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【2024年最新】YDAの10種類のターゲティングを一覧化!それぞれの特徴やメリット、GDNとの違いも解説。
広告の効果的な運用には適切なターゲティングが欠かせません。
YDA(Yahoo!ディスプレイ広告)のターゲティングは、2024年8月時点で10種類あります。
それぞれの特徴を理解したうえで、どのような運用をするか方針を決めることが大切です。
また、YDAとGDNでは設定できるターゲティングが異なるため、出稿前に確認しておきましょう。
この記事では、YDAで設定できるターゲティングの一覧と特徴、GDNとの違いについて解説します。
YDAでターゲティング設定が重要な理由
YDA(Yahoo!ディスプレイ広告)では、ターゲティング設定を活用することで、質の良いリストに効率よく広告配信することができます。
YDAはYahoo!のサービスサイトだけでなく提携パートナーのサイトにも表示されるので、ターゲティングをしておかないと配信範囲が広くなりすぎてしまいます。
それによって、無駄クリックや興味関心の薄いユーザーからのクリックが増え、CV単価が高くなってしまう恐れがあります。
ターゲティングを設定することで、興味関心が高いと思われるユーザーに効率的な広告配信が可能になります。
ただし、ターゲティングを絞り込みすぎると配信面が狭くなりすぎ、クリック数が増えなかったり広告自体が配信されなくなったりしてしまうので注意が必要です。
まずはターゲティングについて理解し、適切な設定を行うことが肝心です。
YDAについてより詳しく知りたい方は下記記事をご参考ください。
- YDAを活用する際には、ターゲティング設定が重要になってきます。たとえどれだけ良いバナーやLPを作ったとしても、広告配信するターゲット(人と場所)が違っていれば効果は合いません。YDAのターゲティング機能でどのような設定ができるのかしっかり把握した上で取り組むことが非常に大切になります。
【比較表】YDAとGDNのターゲティングの違い
GDN(Google 広告のディスプレイ広告)にもターゲティングの機能があります。
YDAのターゲティングとGDNのターゲティングの比較表をまとめましたので、YDAのターゲティングを選択する際にご参考ください。
YDAのターゲティング | GDNのターゲティング |
---|---|
性別ターゲティング | ユーザー属性 (年齢、性別、世帯年収、子供の有無、配偶者の有無、教育、住宅所有状況、就業状況) |
年齢ターゲティング | |
オーディエンスリストターゲティング | データ セグメント(広告主様のデータ〈リマーティング〉、類似セグメント、カスタマーマッチ) |
サーチキーワードターゲティング | カスタムセグメント |
サイトカテゴリーターゲティング | アフィニティセグメント |
購買意向の強いセグメント | |
ライフイベント | |
コンテンツキーワードターゲティング | コンテンツターゲット(キーワード) |
コンテンツターゲット(トピック) | |
プレイスメントターゲティング | コンテンツターゲット(プレースメント) |
地域ターゲティング | 地域設定 |
曜日・時間帯ターゲティング | 広告のスケジュールの設定 |
デバイスターゲティング | デバイス設定 |
参考:ディスプレイ広告(運用型)のターゲティングはどんな種類がありますか?|Yahoo!広告ヘルプ
- YDAとGDAでそれぞれターゲティングの設定が可能です。基本的なターゲット方法に大きな違いはありませんが、配信先が異なる分成果も変わってくるでしょう。ただ、配信するまではどちらが効果が見合うか不透明な部分も多いため、予算に余力がある場合はYDA・GDNともに配信してみて様子を見るのも一手です。どちらも広告予算の変更や広告の停止等の対応はいつでもできるため、成果次第で予算配分を考えるなど柔軟に対応することが必要です。
【全10種類】YDAのターゲティング一覧
YDAのターゲティングには、以下の10種類のターゲティングがあります。
- 性別ターゲティング
- 年齢ターゲティング
- 地域ターゲティング
- オーディエンスリストターゲティング
- サーチキーワードターゲティング
- オーディエンスカテゴリーターゲティング
- コンテンツキーワードターゲティング
- サイトカテゴリーターゲティング
- プレイスメントターゲティング
- 曜日・時間帯ターゲティング
- デバイスターゲティング
上記のターゲティングについて、1つずつ解説します。
性別ターゲティング
性別ターゲティングは、ユーザーの性別を設定して広告を配信します。
設定できる性別は以下の3種類です。
- 男性
- 女性
- 不明
ただし、必ずしも指定した性別のユーザーに配信できるとは限りません。
