検索ボリュームの調べ方とキーワード選定への活用方法を徹底解説

検索ボリュームの調べ方

SEO対策をする上で、検索ボリュームの調査は欠かすことのできないタスクです。

検索ボリュームを意識できているか否かで、SEOの成果は大きく変わってきます。

そこで、この記事では検索ボリュームを調べる方法と検索ボリュームの調査に使える無料ツール、検索ボリュームをキーワード選定にどのように活かすのかをご紹介します。

この記事を読むことで、以下の点を理解できるでしょう。

この記事でわかること
  • 検索ボリュームとは何か
  • 検索ボリュームの調べ方
  • 検索ボリュームを調べる無料ツール
  • 検索ボリュームが大きいワードで上位なのに流入が少ない場合の対策
  • 検索ボリュームを考慮したキーワード選定の方法

記事を読み終わった後には、すぐにでも手を動かしてご自身で検索ボリュームを調べられる状態になっているはずです。

それでは、解説していきます。

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目次

検索ボリュームとは

検索ボリュームとは、Googleやその他の検索エンジンで特定のキーワードが検索された回数のことを指します。

SEO対策に本気で取り組んでいる方であれば、検索ボリュームの確認は必須です。

検索ボリュームを通して、どれくらい検索需要があるかがわかりますし、結果的に競合性(上位表示の難易度)も疑似的に分かったりします。

どれだけ優れたコンテンツを作成したとしても、検索需要のない(≒検索ボリュームの少ない)キーワードに合わせてSEO対策をしていたのでは結果につながりません。

SNS経由での流入を狙うのであれば問題ないですが、検索結果経由(SEO経由)の流入を狙うのであれば、検索需要があるところに合わせてコンテンツを作り込んでいくことはマストです。

まずは検索ボリュームを調べることが、SEO対策として大切なのだと理解してください。

検索ボリュームを調べることがなぜ大切なのか

検索ボリュームを調べるメインの理由は、キーワードの検索需要や競争度合いを把握するためです。

SEOの目的は、検索結果経由の流入を増やし、サイトで設定しているコンバージョンを最大化することでしょう。

その際に重要になるのが、「そのコンテンツを作成することでどれだけの流入が稼げるのか?」の視点です。

想定流入数とも呼んだりしますが、想定流入数は下記の2つの変数で考えることができます。

  • 検索ボリューム
  • 上位表示の蓋然性

検索ボリュームが大きいキーワードで上位表示することができればもちろん最高なのですが、それが簡単にできればSEO対策など不要です。

SEOおたく

検索ボリュームが大きくなればなるほど、上位表示の蓋然性(可能性)が低くなります。

考えてみればわかりますが、誰もがたくさんの流入を稼ぎたいと考えている検索結果において、検索ボリュームの大きいキーワードは人気が出ますし、競合も必死に対策してくるため、検索ボリュームが大きくなればなるほど、競合性が高まり、上位表示の蓋然性が低くなります。

よって、自分のサイトの強さを理解した上で、どれくらいの検索ボリュームを攻めていくべきなのかに戦略を立てましょう。

基本的には、サイトがまだ育っていない個人サイトなどであれば、検索ボリュームがそこまで大きくなく、競合性も低いロングテールキーワードと呼ばれるようなものを狙っていくことを推奨します。

弱いドメインが狙うべきSEOキーワード

ロングテールキーワードの戦略については、下記の記事で詳しく解説していますのでそちらも参考にしてみてください。

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検索ボリュームを確認していく上では、季節性(トレンド)も意識していく必要があるため、その点についても解説していきます。

検索ボリュームには季節性(トレンド)がある

Googleトレンド

検索ボリュームは季節のイベントに左右されることが多く、季節ごとに大きさは変動します。

たとえば、「クリスマスプレゼント」というキーワードは12月の検索ボリュームは大きいです(上記画像)

