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クリニックの集患にはSEO!施策の種類や成功のコツを解説
クリニックの集患方法として、SEOは非常に有効ですが、成功させるためには正しい知識が不可欠です。とくに医療分野では、信頼性や正確性が求められるため、コンテンツ制作には細心の注意が必要となります。
本記事では、クリニックがSEOに取り組むメリットや施策の種類、成功させるポイントなどを詳しく解説します。クリニックの集患にSEOを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
SEOをはじめとしたクリニックの集患については、以下の記事でも幅広く手法を紹介しているので、あわせてチェックしてみましょう。
以下の動画では、LANYでクリニックマーケティングに強みを持つSEOコンサルタントの林がクリニックにおけるSEOのメリットや施策を解説しています。クリニックの集客施策としてSEOに取り組んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
クリニック集患で知っておきたいSEOとは
SEO(Search Engine Optimization)は、検索エンジン最適化と訳され、ユーザーが特定のキーワードで検索した際に自社サイトを検索結果の上位に表示させるための施策です。クリニックの集患において、SEOは非常に重要な役割を担っています。
SEOを成功させるには、Googleの評価アルゴリズムを理解することが重要です。Googleのアルゴリズムは、ページの品質や信頼性、コンテンツの適切さなど、さまざまな要因をもとに検索順位を決定します。
また、Googleは「ユーザーファースト」の理念を掲げており、ユーザーにとってもっとも有益な検索結果を提供することを目指しています。
したがって、クリニックのSEO対策では、ユーザーのニーズに応える質の高いコンテンツを制作することで、Googleからの評価が向上し、上位表示を期待できます。
SEOについては、以下の記事で仕組みから実践方法まで解説しているので、詳しく知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
クリニックがSEOに取り組む重要性
クリニックがSEOに取り組む最大の理由は、効果的な集患・増患が期待できるためです。自社サイトが検索結果で上位表示されると、ユーザーがサイトを訪問する可能性が高まります。
ケイビーカンパニー株式会社が2022年10月11日から11月15日に実施した「検索行動に関するアンケート」によると、クリニック(歯科・整骨院など)を調べる際に、70%以上のユーザーが「自然検索およびGoogleマップ」をもっとも利用する手段として挙げています。
つまり、クリニックがSEOを行い、検索結果で上位表示されることで、潜在的な患者に対するクリニックの認知度向上や、新規患者の獲得につながる可能性が高まるのです。
出典:ポータルサイトの次は地図検索? 「クリニックを探す際はGoogleなどの自然検索やマップ検索を利用する」が7割越え
クリニックがSEOに取り組むメリット
クリニックがSEOに取り組むことで得られるメリットは、以下の通りです。
- クリニックの認知度・集客力を高められる
- Web広告にかかるコストを削減できる
- 信頼性が向上する
- Webサイトの資産が形成できる
適切なSEO戦略を実施することで、クリニックの運営にさまざまなよい影響をもたらすでしょう。
クリニックの認知度・集客力を高められる
SEOは、クリニックの認知度と集客力を高めるために効果的な手段です。患者がクリニックを選ぶ過程では、「認知」→「比較検討」→「予約」→「初診」→「かかりつけ」というステップで進むため、多くのターゲットユーザーに来院してもらうには、まず認知されることが重要です。
検索エンジンでの検索結果では、一般的に順位が高いほどクリック率が上昇し、サイトに訪れるユーザーが増加します。検索順位を上げることで、より多くのユーザーに認知され、結果的に患者数の増加につながるでしょう。
Web広告にかかるコストを削減できる
SEOは、Web広告にかかるコストを削減できる効果的な手段です。リスティング広告や看板広告などの従来の広告手法は、一般的に費用が継続的にかかります。
