ページネーションとは?SEO的ベストプラクティスと2ページ目以降の取り扱いの見解

ページネーションとは、Webページを複数に分割した「ページ送り」と呼ばれる機能のことです。

記事型メディアのカテゴリページやデータベース型サイトの一覧ページなどで用いられます。

Googleのページネーション
Googleのページネーション
lanyページネーション
LANYのページネーション

ページネーションのベストプラクティスは、情報があまり出回っていないため、担当者依存になりがちなです。

本記事では、これまで数百サイトのSEOコンサルティングをしてきた私が、ページネーションのベストプラクティスを解説いたします。

この記事でわかること
  • ページネーションとは
  • ページネーションの設置方法
  • 2ページ目以降のベストプラクティス

中でも今回の記事では「ページネーションの2ページ目以降の取り扱い」について解説します。

データベース型サイトを運営する方であれば一度は悩んだことのあるポイントだと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

ページネーションとはWebページを複数に分割した「ページ送り」と呼ばれる機能

ページネーションとは、Webページを複数に分割した「ページ送り」と呼ばれる機能のことです。

記事で1ページに掲載するコンテンツが大量になったり、カテゴリページやデータベース型サイトの一覧ページだったりで用いられます。

たとえば、当ブログのサイトトップページにも、下記のようなリンク付きのページ番号が羅列されています。

lanyページネーション
LANYのページネーション

ページネーションの必要性とメリット

ページネーションを使用する必要性には大きく分けて下記2点があります。

それぞれ詳しく解説します。

必要性①ユーザービリティが向上する

ページネーションを使用する必要性の1つ目は「ユーザービリティが向上する」ことです。

1ページの情報量が少なくなることで、コンテンツの圧迫感がなくなったり、コンテンツのロード時間が減って読み込みが速くなったりし、ユーザーが記事を読みやすくなります。

一方で情報量が多すぎたり、ロード時間が長かったりすると、ユーザーが「この記事読みにくいなぁ」と感じて離脱してしまう恐れがあります。

SEOおたく

記事に入ってすぐにユーザーが離脱すると、ユーザー満足度が低い記事だとGoogleに認識され、評価が落とされてしまう可能性があります。

とくにデータベース型サイトは、一覧ページの情報量が膨大のため、ページネーションを活用しないとロードに時間がかかってしまいユーザーの離脱を招いてしまう可能性があるでしょう。

そのため、ページネーションを活用してユーザーの負荷が少なくなるような対策が必須です。

ユーザー行動の重要性や改善すべき指標は下記記事で解説しているので、順位上昇を目指す方はぜひ参考にしてください。

必要性②クローラビリティが向上する

2つ目は「クローラビリティが向上する」ことです。

クローラビリティとは「検索エンジンのクローラーがどれだけページやコンテンツを読み取りやすいか」のことです。

適切にページネーションを設置することで、クローラーがページを読み取る手助けができるため、ページの関連性を十分に伝えられます。

SEOおたく

だからといって、とりあえずページネーションを設置してしまうと、かえってSEO的にマイナスな評価を受けて順位が落ちてしまう可能性があるでしょう。

そのため、次章以降で紹介する「ページネーションの設置方法」を参考に、適切にページネーションを設置することが大切です。

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【Google公式見解】ページネーションの設置方法

ページネーションに関するGoogleの公式見解は、ページ分け、段階的ページ読み込み、それらの Google 検索に対する影響にまとめられています。

具体的には、次の3点が記載されています。

  1. ページを順番にリンクする
  2. URL を正しく使用する
  3. フィルタや並べ替えのある URL がインデックスに登録されないようにする

上記の「2. URLを正しく使用する」の中にあるのが次の一文です。

ページ分けされたページ列の最初のページを正規ページとして使用しないでください。代わりに、固有の正規 URL を各ページに付与してください。

Google公式ドキュメント

つまり、2ページ目以降のcanonicalを1ページ目に向けないで、自己参照canonical(canonicalで自身のURLを指定する)にすることが推奨されています。

ただ、Googleのジョン・ミュラーは「2ページ目以降をインデックスさせなくても良い」場合には、1ページ目を正規化としても良いとも述べました(下記の動画を参照)

つまり、自己参照canonicalは推奨であってルールではないため、たとえ1ページ目にcanonicalを向けたとしてもペナルティの対象にはなりません

実際にSEOに強いと言われる大規模サイトでも、2ページ目から1ページ目にcanonicalを向けているケースは多いです。

そこで今回は、次の疑問に答えたいと思います。

  • 2ページ目以降は、indexにすべきか?noindexにすべきか?
  • 2ページ目以降を、followにすべきか?nofollowにすべきか?
  • 2ページ目以降のcanonicalは、自己参照か?1ページ目に向けるべきか?

