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求人ボックス広告とは?求人ボックスの特徴やメリット、掲載方法など詳しく解説!
求人ボックスは求人特化型の検索エンジンを備えた求人サイトです。月間の利用者数は2024年8月時点で1,000万人を突破しています。
求人ボックスで求人広告の出稿を検討しているものの、特徴や運用方法が把握できていない方は多いのではないでしょうか。
この記事では、求人ボックスの強みや運用方法、広告の成果を出すポイントを解説します。
求人ボックスとは?求人特化型の検索エンジン
求人ボックスとは、株式会社カカクコムが提供している、求人特化型の検索エンジンです。
求人ボックスでは、Web上にある求人広告を収集して掲載しています。
個々の求人サイトや企業の採用サイトに行かなくても、さまざまな求人情報を求人ボックス上で閲覧できたり、条件で絞り込み検索したりできるという点が魅力です。
2024年8月時点で、月間利用者数1,000万人を突破(参照:公式サイト)している求人検索エンジンです。
Indeedやスタンバイとの違い
Indeed(インディード)とスタンバイは、求人ボックスと同じく求人特化型の検索エンジンです。
求人ボックスとIndeed、スタンバイの違いを比較一覧表にしました。
検索エンジン名 | 運営会社 | 利用者数 | 掲載方法 | クリック単価 |
---|---|---|---|---|
求人ボックス | 株式会社カカクコム | 月間訪問者数 1000万人※1 | ・採用ボード(直接投稿) ・サイト連携(クローリング) ・XMLフィード連携 | 25円〜1,000円 (手動運用の場合) |
Indeed | Indeed Japan | 月間訪問数 3,700万以上※2 | ・直接入稿 ・クローリング ・XMLフィード、採用管理システム連携 | 15円〜1,000円 (手動入札の場合) |
スタンバイ | 株式会社スタンバイ | 非公開 | ・クローリング ・採用管理システム連携 | 20円〜 (雇用形態により異なる) |
※1 出典:公式サイト
※2 出典:公式サイト: Similar Web総訪問数、 2023年7月
他の求人サイトとの違い
転職サイトなどの求人サイトは、そのサイトに登録している企業の求人のみ掲載されています。
求人ボックスは検索エンジンであり、求人サイトや企業の採用ページの情報などインターネット上の求人情報を収集して掲載しているので、求人の幅が広いという特徴があります。
- 求人検索エンジンとは、求人検索特化型のGoogleのようなサイトのことです。クローラーと呼ばれるコンピュータプログラムが、インターネット上に掲載されている求人情報を自動的に収集します。この求人検索エンジンである求人ボックスとスタンバイは、どちらも日本発祥のサービスです(Indeedは米国産です)。スタンバイと求人ボックスは同じ国産の検索エンジンではあるものの、求人情報ページの構成や掲載方法などは異なっています。
求人ボックスの求人に掲載できる内容
求人ボックスの求人情報には、主に以下の項目を記載できます。
項目名 | 記入例 |
---|---|
雇用形態 | ・正社員 ・アルバイト ・パート ・派遣社員など |
仕事内容 | ・経理、総務 ・既存顧客へのルート営業 ・工事現場の管理業務など |
この仕事のやりがい | ・感謝されること、仕事の成果が評価されること ・目標達成、自己成長を感じること ・社会貢献していると感じること |
対象となる方 | ・「35歳まで(長期勤続によるキャリア形成を図るため)」 ・「飲食店ホールスタッフ 18歳以上(22時以降の深夜業務あるため)」など |
給与 | ・月給 ・日給 ・時給 ・固定報酬など |
給与補足・福利厚生 | ・「試用期間1ヶ月間中は時給850円。」 ・「加入保険:雇用保険、労災保険、厚生年金、健康保険」など |
求人ボックスの3つの掲載メニュー
求人ボックスに求人広告を掲載するには、以下の3つのメニューから選択できます。
- 採用ボード(無料)
- サイト連携(無料)
- リスティング広告(有料)
上記の3つの掲載メニューについて、1つずつ解説します。
採用ボード(無料)
1つ目は、求人ボックスにアカウントを登録し、採用ボードに求人情報を登録して掲載する方法です。
求人を投稿したあと審査に通過すれば、最短で当日中に求人を公開できます。
