【強いSEO担当者になるための手順】新人SEO担当者からSEO会社の代表になるまでにやってきた全て

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こんにちは。デジタルマーケティング支援会社 LANYの代表を務める竹内(@take_404)です。

本記事では、一人前のSEO担当者として仕上がっていくためにやるべきことを自分なりにまとめています。

私自身、新卒1年目からSEOを担当してきて約5年が経ちました。

右も左もわからないSEO初心者だった私が、クライアント数50社、SEOコンサルタント10名、SEOディレクターやライター30名程度のSEO会社の代表になるまでにやってきたすべてを紹介します。

この記事でわかること
  • 強いSEO担当者が持っている能力
  • 強いSEO担当者になるための5ステップ

突然SEO担当になってしまった方や、中堅SEOerの方々に届けば嬉しいです。

なお、スタートアップ企業のSEO担当を任された方向けの記事も用意しております。本記事と合わせてぜひご一読ください。

竹内渓太のアバター
執筆者

SEOコンサルタント

竹内渓太

株式会社LANYの代表。株式会社リクルートホールディングスにデジタルマーケティング職で新卒入社。3年間デジタルマーケティングに従事。その後、株式会社LANYを創業。大規模サイトのSEOが得意。

Webinar

無料輪読会のお知らせ

内容

各日各チャプターのテーマを取り扱います。
全日程参加はもちろん、ご自身のサイトタイプに合った1回〜のご参加も歓迎いたします!

  • 理解度を深める!セルフチェックテスト
  • 著者による各章のポイント解説
  • Q&A

開催日時

2024年11月22日(金)〜11月29日(金) 各日10:30~11:00

おすすめの対象者の方

  • 『強いSEO』の書籍は手元にあるが、流し読みで終わってしまった方
  • 『強いSEO』の書籍は読んだが、さらに本書の内容を200%引き出し実戦に役立てたい方
  • サイトタイプ別のSEOについて、理解を深めたい方
  • 書籍に納めきれなかった未公開原稿が気になる方

※本輪読会は、『強いSEO』がお手元にある方を主に対象としております。

目次

強いSEO担当者が持っている能力

新卒で入社した会社を含め、これまでたくさんの強いSEO担当者と接する機会がありました。

強いと感じたSEO担当者の共通項をまとめてみると下記です。

  • SEOが好き
  • Webやインターネットの理解が深い
  • システム開発への理解が深い
  • 国語力が高い(論理的思考力、プレゼンテーション能力)
  • 謎解き力が高い(仮説思考力、抽象化思考力)
  • 答えのない問題に対するストレス耐性が高い
  • あくなき知的好奇心がある
  • 物事の推進力がある

SEOが好きで、Webやインターネット、システム開発への理解が深いのがハードスキルとして前提にあります。

ソフトスキルとしての国語力や謎解き力、ストレス耐性や知的好奇心が強く、物事を前に前に進めていけるタイプの方が圧倒的な成果を出している気がします。

SEO担当者は”適性”もあるかと思いますが、ある程度であれば上述の能力は磨き込めるでしょう。

ここからは強いSEO担当者になるためにやるべきことを、自分自身の経験も踏まえて解説します。

※無料お役立ち資料:「【完全版】SEO対策の教科書の動画投影スライド」をダウンロードする>>こちらから

強いSEO担当者になるための5ステップ

強いSEO担当者になるための5ステップ

強いSEO担当者になるためには、以下のステップで進めると良いでしょう。

それぞれ参考書籍やサイトなども合わせて解説します。

STEP1.地頭力を鍛える

SEOに詳しいだけの人ではなく「SEOで成果が出せる人」になるには最低限の地頭力が必須です。

私自身は、地頭は鍛えられる派に所属しているので、SEO担当として必要な地頭が鍛えられる書籍を解説します。

論理的思考力|ロジカルプレゼンテーション

新卒から一番ボロボロになるまで読んだ思い出の本です。

論理的に物事を考え、それを誰かに適切に伝えるためにどうすべきかが説かれています。

SEO担当者でなくとも、ビジネスで必須スキルの論理的思考力を身につけるのに最適の一冊です。

問題解決力|問題解決 – あらゆる課題を突破するビジネスパーソン必須の仕事術

ビジネスもSEOも基本的には「問題解決」です。

WHERE→WHY→HOWの順番で問題を解くことや、MECEに切り分けて抜け漏れなく問題と向き合う方法など、すべてのビジネスパーソンに必要なスキルをわかりやすく解説してくれています。

