ディスプレイ広告とは?特徴やリスティング広告との違いをわかりやすく解説

ディスプレイ広告とは?特徴やリスティング広告との違いをわかりやすく解説

ディスプレイ広告とは、ウェブサイトの広告枠を利用して配信できる画像や動画を使った広告のことです。

視覚的なコンテンツを通じて幅広いユーザーへ配信できるため、認知度の向上やブランド力の確立が期待できます。

この記事では、初心者向けにディスプレイ広告の種類やメリット・デメリットについてわかりやすく解説します。リスティング広告との違いについても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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広告運用コンサルタント

尾崎 穂波

大手広告代理店にてリスティング広告やディスプレイ広告、YouTube、Meta広告の運用を中心に従事。
LANYでは広告運用からLPOまでの一気通貫での改善を担当し、成果につながる戦略的なサポートを提供。

目次

ディスプレイ広告とは?

ディスプレイ広告とは、ウェブサイトやアプリなどの広告枠に画像や動画、テキスト形式で表示される広告のことです。バナーで表示されることが多いため、バナー広告とも呼ばれています。

ライブドアニュースを例にディスプレイ広告を見てみましょう。

赤枠で表示されている部分がディスプレイ広告です。Google 広告やYahoo!広告などの広告サービスに登録することで、ディスプレイ広告を利用できます。

ユーザーの興味関心や属性にもとづいてターゲティング配信ができ、主にニーズが顕在化していない層に向けたアプローチが可能です。とくに、自社商品や自社ブランドの認知拡大に高い効果を発揮します。

ディスプレイ広告の配信形式は以下の通りです。

  • 画像
  • 動画
  • テキスト

画像や動画を使ってユーザーの興味を引くため、視覚的な訴求力の高い広告のひとつとされています。

リスティング広告との違い

Web広告の種類にはディスプレイ広告の他に「リスティング広告」があります。

リスティング広告とは、検索サイトにおいて検索結果に表示される広告のことです。検索キーワードに連動して表示されるため、検索連動型広告とも呼ばれています。

リスティング広告もよく活用されている広告のため、ディスプレイ広告との違いを把握しておきましょう。

リスティング広告について知りたい方は以下の記事もあわせてお読みください。

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配信形式

ディスプレイ広告とリスティング広告の配信形式の違いは以下の通りです。

広告種別配信形式
リスティング広告テキスト
ディスプレイ広告・テキスト
・画像
・動画

リスティング広告は、テキスト形式のみの広告です。文字だけで商材の魅力を伝えなくてはならないため、簡潔で的確なメッセージを伝える必要があります。

一方、ディスプレイ広告は文字だけでなく画像や動画での表示が可能です。文字だけでは伝わりにくい商材もわかりやすくアピールできるため、幅広いユーザーにアプローチできます。リスティング広告よりも多くの情報を伝えられる訴求力の高さも大きな魅力です。

掲載場所

掲載場所の違いについては、主に以下の通りです。

広告種別配信形式
リスティング広告検索結果画面
ディスプレイ広告・Webサイト
・アプリ など

リスティング広告は、検索結果にもとづいて表示される広告です。ユーザーが検索したキーワードに沿って、GoogleやYahoo!などの検索結果画面に表示されます。

一方、ディスプレイ広告はウェブサイトやアプリなどの広告枠に掲載される広告です。配信面が豊富にあり、より多くのユーザーに広告を配信できます。

主なターゲティング

ターゲティングとは、自社の商品やサービスをより効果的に届けるために、特定の条件や属性にもとづいて顧客(ターゲット)を絞り込む手法です。

主なターゲティングの違いは、以下の通りになります。

広告種別配信形式
リスティング広告設定した検索キーワードによってターゲティング
ディスプレイ広告属性情報や、過去のユーザーの行動履歴を元にしてターゲティング

リスティング広告は、ユーザーが検索したキーワードに対してターゲティングをおこないます。検索しているのは主にニーズがはっきりしているユーザーのため、顕在層へのアプローチが可能です。

一方、ディスプレイ広告はユーザーの属性や興味関心などによってターゲティングをおこないます。商品やサービスに関心がある潜在層へのユーザーにアプローチできるので、幅広い層への商材認知が期待できるでしょう。