一方、SEOで検索結果の上位表示に成功すれば、広告費をかけずにコンテンツがユーザーに目に触れ、低コストで継続的な集患が可能です。
検索順位を上位に上げるまでに時間がかかることがありますが、一度上位表示に成功したコンテンツやサイトは、定期的なメンテナンスを行えば上位表示を維持しやすくなり、中長期的な集患効果を期待できます。広告費を抑えながら持続的な集客ができる、効果的な集患方法となるのが特徴です。
信頼性が向上する
SEOにより、さまざまなキーワードで自社のサイトやコンテンツが上位表示されると、ユーザーが関連情報を検索する際に何度も自社サイトにアクセスする機会が増えます。結果として「特定の分野や地域で有名なクリニックである」という認識が広がり、クリニックの信頼性が大きく向上します。
クリニックの信頼性は、患者の意思決定に大きく影響するため、SEOを通じて検索エンジン上での存在感を強めることは、集患において重要です。
Webサイトの資産が形成できる
SEOを継続的に行うことで、自社のWebサイトに良質なコンテンツが蓄積され、サイト全体の評価が向上します。
ユーザーの検索意図に応じたコンテンツを増やすことで、さまざまなキーワードでの流入が期待でき、集患効果がいっそう強化されるでしょう。
また、サイト内のコンテンツが充実することで、クリニックの専門性や信頼性が高まり、Webサイト自体が長期的な資産となります。
SEOは、短期的な効果にとどまらず、長期的な視点からもクリニックのブランド価値を高める重要な施策といえます。
クリニックが実践したいSEOの種類
クリニックがSEO対策を効果的に行う際には、さまざまな手法を組み合わせることが重要です。本章では、SEOの種類を4つ解説します。
- 内部SEO
- 外部SEO
- コンテンツSEO
- MEO(ローカルSEO)
内部SEO
内部SEOは、検索エンジンのクローラーの巡回を促し、ページをスピーディーかつ正しくインデックスしてもらうための対策です。
Googleの検索エンジンはクローラーというロボットでインターネットを巡回し、発見したページの内容を認識しインデックスしたあとに、検索順位を決定しています。いち早くコンテンツを上位表示するためには、的確な内部SEOが欠かせません。
具体的には、以下3つの要素が重要だと考えられます。
- 内部リンクの設置:関連するページ同士をリンクで結ぶことで、サイト内をユーザーが回遊しやすくし、クローラーも効率的に巡回できるようになります。たとえば「胃カメラの検査方法」ページから「消化器内科」の診療ページへのリンクを設置することで、ユーザーは求める情報にスムーズにアクセスできます。
- サイトマップの作成:サイト全体の構造を示すサイトマップを作成することで、新規ページや更新したページの情報が速やかに検索エンジンのデータベースに登録できます。なお、登録されていないページは、検索結果には表示されません。
- メタデータの最適化:タイトルタグやメタディスクリプションに狙ったキーワードを適切に含めることで、検索結果に表示される情報を最適化します。メタデータの最適化により、クリック率の向上が期待できます。
内部SEOは、サイト全体の品質を高め、検索エンジンからの評価を向上させるための基盤となります。
以下の記事では、内部SEOについてより詳しいポイントを解説しています。ぜひ、あわせて参考にしてみてください。
外部SEO
外部SEOは、ほかのWebサイトから自社サイトへのリンク(被リンク)を増やし、サイトの評価を高める施策です。
Googleが掲げる10の事実に「ウェブ上の民主主義は機能する」とあるように、Googleでは、被リンクを多く受けるほどサイトが信頼されていると評価され、検索順位が向上します。
被リンクを得るためには、質の高いコンテンツを作成し、SNSや専門サイトでシェアすることが重要です。また、業界内でのコラボレーションやインタビュー記事の掲載を通じて、リンクを獲得する戦略も効果的だと考えられています。
外部SEOは、信頼性の高い被リンクを継続的に得ることで、サイト全体の評価を向上させる、長期的な取り組みが求められる施策です。
以下の動画では、被リンク獲得についてより詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください。
コンテンツSEO