広告の配信実績やユーザーの検索履歴から割り出せる、興味関心の情報をもとに判断した推定ユーザーに配信されます。
年齢ターゲティング
年齢ターゲティングは、ユーザーの年齢区分を指定して広告を配信するターゲティング機能です。
ピンポイントの年齢ではなく、以下の年齢区分にしたがって広告が配信されます。
<年齢区分一覧>
- 18歳~19歳
- 20歳~24歳
- 25歳~29歳
- 30歳~34歳
- 35歳~39歳
- 40歳~44歳
- 45歳~49歳
- 50歳~54歳
- 55歳~59歳
- 60歳~64歳
- 65歳~69歳
- 70歳以上
- 不明
参考:年齢ターゲティング【ディスプレイ広告】|Yahoo!広告ヘルプ
必ずしも指定した年齢のユーザーに配信されるわけではなく、Yahoo!側で推定した年齢区分のユーザーに対し広告が配信されます。
地域ターゲティング
地域ターゲティングは、広告を配信する地域を指定できるターゲティングです。
都道府県単位、市区群単位で指定でき、ディスプレイ広告(運用型)では半径指定も可能です。
実店舗に誘導したいビジネスに利用することで、来店数の増加が期待できます。
オーディエンスリストターゲティング
オーディエンスリストターゲティングは、4つのリストに対し広告を配信するターゲティングです。
主に、広告主が持つデータやアセットを利用して作成したリストに配信する手法です。
- サイトリターゲティング
- 広告主が独自に作成したリスト
- アプリの利用情報から作成したリスト
- 行動履歴が類似するユーザー
「サイトリターゲティング」は、過去にWebサイトに訪問したことのあるユーザーに広告を配信し、再訪問を促すターゲティングです。
「広告主が独自に作成したリスト」は、広告主が作成した既存顧客や見込み客のリストを管理画面にインポートし、広告を配信する仕組みです。
「アプリの利用情報から作成したリスト」では、ユーザーがインストールしたアプリやアプリ内の行動にもとづいて広告を配信します。
「行動履歴が類似するユーザー」は、上記リストと類似する行動をWeb上で取っているユーザーに対し、広告を配信する仕組みです。
1〜4のリストを複数組み合わせたリストに、広告を配信することも可能です。
サーチキーワードターゲティング
サーチキーワードターゲティングでは、指定したキーワードを過去に検索したことのあるユーザーに対して広告を配信します。
検索クエリに基づいており、興味関心の高いユーザーに広告を配信できるので、積極的に利用したいターゲティングです。
検索広告はニーズが顕在化しているユーザーに顕在化したタイミングで訴求できることが売りな反面、配信量に対しての広告費が多くなりがちです。
しかしサーチキーワードターゲティングはタイミングは違えど、検索広告と同じユーザーにリーチでき、検索広告よりも安く配信できるという点がメリットです。
<インテリア用品の物販ビジネスの場合>
- ターゲット:インテリア用品を新調することが予想されるユーザー
- サーチキーワードの例:「引っ越し 費用」「都内 一人暮らし」「衣替え 時短」
なお、今後サーチキーワードターゲティングは「オーディエンスターゲティング」に機能が統合されます。
現時点で設定しているサーチキーワードターゲティングは使えなくなります。ただし、現時点で成果がよい場合はそのまま配信を続けておくのがベターです。
以降までのスケジュールは下記の通りとなっています。
オーディエンスカテゴリーターゲティング
オーディエンスカテゴリーターゲティングは、「興味関心」「購買意向」「属性・ライフイベント」のカテゴリーを選択し、該当するユーザーに広告を配信するターゲティングです。
「興味関心」では、「ショッピング」「旅行」「スポーツ」などのカテゴリーに興味があると推定されるユーザーに対して広告が配信されます。
「購買意向」では、特定のカテゴリーの商品を購入する意欲が高いと想定されるユーザーに対して広告を配信します。
カテゴリーは「アパレル、アクセサリー」「食品、飲料」「コスメ、美容、ヘアケア」などから選択可能です。
「属性・ライフイベント」では、特定の属性を持っているユーザーや、ライフイベントを迎えるユーザーに対し広告を配信します。
- 属性
- 家族構成、個人(世帯)年収、世帯資産、学歴、仕事
- ライフイベント
- 大学卒業、就職、結婚、出産、マイホーム購入 など
コンテンツキーワードターゲティング
コンテンツキーワードターゲティングは、指定したキーワードに関連するWebサイトやアプリに対して広告を配信するターゲティングです。
配信除外したいキーワードを指定することも可能です。
<旅行用品の物販ビジネスの場合>
キーワードの例:旅行、飛行機、新幹線、ホテル、お土産
サイトカテゴリーターゲティング
サイトカテゴリーターゲティングは、広告に関連するカテゴリーを選択し、そのカテゴリーに属するWebサイトに広告を配信します。
サイトカテゴリーには、主に以下のようなものがあります。
