【保存版】電話番号表示オプション(アセット)の仕組みと効果を徹底解説

電話番号表示オプション(アセット)とは?仕組みやCV計測方法、導入メリットなど詳しく解説

検索広告で電話でのお問い合わせ数を増やしたい場合、電話番号表示オプション(アセット)を活用してみましょう。

電話番号表示オプションは、検索広告の下部に電話番号を表示できる機能です。緊急性の高いサービスを提供している場合や、電話での申し込みを希望するユーザー層に効果的で、スムーズな問い合わせ導線となり集客アップが期待できます。

本記事では、電話番号表示オプションの仕組みや設定方法について、詳しく紹介します。電話の問い合わせを増やし、売上アップにつなげたい方はぜひ参考にしてください。

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広告運用コンサルタント

尾崎 穂波

大手広告代理店にてリスティング広告やディスプレイ広告、YouTube、Meta広告の運用を中心に従事。
LANYでは広告運用からLPOまでの一気通貫での改善を担当し、成果につながる戦略的なサポートを提供。

目次

電話番号表示オプション(アセット)とは?

電話番号表示オプションとは、検索広告において広告文とあわせて電話番号を表示できる広告表示オプションです。

主に検索結果画面で、広告文の下部にタップ可能な電話番号を表示し、ユーザーがワンクリックで企業に直接電話をかけられる仕組みとなっています。

この機能は、Google 広告のレスポンシブ検索広告やYahoo!広告のスマートフォン向け検索広告で利用可能です。なお、名称や仕様は広告媒体によって異なるため、設定時には各媒体のガイドラインを確認しましょう。

<Google 広告の場合>

名称:電話番号表示オプション

利用できる広告:レスポンシブ検索広告

配信媒体:PC・モバイル

<Yahoo!広告の場合>

名称:電話番号オプション

利用できる広告:スマートフォン向け検索広告

配信媒体:モバイルのみ

引用:広告表示アセットとは

ユーザーは、広告に表示された電話番号をタップするだけで、そのまま通話を開始できます。これにより、問い合わせや予約などのアクションに直結しやすくなるため、電話によるコンバージョンを重視する業種においてとくに効果的です。

この記事では、名称を「電話番号表示オプション」に統一して解説します。

広告表示オプションについては以下の記事をご確認ください。

電話番号表示オプション(アセット)の5つのメリット

電話番号表示オプションには、5つのメリットがあります。

  • 費用はクリック時のみ
  • 緊急性の高いサービスに強い
  • 電話希望層へのアプローチが可能
  • 設定に手間がかからない
  • 広告の占有率がアップ

詳細を以下より解説します。

緊急性の高いサービスに強い

電話番号表示オプションは、「今すぐに電話で問い合わせや予約をしたい」といったニーズのあるサービスに適しています。

たとえば、水漏れ修理や鍵のトラブルなど緊急性の高いサービスでは、広告に電話番号が表示されていれば、ユーザーはその場でタップしてすぐに発信できます。これにより、問い合わせにつながる可能性が高まるでしょう。

また、飲食店の予約なども同様です。

ユーザーが一度ウェブサイトに遷移してから電話番号を探すのは手間がかかり、離脱の原因にもなります。しかし、広告に電話番号が表示されていれば、ワンタップで混雑状況の確認や予約ができるため、スムーズな来店につながり、集客効果の向上が期待できるでしょう。

