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SEO記事制作のクライアントワークで大切だと感じたこと
はじめまして、株式会社LANYの浅井(@_tarotarochan)と申します。
私はSEOおたく(@seootaku)と共にLANYを立ち上げ、主にSEO記事の作成ディレクションを行ってきました。
今までアドベントカレンダーに登場したみなさんと違い、前職ではメーカーの海外営業として働いていたのでSEO界隈出身ではなく、毎日が勉強です。
株式会社LANYでは主な事業としてSEOコンサルティングを行っていますが、コンサルティングの中身の1つとして「SEO記事作成代行」も請け負っています。
ありがたいことに記事作成のご依頼を受けることも次第に増え、皆様に感謝です。
今回はSEO記事の作成をクライアントの方々との取組みを通じて感じたこと、学んだことを私なりにお伝えします。
LANYのクライアントワーク概要
株式会社LANYでは記事作成だけでなく、キーワード調査や競合調査、記事作成に関する戦略立案まで行っています。
株式会社ビズメイツ様の「ビズメイツブログ」、株式会社All Aboutの「イチオシ」をはじめ、様々なクライアント様からご依頼をいただきました。
株式会社LANYでは主に以下の体制で記事を作成しています。
体制 | 役割 |
---|---|
編集担当 | ・記事作成の戦略考案 ・全体の統括、管理 |
ディレクター | ・記事構成の作成 ・ライターのディレクション ・記事の校正 |
ライター | ・記事執筆 |
弊社では契約したライターさん・ディレクターさんの力を借りながら記事を作成しています。
私は編集者として、全体の管理や構成、原稿のチェックも行っています。
最近ではディレクターさんやライターさんの業務内容を整理しながら、ただ記事を作ってもらうだけでなく全員がレベルアップできる環境も作ろうと進行中。
いきなりCMにはなりますが、弊社で一緒にクライアントワークをしてくださるライターさん・ディレクターはぜひご連絡ください!!(切実)
▼採用に関することは、DMください!
浅井のTwitterアカウント(@_tarotarochan)
※無料お役立ち資料:「BtoB企業のSEO記事制作のメソッド」をダウンロードする>>こちらから
クライアントワークで大切だと感じたこと
クライアントワークを進める上で大切だと感じたことはたくさんありますが、ここでは
に分けてお話しします。
対クライアント
クライアントワークをする上で大事なことは無限にあるのですが、ここでは以下の4点を紹介します。
1. 事前のすり合わせを徹底的に行うこと
まず記事を作成する前にクライアントと弊社で必ず打ち合わせ(口頭)とドキュメント(書面)の両面からすり合わせを行います。
「認識を合わせることが記事作成の成否を決める」と言っても過言ではありません。
記事作成に当たって事前に決めておくべきことはたくさんあります。
- 納期
- 本数
- 表現・入稿ルール
- 納品形態(原稿/入稿)
この中でも特に、「表現・入稿ルール」は特に細かく決めるようにしています。
表現・入稿のルールだと
- ですます調にする
- 画像は◯枚入れる
- 強調するテキストは赤色にする
といった形で取り決められていることが多いでしょう。
それをさらに深掘りしながら、クライアントと一緒にルールを詰めていくのがこのお仕事の肝だと最近実感しています。
たとえば、
- 画像の雰囲気はどんなものが良いか
- 文章を赤字にする時はどんな場面か
強調したい時は赤字という場合でも、「回数は?」「どういう意味の時に使う?(ポジティブ表現のみ?ネガティブ表現のみ?)」と細かく取り決める必要があります。
細かく取り決める目的は2点です。
- 誰が記事の執筆・入稿をしても差が出ないようにすること
- 誰が見ても修正・指摘できるようにすること
ライターさん、ディレクターさんは基本的にはプロジェクトごとに参加してもらうことが多いのですが、個人の事情で辞めることになったり、想定よりも納品本数を減らしたりするケースもあります。
その場合には、別の方にも執筆してもらうことも。
ルールがしっかりしていれば、誰が担当しても最低限同じクオリティのものが作成できます。
また、ルールがあれば確認する人(ディレクター・編集担当・クライアント)の負担も減り、判断基準を統一できます。
前職がメーカーだったのですが、メーカーでは「誰がやっても同じ品質で出来上がる」ことが当たり前の基準です。
記事の良し悪しは定量的に表すことが難しく、読む人によって判断が別れるもの。
ルールを明確にすることで、「良し悪しの基準」ができるだけ定量的になります。
また、記事作成に関わるルールや目的をすり合わせることは自分たちを守ることにもつながります。
