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Indeed広告とは?仕組みやメリット、成功するためのポイントを解説
求人特化型の検索エンジンのIndeedでは、無料または有料で求人広告を掲載できます。国内の月間利用者数が3,700万人以上いる媒体のため、求人広告を掲載することで多くの人の目に留まりやすくなり、優秀な人材を確保できるでしょう。
ただし、Indeedの検索エンジンの仕組みや有料と無料の違いを適切に把握しないと、検索結果の上位に表示されず、人材を集められないといった事態が発生しかねません。
本記事ではIndeed広告の仕組みや出稿方法、成果を高める方法を紹介します。Indeed広告が自社にとって人材不足の解消につなげられる媒体か知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
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Indeed広告とは?3つの特徴
Indeed広告(スポンサー求人)とは、求人情報の検索サイトであるIndeedに掲載できる広告のことです。Indeedには無料と有料の求人掲載枠があり、後者がIndeed広告に該当します。
Indeed広告を利用することで、以下のように検索結果画面の目立つ場所に配信できます。

ユーザーが検索したキーワードや条件にあった広告が表示される仕組みです。
Indeed広告の特徴は、以下の3つがあります。
- Indeedの検索エンジンに掲載される
- クリック課金方式である
- 検索キーワードの関連性とクリック単価によって配信される広告が決まる
一般的な求人サイトとの違いを把握できるので、ぜひ参考にしてください。
Indeedの検索エンジンに掲載される
Indeed(インディード)は、国内で月間2,390万以上のアクセス数がある求人特化型の検索エンジンです。
キーワードや地域などを入力して検索することで、Indeedに直接投稿した求人情報や企業の採用ページに掲載されている求人情報などが表示されます。

引用:Indeed
Indeedのような求人特化型の検索エンジンは、転職情報サイトのような求人サイトと以下のような点で異なります。
媒体 | 掲載されている求人の種類 |
---|---|
求人サイト | 登録している企業が出稿している求人のみ |
求人特化型の 検索エンジン | ・企業が出稿している求人 ・クローラーがインターネット上で自動収集した求人情報(Indeedでは2025年6月30日にクローラーによる求人情報の掲載を終了予定) |
求人特化型検索エンジンは求人サイトと異なり、さまざまな求人サイトの求人情報が集約されているのが特徴です。
クリック課金方式である
有料のIndeed広告(スポンサー求人)は、求人がクリックされるごとに費用が発生するクリック課金方式が特徴です。
求人サイトでは、一般的に年単位や月単位でまとまった費用を支払って求人情報を掲載します。
一方でIndeed広告は予算を設定し、求人がクリックされた回数に応じて費用が消費される仕組みです。
1日の予算を使い切ると配信が停止されます。
なお、Indeedでは無料で求人を掲載することも可能です。
無料掲載と有料掲載のIndeed広告には、以下のような違いがあります。
掲載費用 | 費用 | 掲載方法 | 利用できる主な機能 |
---|---|---|---|
無料掲載 | 無料 | 直接投稿クローリング | ・求人情報の編集 ・応募者管理 ・企業ページ ・Indeedアナリティクス(機能制限あり) |
有料掲載 | クリック課金制(手動入札の場合:15円〜1,000円で調節可能) | ・Indeedアナリティクス ・自動入札ツール ・オプション(企業ページプレミアム、注目の企業) |
参考:求人投稿から応募者管理まで。無料でここまで出来るIndeed(インディード)
Indeed広告は費用がかかるものの、人材を効率よく獲得するための機能が充実しています。
検索キーワードの関連性とクリック単価によって配信される広告が決まる