このように、電話番号表示オプションは、即時性や利便性を求めるユーザーに対して大きな効果を発揮する広告施策です。

費用はクリック時のみ

電話番号表示オプションはクリック課金制のため、電話番号を表示するだけでは課金は発生しません。

広告を見たユーザーが、電話番号をタップせずに自ら番号を手入力して発信した場合、広告費用はかからずに問い合わせを獲得できます。

広告表示による認知効果を得ながら、コストをかけずにコンバージョンにつなげられる可能性がある点も、電話番号表示オプションのメリットです。

電話希望層へのアプローチが可能

フォーム入力やメールよりも、「電話で問い合わせや申し込みをしたい」と考えるユーザー層にアプローチできる点もメリットです。

たとえば以下のようなケースでは、電話でのやり取りを希望する傾向が強く、電話番号の表示が効果的です。

  • 店舗の予約を取る
  • 機器の操作方法やトラブル対応手順を口頭で説明する

また次のような理由で、電話の方が便利だと感じるユーザーも少なくありません。

  • ブラウザ上の操作に慣れていない
  • 文章の入力が面倒
  • すぐに回答がほしい

このようなニーズに対して、広告に電話番号を表示することでユーザーを取りこぼすことなく、スムーズにコンバージョンへつなげられます。

設定に手間がかからない

広告表示オプションを活用することで、広告文を変更せずに電話番号を追加できるという点もメリットです。

広告文に直接電話番号を記載すると、広告ポリシーに違反して審査に通らない可能性があります。

一方で電話番号表示オプションを使えば、広告文とは別の項目として電話番号を追加できるため、安心して設定できます。

さらに、期間限定で電話番号を表示したい場合にも柔軟に対応可能です。広告文そのものを編集せずに表示オプションの設定のみで調整できるため、手間をかけずスピーディに運用できます。

広告の占有率が高まる

電話番号表示オプションを設定すると、広告の表示面積が広がり、画面上での占有率が高まります。とくにスマートフォンでは他社広告を下に押し下げられるため、視認性が向上します。

これによりクリック率やコンバージョン率の向上が期待でき、結果として広告のコスト効率改善にもつながるでしょう。

このセクションのポイント

ユーザーは目的とするお店をスマートフォンで検索して、検索結果に表示された詳細ページをクリックしてお店の電話番号を入手し、電話をかけることが想定できます。この際、検索結果からお店の電話番号までの階層が深いとユーザビリティが良いとは言えないでしょう。検索結果画面からワンクリックでお店に電話がかけられる電話番号表示オプションを活用することにより、ユーザーにとって利便性が高くなり、集客方法としても有効な施策となり得ます。

電話番号表示オプション(アセット)の設定方法

Google 広告とYahoo!広告の、電話番号表示オプションの設定方法を解説します。

実際に利用する際は、この章を参考に設定をしてみてください。

Google 広告の場合

  1. 左側のメニューの「キャンペーン」から、「アセット」を展開し「アセット」をクリック
  2. 青い「+」ボタンをクリックして「電話」を選択
  3. 追加先を「アカウント」「キャンペーン」「広告グループ」から選択(すべての広告に電話番号を表示させたい場合は「アカウント」を選択)
  4. 表示させたい電話番号を入力
  5. コンバージョンアクションを「アカウント設定を使用(広告経由の通話数)」「広告経由の通話数」「なし」から選択(デフォルトは「アカウント設定を使用(広告経由の通話数)」)
  6. 「詳細設定」で電話番号を表示させるスケジュールを設定
  7. 保存を押して完了

Yahoo!広告の場合

  1. Yahoo!広告の「検索広告」の管理画面から、「広告表示アセット」をクリック

    「広告表示アセット作成」→「電話番号補足アセット」をクリック
  2. 電話番号を記載
  3. 必要に応じて曜日と時間を設定
  4. 「作成」をクリック
  5. 「関連付け一覧」のページに遷移

    キャンペーンタブか広告グループタブのどちらかを選択し「関連付けを編集」→「電話番号アセット」をクリック
  6. キャンペーンまたは広告グループを選択し、「決定して進む」をクリック
  7. 登録した電話番号を選択し、「設定」をクリック

電話番号表示オプション(アセット)の注意点

電話番号表示オプションで注意すべき点は、主に6つです。

  • クリックで発信の有無に関わらず費用が発生する
  • クリック=発信ではない
  • 高額・慎重検討商材には不向き
  • 常に表示されるわけではない
  • 一部の電話番号は登録できない
  • Googleアナリティクスの電話番号クリックにはカウントされない

以下より詳細に解説します。

クリックで発信の有無に関わらず費用が発生する

デメリット1つ目は、クリック課金制である点です。

電話番号表示オプションでは、電話を発信しなくても番号をタップ(クリック)した時点で広告費が発生します。

そのため、実際に問い合わせや申し込みにつながらなかった場合でも、クリックされた回数分の費用がかかるのが難点です。

さらに、誤タップや通話直前のキャンセルといった意図しないアクションでも課金対象となるため、ムダなコストが発生するリスクがある点にも注意しましょう。

クリック=発信ではない

デメリット2つ目は、「電話番号のクリック=発信」ではない点です。

電話番号のクリック(タップ)した時点でコンバージョンとしてカウントされるものの、実際に通話がおこなわれたかどうかは計測されません。

つまり、誤クリックや、通話アプリの起動後にキャンセルされた場合でも、コンバージョンとして記録されるため注意が必要です。クリック数と実際の通話件数が一致しない可能性があることを理解しておく必要があります。