「新年の抱負」や「夏休み 旅行」なども季節性があるキーワードであるため、時期によって検索ボリュームが異なります。

トレンドに合わせたSEO対策をするのはなかなか難易度が高いですが、最低でも自社で獲得したいキーワードに季節性があるのかどうかを把握しておくことは重要でしょう。

時期ごとの検索トレンドを把握したい場合には、上記の画像にもありますが「Googleトレンド」を利用するのがおすすめです。

正確な検索ボリュームを調べることはできませんが、過去からどのような推移で検索需要が変化しているのか、時期ごとにトレンドがあるのかなどがサクッとわかるので、ぜひ一度利用してみてください。

検索ボリュームの調べ方(Googleの場合)

検索ボリュームを調べるには、以下2ステップが必要です。

それぞれ具体的に説明します。

1.対策キーワードを決める

まずは、メインの対策キーワードを決めましょう。

SEOでは、1ページに対して複数のキーワードで流入するので、そのキーワードのみの流入を獲得したいわけではありません。

しかし、対策キーワードを決めないと「このコンテンツでは、検索者のどのようなニーズを満たすのか」がシャープに定まらず、結局どのキーワードでも上位表示できないコンテンツとなってしまいます。

逆に、シャープに検索意図を捉え、メインの対策キーワードに対して検索意図を満たしてあげることができれば、その派生のキーワードなどでも気づいたら流入が獲得できていることが多いです。

対策キーワードを決めるためには、まず自分のサイトに集客したいユーザーが知りたいであろうことを考える必要があります。

たとえば、あなたが東京駅で飲食店を開いていたとします。そのとき、あなたが集客したいユーザーは「東京駅周辺でご飯を食べたいと考えている人」になるでしょう。

その場合、あなたが対策すべきメインキーワードは、「東京駅周辺でご飯を食べたいと考えている人が検索するであろうキーワード」になります。

「東京駅 ランチ」

「東京駅 ディナー」

など、自分の業態などに合わせて対策すべきキーワードは変わってきます。

このようにして、まずはメインとなる対策キーワードを決めるところからスタートしましょう。

2.ツールで検索ボリュームを調べる

対策キーワードが決まればツールを使って検索ボリュームを調べましょう。

後ほどご説明しますが、検索ボリュームを出すことのできるツールはいくつか存在します。

ツールごとに出てくる検索ボリュームが異なるため、どの数字を信じたら良いのかを迷う方もいるかと思いますが、大事なのは「そのツール内の相対比較で検索ボリュームが大きいか小さいか」です。

検索ボリュームを調べる際に、絶対値を信じすぎるのは推奨しません。

実際にツールが出した検索ボリュームと、Googleサーチコンソールなどの実データとを照らし合わせてみると大きな乖離があることがほとんどです。

よって、戦略を立てるためだけに検索ボリュームを利用すると決めてしまい、一つのツール内で検索ボリュームが大きい、小さいを相対評価して利用するのが良いでしょう。


検索ボリュームはどのくらいあれば良いのか

適正な検索ボリュームについて聞かれることが多いですが、サイトや領域によって異なるため一概にこのくらいが良いですなどと言った目安はありません。

また、収益性の高いキーワードであればたとえ検索ボリュームが小さかったとしても競合性は高いでしょうし、収益性の低いキーワードであれば逆に検索ボリュームが高くても空いている(競合が少ない)ことも多いです。

つまり、そのキーワードでの集客が世の中的にどれくらいの価値があるのかによって、1回の検索の価値も大きく変わります。

結論、下記の方程式で考えてみるのが良いのではないかと思っています。

  • 収益 = CV数 × CV単価
  • CV数 = 検索ボリューム × 順位ごとのCTR

CVがサイトごとに異なるのと、CVの価値が領域ごとに異なるため、上記にそれぞれのキーワードを当てはめながら肌感覚を掴み、自サイトが対面している領域であればこのくらいの検索ボリュームが自分のサイトなら狙えるなってのを見つけていきましょう。

少し難易度の高い話になるため、初心者の方はスルーしていただいて良いですが、キーワードごとのリスティング広告のCPC(クリック単価)を軸にして、キーワードの価値を判断していくのも一つの手段です。

リスティング広告は、キーワードに対してオークション形式で入札していき、勝ったサイトが検索結果に表示されます。

基本的に現在のGoogleのリスティング広告は、自動入札を利用しているサイトが多いため、設定したCPA(コンバージョン単価)になるように、CPCを調整して配信をしていきます。