クリック単価

クリック単価とは、ユーザーが広告を1回クリックするごとに広告主が支払う金額のことです。

クリック単価の違いは、以下の通りになります。

広告種別配信形式
リスティング広告競合性が高いためクリック単価が高い
ディスプレイ広告幅広く広告を配信できるためクリック単価が安い

リスティング広告は、配信面が検索結果に絞られることで競合性が高く、クリック単価も高い傾向です。クリック単価の相場は設定するキーワードにもよりますが50〜1,000円です。

一方、ディスプレイ広告はさまざまな配信面に広告を掲載できるため、リスティング広告と比べて1/3~1/10程度安く済みます。同じ予算で考えた場合、ディスプレイ広告のほうがより多くのユーザーに訴求できるでしょう。

クリック率

クリック率とは、広告が表示された回数のうち、実際にクリックされた割合を示す指標です。

クリック率の違いは、以下の通りになります。

広告種別配信形式
リスティング広告悩みが顕在化しているためクリック率が高い
ディスプレイ広告悩みが潜在化しているためクリック率が低い

実際にクリックされた割合を示す「CTR」で比べると、リスティング広告は3〜7%であり、クリックされる可能性が高い傾向です。

一方、ディスプレイ広告はユーザーが意図的に広告を目にすることが少ないため、CTRが0.1〜0.3%と低くなっています。このように、ターゲットによってクリック率にも大きな差が見られるのが特徴です。

クリック率については、以下の記事を参考にしてください。

ディスプレイ広告の種類

ディスプレイ広告を配信できるサービスとして以下のようなものがあります。

  • GDN(Google ディスプレイ ネットワーク)
  • YDA(Yahoo!広告 ディスプレイ広告 )
  • Facebook広告
  • Instagram広告
  • X(旧Twitter)広告
  • LINE広告
  • Pinterst広告

それぞれ掲載できるメディアが異なりますので、事前に確認しておきましょう。

GDN(Google ディスプレイ ネットワーク)

多数のWebサイトに広告を掲載したい方には、GDN(Google ディスプレイ ネットワーク)がおすすめです。

GDNとは、Google関連のサービスに広告が配信されるネットワークのことをさします。Web上のユーザーの約90%にリーチできるといわれており、GDNを利用することで200万以上のWebサイトやアプリに広告を掲載可能です。

代表的な掲載メディアを紹介しますので見てみましょう。

  • Gmail
  • YouTube
  • Google Discover
  • その他Googleが提供しているサービス
  • ライブドア、食べログなどの提携パートナー

上記のように多くのユーザーが利用しているサイトに広告を配信できるため、自社商品の認知度向上に期待できます。

広告を配信できるユーザー層を絞るターゲティング機能があるため、費用対効果の高い広告運用ができるでしょう。

参考:ディスプレイ広告と Google ディスプレイ ネットワークについて|Google 広告 ヘルプ

GDNについては以下の記事でも紹介しています。GDNのメリットや運用方法を詳しく記載しているので参考にしてください。

Googleディスプレイ広告の教科書」もあわせてご確認ください。

YDA(Yahoo!広告 ディスプレイ広告 )

GDNとともにあわせて運用したい広告サービスが、YDA(Yahoo!広告 ディスプレイ広告 )です。

YDAとは、Yahoo!が提携するWebサイトやアプリに表示できる広告です。Yahoo! JAPANやYahoo!天気といったDAは国内最大級のWebサイトであるYahoo!のサービスに広告を掲載できます。

YDAの代表的な掲載メディアを紹介します。

  • Yahoo!ニュース
  • Yahoo!天気
  • Yahoo!メール
  • その他Yahoo!のサービス
  • 朝日新聞デジタル、クックパッドなどの広告掲載メディア
  • LINEニュースの一部

参考:Yahoo!広告ネットワークパートナーとは|LINEヤフー for business

YDAでもYahoo!のサービスだけでなく、さまざまな大手メディアにも広告を配信できるので、より多くのインプレッションを集められるでしょう。

YDAの活用を検討している方は、こちらの記事もあわせてお読みください。

Facebook広告

FacebookやInstagramを中心に広告を掲載したい方は、運営会社のメタ・プラットフォームズ(通称:Meta)が提供しているFacebook広告がおすすめです。

Metaのサービスは毎月36億人以上利用しており、全世界のユーザーに広告を配信できます。

オーディエンス機能が充実しており、ターゲットを細かく絞って広告を配信できるのが特徴です。ユーザーの興味関心や年齢、行動履歴などをもとに、精度の高いターゲティングを実現します。