ルールを決めていないと、クライアントの要望に合わせて無制限に修正することになってしまう可能性もあり、ビジネス上あまり健康的ではないお取り組みになる場合もあるでしょう。
弊社もクライアントと事前のすり合わせができておらず、ご迷惑をおかけしてしまったり、弊社の負担が大きくなったりという経験をしてきました。
何事もそうですが、物事は始める前の準備が非常に大事だと改めて感じています。
2. クライアントに合わせた記事の進め方を提案・実行すること
企業によって、記事作成のフローはまったく異なります。
記事作成を請け負う立場としては、「いかに相手のフローに合わせながら最適な記事の進め方を提案できるか」は大きなポイントです。
クライアントも会社として記事作成に独自の方針を持っていることも多いです。
たとえば弊社が記事作成を行ったビズメイツ様の場合、品質責任者の方に「ビズメイツとしての英語に対する考え」をヒアリングして記事作成を行いました。
- ヒアリング
- ディレクターやライターに説明
- 記事が「ヒアリング内容を反映しているか」をチェック
このフローを行うと工数はかかります。
ただこの工数を省いてしまうと、クライアントの意向を反映していない記事が出来上がってしまい、クライアント様の名前として世の中に出す記事として品質が担保できていなくなってしまうことにもなりかねません。
クライアント様によっては確認フローがとても細かく記事構成・初稿・最終納品のすべてを確認していただけるパターンもありますし、逆に最終納品物だけを確認するパターンもあります。
弊社としてはその時々に合わせてクライアント様、弊社の両方がベストな提案をしなければいけません。
3. 何が本当の目的なのかを把握し、記事を作ること
弊社は記事を納品しています。
ですが、クライアントの目的は「記事を作る」ことではありません。
本当の目的は「セッションを増やす」や「CVを増やす」こと。
その目的を達成するために「記事」という「手段」を選んでいるわけです。
どれだけ読み物として素晴らしく、デザインに凝った記事を作ったとしても、本来の目的を達成していないのであれば価値は0に近いです。
セッションやCVが増えるのであれば、極端なことを言うと記事作成ではなく、別の施策に予算を投下すべき時もあるかもしれません。
理想は記事作成以外に、より効果的な施策があるのであればその施策も提案できることですね。
反対に、SEOの改善を行うよりも記事をゴリゴリ進めた方が良いメディアもあるかもしれません。
クライアントは「何に」対してお金を出しているのかを意識しながら記事を作成していくことが大切だと学びました。
4. 成果はきちんと報告すること
弊社が最近、心がけているのは「良いこともきちんと報告する」です。
トラブルやミスなど悪いことを素早く共有するのは当たり前ですが、意外と「良いことも報告する」というのは実行できていませんでした。
良い成果を報告する目的は「記事制作の効果を実感してもらう」ためです。
SEO記事は作成して翌日に「1位になった!」「100CV増えた」なんてことはまず起こりません。
基本的には、成果が形になるまで時間がかかるものなので、なかなか結果が出ないと「本当に意味あるの?」とクライアントも不安になってしまうでしょう。
弊社としてはクライアント様の事業を少しでもグロースさせるために、中長期的視点を見据えながら効果の期待できる記事を納品することを意識しています。
だからこそ、きちんと成果が出た時には報告して、「記事作成は効果的な施策だよ」と見せてあげることでクライアント様が継続するだけの合理的な理由になり中長期的な成長を支えることができますし、自分たちも長くお付き合いをさせていただくことで事業としてありがたいです。
記事の順位が上がったり、CVが増えていたりを日々実感してもらえれば、「記事作成の本数を増やそう」という発想にもなるかもしれません。
実際、良い報告をされて嫌な人はいませんよね。成果を共有することでクライアントとも一体感を高められるのでおすすめです。
そのためにも記事を納品して終わり、ではなく、その記事の対策キーワードの順位はどうなのか、セッション数はついてきているのか、コンバージョンはどうかを後追いで見るように意識しています。
対記事制作チーム
記事を作成する上では記事を執筆するライターさんや、記事の構成を作成するディレクターさんの存在も欠かせません。
クライアントワークでは自分たちのチームと向き合うことも必要です。
弊社で意識しているのは大きく2つです。
1. クライアントの考えを正確に伝えること
第一に必要なのは記事の目的やクライアントのサービス内容、執筆ルールをライターさんやディレクターさんにもきちんと理解してもらうことです。
- クライアントの目的は何か(セッション?CV?それ以外?)