なお、通話回数や通話時間を正確に把握したい場合は、Google 広告の「通話レポート機能」を活用するのがおすすめです。

ただし、Yahoo!広告ではクリック数のみが計測対象となるため、通話の実態把握には限界がある点に留意しましょう。

高額・慎重検討商材には不向き

3つ目のデメリットは、高額商品や慎重に比較検討される商材には、電話番号表示オプションが必ずしも適していない場合があることです。

これらの商材は、ユーザーが複数の情報をじっくり比較したうえで意思決定をおこなうため、いきなり電話での問い合わせに結びつきにくい傾向があります。

ただし、電話による資料請求や簡単な質問など、ライトなアクションを促す目的であれば、一定の効果が期待できるでしょう。

検討期間が長い商材には、料金案内や問い合わせページへのリンクを設置できる「サイトリンク表示オプション」の活用が最適です。ユーザーが必要な情報へスムーズにアクセスできる導線を整えることで、成果につながる可能性が高まります。

常に表示されるわけではない

4つ目のデメリットは、電話番号表示オプションが常に表示されるわけではない点です。広告の表示は広告ランクによって決まるため、広告ランクが低い場合は電話番号が表示されにくくなります。

広告ランクを向上させるには、入札単価の引き上げや広告文、ランディングページの品質改善が効果的です。これらの対策をおこなわなければ、電話番号の表示機会が減り、電話での問い合わせ獲得が難しくなる可能性があります。

さらに、確実に電話番号を表示させたい場合は、電話専用広告を活用する方法も有効です。電話専用広告は電話発信を主目的に設計されているため、電話番号の表示率が高く、通話数の増加につながりやすいでしょう。

参考:電話専用広告について|Google広告ポリシーヘルプ

これらの対策を組み合わせて活用することで、広告効果の最大化が期待できます。

一部の電話番号は登録できない

Google広告およびYahoo!広告では、一部の電話番号は電話番号表示オプションに登録できません。

<Googleの場合>

  • 未確認の番号や無効・無関係な番号
  • FAX番号
  • プレミアムナンバー
  • バーチャル番号
  • 対象国外の番号

参考:リンク先の条件|Google広告ポリシーヘルプ

登録にはサイト上での番号表示やGoogle Search Consoleとの連携が必要です。

<Yahoo!広告の場合>

  • フリーダイヤル(0120など)
  • ナビダイヤル(0570)
  • IP電話(050)
  • 特定の事業者番号やFAX番号
  • 海外番号 など

参考:電話番号アセット|Yahoo!広告ヘルプ

また、ユーザーに無断で連絡先を取得・課金する番号も禁止されています。これらの規約を守ることが必要です。

Googleアナリティクスの電話番号クリックにはカウントされない

電話番号表示オプションから直接電話をかけた場合、ユーザーはサイトにアクセスせず通話に進むため、Googleアナリティクス(GA4)では電話番号クリックイベントとして計測されません。

一方で、Google広告の管理画面では「電話番号アセットのクリック数」としてカウントされます。このため、GA4の電話クリック数と広告管理画面の数値にズレが生じますが、これは仕様によるもので不具合ではありません。

GA4のみで判断すると電話経由の成果を過小評価してしまう恐れがあります。電話経由の成果を正確に把握するには、両ツールのデータを適切に活用しながら効果測定をおこないましょう。

このセクションのポイント

電話番号表示オプションで要注意なのが「クリック課金」ということです。ユーザーが電話番号をクリックした時点で費用が発生します。そのため、営業時間外の時間帯に広告配信をしてしまうと、無駄な費用が発生してしまうことになります。電話番号表示オプションは配信時間帯の設定が可能なので、設定することをおすすめします。

電話番号表示オプション(アセット)で成果を高める4つのコツ

電話番号表示オプションの成果を高めるために、以下の4つのコツを解説します。

  1. 住所アセットと組み合わせる
  2. 表示時間を営業時間と合わせる
  3. 構造化スニペットを併用して信頼性を上げる
  4. 画像表示オプションを使って視認性を上げる

1.住所アセットと組み合わせる

広告から店舗への来店を促したい場合は、電話番号表示オプションと住所表示オプションを組み合わせるのが効果的です。

住所表示オプションは、Google 広告で利用できる機能で、広告に店舗の所在地を表示し、タップするとGoogleマップで地図や営業時間などを確認できます。

これにより、ユーザーの現在地から近い店舗情報が自動で表示されるため、実際の来店につながりやすくなります。また、電話番号と住所を同時に表示することで、企業や店舗の実在性を示す効果もあり、信頼性の向上が期待できるでしょう。