また、Facebook広告にはオーディエンスネットワークという配信面があり、Facebook以外にも広告を配信可能です。SNS特有のユーザーとの親和性を活かすことで、企業のマーケティング目標に応じた効果的な広告配信ができるでしょう。

参考:Facebookのオンライン広告 | Meta for Business

Instagram広告

ビジュアルを通して商品やサービスの魅力を伝えたいときは、Instagram広告が最適です。

Instagram広告とは、SNSアプリ「Instagram」上で表示される広告のことです。写真や動画を中心とした見た目重視の広告形式が特徴的で、若者を中心に幅広い年齢層にアプローチできます。

ビジュアル重視の広告はユーザーの興味関心を引きやすく、エンゲージメントを集めやすい点も魅力です。また、シェア機能を活用すれば、より多くのユーザーアクションを集められるでしょう。

X(旧Twitter)広告

X Corp.が提供しているX(旧Twitter)広告も、幅広いユーザーに広告を提供できます。

とくに10代〜20代の利用率が6割を超えていることから、若年層向けに広告を配信したい方におすすめです。

参考:令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書|総務省

リツイートによって広告が拡散されることもあり、ターゲティングしたユーザー以外にも広告を配信できます。

Xオーディエンスプラットフォームを利用すれば、X以外でも広告を配信でき、多くのユーザーにリーチできるでしょう。

参考:広告|X

LINE広告

国内のスマホユーザーの多くが利用しているLINEの「LINE広告」もおすすめです。

LINE広告は以下のような配信面があり、幅広い層にアプローチできます。

  • トーク一覧
  • LINE NEWS
  • LINEマンガ
  • LINE BLOG
  • LINE VOOM
  • LINE広告ネットワークと提携しているアプリ

また、2023年10月1日にYahoo!とLINEが統合したことで、Yahooディスプレイ広告の配信面にLINEアプリの動画広告が追加されました。

ユーザーの属性や興味関心などさまざまな要素でターゲティングを設定できるため、効率良くコンバージョンを獲得できるでしょう。

参考:LINE広告の仕組みと特徴とは?配信面の種類や費用を総まとめ|LINEヤフー for business

Pinterst広告

アパレルやインテリアなど、画像や動画との相性がよい商材をアピールしたいときは「Pinterst広告」が最適です。

Pinterstとは、インターネット上にある画像や動画を検索・ブックマークして、自分で作成したカテゴリに整理できるサービスのことです。主に、情報収集のための検索機能がメインで、若者層を中心に支持されています。

2022年6月より配信が始まったPinterst広告は、通常の投稿となじみやすいため、バナー広告やディスプレイ広告に比べて広告感が少なく、クリックしてもらいやすい傾向です。多くの広告フォーマットが用意されており、自由度の高さから商材の魅力をより伝えられるでしょう。

このセクションのポイント
認知をより広げるためには、ユーザーが利用しているアプリやサイト上への広告出稿をすることが必要になるでしょう。GoogleやYahoo!に限定せずに、PRしたい商品やサービスを利用するユーザーがどの時間帯に何をしているのか?をイメージしながら使用する媒体を選定しましょう。ディスプレイ広告はさまざまな広告媒体が存在しているので、それぞれの特徴を理解して導入しましょう。

ディスプレイ広告の掲載フォーマット

ディスプレイ広告の主な掲載フォーマットは以下の通りです。

  • バナー広告
  • テキスト広告
  • レスポンシブ広告
  • 動的ディスプレイ広告
  • カルーセル広告
  • 動画広告

自社の目標や費用にあわせて上記のなかから活用したいディスプレイ広告を選びましょう。

バナー広告

バナー広告とは、Webサイトやアプリの広告枠に掲載される広告形式です。GDNは主に静止画フォーマットがメインで、YDAは動画フォーマットの用意もあります。

バナー広告の特徴は、シンプルなスタイルで設置しやすい点です。画像や動画を使用したビジュアル訴求を得意とし、商材を視覚的にアピールできます。そのため、はじめて商材を見るユーザーの興味関心も引きやすく、認知度の拡大や信頼性の向上が可能です。