Indeed広告では、どの広告を配信するかをオークション形式で決めます。
オークションとは、検索されるたびに広告の掲載順位を決めるシステムのことです。
Indeed広告の場合、以下2つの要素を考慮して掲載の有無や掲載順位が決められます。
- あらかじめ設定した入札単価(クリック1回につき支払える上限額)
- キーワードとの関連性
あらかじめ設定した入札単価の金額が高いほど上位の広告枠に配信される可能性が高くなります。一方で入札単価を低く設定すると競合のほうが掲載順位が高くなり、配信される可能性が低くなったり競合より目立ちにくい箇所に掲載されます。
入札単価だけではなく検索キーワードとの関連性も重要な要素です。Indeed広告では求人の応募につなげるために、ユーザーの検索したキーワードや条件にあった求人情報が掲載されます。
ユーザーが応募したくなる求人であるほど、上位に掲載されやすくなります。
Indeedの仕組みについては、以下の記事でも詳しく紹介しているのであわせてお読みください。

Indeedは「求人媒体」ではなく「求人情報検索エンジン」です。求人媒体に掲載するためには掲載費用を支払う必要がありますが、Indeedは掲載条件に適した求人情報を集約して掲載しています。そのため、GoogleやYahoo!と異なり求人以外の情報は表示されません。ただし、検索エンジンのため、検索ニーズにあわせて関心の高いコンテンツが表示されるのが特徴です。
Indeed広告とほかの広告との違い
Indeed広告と混同されやすい広告には、以下の2つがあります。
- リスティング広告(GoogleやYahoo!)
- Google しごと検索(Google for Jobs)
- Indeed PULSのとの違い
それぞれの広告についての概要と、Indeed広告との違いを解説します。
リスティング広告
リスティング広告広告は、GoogleやYahoo!などの検索画面に表示されるテキスト型の広告です。
Indeed広告と同じようにユーザーの検索したキーワードにあわせて関連性の高い広告が表示されます。
人材の採用だけではなく、商品の購入やお問い合わせの増加などを目的とした広告も配信できます。
リスティング広告とIndeed広告との違いは、ターゲティングできるユーザーのモチベーションです。
どちらの広告も人材採用に活用できますが、Indeed広告のほうが求人を探す意欲のあるユーザーにターゲティングできると考えられます。
GoogleやYahoo!などの検索エンジンは情報を検索するサイトとユーザーに認識されており、メディア自身も情報を検索するサイトとして繁栄してきました。
そのため、求人を探す目的で使うユーザーもいれば、求人サイト自体を探していたり求人探しのノウハウを探していたりするユーザーも利用します。
一方でIndeedは求人を探すのに使うサイトと認知されているため、ユーザーのほとんどが就職や転職のために利用します。
仮に求人探しのノウハウを求めてIndeedで検索するユーザーがいたとしても、Indeedには求人しか掲載されないため、すぐに違うサイトに離脱するでしょう。
Indeedで検索するユーザーは求人を探す目的で検索しているユーザーの割合が高く、ターゲティングしやすくなっています。
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Google しごと検索
Googleしごと検索(Google for Jobs)は、Googleのロボットがクローリングして、あらゆるサイトから求人情報を自動で収集し掲載している求人検索エンジンです。
以下のようなコンテンツが検索結果の上部に掲載されます。

Googleしごと検索によって、自然検索で上位に自社の求人情報が掲載されていなくても、上位に掲載できる可能性があり人材を獲得しやすくなります。
無料で利用できるため、費用をかけずに流入したい人におすすめです。
ただし、掲載されるには以下のようなことをしなければなりません。
- 採用ページを作る
- 構造化マークアップをする
- 求人情報のページをGoogleにインデックスさせる
Googleしごと検索には直接求人を投稿できないため、採用ページを作成するかほかの求人媒体を利用する必要があります。