コンテンツSEOは、ユーザーにとって価値のある情報を提供し、検索エンジンに有益性を認識させることで、検索結果での表示順位を高める施策です。
たとえば、クリニックの診療分野やターゲットとする患者層が検索しそうなキーワードを調査し、悩みを解決できる記事を制作し、上位表示によって検索エンジンからの集客を目指します
クリニックにおけるコンテンツSEOのポイントは、以下の4つです。
- ターゲットキーワードの選定:クリニックの診療内容や地域に関連するキーワードを調査し、ターゲットが求めるコンテンツを作成します。たとえば「皮膚科 アトピー治療」や「歯科 インプラント 東京」など、具体的なキーワードに対して、患者が求める有益な情報を提供します。
- コンテンツの質と量:記事の質が高く、ボリュームのあるコンテンツがGoogleに評価されやすくなります。他のサイトでは得られない深い情報を提供することが重要です。
- 更新頻度:最新の情報を継続的に更新することで、検索エンジンにサイトのアクティブさをアピールし、順位を維持・向上させます。
- 医療広告ガイドラインの遵守:医療広告ガイドラインに違反した場合、企業は罰則を受けるおそれがあります。医療広告ガイドラインを十分に理解し、ルールに沿ったコンテンツ制作が重要です。医療広告ガイドラインについては、詳細は本記事「クリニックのSEOにおける制作の注意点」で解説しています。
コンテンツSEOは即効性に欠けるものの、長期的に取り組むことでWebサイトの価値を高める有益な施策となるため、継続的な取り組みが求められます。
コンテンツSEOの手順やポイントのより詳しい方法は、以下の記事を参考にしてみてください。
MEO(ローカルSEO)
MEO(Map Engine Optimization)は、マップエンジン最適化の略称で、Googleマップ上でクリニックの検索順位を上げるための対策です。
MEOを行うことで、近隣でクリニックを探しているユーザーの集患を期待でき、SEOに比べて効果が出やすい傾向があります。とくに地域密着型のクリニックにとっては、MEOは重要な集患手段です。
MEO対策のポイントは、以下の3つです。
- Googleビジネスプロフィールの最適化: Googleビジネスプロフィールにクリニックの詳細情報を正確に登録し、診療時間や連絡先を常に最新の状態に保ちます。さらに、クリニックの外観や診療室の写真を掲載することで、視覚的なアピールを強化できます。
- 口コミの管理:患者からの口コミはMEOでの評価に大きな影響を与えるため、非常に重要です。良質な口コミが多いと、検索結果での上位表示が期待されます。また、口コミに対して丁寧に返信することで、クリニックの信頼性をさらに高められます。
- ローカルキーワードの活用:「地域名+診療科目」といったローカルキーワードを意識して、Googleビジネスプロフィールにコンテンツを追加することで、地域での検索結果に表示されやすくなります。
MEOは地域の患者をターゲットにした集患に効果的であり、SEO対策と組み合わせることで、検索エンジンとGoogleマップの両輪でより集患を強化できます。
クリニックのSEOを成功させる9つのポイント
クリニックがSEOを成功させるためには、さまざまな視点から対策を行う必要があります。
具体的なポイントは、以下の9つです。
- 診療科目ごとにページをつくる
- エリアや疾患名などのキーワードを選定する
- 競合クリニックを分析する
- 検索意図を踏まえてユーザーファーストな記事を制作する
- 症例写真や動画などオリジナルコンテンツを掲載する
- 医師の実績掲載や記事監修でE-E-A-Tを担保する
- 診療科目ページと記事を内部リンクでつなげる
- モバイルフレンドリーなサイトを構築する
- Googleビジネスプロフィールに登録する
ポイントを一つひとつ実践し、クリニックにおけるSEOでの集患を成功させましょう。
診療科目ごとにページをつくる
クリニックの診療科目は、多岐にわたります。トップページひとつですべての情報を網羅するのは難しいため、各診療科目ごとに専用ページを作成することが重要です。
たとえば「内科」「消化器内科」「内視鏡内科」など、診療科目ごとにページを分けることで、ユーザーが目的のページに直接アクセスできるようになり、利便性が向上します。
さらに、各ページに、各診療科目や治療方法、検査の流れ、診療方針などを詳しく解説する記事を掲載することで専門性を強調でき、ユーザーに信頼感を与えられます。
