が決まれば、Webサイトに欠かせないドメインとサーバーを導入しましょう。
ドメインは「〇〇.co.jp」「〇〇.com」といった、Web上の住所のことです。ドメインを販売しているサイトから購入し、取得します。ドメイン名は自由につけられるため、自社だと認識できるものをつくるのがポイントです。
また、ドメインと同時にサーバーを契約しましょう。サーバーは、簡単にいうとサイトの情報やデータを提供する装置のことで、コーポレートサイトを公開するのに不可欠です。
自社専用のサーバーが必要な場合は、コンピューターを購入してサーバーを構築します。自社専用でなくても問題ない場合は、クラウド上で利用できるレンタルサーバーと契約することで、サイトを公開できる準備ができます。
手順4:ワイヤーフレームを作成する
コーポレートサイトに掲載する情報を明確にしたら、ワイヤーフレームを作成しましょう。ワイヤーフレームとは、Webサイトの設計図のことで、トップページをどのように設計するか、どの情報をどのページに配置するかなどを図に書き起こします。
階層を決めてカテゴリーごとに整理しておくことで、サイトの構築がしやすくなります。
サイト制作を外注する際もスムーズに情報共有するための手段として有効なため、依頼する際に用意しておきましょう。
手順5:サイトのデザインを決める
コーポレートサイトのデザインを自社のブランディングやターゲットにあわせて作成しましょう。
デザインの工程では、主に掲載する画像やイラスト、テキストのフォントなどを決めます。
デザインを決める際は見やすさ・使いやすさを重視することも大切です。文字が小さい、必要な情報がどこにあるかわからないといった不便なサイトだと、ユーザーに離脱されやすくなってしまいます。
テキストと背景の色合いや、ページメニューやボタンの位置などを意識し、視認性や操作性の高いデザインを心掛けましょう。
自社でデザインを作成するノウハウが不足している場合は、デザイナーに依頼することをおすすめします。
手順6:実際に作成して公開する
ワイヤーフレームやデザインをもとにサイトを制作します。自社で制作するか、制作会社に依頼するかどちらかを決めましょう。
コーポレートサイトが完成したら以下の観点でテストをし、問題がなければ公開します。
- バグがないか
- スマホで見たときにデザインが崩れていないか
- 誤字脱字がないか など
公開したら定期的にアクセスの解析や、サイトの改善をします。
コーポレートサイトをつくる際に必要なページ
コーポレートサイトをつくる際は、以下のページを用意しましょう。
- 会社概要
- 事業内容
- 商品・サービス情報
- 代表者挨拶
- プライバシーポリシー
- 採用情報
- お問い合わせフォーム
- お知らせ
- ブログ・お役立ち情報
- よくある質問
- IR情報
それぞれどのような役割があるか詳しく解説します。
会社概要
会社概要は、自社が信頼できる企業であることを伝えるために必要なページです。
会社の基本情報として、以下のような項目を掲載します。
- 社名
- 代表者
- 事業内容
- 設立
- 沿革
- 資本金
- 所在地
- 取引先
- 設立日 など
以上の内容を表にまとめて掲載するのが一般的です。会社情報は信頼性をあらわすため、間違いのないよう記載することが大切です。住所や代表者が変わる場合には、すぐに更新し、最新の状態にしましょう。
事業内容
事業内容は、提供している商品やサービスの概要を紹介するページです。
どのような事業をしており、自社のどの点が強みなのかを具体的に記載します。
取引先や導入事例なども記載することで、事業内容の信頼性を向上でき、競合との差別化にもつながります。
商品・サービス情報
事業内容とは別に自社の商品・サービスを紹介したいときは、商品・サービスのページを用意しましょう。
商品・サービスの詳細や解決できる課題を紹介することで、ユーザーに興味をもってもらえるようにします。
商品やサービスの数が多数ある場合は、情報の所在がわかりにくくなるため、サービスサイトを新しく作成し、コーポレートサイトにリンクを設置して遷移させるのもひとつの手です。
事業内容のページと同様、導入事例を記載し、信頼性を高める工夫をしましょう。
代表者挨拶
代表者挨拶では、主に代表者の会社に対する考えやポリシーを発信します。
企業が目指すものやビジョンなどを伝え、ターゲットへのブランディングの浸透につなげるのがポイントです。
代表者の顔写真も載せることで透明性が高くなり、信頼が得られやすくなります。
プライバシーポリシー
個人情報を扱う場合は、プライバシーポリシーを明記しましょう。
プライバシーポリシーは、個人情報の取り扱いについて文章にまとめたものです。