またGoogleしごと検索に採用ページであることを認識させるには、構造化マークアップが必要でHTMLに関する専門知識が求められます。
有料掲載がなく、上記の対応を行っても掲載される保証がない点にも注意が必要です。
一方でIndeedでは求人情報を直接投稿できます。有料掲載枠もあり、入札単価の調整によって上位に表示できます。
参考:求人検索用の求人情報(JobPosting)の構造化データ
Indeed PULS
Indeed PULSは、Indeedに掲載されている情報を、より多くの求職者に配信するために作られた求人配信プラットフォームです。
Indeed広告と異なり、Indeed以外の求人サイトにも掲載されます。
Indeed PLUSでは、連携している求人サイトのなかからもっともニーズのあるサイトに求人が表示されます。より多くの求職者にアプローチでき、応募者数の増加が期待できるでしょう。
応募者の管理や予算管理なども一元管理でき、効率的に採用活動できる点もメリットです。
料金形態はIndeed広告と同様、クリック課金制となっています。
Indeed PLUSの詳細は以下の記事で紹介しているので、あわせてお読みください。

- Indeedに掲載されている求人情報は有料広告枠のものだけではなく、無料で掲載されるものも多く存在します。Indeedの求人情報数はほかの媒体と比較しても掲載数が多く、求職者にとって使い勝手のよい媒体です。
Indeed広告で求人掲載をする4つのメリット
Indeed広告で求人を掲載する4つのメリットを解説します。
- 採用率アップが期待できる
- 予算を抑えて運用できる
- 掲載期間を自由に設定できる
- 分析と改善がしやすい
Indeed広告が自社にとって効率的に人材を獲得できる媒体かを判断するためにも、ぜひ参考にしてください。
メリット1:採用率アップが期待できる
Indeedは利用者が多く、採用の成功率アップが期待できます。
Indeedは国内で月間訪問数が2,390万人のアクセスがあり、世界で5.8億件の求職者プロフィールが登録されている求人検索エンジンです。(参考:選ばれる理由)
幅広い業種や職種、雇用形態などで検索するユーザーがいるため、求人をIndeedに掲載することで多くの求職者と接点をもてます。
求人を無料掲載するだけでも求職者の目に留まりやすくなりますが、Indeed広告を配信すればより多くのクリック数を獲得できます。
応募者が多ければ、自社の要件に合う候補者と出会える可能性が高くなり、採用率の向上が可能です。
メリット2:予算を抑えて運用できる
Indeed広告はあらかじめ設定した予算で運用できるため、広告費を抑えられる点がメリットです。
Indeed広告は掲載するだけであれば費用がかかりません。求人がクリックされた時にのみ費用が発生します。
成果報酬型ではないため、採用が決まっても別途費用が発生することはありません。
クリック単価は、手動入札の場合は15円〜1,000円の間で調節できます。
自社の予算に応じてクリック単価を調整できるので、費用を抑えながら運用できます。
参考:【公式】Indeed(インディード)料金の仕組みを解説
メリット3:掲載期間を自由に設定できる
Indeed広告は掲載期間の条件が定められておらず、無料/有料の切り替えは自由です。
無料から有料に切り替えたい場合は、出稿した求人に有料オプションを追加するだけで設定できます。
Indeed広告の配信を停止したい場合も即日で設定が反映されます。
最初は有料掲載として求人を出稿し、充足率が高まってきたら無料掲載のみに切り替えて費用を抑えるといった柔軟な運用が可能です。
メリット4:分析と改善がしやすい
Indeed広告を利用すると、Indeedアナリティクスというレポート機能が使えるようになり、採用活動の問題点の把握や改善策の提案がしやすくなります。
Indeedアナリティクスでは、以下のような指標を確認できます。
- 表示回数
- クリック率
- クリック単価
- スポンサー求人の総費用
- デバイスごとのクリック数 など
