編集組織の作り方|ディレクター13名とライター25名を採用~管理する方法

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LANYでは多くのライター・ディレクターの力を借りて、様々な媒体で記事作成をしています。

2022年12月現在で、ディレクター13名とライター25名の約40名の組織になっています。

本記事では、弊社でこの40名の編集組織を束ねている浅井が、どうやって多くの人数の組織を作っているか解説します。

編集組織を作る時には、下記3つのことが必要になります。

  • 採用
  • 業務フロー整備
  • 教育

本記事を読めば、編集組織の作り方が一から学ぶことができ、自社でSEOに強い記事編集組織が作れるようになるでしょう。

浅井優太のアバター
執筆者

SEOコンサルタント

浅井優太

コンテンツSEOを中心に各種プロジェクトに従事。
コンテンツSEOの豊富な知見や経験と丁寧なコミュニケーションで、中長期的なお付き合いでお客様のサイトのSEO改善に貢献している。

竹内渓太のアバター
監修者

SEOコンサルタント

竹内渓太

株式会社LANYの代表。株式会社リクルートホールディングスにデジタルマーケティング職で新卒入社。3年間デジタルマーケティングに従事。その後、株式会社LANYを創業。大規模サイトのSEOが得意。

Study Meeting

勉強会のお知らせ

内容

前半:勉強会

  • BtoB企業がオウンドメディアに注力すべき理由
  • BtoB企業のオウンドメディア運営の戦略と勝ち筋
  • LANYのオウンドメディア運営の成功事例

後半:個別無料相談会

開催日時

2024年11月27日(水) 12:00~13:30

おすすめの対象者の方

  • BtoB企業の経営者/マーケティング責任者
  • BtoB企業でリード獲得に悩まれている方
  • BtoBマーケティングの中で「オウンドメディア」に注力すべきかどうか悩まれている方
  • BtoBマーケティングで「オウンドメディア」に注力しているが成果につながらずに悩まれている方
目次

採用

良い編集組織にするためには、良い人材を集める必要があります。

コミュニケーションが取れない人や納期を守れない人などを集めても、管理する側の労力がかかってしまうだけです。

浅井優太

ライターやディレクターを採用する上で、なかなか求めるレベルの人が集まらないこともしばしばありますよね。

弊社も何度も「なかなか求めるレベルに達している人がいないな…」といった経験をしてきました。

ですが、今回紹介するような方法やコツを意識したところライターやディレクターの質も上がりました。

弊社が良い人材を採用するために実施したことは以下の6つです。

それぞれ詳しく解説します。

①求める能力を公開する

新卒採用や中途の採用ページのように、求めるスキルやライター像をまとめた採用ページを作成しましょう。

採用ページを作ることで「求めていない人」をある程度フィルタリングできます。

ライターを募集するなら下記の項目は必須です。

  • 経験年数
  • 得意なジャンル
  • 求める能力

中でも「求める能力」は細かく言語化しましょう。

弊社では、下記のように求める能力をさらにそれぞれを細かく定義しています。

応募条件

(参考:https://career.lany.co.jp/position/content-writer

求める能力を記載していれば、応募者は必ず見るので、この能力に当てはまっているという自信がないと応募できません

厳しすぎる条件は母数を減らしすぎる可能性もありますが、フィルタリングがかかって結果的に採用コストが減るのでおすすめです。

②実績は「自分で書いたとわかる記事」を参考にする

応募してもらう人からは「自分で書いたとわかる記事」を必ず送ってもらいましょう。

また「自分で書いたり編集したりして、他の人がなるべく編集していない記事か」を可能なら確認してください。

ライターが執筆したものでも、メディアならディレクターや編集担当が確認していることも多く、「ライティングはよくなかったが、編集の力でなんとかなっているパターン」も存在します。