問い合わせやホワイトペーパーのダウンロードなどで、ユーザーが安心してメールアドレスや名前を記載できるよう、個人情報の保護について明確に伝えるのに必要です。
安心して利用できるよう、利用目的や開示請求先を記載し、セキュリティ管理に努めていることを伝えましょう。
採用情報
採用情報では、求人サイトでは載せられなかった情報を掲載します。たとえば、求職者へのメッセージや企業理念、実際に働いている人の声などを記載しましょう。
企業の情報を詳細に記載することで、求職者が自社とマッチしているか判断でき、入社後のギャップを最小限に抑えられます。
企業によっては採用サイトを別で制作している場合もあります。コーポレートサイトの目的や方向性が人材の確保以外の場合に、採用サイトを別途制作することを検討しましょう。
お問い合わせフォーム
訪問者が質問やアポイントの予約など、すぐに問い合わせができるよう、お問い合わせフォームを設置しましょう。
サイト内ですぐ問い合わせできることで、手間をかけずに連絡できるようになり、アポ率の向上や見込み顧客獲得につながります。
問い合わせ数を増やしたい場合は、短時間でフォームを入力できるよう、EFO(Entry Form Optimization)を実施しましょう。
EFOとは、入力フォーム最適化と呼ばれる施策で、以下のように入力フォームを改善します。
- 入力項目を減らす
- 文字を大きくして見やすくする
- 入力中の項目にエラーメッセージを表示する
- ハードルを下げる文言をCTAと一緒に記載する
入力しやすいフォームにすることで、コンバージョン率の改善が期待できます。
EFOの施策については以下の記事でも詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
お知らせ
コーポレートサイトで最新情報を伝えるために、お知らせページを必ず作成しましょう。お知らせがあることで、自社の動きがアクティブだとユーザーに判断され、信頼されやすくなります。
逆に更新されていないと「この企業はもう閉業しているのでは?」「この会社は大丈夫なのか?」と思われてしまい、離脱につながります。
新商品の発売やリリース情報、活動報告などをお知らせページに掲載し、自社が積極的に活動していることをアピールしましょう。
ブログ・お役立ち情報
ブログやお役立ち情報では、ユーザーの悩みや課題にあった記事を掲載します。
記事を掲載することで、多くのユーザーが流入し、自社商品・サービスに興味をもってもらえる接点をつくれるのがメリットです。
記事を作成する際は、SEO(Search Engine Optimization)を意識して作成することが大切です。SEOとは検索エンジン最適化のことで、特定のキーワードで検索上位になるような記事を作成する取り組みを指します。
検索上位の記事が増えることで、GoogleやYahoo!をはじめとした検索エンジンからの流入が増え、アクセス数を伸ばせます。広告費用をかけずとも、流入数が増えるため、マーケティング活動の費用対効果向上を目指せるでしょう。
BtoBにおけるSEOに強いブログの書き方は、以下の記事で紹介しているので、ぜひチェックしてみましょう。
自社でSEOに効果のあるブログを作成するのが難しい場合は、プロへの外注を活用するのもひとつの手です。LANYでは、SEOコンサルティングや記事作成代行などのサービスを提供しているので、SEOで集客力をアップさせたい方はお気軽にご相談ください。
よくある質問
商品やサービスに関する質問が多く寄せられている場合は、よくある質問のページを掲載しましょう。
実際に電話やメールなどで届いた問い合わせ内容をもとに、頻出する質問と回答を掲載します。
サイト内によくある質問を掲載することで、ユーザーが自己解決できるようになり、顧客満足度の向上が期待できます。
自己解決できるようになれば、問い合わせ数の減少を期待でき、顧客対応の負担を軽減できる点もメリットです。
IR情報
IR情報とは、株主や投資家に向けて企業について知ってもらうための情報です。
主に以下のような情報を掲載します。
- 四半期報告書
- 決算短信
- 有価証券報告書
- 業績予想の修正発表
- 決算説明会資料
- 中期経営計画資料 など
投資情報以外にも、自社の信頼性を高めるために投資家向けのメッセージや自社の魅力を掲載することもあります。
上場企業の場合は、法律によって情報開示義務が定められており、決算短信や有価証券報告書などを掲載しなければなりません。
株主や投資家が各資料をいつでも閲覧できるよう、IR情報のページをつくりましょう。
成果につながるコーポレートサイトを作成する3つのポイント
