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【2024年最新】Yahoo!広告の自動入札機能とは?種類やメリット、注意点を解説
Yahoo!広告には入札単価を自動で調整できる「自動入札機能」があります。検索広告とディスプレイ広告の両方に活用でき、広告運用の効率を高められるでしょう。
ただし、自動入札の種類を理解して適切に運用しないと、あまり効果が得られなくなる可能性があるため注意が必要です。
本記事では、Yahoo!広告の自動入札機能について種類やメリット、注意点を詳しく紹介します。設定方法についても詳しく把握できるので、ぜひ参考にしてください。
Yahoo!広告の自動入札機能とは
Yahoo!広告の自動入札機能とは、広告の目的や目標に応じて自動で入札単価を調節する機能です。
入札単価は過去の実績や予測値をもとに調節されます。
自動入札機能は、Yahoo!の検索広告とディスプレイ広告で利用可能です。
Google 広告にも自動入札機能があります。
詳細は以下の記事で解説していますので、併せてご参照ください。
- 自動入札とは、事前に設定した目標や広告予算に応じて自動で入札価格を調整することができる機能です。広告出稿する際の入札価格が自動で最適化されるため、入札価格の管理や運用コストの削減が見込めます。
- 自動入札では配信した過去のデータを元に入札単価を調整するので、一定期間の学習期間が必要になります。一定期間は手動で配信を行ない、データ量が溜まったタイミングで自動入札機能を活用することをおすすめします。
Yahoo!広告の自動入札タイプと選び方
Yahoo!広告の自動入札には、Yahoo!検索広告とYDA(Yahoo!ディスプレイ広告)とで利用できる入札戦略が異なります。
利用できる自動入札タイプと、選び方について解説します。
Yahoo!検索広告で利用できる7つの自動入札
Yahoo!検索広告では、以下の自動入札を利用できます。
- 拡張クリック単価
- クリック数の最大化
- コンバージョン数の最大化
- コンバージョン単価の目標値
- コンバージョン価値の最大化
- 広告費用対効果の目標値
- ページ最上部掲載
- 番外編:ポートフォリオ入札設定
上記の自動入札について、1つずつ解説します。
1. 拡張クリック単価
「拡張クリック単価」は、コンバージョン(広告経由での購入や問い合わせ)獲得を最大化することを目的とした自動入札タイプです。
手動で設定した入札単価をもとに、コンバージョン数が最大化になるように入札単価を自動調節します。
ユーザーのクリックが発生した際、コンバージョンの可能性が高い場合は入札単価を引き上げ、コンバージョンの可能性が低い場合は入札単価を引き下げます。
コンバージョンの可能性は、以下のユーザー情報にもとづいて予測されます。
- 端末
- ブラウザ
- 地域
- 時間帯 など
2. クリック数の最大化
「クリック数の最大化」は、1日の予算内でクリック数を最大化することを目的とした自動入札タイプで、サイトへのアクセス数を増やしたい場合に利用します。
1日の予算内でクリックが最大化するよう、オークションが発生するたびにリアルタイムで入札単価を調整します。
3. コンバージョン数の最大化
「コンバージョン数の最大化」は、1日の予算内でコンバージョンの獲得数を最大化することを目的とした自動入札タイプです。
「拡張クリック単価」との違いは、以下のようになります。
- 拡張クリック単価:手動で設定した入札単価を元に自動調節
- コンバージョン数の最大化:1日の予算内で入札単価を自動調節
「コンバージョン数の最大化」では、幅広いデータを機械学習してコンバージョン数を予測し、最大化をはかるため入札単価を調節します。
4. コンバージョン単価の目標値
「コンバージョン単価の目標値」は、平均コンバージョン単価を維持しながらコンバージョン数を増やすことを目的とした自動入札タイプです。
入札単価は、広告キャンペーンの過去の情報をもとに計算されます。
一定のコンバージョン単価を維持しながら、コンバージョンを獲得したい場合に適している自動入札タイプです。
5. コンバージョン価値の最大化