無料で利用でき、有料オプションも利用可能です。
有料オプションを利用するとリスティング広告を出稿でき、クリック課金制で有料枠に求人広告を配信できます。
求人ボードでは、基本的な求人情報以外にも写真を掲載してオフィスの様子を伝えたり、自社評価グラフを活用して職場の雰囲気や仕事のスタイルを伝えたりすることが可能です。
同時に公開可能な求人数の上限は100件です。
掲載期間の期限はありませんが、長期間更新がない求人は自動で募集停止となる場合があります。
サイト連携(無料)
2つ目は、自社サイトに求人情報を掲載し、クローラーが自動でクローリングして掲載可否を判定し、連携するのを待つという方法です。
問い合わせフォームから連携希望の連絡をすることもできますが、掲載を約束するものではありません。
積極的に掲載を希望する場合は、採用ボードやリスティング広告の利用がおすすめです。
リスティング広告(有料)
3つ目は、クリック課金制の有料プランに加入し、求人ボックス内のリスティング広告として広告枠に求人を配信する方法です。
クローリングで連携するか、XMLフィード連携のどちらかを選択できます。
リスティング広告を開始する手順は、以下の通りです。
- 問い合わせフォームより、掲載希望サイトのURLを送信
- 審査後、申込書の取り交わし
- 運用開始
- 求人ボックスには自社の採用ページがない企業のために「求人ボックス採用ボード」という採用管理システムが用意されています。採用ボードでは管理画面から求人情報を直接入稿することで求人ボックス上への掲載が可能になります。
- 自社の採用サイトをお持ちの方は、求人ボックスに自社の採用ページをクローリングさせることが可能です。求人情報としてみなされたものは、求人ボックスに自動で掲載されるため、登録や申請は特別必要ありません。また、情報の更新や削除も自動検知され求人ボックスのページに反映されます。
求人ボックス広告(リスティング広告)の特徴
求人ボックスのリスティング広告を活用するために、特徴を把握しておく必要があります。
以下の特徴について、1つずつ解説します。
- 掲載方法・課金形態について
- 「手動運用」と「自動運用」がある
- スケジュール設定が可能
- 配信対象外(除外)キーワード設定が可能
- 検索キーワードのレポートを取得可能
掲載方法・課金形態について
掲載方法は、クローリングかXMLフィード連携のどちらかを選択できます。
課金形態はクリック課金制で、手動運用の場合25円から1,000円の間で任意に設定が可能です。
「手動運用」と「自動運用」がある
求人ボックスのリスティング広告を運用する際は、「手動運用」と「自動運用」のどちらかを選択します。
手動運用では、クリック単価を25円〜1,000円の間で1円単位で設定することが可能です。
自動運用の場合は、予算内でクリック数を最大化するように入札単価が自動で調節されます。
手動運用のメリットは、予算に応じた柔軟な単価設定が可能という点です。
自動運用は、適切な単価を分析したり調整・修正したりする手間が省けるという点がメリットです。
スケジュール設定が可能
求人ボックスのリスティング広告では、配信スケジュールの設定が可能です。
スケジュールは、時間帯×曜日の組み合わせで設定します。
スケジュール | 内容 |
---|---|
時間帯 | 0〜7時/8〜15時/16〜23時 |
曜日 | 月/火/水/木/金/土/日 |
入札単価は25%単位の設定で、50%〜200%の範囲で増減が可能です。
特定の時間・曜日で獲得傾向がある場合は、入札強化をするといった運用を図っていきましょう。
引用:【リスティング広告】スケジュール別の配信設定|求人ボックス法人向けヘルプ
特定の検索キーワードの強化が可能
自動運用では、注力キーワードの配信設定をすることが可能です。
注力キーワードとは、設定した注力キーワードとユーザーの検索キーワードが一致する場合に、入札単価を自動で調節する機能です。
(例)
注力キーワード:「事務」
検索キーワードが「事務 アルバイト」の場合:入札単価が変更される
検索キーワードが「営業事務 アルバイト」の場合:入札単価は変更されない
設定されたキーワードが検索キーワードに1つでも一致していれば入札単価が変更される仕組みです。
特定の職種など、自社の希望と合致する候補者からのクリックを増やしたい場合におすすめの機能です。
参照:【リスティング広告】スケジュール別の配信設定|求人ボックス法人向けヘルプ