問題解決のやり方がわからなければ、何も達成できないため何度も読んで身に付けましょう。

仮説思考力|仮説思考

SEOは正解がないため、網羅思考で取り組んでいると物事が前に進みません

筋の良い仮説を打ち出して、その検証を素早く繰り返していくことが重要ですが、その際に必要なスキルが「仮説思考力」です。

良い仮説を立てる頭の使い方が解説されていて、SEO担当者としての仕事のスピードや精度を高める上で参考になる考え方が身に付きます

問題見極め力|イシューから始めよ

解くべき問題を見極めることが重要である点が学べます。

SEOでも解く必要のない問題に時間を使い過ぎてしまって、肝心な改善活動にリソースが当てられていない光景をよく目にします。

正しい問題(イシュー)に集中し、正しく解けるような人間になる上で欠かすことのできないナレッジを提供してくれる一冊です。

分析力|定量分析の教科書

定量分析の教科書のエッセンスとして紹介されている下記の図は、常に見える位置に貼ってあり、何か分析をする必要があるときには、立ち止まって見返していた思い出の図です。

出典:Amazon

SEOでは日々の変動やアルゴリズムが何を評価しているのかなど、分析する機会が多くあります。

分析をする際に「分析プロセス」「分析の視点」「分析のアプローチ」を意識して分析をする場合とそうでない場合では、分析の精度やスピードが大きく異なります。

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SEO担当者は定量分析を武器にすべきなので、本書で分析のイロハを学ぶことがおすすめです。

SEOおたく

地頭力は、書籍を読んで知識としてインプットし、日頃の仕事の中で癖になるまで使っていくことで鍛えられるでしょう

とくに新人の内は、書籍をデスクの横に置きながら、悩んだら立ち返るような動きで身に付けていくのがおすすめです。

STEP2.SEOの全体像を掴む

強いSEO担当者になるためには、もちろんSEOの全体像を掴まなければいけません

SEOの全体像は複雑かつ正解がないことが多いため、このステップでは下記2つを達成してもらいたいです。

  • SEOの全体像をざっくり理解すること
  • SEOで困ったら何を見たらいいのかがわかること

脳内に目次を作ることを目指していきましょう。よって、下記の書籍と参考サイトをクロールしていきましょう。(SEOっぽくなってきた)

それぞれ詳しく解説します。

SEOの全体像を浅く広く:いちばんやさしい新しいSEOの教本

新卒の会社に多くのSEO担当者がいましたが、全員が口を揃えて本書籍をおすすめしていました。

SEOの全体像が簡潔かつ明瞭にまとめられているので使い勝手が良いです。

コンテンツSEOより、データベース型SEOで必要になるテクニカルSEOの知見を身につける上で最適な書籍だと感じました。

SEOの全体像を浅く広く、かつわかりやすくまとめてくれているので必読です。

Google検索の仕組み:Google検索の仕組みに関する詳細ガイド

SEO担当者にとって、Google検索の仕組みの理解は必須です。

下記のように、URLの発見→クロール→インデックス→ランキングがどのように行われているのかをまずは理解しましょう。

検索エンジンプロセス

検索エンジンの仕組みをエンジニアレベルで理解する必要は全くありませんが、概要レベルでも掴んでおかないと今後SEOに取り組む上で理解できない概念が増えてきてしまいます

Google公式の「Google検索の仕組み」をきちんと読み込んでおきましょう。

Google検索の仕組みに関する詳細ガイド:
https://developers.google.com/search/docs/fundamentals/how-search-works?hl=ja

運営サイトの評価を高めていくために必要な考え方:SEOスターターガイド

Googleが公式に出している「SEO担当者向けのスターターガイド」もきちんと読み込みましょう。

検索エンジンと適切なコミュニケーションを取って、運営サイトの評価を高めるために必要な考え方や具体的な実装方法などがわかります。

スターターガイド
検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド

一度読んですべて理解できるドキュメントではないため「こんな内容が書かれていた」程度で頭に入れて、必要なタイミングでドキュメント内を調べられる状態を作っておくのがおすすめです。