指標によってリアルタイムで広告のパフォーマンスを確認でき、数値に変動があった際に早急に原因の分析を行えます。
ほかにも広告のキャンペーン作成や予算管理をIndeedアナリティクスで行えるため、効率的な運用が可能です。
なお、無料掲載でも利用できますが、機能が制限されています。
参考:Indeed(インディード)アナリティクスとは?用語と使い方を紹介
Indeedは、仕事を探す利用者が圧倒的に多いのが魅力です。予算に応じて少ない金額から出稿も可能な媒体なので、求人情報を掲載したい方は利用してみましょう。
Indeed広告が向いている企業
Indeed広告が向いている企業は以下のとおりです。
- 採用コストを抑えつつ多くの人材を確保したい企業
- 求人広告で成果が出なかった企業
- 地方で人材を採用したい企業
- 繁忙期に採用を強化したい企業
Indeed広告はクリック課金方式のため、低価格から広告運用をはじめられます。求人サイトや転職エージェントのように、数万円~100万円といったまとまった金額を支払う必要がありません。
また大手求人サイトの利用者数は800万人~1,000万人程度ですが、Indeedは2,000万人以上の人が利用しています。より多くのユーザーと接点をもてるため、求人広告で成果が出なかった企業でも求人を獲得できる可能性があります。
掲載エリアの制限がないので、地方の企業にもおすすめです。求人サイトによっては都心部の企業をメインで取り上げているケースがあり、成果が出ないこともあります。Indeedでは競合が周辺地域のみとなるため、企業が少ない地域ほど掲載されるチャンスが増えます。
ほかにも通年で採用しており、繁忙期にのみ採用を強化したい企業にIndeed広告は便利です。繁忙期のみスポンサー広告を配信し、ほかの期間は無料掲載にするといった手法が可能なため、費用対効果の高い広告運用ができます。
Indeedに求人を掲載する方法
Indeedに求人を掲載する方法は、以下の5つです。
- 直接投稿による掲載
- クローリングによる掲載
- スポンサー求人(Indeed広告)による掲載
- XMLフィードによる掲載
- 採用管理システムとの連携による掲載
それぞれの掲載方法の特徴やメリットなどを解説しているので、どの方法で掲載するのが自社にとってよいか知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
直接投稿による掲載
無料で求人を掲載したい場合、Indeedにある直接投稿の機能を利用する方法があります。
直接投稿では自社で求人サイトをもっていなくても、Indeedのアカウントさえあれば求人の掲載が可能です。
ただし、応募のやり取りはメールや電話で行う必要があり、応募者の管理が煩雑になるリスクがあります。
有料のスポンサー求人よりも下位に表示され、求職者の目に留まりにくい点もデメリットです。
直接投稿は採用コストを抑えながら長期的に人材を確保したい場合に向いています。
クローリングによる掲載
クローリングは、自社の採用サイトをIndeedに読み込ませて掲載する方法です。
Indeedの検索エンジンが情報を抜き取ることで自動的に求人が掲載される仕組みとなっています。
クローリングは求人広告を新規で作成する必要がなく、効率的に掲載できる点がメリットです。
ただし、自動で抜き取られるため、採用サイトのフォーマットによっては求人情報が適切に表示されないデメリットがあります。
なお、Indeedでは2025年6月30日にクローリングによる求人情報の掲載が終了されます。新規受付も2024年までで終了しているため利用できません。
参考:【お知らせ】Indeedに掲載される求人情報の「Indeedエントリー」標準化について
スポンサー求人(Indeed広告)による掲載
スポンサー求人(Indeed広告)は、有料広告のサービスで検索結果画面の目立ちやすいところに掲載されます。
クリック課金制を採用しているため、少額からはじめられるのがメリットです。
予算設定やターゲットの選定が適切でないと、費用対効果が低くなるおそれがあります。
費用をかければ簡単に上位に掲載されやすくなるため、人手不足ですぐに人材を確保したい企業におすすめです。
XMLフィードによる掲載