つまり、CPA(1コンバージョンを獲得するために必要なコスト)を設定して、そのコストであればこのくらいで1クリックを獲得すれば見合う(黒字になる)とGoogleが判断して配信をするため、CPCが高ければ高いほどコンバージョンの価値が大きいか、CVRが高いかのどちらかになります。

SEOおたく

そのようなキーワードをSEOのように無料で獲得できたのであれば儲け物です。

少し話は逸れてしまいましたが、何が言いたかったかと言うと「キーワードごとに1クリック(≒1検索)の価値は異なるため、一概に検索ボリュームがどれくらいが良いということは言えない」ということです。

検索ボリュームを調べる無料ツール6選

検索ボリュームを調べるための無料ツールを6つ紹介します。

各ツールごとに特徴が異なるため、どのツールを使うかは目的などに合わせて変える必要があります。

それぞれの用途によって最適なツールを選んだり、ツール同士を組み合わせたりすることで、より効率的に調べられるので、それぞれの特徴を把握しておきましょう。

1.Googleキーワードプランナー

Googleキーワードプランナー

GoogleキーワードプランナーはGoogle公式のSEOツールで、検索ボリュームはもちろん「競合性」や「関連語」などを確認することもできます。

Google広告を出稿してるアカウントであれば、ざっくりとした検索ボリュームではなく、より詳細な検索ボリュームを調べられるため、非常に便利です。

広告出稿の有無で、下記のような違いがあります。

  • 広告を出稿していないアカウント:1,000 – 10,000
  • 広告を出稿しているアカウント:1,200

SEO強化を目的として使用する場合は、ログイン後の画面で『検索のボリュームと予測のデータを確認する』を選びましょう。

そして、自分がSEOで狙いたいキーワードや、自社のサービスに関連する言葉を入れて検索することで、そのキーワードのボリュームや入札単価(CPC)を見れます。

ボリュームと入札単価から、SEOで上位に表示させるのが難しいキーワードなのか、それとも簡単なキーワードなのかを判断し、対策するかどうかを決められます。

例えば「クリスマスプレゼント」はボリュームが201,000で、競合性は高く、上位表示させるのは難しいと考えられます。

ページ上部に表示された広告の入札単価は64円程度なので、そこまで1CVの価値が高くないことも想定されます。

このようにキーワードプランナーを使うことで、様々なことがわかり、SEOの戦略にも活かすことができますのでぜひ活用してみてください。

2.Googleサーチコンソール

Googleサーチコンソール

Googleサーチコンソールは、厳密に言うと検索ボリュームを調べるツールではなく、特定のキーワードで自身のサイトがどのくらい表示されたかを調べられるツールです。

SEO担当者の愛用のツールで、サーチコンソールを使い倒すことで、SEOの成果を大幅にあげることができます。

Googleキーワードプランナーとの違いをご説明すると、Googleキーワードプランナーでは、「過去にどのくらいの頻度で検索されていたか」を調べられるのかに対し、Googleサーチコンソールは「自社のサイトが特定のキーワードでどのくらい表示されたか」という現実の数値を調べられます。

特に、基本的に1ページ目に入っていると想定されるキーワードであれば、そのキーワードの表示回数(インプレッション)がほぼほぼ検索ボリュームになりますので、その部分を適宜調査しながらお宝キーワードなどを探してみるのもおすすめです。

Googleキーワードプランナーをはじめとする各種ツールでは検索ボリュームが少ないとされていたキーワードであっても、実際にGoogleサーチコンソールの実データをみると検索ボリュームが大きかったというのはよくある話です。