配信対象外(除外)キーワード設定が可能
求人ボックスのリスティング広告では、配信対象外(除外)キーワードの設定が可能です。
配信対象外(除外)キーワードとは、配信対象外にしたい検索キーワードを設定することで、設定されたキーワードがユーザーの検索キーワードに含まれていた場合に広告が配信されなくなる機能です。
(例)
除外キーワード「未経験」
検索キーワード「未経験 営業」の場合:配信対象外
参照:【リスティング広告】配信対象外検索キーワード|求人ボックス法人向けヘルプ
検索キーワードのレポートを取得可能
求人ボックスのリスティング広告では、掲載結果をレポートで確認することができます。
<確認できるレポート>
・日別/月別/時間別
※表示期間は昨日〜過去30日間(当日除く)
・キャンペーン別
・キーワード別
・求人別
※キーワード別と求人別のレポート表示期間は、昨日~60日(当日除く)前まで
参照:【リスティング広告】レポートで確認できる数字|求人ボックス法人向けヘルプ
- 求人ボックスには有料掲載型のリスティング広告も出稿可能です。設定したキーワードで検索されると、優先的に検索結果に表示され、自社の求人ページがクリックされた際に費用が発生します。求職者の目に留まりやすい上位の広告枠に求人が掲載されるため、リーチを増やすことが可能になります。
- リスティング広告にはジョブビューが存在しており、広告枠がクリックされるとジョブビューに遷移します(スマホサイトのみ)。ジョブビューは、求人情報の詳細が記載されているページです。
求人ボックス広告を実施する3つのメリット
求人ボックス広告を運用する3つのメリットを解説します。
- メリット1:さまざまなユーザーに幅広くアプローチできる
- メリット2:少額から運用できる
- メリット3:シンプルなデザインかつ多機能
メリット1:さまざまなユーザーに幅広くアプローチできる
求人ボックスのメリット1つ目は、幅広い層のユーザーにアプローチできるという点です。
求人ボックスは、月間で1000万人と多くのユーザーが利用しているのが特徴です。
幅広い層から利用されていますが、性別では比較的女性ユーザー多く、年齢層も若い層の利用があることもグラフ上から見て取れます。
自社の採用サイトのみだと、求人自体に気づいてもらえない可能性があります。
できるだけ多くの候補者から選考したいのであれば、求人ボックスの利用がおすすめです。
メリット2:少額から運用できる
メリット2つ目は、リスティング広告を少額から運用できるという点です。
リスティング広告の掲載は無料で、クリックごとに料金がかかる課金型です。
成功報酬型ではないので、採用が決まったとしても別途料金はかかりません。
手動運用の場合は25円〜1,000円の間で1円単位で調節可能です。
自動運用の場合も予算の範囲内でクリック単価を調節できるので、求人広告費用のかかりすぎを防げる点がメリットです。
メリット3:シンプルなデザインかつ多機能
3つ目のメリットは、求人ボックスのサイトデザインがシンプルで使いやすいという点です。
デザインはシンプルながら絞り込み条件が多く、詳細な検索ができるので自社の求人も見つけてもらいやすくなる効果が期待できます。
<求人ボックスで利用できる絞り込み条件の例>
・未経験OK
・英語が活かせる
・資格取得支援あり
・土日祝休みあり
- 求人ボックスは圧倒的な利用者数を誇る求人検索エンジンです。求人情報を掲載するには無料プランも用意されているので、採用コストの削減が期待できます。また、有料プランではクリック課金型のリスティング広告の出稿も可能なので、少額から効果検証もできるのが魅力です。求人ボックスの特徴を把握したうえで、コストを抑えつつ効率的に採用活動をおこないましょう。
求人ボックス広告で成果を高める3つのポイント
求人ボックスのリスティング広告運用で成果を高めるポイントを、3つ解説します。
- ポイント1:求人内容を詳細に記載する
- ポイント2:検索されやすいキーワードを求人情報に盛り込む
- ポイント3:除外キーワード設定を活用する
特にポイント3で紹介する機能は「求人ボックス」とよく比較される「Indeed」「スタンバイ」にはない機能なので、しっかり確認しておきましょう。
ポイント1:求人内容を詳細に記載する
ポイント1つ目は、求人の内容を詳細に記載することです。
リスティング広告をクリックしてもらっても、応募されなければ成果にはなりません。