Indeedには求人情報をXML形式のデータとして送信し、求人を掲載する方法もあります。
XMLフィードとはデータ形式の一種で、求人データを指定された形に変換・加工したフォーマットのことです。
XMLフィードを活用することで複数の求人情報を一度に掲載でき、求人票の管理や更新業務を効率的に実施できます。
タイトルやメタディスクリプションなどの装飾が可能なため、求職者の注目を集める広告を作成しやすい点もメリットです。
しかし、XMLのデータフィードを作成するには専門的な知識が必要です。
Indeedのフィード形式は定期的に変更されることもあり、フィードの修正に手間がかかるデメリットがあります。
採用管理システムとの連携による掲載
使用している採用管理システム(ATS:Applicant Tracking System)によっては、Indeedを連携させるだけで簡単に求人を掲載できます。
ATSとは、応募者の情報管理や選考の進捗確認、連絡調整などを一元管理できるシステムのことです。
Indeedと連携可能なATSで求人を作成することで、自動的に掲載できます。
ひとつのシステムで複数の求人検索エンジンや求人広告メディアに掲載できる点がメリットです。
ただし、システムの導入コストやランニングコストがかかるため、予算にあわせて利用するか検討しましょう。
Indeed広告に出稿する方法
Indeedに求人を出稿する手順を、以下の3つに分けて紹介します。
- 直接入稿の手順
- スポンサー求人を掲載する手順
- XMLフィードで連携する手順
操作画面も掲載しているので、ぜひ参考にしてください。
直接入稿の手順
直接投稿の手順は以下のとおりです。
- Indeedにアクセスし、「アカウント作成はこちら」をクリック
- メールアドレスを入力するか、他サービスを利用してアカウントを作成
- 「求人票を作成」をクリック
- 採用企業アカウントを作成し、「続ける」をクリック
- 企業情報を入力
- 職種名や勤務地など求人の基本情報を入力
- 雇用形態や給与、勤務時間など求人の詳細を入力
- 求人の募集要項(仕事内容、アピールポイント、求める人材、勤務時間・曜日、休暇・休日、勤務地、アクセス、待遇・福利厚生・その他、掲載画像)を入力
- 応募関連の設定を入力
- 入力内容を確認し、問題がなければ「この内容で確定」をクリック
- 「求人を無料掲載する」をクリックし、審査に通過すれば求人が配信開始(審査期間は1時間〜72時間)
参考:Indeed(インディード)に求人情報を掲載する方法|無料掲載から有料掲載まで
スポンサー求人を掲載する手順
スポンサー求人を掲載する際は、途中まで直接投稿と同じ手順で求人を作成します。
- 直接投稿の手順10の「この内容で確定」をクリックしたら「求人を有料掲載する」の画面で求人予算のプランを選択(任意で予算を設定することも可能)
- 「保存して次へ」をクリックし、請求先と支払い方法を入力
- 「送信」をクリックすることで審査が開始され、通過したら配信完了
XMLフィードで連携する手順
XMLフィードは以下の場合、以下の手順で配信します。
- XMLフィードを作成する(手動、もしくはツールを用いて作成)
- XMLをクローリングしてもらうようIndeedに依頼
XMLフィードの作成方法の詳細は、以下をご参照ください。
参考:採用企業と Indeed エントリー連携
参考:XMLフィードに関する参考情報
IndeedのルールにしたがってXMLファイルを作成する必要があるため、専門知識が求められます。
Indeed広告で成果を高める7つのポイント
Indeed広告で成果を高めるには、以下の7つのポイントを押さえておきましょう。
- 求人内容を詳細に記載する
- 検索されやすいキーワードを求人情報に盛り込む
- 競合の求人情報を分析する
- 自社専用ページを作成する
- 目的に適したキャンペーンを設定する
- 注目の企業を活用する
- 採用市場レポートでニーズを把握する
費用対効果の高い広告運用を実現するためにも、ぜひ参考にしてください。
ポイント1:求人内容を詳細に記載する
求職者が転職したいと思える求人広告にするためにも、情報を豊富に盛り込みましょう。
