アフィリエイト初期段階で抑えておくべき6つのこと|メディア・広告主それぞれ解説

アフィリエイトで早く収益ができるようになりたいですよね!?特にサイト立ち上げ時はどれだけ早く収益化できるかによってモチベーションが変わってきます。

この記事では、アフィリエイトの初期段階で抑えておくべき6つのことについて広告主の視点も踏まえて解説します。

申し遅れました。コンテンツディレクターの中山です。

普段は事業会社でSEOやリスティング広告でインハウスでwebマーケティングを担当しています。アフィリエイト広告も運用しており、下記のような業務を行っています。

  • 提携メディアの承認・否認
  • 成果の承認・否認
  • ASPを介しての報酬交渉

広告主側としてメディア承認や成果承認・単価交渉をしてきた中で、メディア運営者・広告主側として知っておきたいことをこの機会にまとめてみました。

この記事でわかること
  • 1章:「メディア運営者向け」初期段階で抑えておくべき広告提携・単価交渉の話
  • 2章:「アフィリエイト広告主向け」メディア運営者に選ばれるアフィリエイト広告の話

上記の2本立てでお送りします。

特に立ち上げ時の方、スタートダッシュを切りたい方には役に立つ内容になっていると思いますのでぜひ最後までチェックしてみてください!

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目次

【初心者向け】アフィリエイト収益化初期で抑えておきたい6つのこと

まず、アフィリエイト初期段階として知っておくべきことは下記の6つです。

1~4まではプログラム提携まで、5~6まではプログラムを提携した後の動きになります。

それぞれ詳しく解説していきます!