成果につながるコーポレートサイトを制作するには、以下の3つのポイントを押さえましょう。
- 自社の強みが伝わるようにする
- 内部回遊のしやすさを意識して作成する
- 情報が伝わりやすい・見やすいデザインにする
アクセス数を伸ばし、目的を達成するためにも、ぜひ参考にしてみてください。
自社の強みが伝わるようにする
競合と差別化するためにも、自社の強みがわかるコーポレートサイトをつくりましょう。
競合やサイトを分析し、自社と異なる点を比べて優位になる点を探します。
分析方法は、以下のような方法が有効です。
分析方法 | 概要 |
---|---|
3C分析 | 以下の観点から自社の強みを洗い出すフレームワーク ・顧客(Customer):顧客ニーズや市場の変化 ・競合(Competitor):競合の動向 ・自社(Company):顧客と競合を踏まえた自社の強み |
PEST分析 | 以下の観点から外部環境を分析し、戦略を立てるフレームワーク ・政治(Politics) ・経済(Economy) ・社会(Society) ・技術(Technology) |
強みを見つけ、自社のノウハウや価値観などユーザーに有益な情報を提供することで、印象に残り、ブランドの浸透や購入促進につながります。
内部回遊のしやすさを意識して作成する
どこにどのような情報があるかが、すぐにわかるコーポレートサイトにしましょう。情報の所在がわかりにくいと、ユーザーが不便だと感じ離脱されるおそれがあるためです。
アクセスのしやすさを高めるには、サイトの上部に「会社情報」「事業内容」などのメニューを設置したり、サイト内に検索窓を設置したりしましょう。
完成後に見直しすると手間がかかるので、デザインの段階でアクセスしやすいよう設計することをおすすめします。ユーザーの利便性を担保するために、どの情報もトップページから3クリック以内で到達できるのが理想です。
情報が伝わりやすい・見やすいデザインにする
ユーザーによい印象を与えるサイトを制作するためにも、視認性の高いデザインを意識しましょう。
おしゃれさ、かっこよさなど見た目のよさを意識したデザインも大切ですが、こだわりすぎるとかえって視認性や機能性が低下します。
目的がなくアクセスしたユーザーにも、よい印象を与えられるようなデザインを設計するのが理想です。
ユーザーの目線を意識し、ウェブアクセシビリティの対応をしましょう。ウェブアクセシビリティとは、身体的・年齢的条件に関係なく、Web上で提供される情報を利用できることです。
たとえば、お年寄りの人が見やすいよう、文字の大きさを調整できる機能をサイトに設けるといった工夫をします。
文字の色や大きさを意識し、誰が見ても内容がわかるようなサイトを構築しましょう。
コーポレートサイトの作成にかかる費用相場
制作会社に依頼した場合、コーポレートサイトの費用相場は以下のとおりです。
サイトのクオリティ | 費用相場 |
---|---|
テンプレートを活用した簡易的なサイト | 20万~30万円 |
・集客力の増加につながりやすいサイト ・ブランディングに効果的なサイト | 200万~300万円 |
費用相場は作成するサイトのクオリティによって異なります。実装したい機能によっては300万円以上かかる可能性もあります。
予算にあわせてどの程度のクオリティのコーポレートサイトを作成できるか、把握しておきましょう。具体的な費用を知りたい場合は、制作会社に見積もりを依頼することをおすすめします。
サイト制作の費用は以下の記事でも詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
コーポレートサイトを作成したあとにすべきこと
コーポレートサイトを公開後なるべく早く目的を達成するには、以下のことを実施しましょう。
- 定期的な更新
- 問い合わせ対応
- 効果測定・改善
企業の信頼や顧客満足度につなげるためにも、ぜひ参考にしてみてください。
定期的な更新
コーポレートサイトの運用では、記事の追加や古いコンテンツの更新・削除などをして、積極的に活動していることをアピールしましょう。
長期間更新がないと存続している企業か把握できないため、訪問したユーザーに対し不安を抱かせてしまいます。
更新がないと、検索エンジンからの評価も低くなり、検索結果の順位が低下しかねないため、注意が必要です。
お知らせ情報の追加や新商品の情報などがあれば、すぐに追加してサイトの鮮度を高めましょう。
問い合わせ対応
問い合わせフォームを設置した場合、スムーズに対応できる体制を整えることも大切です。
メールでのやり取りが基本となるため、言葉選びに気をつけて丁寧に対応しましょう。