競合の広告と並んだ際も、住所情報があることでユーザーから選ばれやすくなり、「実在する企業なのか不安」と感じるユーザーの心理的ハードルを下げられます。

参照:住所アセットについて|Google広告ヘルプ

住所アセットについては以下の記事も確認しておきましょう。

2.表示時間を営業時間と合わせる

Google 広告とYahoo!広告の両方で、電話番号表示オプションは曜日や時間帯を指定して表示設定が可能です。

応答できない時間帯に入電すると、見込み顧客を取りこぼすだけでなく、ムダな広告費が発生するおそれがあります。そのため、営業時間外には電話番号表示オプションを非表示に設定するのがおすすめです。

設定は広告管理画面の「詳細設定」から設定可能で、曜日ごとや時間帯を柔軟に指定できます。たとえば、平日9:00〜18:00など、実際に電話応対が可能な時間帯のみ表示されるようにしておくと安心です。

営業時間中のみ電話番号が表示されることで、ユーザーが確実に電話対応を受けられる状態を整えられ、不通による不満や信頼低下も防げます。クリック課金型広告の特性を考慮し、表示スケジュールは丁寧に調整しましょう。

3.構造化スニペットを併用して信頼性を上げる

構造化スニペットは、Google広告の表示オプションのひとつで、商品やサービスのラインナップをわかりやすく補足できます。「ヘッダー」と「値(スニペット)」の組み合わせで構成されており、広告文だけでは伝えきれない具体的な情報を提示可能です。

たとえば、「サービス内容」「取扱ブランド」などを明示することで、ユーザーに安心感や信頼性を与える効果があります。広告の説明文の下に表示されるため視認性が高く、クリック率向上にもつながるでしょう。

構造化スニペットについては以下の記事で詳しく解説しているので、こちらもあわせてチェックしてみてください。

4.画像表示オプションを使って視認性を上げる

画像表示オプションを併用することで、広告の効果をさらに高められます。画像により広告の視認性や訴求力が向上し、ユーザーの目に留まりやすくなるためです。

この2つを組み合わせることで、視覚的な興味喚起と行動喚起を同時に実現でき、ユーザーの関心とアクションの両方を引き出せるでしょう。

その結果、クリック率やコンバージョン率の向上が期待でき、より成果の高い広告運用につながります。

画像表示オプションについては以下の記事を参考にしてください。

Google 広告の通話レポートとは?

Google 広告の電話番号表示オプションで通話記録のレポートを確認したい場合は、通話レポートの機能を利用しましょうす。

引用:通話レポートについて

通話レポートとは、Google広告専用の転送番号を使用して広告経由の電話データを計測する機能です。検索広告に掲載された、Google 広告専用の電話番号をユーザーがタップして発信した場合、通話時間や発信者の市外局番などが通話レポートに記録されます。

通話レポートをオンにすると、Google広告専用の転送番号が自動的に広告に割り当てられ、通話状況の正確な把握が可能です。

また、通話レポートの仕組みについて、Google 広告 ヘルプでは以下のように紹介されています。

  • 顧客がお客様の広告をタップして電話をかけます。この場合、広告をクリックしてお客様のサイトにアクセスした場合と同じクリック単価が発生します。
  • お客様の会社や店舗に電話がかかります。顧客の通話は Google 広告専用転送電話番号を経由するため、通話に関するデータを収集して発信者を識別できます。インド以外の国では、Google 広告専用転送電話番号を経由した通話に対して発信者番号が機能します。
  • 広告から発生したすべての通話に関するデータを確認し、その情報に基づいて広告を見直すことができます。

引用:通話レポートについて|Google広告ヘルプ

計測できる内容

記録できる内容は以下の通りです。

  • 開始時間
  • 時間
  • 発信者の国コード
  • 発信者の電話番号(インドと日本を除く地域で、15 秒を超える通話に対応)
  • 発信者の市外局番
  • ステータス(応答の有無)
  • 通話の発生元
  • 通話タイプ
  • キャンペーン
  • 広告グループ
  • 録音(通話の録音が有効になっている場合のみ)
  • 検索キーワード

引用:通話データの詳細を表示する|Google広告ヘルプ

電話番号表示オプションのコンバージョンはクリック数で測定されますが、Google 広告の場合は通話レポートの機能を利用して通話回数などを測定できます。

通話レポートの機能をオンにすると、Google 広告専用の転送電話番号に置き換えられます が広告に割り振られ、登録済みの電話番号が専用の電話番号に置き換わって広告に表示されます。