1.アフィリエイト広告と関連度合いの高いサイトにする 

アフィリエイトで稼ぐには、まず広告主とメディア提携する必要があります。

広告提携にするには審査が必要なものがあり、最初のハードルとして提携承認してもらえることが重要な要素になってきます。

まずは、下記2点だけでも提携したプログラムに関連するテーマにすることがベターといえるでしょう。

  • サイト名
  • ASPに登録するブログジャンル

何故かというと、ASPのメディア承認画面では上記2点が記載されるためです。

メディア提携依頼は、一度に何十件も承認・否認の選択作業を行います。そのため、第一段階としてメディアとの関連性の2点を見て、承認の有無を決めることが多くなります。

提携したいアフィリエイト広告があったら最低限でも「サイト名」と「ジャンル」は考えて登録するようにしましょう。

一度審査に落ちると、ASPによっては再申請できない場合があるためここは慎重に行いたいところです。大手ASPですと下記のようになります。

ASP提携再審査
の可否
A8.net可能
afb不可
もしもアフィリエイト可能※

※もしもアフィリエイトは3日経過すると再度提携申請が可能。

a8.netでは再申請を出しても管理画面では拒否した回数がわかるため、できれば少ない回数で提携審査をクリアしたいところです。

2.提携申請前に投稿は最低でも3つ以上は作成しておく

ブログやサイトの投稿はいくつか作成してから、提携審査すると「どのような記事を書いているのか」が広告主側からして判断しやすいです。

実際、サイト名やブログジャンルが一致していてもサイトが「Hello world」状態だとよほどのことがない限りお断りするケースがほとんどです。

編集部

そのため、最低でも3つ以上は記事を用意してから提携依頼を出すことをおすすめします

また、商標系の記事は作成してから提携申請した方が、広告主側からすると「どんな訴求や見せ方をしているのか」を確認できて安心感があるのでおすすめです。

SEOライティングに慣れていないという方は、まず下記のブログを参考にしてみてください。

3.広告主によって独自のルールがあることを理解しておく

同ジャンルの広告でも、集客ルールや成果承認のルールは広告主によって様々です。

成果や否認条件は、各案件の個別ページで必ず確認しておきましょう。具体的な例としては下記のような点が多いです。

ルール具体例
集客・リスティング広告
・SNSアカウント
成果承認・サービス利用意思のない方
・ユーザーの属性
・いたずら、重複、入力不備

サイト運営する中で、コンバージョンがとれるが対象外のユーザー属性や利用意思のない方ばかり集客していて、全然承認されない…なんてこともあります。

広告ごとの否認要件は必ず確認するようにしましょう。

また、各ASP共通の禁止事項は下記に掲載しているので、まだ目を通したことがなかった方は一度目を通して見ることをおすすめします。

参考:A8net:A8.netでの禁止事項
参考:afb:各種禁止事項ならびに法令違反に関して
参考:もしもアフィリエイト:ガイドライン一覧

4.提携がしばらく保留されたままならASP経由で問い合わせる

広告提携を申請して、1週間経っても、2週間経っても音沙汰ない。

提携が2週間以上保留されていた場合、ASP経由でメディア提携申請の確認を促すことをおすすめします。

編集部

広告主側はアフィリエイト広告運用を兼任で行っていることが多いため、忙しくなったりあるいはうっかりしているとメディア提携申請を確認するのを忘れてしまいがちなんです…

(自分の場合、大体一気に30-40サイトほど見ることが多いためある程度まとまった時間が必要です)

そのため、今すぐにでも広告を使いたい!という場合ASP経由で承認の催促をするのが手です。広告主側からしても依頼分の1サイトをひとまず見れば良いため、工数かけずに確認できます。

大手ASPであれば広告主ごとに担当者がついているので、丁寧かつ迅速に対応してもらえる印象です。

5.足りない情報はASP経由で広告主に聞く

調べてもわからない情報は、ASP経由でいくつか広告主に質問をしてみることをおすすめします。

アフィリエイトでは、サービスを比較したコンテンツ形式を作成することが多いです。

比較するために重要になってくるのが「このサービスは他社と違って何が違うのか」という点です。

差別化が抽象的だったり、甘かったりすると、ユーザーからしても何が違うのかはっきりわからず機会損失を招く可能性があります

でも「公式サイトや他web記事をみてもイマイチいい情報がない…」なんてことも少なくありません。

ネットに良い情報がない場合、ASP経由でいくつか広告主に質問をしてみることをおすすめします。

  • 他社と違って何が優位なのか
  • なぜ優位性があるのか
  • サービス展開したきっかけ、ストーリーは?

上記を聞くことによって比較や商標系の記事で他サイトより説得力のある記事を作れます。

ただし、広告主によっては余り返答にリソースを掛けられないケースもあります。返答に時間がかかっている場合、何回もやり取りすることは控える方が良いでしょう。

6.実績が溜まってきたら単価交渉を仕掛ける

収益が発生し安定的に実績を作れるようになったら、単価交渉をしてみましょう。

NPO法人アフィリエイトマーケティング協会によると、約6割の方が単価アップ状態での報酬ではないとのことです。

アフィリエイト・プログラムに関する意識調査

参照:アフィリエイト・プログラムに関する意識調査 2022年

単価をあげるコツは自分から交渉を仕掛けることです。広告主から単価アップを打診するケースはほぼなく、メディア運営者が積極的にしていく必要があります。

広告主側からしても単価交渉を仕掛けてくる方々は多くありません。交渉してくるだけで非常に目立ちます。(私が担当してるプログラムの場合、2-3ヵ月に1件来るかどうかぐらいの割合です)

「相当数のコンバージョンがとれていないと単価交渉できないのでは?」と思いますが案外そんなことはありません。

数ヵ月以上提携していてコンバージョンが安定的にとれていれば、単価を上げさせていただいたケースはいくつかあります

交渉はASP経由で無料でできます。単価が上がることで、さらに商材に力を入れてもらえればCV数が増えて、互いにWIN-WINというわけです。

ぜひ積極的に単価交渉を行ってみてください。

【広告主向け】アフィリエイト広告運用をする中で感じた2つの落とし穴

ここまではメディア運営者向けのコンテンツでしたが、広告主としてプレイする中で感じた2つのことを解説します。

  • 低単価でも確定率が高い成果形態が好まれる
  • 先駆者が多いほど広告を張り替えてくれない

広告主向けコンテンツになっているのでこれからアフィリエイト広告をはじめたい、力を入れていきたいという方はぜひチェックしてみてください。

1.低単価でも確定率が高い成果形態が好まれる

低単価でも、確定率が高い成果形態が好まれる傾向にあると感じています。

確定率とは「成果発生件数に対して、何件成果が確定したか(確定件数/発生件数×100)を表した割合」です。

例としては下記の表をみてみましょう。

企業プログラムAプログラムBプログラムC
確定時成果報酬3,000円6,000円10,000円
成果発生数1053
成果確定数101010
確定率100%
(好まれる)
50%30%
報酬30,000円30,000円30,000円