「コンバージョン価値の最大化」は、1日の予算内でできるだけ価値の高いコンバージョン(利益率が高い、売上金額が高いなど)を獲得することを目的とした自動入札タイプです。
1日の予算内でコンバージョンの価値を最大化し、ROAS(広告の費用対効果)を高めたい場合に適しています。
入札単価は、機械学習によってオークション発生時にリアルタイムで調整される仕組みです。
コンバージョン価値の最大化は、売上単価や利益率が異なる商品やサービスがある場合に適しています。
6. 広告費用対効果の目標値
「広告費用対効果の目標値」は、目標となる広告の費用対効果(目標ROAS)を維持しながらコンバージョンの価値を最大化することを目的とした自動入札タイプです。
目標ROASが決まっており、かつ商品やサービスごとに利益率が異なる場合に、全体のコンバージョンの価値を最大化するのに適しています。
入札単価は、設定されたROASを維持しながらコンバージョンの価値が最大化されるよう調整します。
7. ページ最上部掲載
「ページ最上部掲載」は、検索結果の画面で一番上に広告が表示されるように入札単価を自動で調節する機能です。
ユーザーの目に留まりやすい箇所に広告を表示させ、クリック数増加や認知度向上を目指したい場合に適しています。
広告がページ最上部に掲載される割合(ページ最上部のインプレッションシェアの目標)を設定し、その割合を目標に入札単価が自動で調整されます。
番外編:ポートフォリオ入札設定
「ポートフォリオ入札」とは、アカウント単位で入札方法を作成し、複数のキャンペーンに設定できる自動入札です。
キャンペーンごとに自動入札戦略を設定する必要がなく、作業負荷の軽減につながります。
Yahoo!広告では、以下の4つの自動入札タイプがポートフォリオ入札で使用できます。
- クリック数の最大化
- コンバージョン単価の目標値
- 広告費用対効果の目標値
- ページ最上部掲載
「コンバージョン数の最大化」と「コンバージョン価値の最大化」は、ポートフォリオ入札では使用できません。
YDA(Yahoo!ディスプレイ広告 運用型)で利用できる自動入札
YDAで利用できる、以下の4つの自動入札について解説します。
- コンバージョン数の最大化 目標値あり
- コンバージョン数の最大化 目標値なし
- クリック数の最大化
- 動画再生数の最大化
1. コンバージョン数の最大化 目標値あり
「コンバージョン数の最大化 目標値あり」は、CPA(コンバージョン単価)の目標値に合わせながらコンバージョン獲得数を最大化する自動入札タイプです。
一定のコンバージョン単価を維持しながら、コンバージョンをできるだけ多く獲得したい場合におすすめです。
過去30日間のコンバージョン実績にもとづき、自動入札の設定後7日以内に目標CPAに近づくよう入札単価を自動調整します。
CPAの目標値を設定する際は、直近7日間のCPAをもとに設定することが推奨されています。
2. コンバージョン数の最大化 目標値なし
「コンバージョン数の最大化 目標値なし」は、1日の予算内でできるだけ多くのコンバージョン数を獲得することを目的とした自動入札タイプです。
自動入札を設定した後、直近7日以内にコンバージョン数が20件以上獲得できると見込めるキャンペーンでの利用が推奨されています。
直近7日以内にコンバージョンが20件以上発生していないキャンペーンにも設定することは可能ですが、その場合はコンバージョンを最大化するように調整されるのではなく一定のコンバージョン数に達するように配信され、7日間で20件以上のコンバージョンが発生するとコンバージョンが最大化されるよう目指して配信が行われます。
3. クリック数の最大化
「クリック数の最大化」は、予算内でできるだけ多くのクリック数を獲得することを目的とした自動入札タイプです。
オークション発生時に、より低いクリック単価での広告配信が見込める場合のみ入札するよう自動で調整します。
4. 動画再生数の最大化
「動画再生数の最大化」とは、予算内で動画再生数を最大化することを目的とした自動入札タイプです。
「クリック数の最大化」同様、より低い動画再生単価での配信が見込める場合のみ入札するよう自動で調整します。
注意:キャンペーンの目的ごとに設定可能な自動入札が異なる