浅井優太

ライターから実績をもらうときには「ライターが何の業務を担当したのか」(構成や執筆、入稿など)を確認するのがおすすめです

もしくは自分のブログを持っているライターなら、採用前に必ず確認しましょう。

③SNSを確認する

ライター・ディレクターの方のSNSを共有してもらえるなら、確認しておきましょう。

ライターやディレクターの人は、発信用・仕事募集用にSNSを持っている方も多数います。

浅井優太

中には、案件の内容がわかる投稿をしてしまう人や常識がない投稿をする人もいます
そういった人を雇うのはリスクでしかありません

未然にトラブルを防ぐ意味でも、SNSの確認は重要です。

④テストライティングをする

ライターさんの採用前には、必ずテストライティングをしましょう。

実際に文章を書いてもらうことで「文章力」や「やりとりのスムーズさ」を確認できます。

また、ディレクター志望の人でもテストライティングは必須と考えます。

ディレクションでは記事や構成の添削をするため、ディレクターでもある程度の文章能力やSEOの知識が求められます。

弊社の場合、テストライティングでは以下のようにしています。

  • 1〜2記事程度にする
  • テーマ(キーワード)をなるべく固定する

なるべく同じテーマを依頼しています。できればテンプレに近いような記事の方がおすすめです。

なぜなら、様々なキーワードで書くと、判断基準がバラつくことが多くなるからです。

また、複数人を同時に選考するときに、同じような記事なら違いがわかりやすくなります。

⑤採用基準を作る

テストライティングを行った人を判断するために、採用基準を数値化するのもおすすめです。

書いてもらった文章や、やりとりのスムーズさを「なんとなく」で判断すると、別の人が見たときに「この文章は微妙じゃない?」となることも。

弊社では「求める能力」を言語化し、それぞれの項目を5点満点で評価しています。

求める能力
弊社の採用判断シート

これを2人以上で確認することで、客観的に見ても良い人が採用できます。

1人で採用をしていたときは、決定者の主観が大きく影響していましたが、2名でこのシートを活用してからは採用の基準が明確になりました。

⑥面談を必ずする

最後は、採用時に必ず面談をしましょう。

面談のメリットは「継続率が上がる」ということです。

過去に採用したライターさんの中には連絡なく辞める方もいました。しかしある時から面談を導入してから、連絡なく辞める方はほとんどいなくなりました。

また、直接顔を合わせておくと、テキストでもコミュニケーションが取りやすくなります。

浅井優太

顔も雰囲気もわからない人にテキストは送りにくいものです

面談で打ち解けておくと全体の業務もしやすくなります。

※無料お役立ち資料:「【LANY式】オウンドメディアの運営メソッド」をダウンロードする>>こちらから

業務フロー整備

人数が増えた時に業務フローが整備されていれば、効率的に記事作成を進められます。

弊社では大きく以下の2点を行っています。

それぞれ詳しく解説します。

①ディレクターとの1on1の時間をとる

記事を書く本数が増え続けると、各プロジェクトでの進捗が見えにくくなります

記事の本数も何十本、何百本となってくると、一本一本の進捗を編集長が追うことは不可能です。

浅井優太

弊社では、各プロジェクトの進捗管理はディレクターに一任するようにしました

代わりに月に2回(月初と月中)の1on1ミーティングを設定しています。各プロジェクトの進捗共有や困りごとを聞いて、全体を把握しています。

  • プロジェクトの進捗共有
  • プロジェクトの困りごと
  • プロジェクトの提案

1on1ではそのプロジェクトにおける困りごとだけでなく、チーム全体で改善すべきことも上げてもらえるため役立ちます

②マニュアルを徹底的に準備する

マニュアルはできるだけ細かく用意しましょう。

マニュアルは、業務効率化において2点のメリットがあります。

  • 毎回のコミュニケーションの手間を省ける
  • 記事の質を最低限(70点)以上にできる

弊社では、下記を明確に決めてドキュメントにまとめています。

  • 構成の作り方(作成方法を動画収録)
  • 記事執筆のルール
  • 全体の流れ
記事作成のルール