求人がクリックされたとしても仕事内容や給与などが具体的でなければ応募につながらず、広告費がムダになるおそれがあります。
できるだけ求職者が興味をもつ求人内容にするためにも、以下の項目を明確に記載しましょう。
以下の項目を詳細かつ魅力的に記載することで、応募したくなる求人情報を作成しましょう。
記載すべき項目 | 記載のポイント |
---|---|
職種 | 具体的な職種名と役割を明記 |
業務内容 | 日々の業務内容や責任範囲などを詳細に記載 |
雇用形態 | 正社員や契約社員、パートなど明確に |
給与 | 具体的な金額や範囲、昇給制度も記載 |
勤務時間・残業・休日 | 完全休日2日制なのか、月間の残業時間はどのくらいなのかなどを記載 |
福利厚生 | 社会保険や有給休暇などを記載 |
応募者の目線に立ち、どのような情報を必要としているのか推測しながら求人情報を入力しましょう。
ポイント2:検索されやすいキーワードを求人情報に盛り込む
応募者が検索するであろうキーワードを推測し、求人情報に盛り込むことも重要です。
Indeedでは検索キーワードと求人内容の関連性が高いほど、上位に表示されやすくなります。
一般的に検索されやすいキーワードや、応募者が求めていると思われるキーワードを想定し、求人情報に盛り込みましょう。
たとえば、以下のような勤務地や条件などを求人に記載します。
例:
- 勤務地(東京、大阪、新宿、梅田など)
- 「時短勤務OK」「フレックス制」「インセンティブ」「残業ほぼなし」「リモート可」などのアピールポイント
ただし、実際には提供できない条件や関係のないキーワードを入れるのは避けるべきです。
不正確な情報を記載すると応募者から信頼を損ない、採用活動にマイナスの影響を与えてしまいます。
ポイント3:競合の求人情報を分析する
Indeed広告をはじめて出稿する際、競合で上位に掲載されている求人情報を参考に作成するのもひとつの手です。
競合がなぜ上位に掲載されているのか、あらゆる視点で分析することで効果的な求人広告を作れる可能性があります。
競合の事業内容の強みや求人内容の表現方法、募集要項などを確認し、自社で取り入れられる事項があれば反映してみましょう。
同時に自社の強みを洗い出し、競合との差別化できるアピールポイントを見つけることも重要です。
たとえば、競合が給与の高さをアピールしているなら、自社は働きやすさや成長機会など異なる魅力を前面に出すことで差別化できます。
必要としている人材がどのようなポイントで自社に興味をもつか意識し、競合と異なる魅力を伝えましょう。
ポイント4:自社専用ページを作成する
Indeedでは、アカウントを登録すると企業ページを作成できるため、採用サイトとして利用しましょう。
企業ページを作成することで求人情報だけではなく、企業理念やオフィスの様子などを掲載でき、応募者に興味をもってもらいやすくなります。
専門知識も不要で、サイト制作ツールで採用サイトを制作するよりも簡単に作れます。
質問箱機能もあり、企業が求職者への質問に答えることで自社に興味のある人たちと交流をもてるのもメリットです。
YouTubeの動画も埋め込めるので、採用動画を用意している企業は掲載することで、より企業への理解を深められるページを作成できます。
採用サイトをもっていない企業でも企業ページを利用することで、求人広告をクリックしたユーザーの入社志望度を高められます。
ポイント5:目的に適したキャンペーンを設定する
Indeed広告で達成したい目的にあわせてキャンペーンを設定しましょう。
キャンペーンとは、求人広告をまとめたというグループのことで、グループ単位で予算の設定が可能です。
Indeed広告には、目標設定型キャンペーンという採用の最終目標にあわせたキャンペーンがあり、主に以下4つのタイプがあります。
キャンペーンタイプ | 特徴 |
---|---|
バランス | 費用と応募数のバランスをとる |
応募数最大化 | できるだけ多くの応募を集める |
目標応募単価 | 設定した目標単価に対して予算が調整される |
目標応募数 | 目標とする応募数にあわせて予算が調整される |