複雑な形状や大きさのバナーを用意できるものの、GoogleとYahoo!で推奨されている画像サイズがある点には注意しましょう。

テキスト広告

テキスト広告とは、画像や動画を使用せずにテキストのみで作成する広告です。テキストだけで作るため、制作に手間がかからず比較的かんたんに作成できます。

画像がないため一見検索広告のようなビジュアルではあるものの、GDNもYDAもバナー広告と同じ枠に配信されるのが特徴です。また、テキスト広告は記事になじみやすく、広告感の少ない自然な見た目でアプローチできる点も大きな魅力でしょう。

レスポンシブ広告

レスポンシブ広告とは、掲載スペースに応じて自動で調整して配信できる広告です。画像や打鉅鹿にテキストを記載する構成の広告で、GDNでは「レスポンシブディスプレイ広告」、YDAでは「レスポンシブ広告」と呼びます。

規定サイズの画像と動画にテキストを入力しておけば、デバイスにあわせて最適なサイズで広告を表示してくれる点が魅力です。とくにGDNの場合、ユーザーの状況に応じて画像や説明文など組み合わせも自動で最適化されるので、違和感なくWebサイトに浸透させられるでしょう。

レスポンシブ広告については以下の記事で詳しく解説しているので、あわせてチェックしてください。

動的ディスプレイ広告

動的ディスプレイ広告とは、ユーザー情報や広告枠をもとに最適な商品情報を配信できる広告です。

バナー広告のような詳細な作り込みは必要なく、ユーザーの検索履歴やアクセス履歴などにもとづいて作成されます。

商品情報はリスト形式で入稿するため、商品ごとに広告を作成しなくても多くのユーザーにリーチ可能です。多くの商品を扱うECショップや、商品ごとのクリエイティブが難しい場合に最適でしょう。

カルーセル広告

カルーセル広告とは、複数の画像や動画を横にスワイプして閲覧できる広告です。

各スライドに異なる商品やテキストを表示できるので、複数の商品やサービスを一度に紹介するのに適しています。

カルーセル広告は複数のアイテムやストーリーを伝えたい場合に効果的で、ユーザーの関心を引きやすい点が特徴です。それぞれに異なるURLをつけられるので、アパレルや化粧品などバリエーションが豊富な商材によいでしょう。

動画広告

動画広告とは、5秒〜1分程度の動画形式で表示される広告です。YouTubeやInstagramなどのプラットフォームで広く利用されており、視覚と音声を使ってユーザーに強い印象を与えられます。

商品の使用方法やブランドストーリーを詳しく伝えるのに適しており、ターゲットオーディエンスに対して感情的な訴求が可能です。静止画やテキストよりも多くの情報を伝えられるので、ブランド認知度の向上や商材のプロモーションに最適でしょう。

動画広告の運用に欠かせない効果測定について、以下の記事で解説しています。こちらもぜひ参考にしてください。

ディスプレイ広告で得られる5つのメリット

ディスプレイ広告には以下の5つのメリットがあります。

  • 潜在層へ比較的安くアプローチできる
  • ビジュアル重視の表現が可能
  • リマーケティング(リターゲティング)機能の活用
  • クリック単価が比較的安い
  • ブランディング効果が見込める

ディスプレイ広告が自社の広告の配信目的に適しているかを判断するために、それぞれのメリットを詳しく理解しておきましょう。

メリット1:潜在層へアプローチできる

ディスプレイ広告はあらゆるサイトに掲載できるため、自社商品やサービスを知らないユーザーにもアプローチ可能です。

ディスプレイ広告とは?

比較的安く多くのユーザーに広告配信できるため、認知度の向上に有効です。将来のユーザーが商品やサービスを購入したいときに自社のことを思い出して購入する確率が高まります。

ユーザー自身がまだ気づいていないニーズに訴求できる可能性もあり、新しい層の顧客獲得にも活用できるでしょう。

メリット2:ビジュアル重視の表現が可能

ディスプレイ広告の魅力には、ビジュアル重視の表現訴求ができることがあげられます。

リスティング広告のテキスト訴求だけでなく、ディスプレイ広告は画像や動画といった多彩な表現で訴求できるため、ディスプレイ広告はリスティング広告よりもユーザーの目に留まりやすい傾向です。