キャンペーンの目的ごとに設定可能な自動入札タイプを、一覧表にまとめました。
目的 | 重視する点 | 自動入札の種類 |
---|---|---|
コンバージョン数を増やしたい | コンバージョン | コンバージョン数の最大化 |
クリック数 | クリック数の最大化 | |
アプリ訴求したい | コンバージョン | コンバージョン数の最大化 |
クリック数 | クリック数の最大化 | |
サイトのアクセス数を増やしたい | クリック数 | クリック数の最大化 |
動画再生数を増やしたい | 動画再生数 | 動画再生数の最大化 |
商品リスト訴求したい※一部ユーザーのみ | コンバージョン | コンバージョン単価の目標値コンバージョン数の最大化 |
クリック数 | クリック数の最大化 | |
PayPayギフト訴求をしたい※一部ユーザーのみ | コンバージョン | コンバージョン単価の目標値コンバージョン数の最大化 |
クリック数 | クリック数の最大化 |
参考:自動入札とは
- Yahoo!検索広告とYDA(Yahoo!ディスプレイ広告)で利用できる入札戦略について解説しました。広告出稿の目的に応じて活用する自動入札タイプを選択して広告効果をより高めるよう調整しましょう。また、Google 広告でも類似の自動入札機能はありますが、目的を達成するための挙動が多少異なるため注意しましょう。
Yahoo!広告で自動入札を使う2つのメリット
Yahoo!広告運用時に自動入札を使うメリットを、2つ解説します。
- 入札作業の手間を省ける
- Yahoo!が持つさまざまなシグナルを利用した入札が可能
1. 入札作業の手間を省ける
Yahoo!広告で自動入札を使うメリットの1つ目は、入札単価が自動で調整されるので入札作業の手間が省けるという点です。
手動入札の場合はキーワード単位で、成果を見ながら定期的に入札単価を調整する必要があります。
自動入札の活用で入札単価調整の手間が大幅に軽減され、その分ビジネス課題の理解やクリエイティブの見直しなど、他の重要な作業に時間を使うことができます。
2. Yahoo!が持つさまざまなシグナルを利用した入札が可能
2つ目のメリットは、以下のようなさまざまなシグナルを考慮して、オークション発生ごとにリアルタイムで入札単価を調整できるという点です。
- ユーザーの所在地
- 曜日
- 時間帯
- デバイス など
手動入札の場合でも考慮できるシグナルもありますが、都度設定する必要があり、過去実績を随時考慮しながら設定を変更することは現実的ではありません。
自動入札の機能を利用することで、手動入札より精度の高い入札が可能になるケースが多くなります。
検索広告とYDAで使用されるシグナルについて、一覧表にしました。
<使用されるシグナル>
検索広告 | YDA |
---|---|
・デバイス ・所在地 ・地域への関心 ・曜日、時間帯 ・ターゲットリスト ・広告の特性 ・ブラウザ ・OS ・実際に検索されたキーワード | 【ユーザーに関する情報】 ・プレイスメント情報 ・年齢 ・性別 ・デバイス ・興味、関心のあるカテゴリー ・アクセス時間(週・時間帯) ・地域 ・サイトへの訪問履歴 ・過去の検索キーワード ・広告配信実績 ・オーディエンスリスト 【広告配信に関する情報】 ・広告タイプ ・広告配信実績 |
- Yahoo!広告で自動入札を使用することのメリットは、手動による入札調整の手間を省くことができ、より効率的な入札調整が可能になる点があげられます。自動入札を導入することで運用工数を節約でき、より高度な入札戦略の策定にリソースを割けるようになります。また、さまざまなユーザーのシグナルを考慮するため、より精度の高い入札調整が期待できます。
Yahoo!広告で自動入札を使う際の3つの注意点
Yahoo!広告で自動入札を使う際の、以下の3つの注意点について解説します。
- 最適化が進むまでに一定期間・データ量が必要である
- 急激な変化がある場合、うまく機能しないことがある
- 入札価格調整率による細かな調整ができない
1. 最適化が進むまでに一定期間・データ量が必要である
注意点1つ目は、最適化が進むまでに一定の期間とデータ量が必要という点です。
自動入札は、過去のデータから機械学習を行い、入札単価を調整します。