- ニュース、情報系
- 国内、海外、経済、スポーツ など
- ソーシャルサービス
- Q&A、ブログ、掲示板
- 電子メール、ストレージ
- 電子メール、ストレージ
- エンターテイメント
- 芸能、テレビ、映画、音楽、漫画、電子書籍、ゲーム など
- 専門サイト(サービス)
- ライフイベント、不動産、教育、金融、医療、美容 など
- 専門サイト(製品、物販)
- 自動車、ファッション、インテリアなど
- 専門サイト(その他)
- ペット、その他法人 など
プレイスメントターゲティング
プレイスメントターゲティングは、事前に作成した広告を配信したいサイトのリスト(プレイスメントリスト)に、広告を配信するターゲティングです。
1アカウントあたり最大100件リストを作成でき、1リストあたり最大1,000件URLを登録できます。
配信除外専用リストも作成可能です。
LINE面への配信は、トークリストやLINE NEWSなど広告グループごとに配信面を設定して配信できます。
参考:LINE広告アップデート情報 2024年3月 配信面が選択できるプレースメント機能をリリース!|LINEヤフー for business
曜日・時間帯ターゲティング
曜日・時間帯ターゲティングでは、広告を配信するスケジュールを設定できるターゲティングです。
たとえばBtoBビジネスの場合は、ビジネスパーソンがインターネットを利用する、平日昼間の時間帯に広告を配信するのが効率的だと考えられます。
その場合は、曜日・時間帯ターゲティングで「月〜金、10時〜18時」と設定することで、ターゲットユーザーへ効率的に広告を配信できます。
デバイスターゲティング
デバイスターゲティングは、広告を配信するデバイスを指定できるターゲティングです。
指定可能な項目 | 内容 |
---|---|
デバイス | PC、スマートフォン、タブレット |
OS | Android、iOS |
OSバージョン※「キャンペーン目的」が「アプリ訴求」の場合 | (例)iOSバージョン:10.0以上 |
プラットフォーム | ウェブ、アプリ |
- YDAのターゲティングは、人(ユーザー)に対してか配信面(メディア)に対してのターゲティングの2つのカテゴリに分けて考えると理解が深まります。それぞれが「どのようなターゲティングなのか」「どんな効果があるのか」などを把握して活用していくと施策の幅も広がることでしょう。
YDAの運用型広告と予約型広告で使えるターゲティングの違い
YDAのターゲティングは、運用型広告(予算内で運用するクリック課金制広告)と予約型広告(掲載期間と表示回数を予約購入する広告)で利用できるターゲティングが異なります。
それぞれ利用できるターゲティングを早見表にしましたので、ぜひ参考にしてみてください。
ターゲティング | 運用型広告 | 予約型広告 |
---|---|---|
デバイス | ◯ | ◯ |
性別 | ◯ | ◯ |
年齢 | ◯ | ◯ |
サーチキーワード | ◯ | × |
オーディエンスリスト | ◯ | × |
オーディエンスカテゴリー | ◯ | ◯ |
プレイスメント | ◯ | × |
コンテンツキーワード | ◯ | × |
サイトカテゴリー | ◯ | × |
曜日・時間帯 | ◯ | ◯ |
地域 | ◯ | ◯ |
参考:ターゲティング設定について【ディスプレイ広告】|Yahoo!広告ヘルプ
YDAのターゲティング設定方法
YDAのターゲティング設定方法を解説します。
GDNではキャンペーン単位とグループ単位でターゲティングを設定できますが、YDAの場合はすべてグループ単位でターゲティングを設定します。
<ターゲティング設定の手順>
- 管理画面の左側メニューより、該当のターゲティングを選択
- 「編集」ボタンをクリックし、ターゲティングと紐づける広告グループを選択
- それぞれの編集画面で詳細項目を設定後、「設定」ボタンをクリックして完了
プレイスメントターゲティング、コンテンツキーワードターゲティング、オーディエンスリストターゲティングの場合は、事前にリストの作成が必要です。
リスト作成後、上記の手順でターゲティングを設定します。
ターゲティングを使い分けて広告の成果を高めよう
YDAとGDNのターゲティングに大きな違いはありません。ただし設定の方法など細かい違いがあるため注意が必要です。
ターゲットとなるユーザーが普段検索していそうなキーワードを設定することで、潜在層にアプローチできます。ターゲティングを設定しないと広告の配信範囲が広くなり、無駄なクリックが増えるおそれがあります。
一方で設定が細かすぎると配信範囲が限定されるため、各ターゲティングの特徴を理解し、適切に設定することが重要です。
LANYでは、YDAをはじめとしたPR施策を、出稿から運用まで一気通貫で支援しております。商品やサービスのPRにお悩みの方は、ぜひLANYまでお気軽にご相談ください。