3.Googleトレンド

Googleトレンド

前述しましたが、Googleトレンドはキーワードプランナーと同じくGoogleが公式で出しているSEOツールです。

キーワードプランナーでは精緻な数字を出すことは不可能ですが、指数として過去からの推移をざっくり眺めることができます。

よりリアルタイム性があるので、最近検索ボリュームが伸びているキーワードは何かなどを把握するのに利用することの方が多い気もします。

先ほど述べたように、キーワードの検索のトレンド性を調べたり、直近伸びているキーワードを調べるなど、「世の中のトレンド」を把握する目的で使うことを推奨します。

話題の時事ネタなどで記事を執筆するアフィリエイターなどは、このGoogleトレンドを使って時事性の高いキーワードのボリュームを調べています。

4.Ubersuggest

Ubersuggest

Ubersuggestは、UIがとてもシンプルで使いやすいSEOツールです。

画像の『ドメインかキーワードを入力』の箇所に、キーワードを入れるだけで検索ボリュームはもちろん、SEO難易度やCPCを出してくれるため、一目でそのキーワードを評価できます。

無償版と有料版があり、無償版の方には制限があります。

有償版では、分析するサイトを複数登録でき、サイトに流入しているキーワードも上限なしに調べられるため、分析するのにとても便利です。

それに対して、無償版では登録できるサイト数は1個、サイトに流入しているキーワードも上位9個しか出ないため、分析するには少し物足りません。

ただし、無償で使えるUbersuggestもChromeの拡張機能はとても便利です。Ubersuggestの拡張機能をインストールするだけでChromeの検索窓で、ボリュームやCPC・関連キーワードまで出してくれる便利な機能が使えます。

5.aramakijake

aramakijake

aramakijakeは完全無料で、GoogleとYahoo! Japanどちらの検索ボリュームも調べられるSEOツールです。

SEOおたく

Yahoo! JAPANの検索ボリュームを調べることができるので、意外と重宝したりします。

他ツール同様に、「関連語」「月間推定検索数」「検索順位別の月間検索アクセス予測数」も取得することができるので、使い勝手は結構良いです。

6.rishirikonbu

rishirikonbu

rishirikonbuは、その記事で上位表示できた時の予測流入数まで知れるツールです。

もちろん他のツールと同じように、検索予想数を調べられます。

それに加えて、1位になった時のアクセス予想数を見れるのも便利です。そのため、記事を書くまでの工数と1位になった時のインパクトの大きさを鑑みて、そのキーワードでSEO対策する価値があるのかどうかまで考られます。

ざっくりとしたアクセス数の感覚を掴むためにも使えるSEOツールです。

検索ボリュームの大きいワードで上位なのに流入が少ない場合の対策

検索ボリュームの大きなキーワードで上位表示できているにもかかわらず流入が少ない場合は、CTRを改善することでトラフィックを一気に増やせるかもしれません。

CTRはクリック率のことで、「クリック数÷表示回数」の式で出せます。

CTRは検索順位に相関しており、順位が高ければ高いほどCTRは高いです。

順位想定CTR
1位28.5%
2位15.7%
3位11.0%
4位8.0%
5位7.2%

(参照:https://www.sistrix.com/blog/why-almost-everything-you-knew-about-google-ctr-is-no-longer-valid/)

SEOでは順位をあげることがフォーカスされがちですが、順位をあげる目的はCTRをあげて、流入数を増やすことです。

SEOおたく

たとえ順位が上がったとしてもCTRがついてこなければ元も子もありません。

順位ごとのCTRは領域やキーワードによって大きく異なるので、上記のような推奨値を使うよりかは、自サイトの実データを利用して推定値を出してみることがおすすめです。

収益性が高い領域ではリスティング広告が4枠出稿されていたりして、たとえSEOで1位になったとしても一般的に言われている28.5%の流入はおそらく稼げないでしょう。

逆にリスティングも出稿されていなかったり、他の上位表示されているコンテンツがECサイトばかりなどといった場合にはたとえ3位などにいても30%程度のCTRを稼げたりもしてしまいます。

上記のような順位ごとのCTRの概念以外にも、タイトルの魅力度によってCTRが変わる部分もサイト運営者であれば理解しておきましょう。

魅力的なタイトルをつけることによってCTRを上げることは可能です。

CTRについては、下記の記事で徹底的にまとめてありますので、ぜひ合わせて読んでみてください。

検索ボリュームの注意点

検索ボリュームを調査して、SEOの施策に生かすことは必須です。

しかし、下記の3点は注意しておく必要があります。

  • 1ページが1つのキーワードだけにランキングされるわけではない
  • 検索結果画面によって、想定クリック率が大きく異なる
  • 検索ボリュームにはトレンドがある