診療科目ごとの専門性を担保したページ作成や、関連するページのリンクなどによって、検索エンジンからの評価も高まり、上位表示されやすくなります。
エリアや疾患名などのキーワードを選定する
クリニックのSEO対策において、キーワード選定は集患効果を左右する重要なステップです。
クリニックの集患に効果的なキーワードには、以下の4つが挙げられます。
- 地域系キーワード
- 疾患名キーワード
- 症状(悩み)キーワード
- 診療科キーワード
たとえば、「新宿区 花粉症」「胃がん治療 名医」など、地域や疾患名を含むキーワードを選定することで、検索結果での露出を高められます。
診療科キーワードでは、検索される地域によって表示されるサイトが異なるため、「内科」や「皮膚科」といった大規模キーワードでも、地域密着型の小規模クリニックが検索結果で上位表示される可能性があります。TOPページや診療科目ページなどに、地域名を適切に配置することが重要です。
しかし、自費診療と保険診療では、キーワードの傾向が異なります。自費診療の場合は「施術方法+エリア名」、保険診療の場合は「症状・疾患+エリア名」が優先度の高いキーワードとなります。自費診療の場合は「どのようなサービスを提供しているか」が重要であるのに対し、保険診療では「予約までの緊急度」が影響するためです。
上記のように、キーワード選定の違いを理解し、適切なキーワードをサイト内に配置することで、効果的な集患が期待できます。
SEO対策に効果的なキーワード選定について、以下の記事でも詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
競合クリニックを分析する
SEO対策を成功させるためには、競合クリニックのサイト分析が欠かせません。同じ診療分野で上位表示されているクリニックのサイトを調査し、どのような要素がSEO評価に影響を与えているのかを把握しましょう。
競合サイトのコンテンツの質や量、デザイン、ユーザー体験などを分析し、自社サイトと比較することで改善点を見つけることが大切です。
また、競合が提供しているサービスや独自のアプローチを参考にし、自社に不足している部分を補うとともに、他社にはない独自のコンテンツを作成して差別化を図りましょう。
たとえば、症例写真の充実度や医師紹介の詳細さ、患者サポート体制の充実度など、競合との比較優位性を強調したコンテンツづくりが重要です。
検索意図を踏まえてユーザーファーストな記事を制作する
ユーザーがクリニックを検索する目的は、単に住所や診療時間を知ることだけではありません。診察の流れや医師情報、治療内容など、さまざまな条件を比較して最適なクリニックを選択しようとしています。
SEO対策では、単にキーワードを含めるだけではなく、ユーザーの検索意図を理解し、求められる情報を的確に提供することが重要です。
たとえば、「胃カメラ 麻酔」といったキーワードで検索するユーザーは、麻酔の方法やその安全性、具体的な手順などを知りたいと考えられます。コンテンツの内容には、ユーザーの求める結果に対して、具体的で信頼性のある情報を提供することが求められます。
このように、ユーザーファーストの視点でコンテンツを制作することで、Googleからの高評価を期待できます。
症例写真や動画などオリジナルコンテンツを掲載する
クリニックのサイトは、テキストコンテンツだけではなく、オリジナルの画像や動画を掲載することで、情報の充実度が向上します。とくに症例写真や治療動画は、ユーザーに信頼感を与えるだけではなく、サイトのSEO評価を高める効果があります。
たとえば、美容クリニックの場合、施術前後の症例写真や医師のインタビュー動画を掲載することで、患者に安心感を提供します。「どんな自分になれるのか」「コンプレックスを解消できるのか」といったユーザーの関心に応える視覚的コンテンツを用意することで、サイトの信頼性と訴求力が向上するでしょう。
また、オリジナルコンテンツは競合サイトとの差別化にもつながり、SEO評価を向上させる要素となります。
オリジナル画像を入れる意味やどのような画像を入れるべきかは、以下の動画でも解説しています。ぜひ、参考にしてみてください。
医師の実績掲載や記事監修でE-E-A-Tを担保する
クリニックのWebサイトでは、E-E-A-Tの担保が非常に重要です。