それぞれのキャンペーンは職種やエリアごとに作成でき、採用状況に応じた最適な設定が可能です。
目的に適したキャンペーンに設定することで、目標達成に向けて求人広告の配信が最適化され、効率的に求職者にアプローチできます。
ポイント6:注目の企業を活用する
一定の広告出稿額に達すると「注目の企業」機能を活用でき、求人広告がより目立ちやすい場所に表示されやすくなります。
企業のロゴを含みながら求人を表示させられ、通常の求人広告よりも視認性が高まるため、クリック率の向上が期待できるのがメリットです。
また注目の企業を利用すると、労働市場分析機能も使えます。
労働市場分析機能では、以下のような情報を確認できます。
- Indeed全体の求人数や求職者数
- クリックされやすい人気検索キーワード
それぞれの情報を参考にすることで、採用戦略やキーワード戦略に活用でき、より検索上位に掲載されやすい求人広告を作成できます。
ポイント7:採用市場レポートでニーズを把握する
Indeedの採用市場レポートを活用することで、求職者のニーズや市場動向を把握でき、採用戦略の立案に役立てられます。
採用市場レポートは、職種の採用難易度や人気キーワードなどを把握できるレポートです。
ニーズにあわせた採用予算の配分や競合分析による求人広告の見直しなどもでき、より採用人数を集めるための対策を行いやすくなるでしょう。

採用市場レポートは管理画面の左メニューにある「アナリティクス」から確認できます。
- Indeed広告は検索連動型広告ですが、Google 広告やYahoo!広告のようにキーワード登録はありません。ユーザーの検索にヒットさせるためには、登録した求人情報のなかに職種や勤務地などユーザーが探している情報を盛り込む必要があります。
Indeed広告運用の2つの注意点
Indeed広告を運用する際の注意点は、以下の2つです。
- Indeed広告運用の規約を遵守する
- クリック単価を適切に設定する
求人広告が審査に落ちたりムダな費用が発生したりしないためにも、ぜひ参考にしてください。
注意点1:Indeed広告運用の規約を遵守する
Indeed広告運用の規約を遵守しないと審査に通らず、求人が掲載されない可能性があります。
Indeedの一般的なポリシーは以下の4つです。
ポリシー | 内容 |
---|---|
応募に関するポリシー | ・応募プロセスを透明かつわかりやすくする ・個人情報を第三者と共有しない |
コミュニケーションに関するポリシー | ・求人内容を明確に記載する ・企業の身元情報(企業名、所在地、担当者氏名、役職)を明記する |
「応募ページへ進む」に関するポリシー | URLを記載する場合は、応募プロセスまたは応募プロセスのリンクが直接掲載された仕事内容ページに遷移させる |
プラットフォームの不正使用に関するポリシーポリシー | 求人ランキングの操作や求人の頻繁な再掲載の禁止 |
それぞれのポリシーを遵守して求人情報を記載し、求職者が安心して応募できるよう広告運用を行いましょう。
注意点2:クリック単価を適切に設定する
Indeed広告はクリックの単価により掲載順位が変動するため、単価を適切に設定することが大切です。
通常、クリック単価を高く設定すると掲載順位が高くなり、反対に低く設定すると掲載順位が低くなります。
競合の出稿状況や自社の人材に関する課題に応じて、日々クリック単価を調整しましょう。
たとえば、短期間で人材を確保する必要がある場合は、クリック単価を高く設定して掲載順位を高く表示させるのが望まれます。長期間の求人を掲載したい場合はクリック単価を低くし、費用を抑えながら運用するとよいでしょう。
なお、掲載順位を上げるにはクリック単価の調整だけではなく、求人の内容や流入を狙うキーワードなども対策しましょう。
Indeed広告を運用する方法
Indeed広告を運用する方法として、以下の2つがあります。
- 自社で運用する
- 運用代行会社に依頼する
どちらの方法が自社に適しているか把握するためにも、ぜひ参考にしてください。
自社で運用する
Indeed広告は自社で運用できます。
はじめて利用する人でも簡単に出稿できるため、パソコンの操作に不慣れな方でも運用が可能です。