- クライアントのサービスはどんな特徴があるのか、誰をターゲットにしているのか
- クライアントが記事で伝えたいことは何か
- クライアントがそのキーワードやテーマに対してどんな考えを持っているのか
ただキーワードだけを意識してありきたりな文章を書くのではなく、クライアント様の意向を反映し、SEO要件を担保した上で、目的を達成できる記事を書かなければいけません。
私は可能な限り、案件を依頼する際にはライターさんやディレクターさんと打ち合わせをして、クライアント様の意向説明をします。
もちろんマニュアル等の資料も作って共有するのですが、配られた資料を一字一句読む人はなかなかいません。
きちんと口頭で説明することで、細かいニュアンスや温度感を伝えやすくなり、何よりもチームで取り組んでいる感が出ます(と信じています。)
毎回、案件が変わるごとに説明するのは大変ですが、「記事作成」がただの作業にならないためにも説明してクライアントの考えを伝えることは非常に大切ですね。
2. フィードバックを丁寧に実施すること
弊社では最近ディレクターさんやライターさんに記事を書いてもらったら、以下の2点をフィードバックしようと試行錯誤しています。
- 記事の良し悪し
- パフォーマンス(順位やセッション)
記事の良し悪しにおいては「ここを直してください」と修正指示を出して終わりではなく、「なぜ修正した方が良いのか」をフィードバックするように心がけています。
そして編集者が直接修正するのではなく、構成の段階であればディレクターさん、記事の原稿であればライターさんに修正してもらう流れです。
正直、編集者が直した方が早い箇所もあります。
「なぜ修正した方が良いのか」をきちんと説明して、ディレクターさん・ライターさんが自分で直してもらうことで、ディレクターさん・ライターさんも次回から気をつけてくれるようになり、それぞれのレベルアップにもつながります。
ディレクターさんからライターさんに記事の修正指示する時も、できるだけライターさんに修正理由をしてもらい、ライターさんに直すようにしてもらっています。
ライターさんも大変かもしれませんが、弊社でレベルアップしていただき、ぜひいろいろなところで活躍できる方になって欲しいのです。
書いてもらった記事が、どういう結果だったのかもフィードバックできるようにするのが次の取り組みです。
記事のパフォーマンスが良かったのか悪かったのかわかれば、次回以降の改善にもつながりますし、結果が良ければ皆の自信につながります。
ライターさんやディレクターさんへのフィードバックは本当に日々地道に改善ですね。
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まとめ
ここまでクライアントワークで大切だと学んできたことを書きました。
偉そうに書きましたが、弊社はまだまだ発展途上で改善点も多くあります。
弊社にご依頼いただけるクライアント様や一緒に働いてくださるライターさん、ディレクターさんのおかげで貴重な経験をさせていただいています。
SEOコンサルティングと記事制作を組み合わせて戦略的に進めていくことができるのが弊社の1つの強みでもあると思います。
記事作成を考えている方、ぜひ弊社もご検討いただければ幸いです。
また、ディレクションやSEOライティングを磨き上げたい方もぜひ一緒に働きましょう!
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