E-E-A-Tとは、Googleが評価基準として掲げるもので「Experience(経験)」「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trust(信頼)」の頭文字をとった言葉です。とくに、医療や健康に関連するコンテンツにおいては「人々の健康、経済的安定、安全、または福利に重大な影響を与える可能性がある話題」として、YMYL(Your Money or Your Life)領域に該当するため、E-E-A-T対策が重要となります。
具体的には、医師の資格や実績、論文執筆歴などを詳しく掲載したり、医師監修のもとで記事を制作することが効果的です。経験や専門性、権威性、信頼性を示すことで、Googleからの高い評価を得られます。
クリニックが含まれるYMYL領域でのSEOについて、以下の記事でポイントを解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
YMYL領域で重要になるE-E-A-Tの概要や評価を高める方法は、以下の記事でポイントを押さえるのがおすすめです。
E-E-A-Tを記事監修で高めるポイントや、監修者の選び方を知りたい方は、以下の記事もチェックしてみましょう。
診療科目ページと記事を内部リンクでつなげる
内部リンクは、SEOにおいて非常に重要な施策です。関連性の高いコンテンツ同士をリンクでつなぐことで、ユーザーがサイト内を効率的に回遊できるようになります。
たとえば「消化器内科」のページから「逆流性食道炎の解説」や「胃カメラの流れ」といった関連する記事へのリンクを設置することで、ユーザーが興味のある情報を簡単に探せます。
さらに、内部リンクは検索エンジンのクローラーがサイトを巡回しやすくする効果もあります。クローラーがサイト内のページをスムーズに巡回することで、SEO評価の向上が期待できます。
以下の動画では、内部リンク構造を設計するポイントを解説しています。サイト設計について詳しく知りたい方は、あわせて参考にしてみてください。
モバイルフレンドリーなサイトを構築する
モバイルフレンドリーなサイトとは、文字や画像が自動的にスマートフォンの画面サイズに調整され、スマートフォンでの閲覧に適しているサイトを指します。 Googleが掲げる10の事実では「情報を探したくなるのはパソコンの前だけではない」と触れられており、モバイルフレンドリーなサイトの構築は、SEO対策において不可欠です。
スマートフォンでの閲覧に最適化されていないサイトは、コンテンツの質が高くても検索順位が低下する可能性があります。
Googleビジネスプロフィールに登録する
Googleビジネスプロフィールは、クリニックの基本情報や診療時間、所在地、電話番号などを無料で掲載できるツールです。登録することで、検索結果の上位に表示されることが多く、クリック率の向上が期待できます。また、登録した情報はGoogleマップにも連動して表示されます。
さらに、クリニックの外観や内装、診療の様子などの写真を掲載したり、口コミ機能を活用したりすれば、患者からの評価を集め、信頼性の向上につながります。
費用もかからず、気軽に運用できるため、クリニックのSEOにおいて Googleビジネスプロフィールの活用は非常に効果的です。
無料ホワイトペーパー「医療クリニックの集患に効果的なSEO施策22選!【医療クリニックの方限定】」はこちら>>
クリニックのSEOにおける制作の注意点
クリニックのSEOにおける制作の注意点は、以下の2点です。
- 医療広告ガイドラインを守る必要がある
- 中長期的に取り組んではじめて成果があらわれる
クリニックが扱う医療領域ならではのガイドラインはもちろん、SEOに取り組む姿勢に注意し、コンテンツ制作を進めましょう。
医療広告ガイドラインを守る必要がある
医療広告ガイドラインは、厚生労働省から出された医療広告の指導方針で、クリニックの公式サイトや広告が誤解を招かず、適切な情報を提供することが目的です。同ガイドラインでは、比較優良広告や誇大広告、公序良俗に反する内容の広告が禁止されています。
たとえば「当院の治療成功率は他のクリニックよりも高い」といった比較広告や、実際には証明されていない効果を誇張する広告は、ガイドラインに違反する可能性があります。また、患者の主観や体験談にもとづく広告も、誤解を生むおそれがあるため注意してください。