自社で広告を運用をすると運用手数料がかからない分、外部に依頼するよりも運用コストを大幅に抑えられます。日々の運用を通じて社内にノウハウが蓄積されるため、将来的に費用対効果の高い運用ができる点もメリットです。
ただし、成果を出すには運用知識や経験が必要です。広告運用の経験が不足している企業の場合、成果が出るまで時間がかかるおそれがあります。適切な設定ができないと広告費が予想以上に高騰するリスクもあるため注意が必要です。
Indeed広告で人材の採用に成功するには、求人広告の知識や経験のある専門人材を確保することが望ましいですが、人材の採用自体にコストがかかるリスクもあります。
運用代行会社に依頼する
Indeed広告の運用を専門の代行会社に任せることで、短期間で効率的に成果を出せる可能性が高まります。
代行会社は豊富な知識と経験をもっており、効果的な求人広告を作成してくれます。
専門家のノウハウを活用することで、自社で試行錯誤するよりも早く採用目標を達成できるでしょう。
代行費用は発生しますが、社内リソースが限られている場合や短期間で人材を採用したい場合には効果的です。
また、Indeedは公式に「Indeed広告運用代行パートナー制度」を設けており、認定した代行会社を紹介しています。
パートナー企業は、Indeed広告の運用において一定の基準を満たしていると認められた実績のある企業のため、代行会社を選ぶ際の参考になるでしょう。
Indeed広告を自社で運用すべきかの判断基準
Indeed広告を自社で運用すべきか、代行会社に依頼すべきかは以下の基準から判断しましょう。
- 社内に十分なリソースがあるか
- 運用経験のある人材がいるか
自社にとって効果的な運用を行うためにも、ぜひ参考にしてください。
社内に十分なリソースがあるか
予算や人的リソースなどが十分にあるかを把握して判断しましょう。
予算については少ないと代行会社に依頼するのが不向きになる場合があります。
予算が少なくても代行会社に依頼したい場合は、追加料金が発生しないプランを用意している企業を選びましょう。
人的リソースについても広告運用の業務に必要な作業を洗い出し、自社の人材ですべての業務を対応できるか確認することが重要です。
広告運用には競合分析や求人広告の作成、戦略の立案などさまざまな業務があります。
できるだけ短期間で効果を出すには、PDCAを回し効果検証をし続けながら運用することが重要です。
リソースが不足していると広告運用に時間を割けられず、効果が出にくくなるため、代行会社に任せることを検討しましょう。
運用経験のある人材がいるか
Indeed広告の運用にはWeb広告に関する知識が欠かせません。
長年運用しているのであれば自社で運用しても問題ありませんが、運用経験のある人材が少なく成果が得られていない状態であれば代行会社に依頼するのが望まれます。
広告運用に詳しい人材が不足しているのもあるため、人材の確保が難しい場合も代行会社への依頼を検討しましょう。
Indeed広告を有効活用して優秀な人材を獲得しよう
Indeedは求人に特化した検索エンジンであり、求職者に対し効率よく自社の求人をアピールしたい場合に適している媒体です。
Indeedの求人の種類は、大きく分けて無料掲載と有料掲載があります。
自社の求人を目立つ場所に掲載し、多くの応募者を獲得したい場合は有料掲載がおすすめです。
Indeedに求人を掲載し、有料オプションを設定することで広告として運用できます。
掲載順位はクリック単価や求人内容など、さまざまな基準によって決定します。
自社Webサイトで求人を出している、またはIndeedで無料掲載しているのに応募者がなかなか集まらないという場合は、ぜひIndeedでの有料掲載を検討してみてください。
なお、広告運用に慣れていないと求職者に興味をもたれにくい広告を作成したり、広告費を浪費したりするおそれがあります。自社で運用が難しいと感じる場合は、代行会社に依頼するのもひとつの手です。
LANYでは検索エンジンに精通したプロが、Indeed広告をはじめとした求人広告の運用を支援しています。成果にこだわった運用代行をしているので、Web広告からの人材募集を増やしたい方はお気軽にご相談ください。