1ページが1つのキーワードだけにランキングされるわけではない

1つのページには複数のキーワードによる流入が発生します。

よって、1つの検索キーワードだけを見てそのページへの流入数を想定するのは難しいです。

SEOおたく

どちらかと言えば、そのページが取り扱うトピック全体でどれくらいの検索需要があるのかを判断する必要があります。

すべての想定流入キーワードを洗い出して、それぞれの検索ボリュームを調べて合算するのは、気が折れる作業になるため、いくつかの主要なキーワードを対象に検索ボリュームの調査を実施するのがおすすめです。

検索結果画面によって、想定クリック率が大きく異なる

検索結果画面によって、想定クリック率が大きく異なります。

具体的には、次のようなSERP機能が存在すると想定クリック率は下がります。

  • リスティング広告枠
  • 強調スニペット
  • ナレッジパネル

よって、検索ボリュームをSEOツールだけ見て判断していると、想定よりも流入が稼げないことが起きがちです。

SEOではツールで定量的にデータを取得することは大事ですが、それ以上に一人の検索ユーザーとして実際の検索結果画面を見ることが重要ですので、検索ボリュームの数字だけで判断せず、きちんと検索結果画面まで見に行くようにしましょう。

検索ボリュームにはトレンドがある

検索需要はトレンドに大きく左右されます。

時期性のキーワードもあれば、一時的にバズっているキーワードなどもあり、ある一時点の検索ボリュームだけを見てSEOの戦略を立てると見誤ることが多くあります。

自分が調査しているキーワードにトレンドがあるのかどうかを定性的に判断しましょう。

Googleトレンドを利用すると、時期ごとの検索トレンドがわかったりするので、トレンドを調査したいときにはぜひ利用して見てください。

検索ボリュームを活用したキーワード選定の方法

キーワード選定をする際には、確実に検索ボリュームを調べるようにしましょう。

前述したとおり、検索ボリュームが大きいものを単純に狙っていくわけではなく、自サイトのドメインの強さを考慮して、どの辺の検索ボリュームを狙うべきかを考えます。

基本的には検索ボリュームと競合性は相関します。

検索ボリュームが大きい競合性が高い
検索ボリュームが小さい競合性が低い

なぜなら、検索ボリュームの大きいキーワードで上位表示をさせることができれば、大量のSEO流入数を稼ぐことができ、その結果サイトの目的に設定しているコンバージョンを増やしやすいためです。

もちろん、検索ボリュームが大きくてもコンバージョンレート(CVR)が低ければあまり意味のない流入になってしまいますが、ある程度コンバージョンが見込めるのであれば多くのトラフィックを稼いだ方がサイトのためになります。

その結果、大手企業のような資金力のあるサイトや強いドメインを持っているサイトが検索ボリュームの大きいキーワードを狙っているため、かなりのレッドオーシャンです。

ドメインが育っていないサイトを運営している方であれば、まずは検索ボリュームが大きすぎないキーワードを狙っていくようにしましょう。

検索ボリュームの調べ方のまとめ

ここまで、検索ボリュームについてさまざまな観点から解説してきました。

改めて検索ボリュームについてまとめると

  • 検索ボリュームとは、キーワードの検索回数のこと
  • 検索ボリュームの価値は、キーワードによって異なる
  • 無料ツールを利用して検索ボリュームを調べながら、戦略を立てるべし

検索ボリューム一つとっても深いのがSEOの面白味です。

サイト運営をしていく上で絶対に欠かせない概念ですので、是非この記事の内容も参考にしながらご自身のサイト運営に活かしていってください。

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この記事の執筆者

竹内渓太のアバター
竹内渓太 SEOコンサルタント

株式会社LANYの代表。株式会社リクルートホールディングスにデジタルマーケティング職で新卒入社。3年間デジタルマーケティングに従事。その後、株式会社LANYを創業。大規模サイトのSEOが得意。

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