SEOのベストプラクティス的実装方式は、基本的に公式ドキュメントに記載されているので、まずはスターターガイドを読み込みましょう。

検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド:
https://developers.google.com/search/docs/fundamentals/seo-starter-guide?hl=ja

検索結果の品質のチェックリスト:検索品質評価ガイドライン

検索品質評価ガイドラインとは「Googleが採用している評価者が、検索結果の品質を評価するためのマニュアル」です。

Google検索のアルゴリズムをより良くするために、現在の検索結果が意図した結果になっているのかをガイドラインを用いて確認できるチェックリストです。

ガイドライン
検索品質評価ガイドライン

英語で長文のドキュメントであり、すべて読むのは骨が折れる作業ですが、日本語訳されているものなどもネットには落ちているので、ぜひ一度読んでみてください。

私は通算2回は英語ドキュメントで通しで読みました。(大変だった…)

LANYブログ「SEO対策の教科書」

LANYで作成した「SEO対策の教科書」もSEOを網羅的に解説しています。

SEO対策の教科書
SEO対策の教科書

ブログ記事でも読めますし、YouTubeでもご視聴いただけます。

ブログ記事は36,610文字、YouTube動画は1時間半の超大作なので、ぜひお時間がある際に見てみてください。

SEOおたく

手前味噌ですが、網羅的なだけでなく、具体的な事例も踏まえているので理解しやすい構成になっています

LANYのSEOブログやYouTubeでも、SEOを詳細に解説していますのでぜひいろいろなコンテンツに目を通してみてください。

LANYブログ:
https://lany.co.jp/seo/blog/

SEOおたく / LANY YouTubeチャンネル:
https://www.youtube.com/channel/UCycCmsyXHVk_n68I7jkEReg/videos