また、営業日1日以内に返信できるようにするのが理想です。
返信が遅いと信頼を失う可能性があるため、対応マニュアルを用意し誰でも問い合わせ内容にすぐ回答できるよう準備しましょう。
効果測定・改善
コーポレートサイトの作成後は、定期的にアクセス解析をして、効果測定を実施しましょう。
どのような人がアクセスしているか分析することで、課題発見につながり、改善してアクセス数の向上が見込めるようになります。
効果測定は主に以下の2つのツールを活用します。
効果測定のツール | わかること |
---|---|
Googleアナリティクス | ・訪問したユーザーの属性 ・サイトの訪問数 ・ユーザーの流入経路 ・ページごとの流入数 など |
Googleサーチコンソール | ・検索キーワードごとの平均掲載順位 ・クリック率 ・セキュリティの問題 ・リンクされているページ ・サイト内のエラー など |
それぞれのデータを確認し、ターゲットやコンテンツの見直しをしましょう。
Googleサーチコンソールの使い方は以下の記事でも詳しく紹介しているので、ぜひお読みください。
コーポレートサイトのアクセス数を伸ばす方法
コーポレートサイトのアクセス数を伸ばすには、以下の方法を活用しましょう。
- SNSを運用する
- SEOをする
コンバージョンの増加を目指すためにも、ぜひ参考にしてみてください。
SNSを運用する
InstagramやFacebook、X(旧Twitter)などのSNSを活用して、コーポレートサイトへのアクセスを促しましょう。
コーポレートサイトの情報を更新したら、SNSで伝え、ユーザーに閲覧してもらうようにします。
それぞれのSNSの特徴は、以下のとおりです。
SNSの種類 | 特徴 |
---|---|
・10代~40代の利用者が多い ・画像や動画など視覚的な訴求を得意としている | |
・30代~40代の利用者が多い ・ビジネスで利用している人が多くおり、BtoB企業にも向いている | |
X(旧Twitter) | ・10代~40代の利用者が多い ・リポスト機能があり、拡散されやすい |
LINE | ・10代~60代までほとんどの人が利用している ・公式アカウントで情報を配信するには友だち登録が必要で、リピーター施策に向いている |
SNSによって利用者層や特徴が異なるので、自社のターゲット層にあわせてSNSを選ぶことをおすすめします。
SEOをする
検索エンジンから評価されて、検索上位に掲載されやすくなるためにも、以下のようなSEO対策を実施しましょう。
SEO施策 | 概要 |
---|---|
タイトルを設定する | タイトルに流入させたいキーワードを含める |
構造化マークアップを実装する | 検索エンジンが記事の内容を把握しやすいようにマークアップする |
クローラビリティを高める | 検索エンジンが新規記事のURLを発見しやすいようにする |
モバイルフレンドリーを意識する | スマートフォンで視認性や操作性の高いサイトデザインにする |
検索上位を狙えるコンテンツを作成する | 流入につながるキーワードを選定し、検索意図にあったコンテンツを作成する |
それぞれの対策を実施し、自然検索での流入を増やしましょう。
SEOの施策は以下の記事でより詳しく紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
また、SEOでお困りの方はLANYが課題解決に向けてサポートしているので、ぜひお気軽にご相談ください。
魅力的なコーポレートサイトをつくって企業の信頼度を高めよう
コーポレートサイトは企業情報を紹介するためのサイトで、ユーザーに信頼性を与えるためのツールとして活用できます。
見込み顧客の獲得やブランディング、人材の確保にも活用できるので、自社の課題にあわせて制作を検討しましょう。コーポレートサイトを制作する際は、目的やターゲットを明確にし、必要な情報を整理してから制作をはじめます。ワイヤーフレームとデザインを作成したら構築し、サイトにエラーがなければ公開します。
公開したら定期的に効果測定をし、目的を達成するために改善を繰り返しおこないましょう。
なかなか目的を達成できない場合は、一度プロに相談することも検討してみてください。
LANYでは、コーポレートサイトの作成を含むWebマーケティングによる集客サポートをしています。制作会社と提携してコーポレートサイトを提案し、SEOやリスティング広告など幅広いデジタルマーケティングで課題解決につなげます。
SEOに強い記事制作もしているので、オンラインでの集客を一任したいと考えている方は、お気軽にお問い合わせください。