通話レポートは、Google 広告でのみ利用できる機能でき、通話の詳細なデータを取得可能です。す。

Yahoo!広告では、コンバージョン測定はクリック数のみと になっています。

通話レポートの設定方法

通話レポートの設定方法は以下の通りです。

  1. 左側のメニューから「管理者」→「アカウント設定」を選択
  2. 「通話レポート」の「受信した通話に関する詳しい情報が得られます」の項目をオンにする
  3. 「保存」をクリック

通話レポートの設定はアカウント単位でおこなわれます。

キャンペーン単位やグループ単位での個別設定はできません。

また、通話レポートで割り当てられる「0800」から始まる専用番号は、ユーザーにとって見慣れない番号のため、ユーザーから警戒される可能性がありますおそれもあるので注意が必要です。

電話を受けたスタッフが、ユーザーから「貴社の電話番号は0120や市外局番ではないんですか?」と問い合わせを受ける場合もあるため、通常の番号と広告表示番号が異なることを事前にスタッフに説明しておきましょう。

スタッフに対し、通常の番号と広告に表示されている番号が異なることを説明しておくことをおすすめします。

電話番号表示オプション(アセット)に関するよくある質問

ここでは、電話番号表示オプションに関するよくある質問を紹介します。

費用の仕組みは?

電話番号表示オプションの料金形態は、Google 広告・Yahoo!広告ともにクリック課金制です。

広告に電話番号が表示されただけでは費用は発生せず、ユーザーが電話番号をクリックまたはタップした場合にのみ課金されます。

ただし、「クリック」と「実際の発信」は異なる点に注意が必要です。ユーザーが番号をタップしても、通話に至らなければ費用は発生しないと思われがちですが、実際にはクリック時点で広告費が発生します。

コンバージョン計測はできる?

電話番号表示オプションでは、Google 広告とYahoo!広告の両方でコンバージョン測定が可能なものの、測定内容に違いがあります。

Google 広告では、「通話レポート」の機能をオンにすることで一定時間以上の通話をコンバージョンとして測定可能です。これにより、実際の問い合わせにつながった通話を把握できます。

一方、Yahoo!広告では、電話発信用リンクをクリックまたはタップした回数を「電話発信回数」としてコンバージョン計測可能です。

課金はどちらのクリックに対してもおこなわれますが、測定されるコンバージョンの基準は異なります。

なお、Google 広告では通話レポートを利用せず、クリック数自体をコンバージョンとして測定することも可能です。

発信時に「0800」と表示される原因は?

通話レポート機能を有効にしている場合、広告に設定した「0120」などの番号が、実際の発信時には「0800」から始まる番号に変わることがあります。

これは、Googleが発信内容を計測するために、自動的に転送用の電話番号(Google転送番号)を割り当てる仕組みだからです。

通話時間や回数の把握が可能になる一方で、ユーザーに元の電話番号をそのまま表示したい場合は、この機能を無効にする必要があります。用途に応じて設定を見直しましょう。

間違い電話が増えたときの対処法は?

間違い電話が増えた場合、広告の内容や表示位置に原因がある可能性があります。

とくに検索結果の上部に広告が表示されることで、ユーザーが企業名を混同したり、競合他社の名前が広告文に含まれて誤認されたりするケースがあるため注意が必要です。

また、スマートフォンの操作中に意図せずタップされることも要因として考えられます。

対処法として、以下の調整が効果的です。

  • 広告文やキーワードの見直し
  • 誤解を招かない表現への変更
  • ターゲティング設定の調整 など

対策を講じることでムダな間違い電話を減らし、広告の効果を最大化しましょう。

電話番号表示オプション(アセット)で電話での流入を増やそう

電話番号表示オプションは、Google 広告のレスポンシブ検索広告やYahoo!広告のスマートフォン向け検索広告に電話番号を表示できる広告表示オプションです。

とくに、トラブル対応や飲食店など、緊急性の高いサービスに適しており、問い合わせ件数や店舗への来店促進に効果が期待できます。

ただし、クリックされると費用が発生するため、モバイルのみに配信する、営業時間中にのみ配信するといった工夫が必要です。

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アカウント・キャンペーン・グループ単位で設定でき、設定方法も容易です。この記事を参考に、ぜひ電話番号表示オプションを導入してみてください。

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