SEOの全体像とは少しそれますが、SEOを理解するために「デジタルマーケティング」の全体像もざっくり掴んでおくことをおすすめします。

デジタルマーケティング全体から見た時に、SEOはどのような立ち位置なのかを理解しているのといないのでは、この先のSEOの理解度が大きく異なってきます。

とくに参考ソースはありませんが、「デジタルマーケティング」とググりながら色々確認してみてください。

下記はLANY内部での勉強会の資料の抜粋です。

新人SEO担当者の場合には、まずはデジタルマーケティングに関する施策や言葉を「聞いたことあるぞ」or「なんとなく知ってるぞ」という状態を目指しましょう。

下記のマーケティングに強くなるスキルマップが参考になるので、ぜひデジタルマーケティングの全体像を掴むためにも利用してみてください。

STEP3.Webやシステム開発、デジタルマーケティングの全体像を掴む

SEOは、Webの世界で展開していく施策になるため、Webやインターネットへの理解も必須です。

コンテンツSEOに閉じずにSEO全般に携わっていく場合には、システム開発をしていく必要もあるため、エンジニアリングへの理解も必要です。

下記2点は押さえておきましょう。

  • Web/インターネットの理解を深める
  • システム開発への理解を深める

Web/インターネット全体やシステム開発を学んでいくための参考書籍やサイトは下記です。

それぞれ詳しく解説します。

インターネットの仕組みの根本原理|プロになるためのWeb技術入門

私は前職では「IT人材採用枠」だったのですが、私含めて多くのメンバーが「IT未経験」でした。

SEOおたく

様々な研修を通してIT人材へと育て上げてくれましたが、課題図書として配られた「プロになるためのWeb技術入門」の書籍は非常に参考になりました。

インターネットの仕組みの根本原理や、Webアプリケーションの開発方法などが体系立てて解説されています。

本書を読んだからと言って、インターネットを深く理解したり、Webアプリケーションが作れるようにはなったりしませんが、浅く広く理解するには最適な本です。

Webを支える技術の設計や仕組みを広く浅く|Webを支える技術

SEOの戦いの舞台である「Web」を解説している書籍です。

本書を読むことで、HTTPやURL、HTMLなどのWebを支える技術の設計や仕組みを広く浅く理解できます。

Webページが表示される仕組みをクライアントとサーバーの役割分担から解説してくれているなど、基本的な概念を理解するのにぴったりです。

一読ではあまり理解できないかもしれませんが、手元に置おきながら、Webの技術で困ったことがあれば本書に立ち返る使い方がおすすめです。

コーディングに触れられる|Progate

プログラミングができるようになる必要はありませんが、SEO担当者はエンジニアリングへの理解は必須です。

エンジニアを理解し、リスペクトしながら仕事を進めていくためにも、素人ながらでもコーディングに触れてみることは大切です。

SEOおたく

私自身は、前職の研修にてRuby on RailsとJavaを用いてWebアプリを作る研修を受けたため、コーディング経験があります
(ただ、全くできません)

色々なプログラミング学習をしてきましたが、個人的にProgateは学びやすいためおすすめです。

「プログラミングを習得するんだ」というモチベーションではなく、「一回くらいはプログラミングに触れてみてどんなものかを理解してみよう」くらいで取り組んでみるのが良いでしょう。

Progate:
https://prog-8.com/

STEP4.SEOのフロー情報を追いかけ続ける

SEOは、アルゴリズムが刻一刻と変わっていくのと、Googleの機能変更やアップデートによって過去に正解だったものが今では正解ではなくなることが頻繁に発生します。

そのため、常に最新の情報のキャッチアップをすることが重要です。

ここでは、最新の情報をキャッチアップするためのおすすめのリソースを解説します。

それぞれ詳しく解説します。

もっとも早く体系的な最新のSEO情報|海外SEO情報ブログ

海外SEO情報ブログは「日本の中でもっとも早く体系的に最新のSEO情報をまとめてくれているブログ」です。

基本的には世界最大級のSEO情報メディアSearch Engine Landなどを翻訳してくれているため、日本語で最先端の情報が取れます。

ブログ更新も基本的に毎日1投稿されているので、日々のルーティンとしてSEO情報のキャッチアップに読むのがおすすめです。

1テーマ以上を知りたい場合には、直接Search Engine LandをDeepLやGoogle翻訳にかけながら読むのもおすすめです。

SEOおたく

私は新卒時代に毎日海外ソースを読み漁って、重要な情報があれば社内Slackに展開する役割を担っていたのですが、その業務を経てSEOの点の情報が線で捉えられるようになったところもあるのでおすすめです

おすすめの情報収集方法は、下記の記事にまとめているのでこちらも参考にしてみてください。

Twitter

最新情報を追いかけるプラットフォームとしてTwitterほど優れたものはありません。

Twitter上でSEO情報を発信しているアカウントは多くありますが、個人的に信頼しているアカウントと弊社社員のアカウントを紹介します。

基本的には、英語情報も含めて下記のアカウントをフォローしておくことを推奨します。

また、宣伝ですがSEOおたくの中の人の私もデジタルマーケティングに関する情報発信を今後強化していこうと思っているので、下記もよろしければフォローお願いいたします。

竹内渓太 Twitterアカウント:
https://twitter.com/take_404

STEP5.SEO担当で必要な業務を繰り返し実行する

ステップ4までは、座学的にインプットする内容が多かったですが、最後はその内容を踏まえてSEO業務をしていきましょう。

SEOと一口に言っても、サイトタイプや規模によって行うべき業務は異なります。

ここでは、より汎用的な業務を解説します。

それぞれ詳しく解説します。

モニタリング|日々の変動要因を解像度高く捉えられるようになる

もっともSEO担当者のレベルを引き上げてくれるのが、日々のモニタリングと考えています。

SEOの状況は日々変動しており、その変動要因を解像度高く捉えるための分析をまずはできるようになりましょう。

基本的に、下記の指標を週次単位でモニタリングします。

  • コンバージョン数
  • セッション数
  • CVR
  • キーワード順位
  • インデックス数

たとえば、コンバージョン数が減少したとしたら「その原因は何か」「原因を踏まえてどんな対策をするか」を回答できるレベルまできちんと毎週深掘りをしましょう。

コンバージョンが減少した → セッション数が落ちたからだ → 主要キーワードの順位が落ちたからだ → 競合が対策ページを改善してきたからだ → おそらく〇〇の指標が重要視されているのではないか → 〇〇の指標を改善するために自社の対策ページにXXの施策を打とう