さらに、自社商品やサービスのイメージがつきやすいので、ニーズのあるユーザーに広告がクリックされやすくなります。

動画であれば音声でも伝えられるため、より多くのユーザーの関心を引くことが可能です。

広告に多くの情報を入れることで、自社商品やサービスをさまざまな観点で訴求できるでしょう。

メリット3:リマーケティング(リターゲティング)機能の活用

リターゲティングとは、一度自社サイトに訪れたことのあるユーザーに広告を配信する手法です。

一度サイトに訪問しているユーザーは、すでに商品やサービスに興味を持っている可能性が高い傾向にあります。

リターゲティングは自社だけのオリジナルリストに対して広告配信できるので、ディスプレイ広告と相性は抜群です。

ディスプレイ広告のなかでも費用対効果は高く、検索広告とセットで実施するとより効果向上が見込めます。

これにより、ユーザーの購買意欲をより高められるため、コンバージョンの獲得もが期待できるでしょう。

リターゲティングの仕組みなどは下記記事もご参考ください。

メリット4:クリック単価が比較的安い

ディスプレイ広告の課金方式には主に「クリック課金」と「インプレッション課金」があり、それぞれ費用感が異なります。

課金方式の違いを表でまとめましたので詳しく見てみましょう。

課金方法概要費用感
クリック課金ユーザーがクリックすると広告費が発生する1クリックあたり50円〜100円程度
インプレッション課金広告が表示された回数に応じて費用が発生する1000回表示あたり10円~500円程度

ディスプレイ広告のクリック単価は、リスティング広告やSNS広告に比べて安い傾向です。同じ予算で比較した場合、ディスプレイ広告のほうがより多くのユーザーに訴求できます。

また、ディスプレイ広告はほかの媒体に比べ配信枠が多く、広告単価が低くなる傾向です。そのため、ディスプレイ広告のほうが高い費用対効果が期待できるでしょう。

メリット5:ブランディング効果が見込める

ディスプレイ広告は画像や動画で視覚的かつ聴覚的な印象を与えられるため、ブランディングに最適です。

ディスプレイ広告は多くのユーザーにリーチでき、ターゲット層に継続的にブランド名やロゴを印象づけられる点が特徴です。結果として、購買行動やブランドロイヤルティの向上につながります。

GDNやSNS広告を活用すれば、興味関心や属性にもとづいたターゲティングによって適切な層に広告を届けられるでしょう。ひとつの手法として、Yahoo!のディスプレイ広告に用意されている「ブランドパネル広告」を活用するのもよいでしょう。

このセクションのポイント
  • ディスプレイ広告のメリットはなんといってもリーチ数の拡大に効果を発揮します。リスティング広告はプル型広告と言われ、ユーザーが検索行動をした場合のみに広告が表示されますが、ディスプレイ広告はユーザーが見ているサイトやブログなどの広告枠に対して掲載することができるプッシュ型になるので、しっかり活用することで多くのユーザー数の獲得が期待できます。

ディスプレイ広告にある4つのデメリット

ディスプレイ広告は視覚的に潜在層へアプローチできるメリットがある一方で、以下のようなデメリットもあります。

  • クリック率やコンバージョン率が低い
  • 効果測定や分析がしにくい
  • 広告費の減りが速い
  • 広告の制作コストがかかる

ディスプレイ広告で失敗しないためにも、デメリットを把握してから運用をはじめましょう。

デメリット1:クリック率やコンバージョン率が低い

ディスプレイ広告は潜在顧客にアプローチする性質上、クリック率やコンバージョン率が低くなりやすい傾向です。

商品認知すらしていない関心の低いユーザーにもリーチする可能性があり、購買につながりにくいクリックが発生し、広告費が高くつくこともありえます。

ディスプレイ広告の導入の際には、クリック率やコンバージョン率はある程度低めに見積もった上で運用したほうがよいでしょう。

デメリット2:効果測定や分析がしにくい

コンバージョン数を向上させるためには「なぜこの広告でコンバージョンが獲得できたか」を分析することが欠かせません。

しかし、ディスプレイ広告の場合以下のようにさまざまな観点での分析が必要で、PDCAサイクルを回すのが難しい傾向にあります。

  • 見出しや説明文の内容や表現
  • 画像・動画内テキストの内容や表現
  • 画像・動画の配色・被写体などのデザイン
  • 動画の時間や情報量
  • ターゲティング機能の設定

コンバージョンを獲得しやすい広告を作成するには豊富な知識や経験が必要となり、初心者の場合、効率的にPDCAサイクルを回すことは難易度が高めといえます。そのため、改善点が見えにくく、コンバージョンにつながる要素の特定が困難に感じるでしょう。