記事作成のルール

人数が多くなった時に、毎回記事の作成の手順やフォーマットの使い方などを説明するのは大変です。

1人30分の時間を使ったとしても、20人に説明すれば10時間はかかります。

キーワードの調べ方や検索意図の調べ方など、明確に決めておけば、人によって完成度に差がつくことを防げます

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教育

業務を進めていく上で、全員がレベルアップしていくために教育は不可欠です。

教育するためにまず意識すべきことは以下の点です。

それぞれ詳しく解説します。

①修正はせず、フィードバックを中心にする

弊社の方針として、何か修正点がある時にはなるべくフィードバックすることを基本にしています。

弊社の場合はGoogleドキュメントを使って、以下のポイントをフィードバックしています。

  • なぜ修正すべきなのか
  • どう修正すべきか
Googleドキュメントでのやりとり

文章を添削する時に、直接編集したくなる気持ちはとてもわかります。

ただ、編集者が直接修正してしまうと、ライターやディレクターは「なぜ修正されたのか」理解できないままです。

修正理由がわからなければ、次回も同じ形で執筆する可能性が高く、何度も修正するハメになります。

コメントでFBしてあげれば、ライター・ディレクター自身も成長でき、将来的な工数も削減できるでしょう。

②ディレクター陣へのインプットを通してライターを教育する

編集チームの人数が多くなると、編集者の立場からライター全員に細かいフィードバックを届けるのが難しくなります。

そのため、ライターを教育するためにはディレクターから良いFBをしてもらう必要があります。

良いFBができるように、ディレクターの方々にはSEOの知識や書き方のコツを伝えておくことが大切です。

弊社では「ディレクター共有会」を開催し、定期的にディレクターのレベルアップに努めています。

  • SEO情報の共有
  • 記事添削のノウハウ

もちろんライターへのFBや知識共有もできる限りしてあげられるのが理想です。

自分の使える時間と労力をどこに使うべきか判断して、適切に編集チームをコントロールしましょう。

まとめ:編集組織の作り方

編集組織を作る時には、下記3つのことが必要になります。

  • 採用
  • 業務フロー整備
  • 教育

LANYでは多くのライター・ディレクターと記事作成を進めています。多くの人数をまとめあげるための魔法のツールはありません。

マニュアル作りや業務フローの整備といった「地味だけど重要なこと」をきちんと進めることが一番効果的です。

LANYもまだまだ組織の整備は行っている途中です。皆さんも少しずつでも各種フローを整備して効率的な記事作成を行ってください。

【最後に】ライターとして成長できる環境下でいっしょに働きませんか?

そこで最後に、本記事をご覧いただいたウェブライターさんに宣伝とご提案です。

実績にもあるように、弊社LANYでは複数のメディアでSEOの記事作成を代行し、成果を出してきました。

成果を出してきた理由のひとつに、優秀なディレクターによるライターさんの育成にあります。

SEOで結果を出すためには、やはり最前線に立つライターさんの力がいちばん重要です。

質の高い記事を書けないことには、SEOで上位表示させることはできないからです。

そのため弊社ディレクターは、ライターさんの成長を願い、毎回ていねいなアドバイスを強く意識しています。

たとえば、以下のようなやり取りをGoogleドキュメントでおこなっています。

Googleドキュメントでのやりとり

ちなみに以下は、ディレクターに求められる能力を紹介している記事です。基本的には、弊社のディレクターも同じ姿勢でライターさんと向き合っています。

ライターとして成長できる環境は整えておりますので、

  • 「一度LANYの話を聞いてみたい」
  • 「LANYでライターをやってみたい」

という方は、ぜひ以下よりお気軽にお問合せください。

ライターとして成長意欲が高いあなたからのご応募を、心からお待ちしております。

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