最初は日々の変動に対して仮説が導き出せ、打ち手の創出までできる状態を目指しましょう。

また、そのスピードや打ち手の精度を高めていくために工夫をしながら、先輩などから適宜フィードバックをもらって進めていくことが重要です。

個人的には、まずは新人にモニタリングをまるっと任せて、数字変動のロジックやSEOの肌感覚を身に付けさせるのが効率的な担当者の育て方です。

キーワードマーケティング|自社が対策すべきキーワードがわかる

SEOは、キーワードマーケティングとも呼ばれますが、適切なキーワード調査ができるようになることは重要です。

キーワードマーケティングにおいては、下記の3点が達成できる状態を目指しましょう。

  • 自社が取るべきキーワードを網羅的に洗い出せる
  • キーワードを適切な粒度でカテゴライズできる
  • 競合状況や検索需要も踏まえて、対策優先度をつけられる

キーワードマーケティングは骨の折れる作業ですが、この作業を通して多くのことが学べます。

キーワードプランナーやAhrefs、SEMRushなどのツールの使い方や、スプレッドシートの使いこなし方などを身につけられるでしょう。

複数サイトで取り組んでみて、先輩社員からFBをもらいながらキーワードマーケティングが一人でできる状態を目指して取り組みましょう。

サイト分析

3つ目は「サイト分析」です。

とくにWebサイトがSEOフレンドリーで設計されているのかを調査できるようになりましょう。

SEOのチェックリストはインターネット上に落ちているので、参考にしながらいろいろなWebサイトを見てみましょう。

SEOおたく

本記事でも紹介しているGoogle公式のSEOスターターガイドに記載のあるベストプラクティスでサイトが設計されているかどうかを、自分のブラウザで調査していきます

具体的には次の項目です。

  • Titleタグに対策キーワードが含まれているか
  • Canonicalは適切に設定されているか
  • 不要なページにnoidexが設定されているか
  • 不要なリンクにnofollowが設定されているか
  • HTMLのマークアップが適切にされているか
  • ページスピードが遅すぎないか

項目が多いため書ききれませんが、まずは色々なWebサイトをSEO観点から見てみましょう。

どうしたらcanonicalやnoindexタグが確認できるのか、HTMLのマークアップは何が正しいのかなどがわかる状態を作ることから始めてみましょう。

SEO施策の企画

調査や分析を一通りできるようになれば、実際にSEO施策の企画をしてみましょう。

SEO施策を企画する際には、下記の項目を自分で埋められるようになりましょう。

施策概要

どのような課題があり、その課題を解決することでどんないいことがあり(目的)、その解決のためにどのような要件で施策を実装するのか、解決したらどのような指標が動くのか(KPI)。

上記が考えられるようになっていれば、SEOを理解しているだけでなく、SEOを用いて成果の出せるプレイヤーになれているといえます。

モニタリングから施策企画まで数々の業務がSEO担当者にはありますが、何度も繰り返して実践していくことで確実に身になっていきます。

地味な業務も多いですが、ぜひ挫けずにコツコツと積み重ねていきましょう。

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まとめ:強いSEO担当者になるなら、愚直に手を動かすのが一番の近道

私自身の経験も踏まえて、強いSEO担当者になるために必要なステップを解説しました。

  1. 地頭力を鍛える
  2. SEOの全体像を掴む
  3. Webやシステム開発の全体像を掴む
  4. SEOのフロー情報を追いかけ続ける
  5. SEO担当で必要な業務を繰り返し実行する

参考書籍やWebサイトも多数ご紹介しましたので、ぜひご参考ください。

SEOは知っているだけではなく、動かせるようにならなければ意味がありません。

正解のない領域になるため、本記事にあるような内容をある程度学び切ったら、ぜひ愚直に手を動かしていきましょう。

一人でも多くの日本のSEO担当者の方にとって参考になっていれば幸いです。

最後にはなりますが、LANYでは、SEOコンサルタントを大募集しています。正社員としてSEOおたくの右腕として働いてくださる方も、業務委託として即戦力として活躍してくださる方のどちらも募集中です。

ぜひ少しでもLANYで働くことにご興味があれば、まずはカジュアルにお話しさせてもらえると嬉しいです。

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