とくに美容医療やがん治療、歯科医療の分野では、患者が治療に対して高い期待を抱く傾向があるため、広告内容は慎重に検討しなければなりません。
ガイドラインに違反すると、最大で6か月の懲役または30万円以下の罰金が科される可能性があります。したがって、クリニックがSEO対策を行う際には、医療広告ガイドラインを十分に理解し、それを遵守したコンテンツ作成が重要です。
出典:医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関する広告等に関する指針(医療広告ガイドライン)|厚生労働省
医療領域の記事制作については、以下の記事で詳しく解説しているので、ポイントや注意点などを知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
中長期的に取り組んではじめて成果があらわれる
SEOは短期間で成果を出すのが難しいため、中長期的な視点で取り組みましょう。信頼性のあるコンテンツ発信や定期的な更新を継続することで、徐々に検索順位が向上するのです。
クリニックの専門分野に関連する有益な情報を発信し続けることで、Googleやほかの検索エンジンからの評価が高まります。さらに、コンテンツの質と量が増えると、検索エンジンはそのサイトを「信頼できる情報源」として認識し、結果的に上位表示されやすくなります。
ただし、これには数ヶ月から1年以上の時間がかかることもあるため、短期間での結果を求めず、長期的な視点でSEOを進めることが重要です。
クリニックのSEO支援事例
株式会社LANYでは、SEOコンサルティング・記事作成代行サービスを通してSEO支援を行っています。
実際に、この記事で紹介したSEO対策を通してWebサイトからの集患に成功した2つの事例を見ていきましょう。
- 株式会社いろはさま
- e-クリニックさま
株式会社いろはさま
株式会社いろはさまは、クリニック開業支援や運営コンサルティングを事業として展開する企業です。
事業パートナーとして運営をサポートする「ルシアクリニック」は、美容皮膚科・美容外科を専門とし、医療脱毛サービスを提供しています。
集患を目的としたSEO記事は以前から制作していたものの、記事のクオリティに悩むほか、記事制作の工数がかかるという課題を抱えていました。社内リソースに限りがある現状を克服するべく、LANYに記事作成代行をご依頼いただきました。
医療領域に精通したディレクターやライターがプロジェクトを担当することで、記事の品質を担保しながら工数削減を実現しています。また、重要キーワードで上位表示が可能となり、ひとつの記事で採算が取れるほど事業に貢献する記事の作成にも成功しました。
クオリティやリソースなどの観点で、SEO施策をうまく打てない、Webサイト運営に課題を感じているという方は、ぜひ以下の事例を参考にしてみてください。
e-クリニックさま
e-クリニックさまは、美容整形・美容外科医院を全国に9院展開しており、クリニックの集客施策としてSEOに注力しています。
美容医療領域でSEOに取り組むにあたって、社内リソースが足りていない状況があり、SEOをはじめとした包括的なマーケティング支援を提供できるLANYにご依頼いただきました。
美容医療領域に強いSEOコンサルタントがチームの一員として支援したことでリソースの課題が解決され、e-クリニックさまと一緒に的確なアプローチを実践できたことで多くのキーワードでの上位表示を実現しています。順位向上によって売上の改善が見込めており、SEOの重要性が社内に共通認識として浸透したことで、担当者の増員にもつながりました。
美容医療領域をはじめとしたクリニックでのSEOに課題を感じている方は、ぜひ以下の事例を参考にしてみてください。
SEOでクリニックの集患を強化しよう
クリニックにおけるSEOは、適切な戦略を立て、持続的に取り組むことが大切です。Googleのアルゴリズムや医療広告ガイドラインに従いつつ、患者が知りたいと考える情報を網羅的に提供しましょう。
コンテンツ制作が難しい場合は、専門のSEOコンサルティングや記事制作代行サービスに外注するのも方法のひとつです。
LANYでは、医療領域をはじめとしたさまざまなジャンルでのSEOを支援を提供しております。クリニックのニーズにあった効果的なSEO対策をサポートいたしますので、SEOに課題を抱えている方はぜひ気軽にご相談ください。