配信を開始したタイミングでは最適な入札をすることができないため、成果にブレが生じたり一時的に悪化したりする可能性があります。
手動入札や「クリック数の最大化」を用いたり、マイクロコンバージョンを活用したりして配信データを蓄積してから、自動入札に移行することをおすすめします。
また、配信を長期間続けてもコンバージョンデータが少ない場合は、自動入札の成果が出にくいこともあります。
YDAの場合は、自動入札を用いる際は以下のコンバージョン数が見込めるキャンペーンで使用することを推奨しています。
- 「コンバージョン数最大化 目標値あり」の場合:
広告グループ単位で、直近30日間に40件以上のコンバージョンが見込めるキャンペーン - 「コンバージョン数最大化 目標値なし」の場合:
キャンペーン単位で、直近7日間に20件以上のコンバージョンが見込めるキャンペーン
2. 急激な変化がある場合、うまく機能しないことがある
2つ目の注意点は、データに急激な変化がある場合は、うまく機能しないことがあるという点です。
過去のデータをもとに機械学習をして入札調整をするため、過去のデータとは違う設定に変更すると最初はうまく機能しない場合があります。
また、年末年始やセールなどアクセス数やユーザーの動きが通常時と違う場合は、うまく機能しないこともあるので注意が必要です。
3. 入札価格調整率による細かな調整ができない
3つ目は、自動入札機能を利用する場合は、入札価格調整率の調整がほぼできなくなるという点です。
手動入札ではターゲティングごとの入札単価調整率を設定できますが、自動入札では一部の自動入札で入札単価調整率を設定できなくなります。
入札価格調整率の利用可否を、自動入札タイプ別に一覧表にしました。
自動入札タイプ | 入札価格調整率 | |||
---|---|---|---|---|
デバイスごと | 地域ターゲティング | 曜日・時間帯ターゲティング | ターゲット リスト | |
クリック数の最大化 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
コンバージョン数の最大化 | × ※1 | × | × | × |
ページ最上部掲載 | × ※1 | × | × | × |
コンバージョン単価の目標値 | ◯ ※2 | × | × | × |
広告費用対効果の目標値 | × ※1 | × | × | × |
コンバージョン価値の最大化 | × ※1 | × | × | × |
※1 「引き下げ率:100%」に設定した場合のみ有効となり、該当のデバイスには広告配信しない。
※2 調整率は「入札価格」ではなく「コンバージョン単価の目標値」に適用される。
参考:自動入札とは
また、YDAの場合はすべての自動入札タイプで、入札価格調整率の設定ができません。
- 自動入札を使用する際には、広告出稿の目的に応じた自動入札タイプを使い分けた上で、目標を明確に設定することも重要です。自動に任せきりにならず常時パフォーマンスを監視して挙動を確認するように注意しましょう。うまく自動入札が機能しない場合は手動に切替えて運用するのも大事な判断です。
Yahoo!広告 自動入札の設定方法
Yahoo!広告で、自動入札を設定する際の手順を解説します。
- キャンペーン個別の自動入札の設定方法
- ポートフォリオ入札の設定方法
キャンペーン個別の自動入札の設定方法
キャンペーンごとに自動入札を適用する場合は、以下の方法で設定します。
- 広告管理ツールで検索広告のアカウントを表示し、自動入札を設定したいキャンペーンをクリック
- 「キャンペーン設定」をクリック
- 「編集」ボタンを押し、設定したい入札戦略を選択します。
- 「保存」をクリック
ポートフォリオ入札の設定方法
ポートフォリオ入札は、以下の手順で設定します。
- 広告管理ツールで検索広告のアカウントを表示し、画面右上の「ツール」から「ポートフォリオ入札」をクリック
- 「ポートフォリオ入札の作成」ボタンをクリックし、作成したい自動入札タイプをクリック
Yahoo!広告の自動入札を利用する際の4つのポイント
自動入札を利用する際の、以下の4つのポイントについて解説します。
- アカウント構造をシンプルにする