デメリット3:広告費の減りが速い

ディスプレイ広告は多くのユーザーに向けて訴求できる一方、短期間で広告予算が消費されやすい傾向です。インプレッションやクリック課金によって費用が発生するため、ターゲット設定や広告配信の最適化が不十分だと、効果が薄い状態で予算が消耗してしまいます。

とくに、広範囲なターゲティング設定や競争率の高い広告枠を選んだ場合、クリック単価が上がったり、表示回数が増えたりして、予算が急速に消費されることもあるでしょう。

また、意図しない層への配信が続くと、期待する成果が得られないままコストだけがかかる可能性もあります。

場合によってはリスティング広告のほうが適しているケースもあるため、慎重に検討していきましょう。

デメリット4:広告の制作コストがかかる

ディスプレイ広告は視覚的な要素が重要であるため、魅力的なバナーや動画を制作するにはデザインやコンテンツ制作のための専門的なスキルが必要です。

ターゲット層やプラットフォームにあわせた多様な広告フォーマットを準備する必要があり、これも手間や費用を押し上げる原因となります。

外注する場合も、検索連動型広告のテキスト広告より、バナーや動画はデザイナーへの費用や制作工数がかかる点に注意が必要です。

さらに、広告の定期的な更新や複数のターゲット層にあわせたクリエイティブを作成する場合は、継続的にコストが発生する点にも留意しておきましょう。

このセクションのポイント
  • ディスプレイ広告のデメリットは、リスティング広告よりもコンバージョン率が低くなる点があげられます。ディスプレイ広告は潜在層へのリーチを得意とするため、ニーズが顕在化した検索広告よりCVRが劣ってしまいがちです。そもそもの導入として、認知の獲得やユーザー誘導数の増加を目的とする場合、検証の際には見るべき数値を間違えないよう注意しましょう。

ディスプレイ広告の広告効果を高める方法

ディスプレイ広告を作成するにあたり、以下の5つのことを必ずしましょう。

  • 配信目的を明確にする
  • 広告の規定サイズを守る
  • 広告ポリシーを守る
  • プレースメント(配信面)を絞る
  • 配信ターゲティングのテストをおこなう

広告審査に関わることも記載しているので、初心者の方は目を通してください。

ポイント1:配信目的を明確にする

広告の種類によって得られる効果が異なるため、配信目的を明確にしましょう。

ディスプレイ広告とリスティング広告は、それぞれ以下のような目的で使うことをおすすめします。

メニュー目的
ディスプレイ広告・認知度の向上
・潜在ニーズの掘り起こし
・ブランディング
・中長期的な売上の増加
リスティング広告・売上増加
・資料請求、お問い合わせの増加
・店舗の集客増加

ディスプレイ広告を配信したい方は「なぜ自社にとって必要か」を考えてから運用をはじめましょう。

詳しくは「ディスプレイ広告の教科書」でも解説しています。

ポイント2:広告の規定サイズを守る

各広告サービスで推奨されるバナーの規定サイズを守りましょう。

規定サイズを守らないと、以下のようなトラブルが起きる可能性があります。

  • 画像が配信面のサイズに合わせて伸縮されて表示される
  • 画像の一部が途切れて掲載され、重要な情報が表示されなくなる
  • 広告審査に落ちる

また、推奨されている広告サイズが複数あるメディアも少なくありません。

もし1種類のバナーサイズしか用意していないと他の配信面では広告を掲載できないため、機会損失になります。

規定サイズを確認してから画像や動画を作成してください。

参考:イメージ広告の画像サイズ|Google 広告エディター ヘルプ
参考:ディスプレイ広告で使用できる画像サイズ|LINEヤフー for business
参考:効果的な広告を作成する|Facebook広告ガイド
参考:広告クリエイティブの仕様|Twitter広告ヘルプセンター
参考:入稿規定|LINEヤフー for business

ポイント3:広告ポリシーを守る

各広告サービスでは、配信を禁止しているコンテンツや制限しているコンテンツがあります。

広告のポリシーを守らないと審査に落ちる可能性があるので、確認しながら広告を作成しましょう。

広告サービスでよく禁止されているコンテンツは以下の通りです。

禁止事項詳細
不適切なコンテンツ・他人を差別したり、誹謗中傷したりするコンテンツ
・他人を脅迫するようなコンテンツ など
権利を侵害しているコンテンツ著作権や商標権を侵害するコンテンツ
品質の低い広告・内容が不明瞭な広告
・機能していないランディングページ
・テキストの誤字脱字
医薬品、ヘルスケア薬機法に抵触する表現
最上級表現・「世界一」や「日本最大級」などが記載されている広告
・景品表示法に抵触する可能性のある表現