求人内容には、応募者が知りたいであろう情報を類推し、詳細に記載するのがポイントです。
<記載すべき項目>
・職種(営業事務、経理事務、法人営業 など)
・業務内容
・雇用形態
・給与、賞与
・勤務時間、残業、休日(土日祝休み、残業月20時間以内、リフレッシュ休暇あり など)
・福利厚生(社保完備、資格取得支援制度あり、書籍購入制度あり など)
ポイント2:検索されやすいキーワードを求人情報に盛り込む
ポイント2つ目は、検索されやすいキーワードを求人情報に盛り込み、より多くのユーザーに表示されるようにするという点です。
求人ボックスでは、ユーザーの検索内容と原稿の内容のマッチ度合いや原稿に重要な情報がきちんと入っているかどうかが重要です。
検索キーワードと求人内容の関連性が高いと、検索画面に表示されやすくなります。
検索されやすいキーワードや、応募者が求めているであろうキーワードを想定し、求人情報に盛り込むのがポイントです。
<キーワードの例>
・勤務地、最寄駅名:大阪市、新宿駅 など
・アピールポイント:時短OK、フレックス制、インセンティブ、残業ほぼなし など
ポイント3:除外キーワード設定を活用する
3つ目のポイントは、除外キーワード設定を活用するという点です。
検索キーワードレポートを確認し、自社求人に関係のないキーワードで広告が表示されているようであれば、除外キーワードとして設定します。
求人に興味のないユーザーからの無駄クリックの削減と、広告費の無駄な消化を防ぐことにつながります。
- 求人ボックスに掲載すれば応募者が簡単に集まることでもありません。利用者が多い分、掲載する企業数も増えてくるため、より求職者が選びやすいような求人情報にする必要があります。ユーザーが検索するであろうキーワードを原稿内に盛り込むだけでは足りず、求職者の検索ワードを想定した原稿の内容、鮮度や情報量をしっかり担保した求人情報を用意することが本質的な施策でもあることを理解しておきましょう。
求人ボックス広告を利用する際の注意点
求人ボックスのリスティング広告を利用する際は、掲載ガイドラインに準拠する必要があります。
求人ガイドラインに違反している広告は、掲載およびサービス利用を停止される可能性があるので、注意が必要です。
<求人掲載における禁止事項の例>
・労働関係の各法令を遵守しないもの、また違反となる恐れがあると見なせるもの
以下の各法令を含みます。労働基準法、男女雇用機会均等法、最低賃金法、職業安定法、雇用対策法。
・架空の求人、応募者・問合せ者を別求人に誘導する求人(おとり求人)、またはこれらの恐れがある求人と判断されるもの
・募集が終了しているにも関わらず募集を継続しているもの
・求人内容を最新に更新していないと判断されるもの
・業務内容・事業内容が不明なもの
・不快感を与える表現を含むもの
・募集主体・仕事内容・勤務条件について具体的に記載されていないもの
<企業情報掲載における禁止事項の例>
・個人事業主でない個人
・応募者への対応を行わない掲載主
・応募者への対応が悪質なもの、悪質と判断される掲載主
・架空の求人、応募者・問合せ者を別求人に誘導する求人(おとり求人)、またはこれらの恐れがある求人と判断される求人を投稿する掲載主
- 求人ボックスでは、自社で求人を作成する必要があります。一般的な求人や転職サイトでは媒体側が求人広告を作成してくれたり、広告代理店が制作代行するケースもあります。そのため、求人を制作する際には掲載ガイドラインに沿う必要があるので注意しましょう。
求人ボックス広告を活用して採用を強化しよう
自社の求人広告を幅広い層のユーザーに効率良くアピールし、応募者を増やしたい場合は求人ボックスのリスティング広告がおすすめです。
リスティング広告はクリック課金制のため予算を抑えた運用ができます。求人ボックス広告では、スケジュール設定や注力キーワード、除外キーワードの設定など、柔軟な運用ができる点がメリットです。
LANYでは、求人ボックス広告をはじめとした求人広告の出稿を支援しております。求人作成や広告運用を自社でカバーするのが不安な場合は、ぜひLANYまでお気軽にご相談ください。
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リスティング広告運用代行
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