少しでも参考になれば幸いです。

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【Google公式見解】2ページ目以降のページネーションのベストプラクティス

Googleは、2ページ目以降でも自己参照canonicalを利用することを推奨しています。

よって、2ページ目以降の取り扱いの模範解答は「2ページ目以降もindexさせ、followの状態にし、自己参照canonicalを向ける」です。

SEOおたく

しかし、世の中のSEOに強い大規模サイトがGoogle推奨の形とは異なる実装を取っていることも多いため、実際はどの実装方式が良いのか悩ましくなります。

クロールバジェットやリンクジュースを考慮すると、2ページ目以降を戦略的に取り扱うことでメリットを得られるのもたしかです。

ここからは弊社の経験や実績を踏まえて、記事型コンテンツとデータベース型サイトで分けてベストプラクティスをご紹介しようと思います。

記事型コンテンツメディアの場合

記事型コンテンツメディアの場合には、基本的に記事のカテゴリページやタグページでページネーションが使われます。

結論、記事型コンテンツメディアではページネーションの取り扱いは気にする必要がありません

もし気にするのであれば、Google推奨の下記の形をおすすめします。

  • 2ページ目以降もindex
  • リンクはfollow
  • 自己参照canonical

大前提、コンテンツメディアの場合には記事数が多くはないため、ページネーションでのクロール・インデックスコントロールやリンクジュースの差配がサイト全体に与える影響が極小です。

よって、Google推奨の形にしておけば問題ありません。

データベース型サイトの場合

データベース型サイトの場合には、ページネーションの実装方式を工夫しても良いでしょう。

なぜならデータベース型サイトは、数万~数十万以上の規模のページ数になる場合が多く、適切にページネーションを実装できるかどうかでクロール・インデックスに大きな影響を与えるからです。

データベース型サイトでページネーションを実装する場合は、下記のフローチャートで考えるのがおすすめです。

ページネーションフローチャート

実装方式を考える上での観点は次の3つです。

それぞれ詳しく解説します。

①主要一覧ページのクロール状況

主要一覧ページの多くがクロール・インデックスさせ切れていない場合には、ページングへクロールを送るのは制御すべきだと考えます。よって、下記の実装を推奨します。

  • noindex
  • nofollow
  • canonicalは任意(noindexなので関係ない)

大規模データベース型サイトなどで、主要一覧ページが「検出 – インデックス未登録」に多く入ってしまっている場合などには実装を試してみても良いでしょう。

逆に主要一覧ページがインデックスはされていないものの「クロール済 – インデックス未登録」に含まれている場合には、クロール量が足りないわけではなく、ページの品質に問題があるため課題が別です。

その場合には、主要一覧ページの品質改善施策を実施しましょう。

②詳細ページのクロール状況

詳細ページの多くがクロール・インデックスさせ切れていない場合には、ページングをクロールさせることによって詳細ページへのクロールを促進すべきだと考えます。

詳細ページの発見自体はsitemap.xmlでできていたとしても、内部被リンクが見つかっていないことによってクロールの優先度が極端に下げられることもあるからです。よって、下記の実装を推奨します。

  • index
  • follow
  • 自己参照canonical

ページネーション経由で内部被リンクを発見してもらうことでクロールの優先度を上げられるので、詳細ページのクロール・インデックスに課題を感じている場合には実装検討もしてみてください。

③一覧ページと詳細ページの相対的重要度

データベース型サイトは、一覧ページと詳細ページの関係構築で成り立つサイトモデルです。

どちらが相対的に重要なのかに合わせて実装を変えるのが良いでしょう。

*(1) 一覧ページが相対的に重要・index
・follow
・1ページ目にcanonical
(2) 詳細ページが相対的に重要・index
・follow
・自己参照canonical

※(1)アグリゲーションサイトで詳細ページをindexさせていない場合も下記の実装を推奨します。もしクロールに課題がある場合にはnofollowでも良いかもしれません。

ここまで3つのパターンを紹介してきましたが、ページネーションの実装で非常に大きなSEO効果が出ることはないですが、大規模サイトであればクロールコントロールなどの文脈では間接的に効果を出せる施策となるでしょう。

もしデータベース型サイトのSEOで中々順位が上がらず困っている…という場合は、下記記事も合わせて参考にしてみてください。

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まとめ:SEOにおけるページネーションのベストプラクティス

ページネーションのベストプラクティスの考察についてまとめます。

  • Googleの公式見解は「2ページ目以降も自己参照canonical」
  • 記事型メディアであればページネーションの実装を気にする必要はない(Google推奨の形で良い)
  • データベース型サイトであれば下記のフローチャートを参考に実装する
ページネーションフローチャート

ページネーションの実装方式に正解はありませんが、私の経験も踏まえて実装方式のベストプラクティスを解説しました。

とくに「データベース型サイト」を運営する方に少しでも参考になっていれば幸いです。

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この記事の執筆者

竹内渓太のアバター
竹内渓太 SEOコンサルタント

株式会社LANYの代表。株式会社リクルートホールディングスにデジタルマーケティング職で新卒入社。3年間デジタルマーケティングに従事。その後、株式会社LANYを創業。大規模サイトのSEOが得意。

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