- 自社の目的に合った入札戦略を選択する
- 過去実績に近い目標値から始める
- 一定の学習期間を設ける
1. アカウント構造をシンプルにする
1つ目のポイントは、アカウント構造をシンプルにするという点です。
自動入札では、キャンペーンや広告グループの過去実績にもとづいて入札単価が調整されます。
キャンペーンや広告グループに配信データが蓄積されるよう、過度な分割をしないことが推奨されています。
たとえば、性別や年齢別でキャンペーンやグループを分けている場合は統合し、アカウント構造をシンプルにするのがおすすめです。
2. 自社の目的に合った入札戦略を選択する
2つ目のポイントは、自社の目的に合った入札戦略を選択することです。
自社の目的に合う入札戦略を適用するためには、事前準備が必要な場合もあります。
たとえば「コンバージョン数の最大化」を利用したくてもデータが蓄積されていない場合は、まず「クリック数の最大化」を選択してデータの蓄積が必要です。
最終的な目標をそのまま自動入札戦略にあてはめるのではなく、最終目標に到達するまでの道筋を考えて、自動入札戦略を選択することが重要です。
コンバージョン経路の計測ポイントをいくつか把握しておくと、施策の選択肢が増えるためマイクロコンバージョンについても抑えておくことをおすすめします。
3. 過去実績に近い目標値から始める
ポイント3つ目は、過去の実績に近い目標値から自動入札の運用を始めるという点です。
コンバージョン単価を安くしたいからと言って、目標値を現実的なラインより低く設定したりしてしまうと、かえって過去実績よりも高いコンバージョン単価になったりということが発生しますので、あくまで現実的な設定値にしましょう。
以下の自動入札タイプを適用する場合は、過去の実績や直近30日のCPA(コンバージョン単価)などをもとに、近い値を目標値を設定することをおすすめします。
過去実績に近い目標値を設定すべき自動入札タイプ
- 検索広告の場合:「コンバージョン単価の目標値」、「広告費用対効果の目標値」
- YDAの場合:「コンバージョン数の最大化 目標値あり」
4. 一定の学習期間を設ける
4つ目のポイントは、自動入札の効果が出るまで一定の学習期間を設けることです。
自動入札は学習期間が必要なので、設定後2週間程度は大きな変更をせずに配信実績を確認することをおすすめします。
ただし、YDA「コンバージョン数の最大化 目標値あり」を設定し、直近7日間で以下のような挙動が生じた場合は対処が必要です。
自動入札設定後の挙動 | 対処法 |
---|---|
挙動が安定している | 7日間を目安にコンバージョン単価(CPA)を確認し、コンバージョン単価の目標値を調節する |
インプレッション(表示回数)減少 | 2週間ほど続く場合は、コンバージョン単価の目標値を約+20%の範囲内で引き上げる |
CPA(1コンバージョンあたりの獲得単価)が悪化 | 2週間ほど続く場合は、コンバージョン単価の目標値を約−20%の範囲内で引き上げる |
目標値を大きく変更するほど機械学習の動きも大きくなり悪影響が出やすくなるため、目標値の設定変更は慎重に行いましょう。
- 自動入札が安定的に機能するためには、一定量のコンバージョンデータが必要です。また、コンバージョンデータの蓄積方法も、キャンペーンや広告グループをむやみに分けて作成するとデータも分散してしまうためシンプルなアカウント構造になるようにも注意しましょう。不安定な挙動が続く場合には広告グループ単位でコンバージョン数が確保できるように調整することも媒体では推奨されています。
Yahoo!広告の自動入札機能で費用対効果を高めようまとめ
Yahoo!広告の自動入札は、さまざまな目的に応じて入札単価を自動調整する機能です。
設定した目標値や過去実績などをもとに、機械学習によって入札価格が調整されます。
自動入札機能を利用することにより、負荷軽減や入札の精度向上が期待できます。
Yahoo!広告の検索広告では7つ、YDAでは4つの自動入札タイプが利用可能です。
自動入札を使う際はぜひこの記事を参考に、目的に応じたタイプを選択して運用してみてください。
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