より詳しくポリシーを確認したい方は以下のページを参考にしてください。

参考:Google 広告のポリシー|Google 広告 ヘルプ
参考:広告掲載基準|Yahoo!広告ヘルプ
参考:利用規約とポリシー|Meta
参考:X広告ポリシー|X
参考:LINE広告審査ガイドライン|LINEヤフー for business

ポイント4:プレースメント(配信面)を絞る

プレースメントとは、広告が表示される特定のウェブサイトやアプリのことをさします。ディスプレイ広告でプレースメントを絞ることは、広告効果を最大化する上で重要です。

配信面を適切に選ぶことで、自社のブランドイメージとあわないサイトや、コンバージョンにつながりにくい配信先に表示されるといったムダな配信を抑えられます。

ターゲット層と関連性の高いプレースメントに絞ると、興味をもつユーザーに広告が届きやすくなり、クリック率やコンバージョン率の向上が期待できるでしょう。

一方で、関連性の低い場所に配信を続けると、興味を持たないユーザーに広告が表示され、予算がムダに消費されるリスクがあります。特定のプレースメントの成果を継続的に分析することで、より効果的な配信先を選定し、広告費の効率的な活用が可能になるでしょう。

ポイント5:配信ターゲティングのテストをおこなう

ターゲティング設定は、広告の成果を大きく左右する要素です。広告サービスによってターゲティング機能の種類は異なるものの、主に以下のように絞り込みができます。

  • ユーザー属性(性別や家族構成、年齢層、年収など)
  • 地域(国や都道府県、市町村)
  • ユーザーの興味や関心
  • 使用しているデバイス
  • 過去のサイト閲覧履歴や検索履歴

参考:オーディエンス ターゲティングについて|Google 広告 ヘルプ
参考:ターゲティング設定について【ディスプレイ広告】|Yahoo!広告ヘルプ

しかし、最適なターゲット層は事前に把握できるわけではないため、テストを通じて効果を検証する必要があります。

たとえば、異なるターゲット条件を設定した複数のキャンペーンを実施し、どの条件がもっとも高いクリック率やコンバージョン率を達成するかを比較します。これにより、どのターゲットに広告が効果的に届くのか、反応を得やすいのかが明確になるでしょう。

また、継続的なテストは市場の変化やターゲットのニーズに適応するためにも重要です。テストの結果に応じてクリエイティブを最適化したり、ターゲットを絞ったりすることで、広告のパフォーマンスをさらに向上させられるでしょう。

YDA・GDNそれぞれのターゲティングについては以下の記事で解説しているので、こちらもあわせて参考にしてください。

このセクションのポイント
  • 広告を配信する前にはクリエイティブの審査があります。審査には、媒体のシステムで自動的に確認されたり、審査部門の人が手動で確認したりするケースがあります。クリエイティブ審査に落ちてしまうと、当然広告出稿ができません。キャンペーンなどの配信日が確定しているような場合には、審査期間も考慮した入稿スケジュールを調整することをおすすめします。
  • ディスプレイ広告を運用する場合は、「誰に」「何を」訴求するのかが非常に重要になります。「誰に」の部分がターゲティングで、「何を」の部分がクリエイティブ表現を指します。クリエイティブはターゲット像をふまえた上でバナーなど制作し配信するものの、効果があわなかったからといってすぐに断念するのはよくありません。何度も仮説検証を繰り返すことで、ターゲティングとクリエイティブの最適化を図れます。ABテストなどの仮説と検証を継続的に実施して効果を高めていきましょう。

ディスプレイ広告をPR施策に取り入れてみよう

ディスプレイ広告は、ウェブサイトやアプリに表示される広告です。潜在顧客への訴求力が高く、ブランド認知度向上に効果が期待できます。

ターゲティング機能の活用やクリエイティブの最適化により、広告効果の最大化が可能です。配信する際には、各サービスの広告ポリシーや規定サイズを遵守することがカギとなります。

LANYでは、ディスプレイ広告をはじめとした広告運用を、出稿から運用まで一気通貫で支援しております。求人作成や広告運用を自社でカバーするのが不安な場合は、ぜひLANYまでお気軽にご相談ください。

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