すべての案件において単価×承認率で報酬の期待値は同じですが、今回の場合は承認率の高いA企業が好まれる傾向にあります。

なぜなら、ASP管理画面上で成果発生した件数に近い状態で成果承認されるため収益の予測がつきやすいためです。

またリスティングOKの案件では、アフィリエイター側が予算調整や収益コントロールがしやすくなるため承認率が高い案件ライクになる傾向が顕著です。

そのため、他社より格段に高い成果報酬を提示したとしても承認率が高くなければ、中々提携してくれないといった事態に繋がることもあります。

最大手のA8ネットでは各案件の確定率ができるため、競合の確定率を確認して自社案件がどの立ち位置にいるのか確認しておきましょう。

参考:収益化が難しいブログの改善に向けたA8.netレポート活用方法

2.先駆者が多いほど広告を張り替えてくれない

先駆者が多いほど広告を張り替えてくれない点です。

アフィリエイト広告はいかに早くメディアと提携し、お互い信頼関係を作っていくかが参入障壁になると感じます。理由は下記の3つです。

  • 理由①広告の切り替えコストが発生する
  • 理由②メインのプログラム変更はリスクが大きい
  • 理由③リスクを背負ってまで切り替えるメリットがない

メディア側としては今までメインで訴求していたプログラムを変更することで、リンク張り替えや訴求を変える時間的なコストや単価・承認率が変わるなどのリスクが伴います。

それを上回るほどの好条件のプログラム・サービスがない限り告知してもなかなか使ってもらえません。

もし、参入ジャンルですでに複数のプログラムがあるのなら、あえて切り替えてまでメインで使ってもらえる確率は低いでしょう。

一方で、参入ジャンルにプログラムがほぼ存在しないなら、競合が参入する前に信頼関係を構築しておくことで先行者利益を享受できます。

まとめ:アフィリエイト初期段階で抑えておくべきこと

最後に内容をまとめます。

メディア運営者がアフィリエイト初期段階で抑えておくべきことは下記です。

アフィリエイト収益化初期で抑えておきたいこと
  1. アフィリエイト広告と関連度合いの高いサイトにする
  2. 投稿はいくつか作成しておく
  3. 広告主によって独自のルールがあることを理解しておく
  4. 提携がしばらく保留されたままならASP経由で問い合わせる
  5. 足りない情報はASP経由で広告主に聞く
  6. 実績が溜まってきたら単価交渉を仕掛ける

アフィリエイト広告主がメディア運営者に選ばれるために注意すべきことは下記です。

アフィリエイト広告運用をする中で感じた2つの落とし穴
  1. 低単価でも承認率が高い成果形態が好まれる
  2. 先駆者が多いほど広告を張り替えてくれない

アフィリエイト広告は読者・メディア・広告主・ASPが多岐に渡って関わるビジネスです。最初はサイトや広告のことに集中しがちになるかもしれません。

ただ、その先に関わる人をイメージできればお互いWIN-WINになりとれる施策の範囲も広くなってくると思っています。ぜひ、それぞれの繋がりを活かして収益の最大化を目指してみてください。

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この記事の執筆者

LANYブログ編集部のアバター

LANYブログは「SEOを中心とするデジタルマーケティングの情報を発信するブログ」です。一次情報に溢れた独自性のあるコンテンツと読者の方が何かしらのアクションが起こせる情報を執筆しています。

この記事を監修した人

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竹内渓太 SEOコンサルタント

株式会社LANYの代表。株式会社リクルートホールディングスにデジタルマーケティング職で新卒入社。3年間デジタルマーケティングに従事。その後、株式会社LANYを創業。大規模サイトのSEOが得意。

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