Airワークとは?特徴や導入方法、他ツールとの違いを徹底解説

Airワークとは?特徴や導入方法、他ツールとの違いを徹底解説

Airワーク(エアワーク)とは、Indeed Japan株式会社が提供する採用支援ツールのことです。求人作成から応募者管理まで無料で利用でき、採用コストの大幅削減と業務効率化を可能にします。

Airワークの利用を検討されている方の中には、求人広告の費用や手間、応募が集まらないといった課題をお持ちの採用担当者の方もいらっしゃるのではないでしょうか?

この記事では、Airワークの基本機能や料金プランやIndeedとの連携といった基礎知識から、求職者に響く効果的な求人原稿の作成、他採用ツールとの違いまで幅広く解説します。Airワークを効果的に活用し、採用コストを抑えつつ最適な人材確保のために、ぜひ参考にしてください。

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安藤 貴康

株式会社リクルート出身で1,000社超の採用支援を経験。多業界で人事責任者を歴任し、マーケティングの知見を活かして成果と再現性のある採用体制を構築。経営や事業の全体像を踏まえた戦略設計に加え、採用広報・選考設計・定着支援から人材育成・人事制度まで一貫して支援。

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    • 「AIに拾われ、推薦される情報」とは何か?
    • LLMOの全体像/企業が今すぐ取り組むべき戦略視点
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    • 身につけるべきPR切り口と実践的なリリース実例
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2025年8月26日(火)12:00〜13:00

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2025年8月7日(木)12:00〜13:00

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目次

Airワーク(エアワーク)とは?

Airワーク採用管理

Airワーク(エアワーク)は、Indeed Japan株式会社が提供する、無料で利用できる採用支援ツールです。求人原稿の作成や応募者管理など、採用に必要な基本機能をワンストップで利用できます。他求人サイトとの自動連携機能により、サイト利用者のうち最大で約7割に求人を届けられます。

特別な知識がなくても直感的に操作でき、コストをかけずに採用活動を始められる点が大きな魅力です。中小企業や店舗経営者など、多くの現場で導入が進んでおり、採用コストの削減と業務効率化を同時に実現できる採用ツールとして、今注目を集めています。

Airワークの無料で使える基本機能

続いて、Airワークが無料で提供している基本機能について、ひとつずつ詳しく紹介します。 

  • 求人原稿の作成機能
  • 採用ホームページの作成機能
  • Indeedとの自動連携機能
  • 応募者管理機能

基本機能1.求人原稿の作成機能

Airワークでは、管理画面上からフォーマットに沿って項目を入力するだけで、簡単に魅力的な求人原稿を作成できます。たとえば、以下のような項目の設定が可能です。

  • 雇用形態
  • 職種名
  • 仕事内容
  • 勤務地
  • 求める人材の特徴
  • キャッチコピー
  • 採用予定人数
  • 給与などの雇用条件

職種や仕事内容の特徴などは、すでに用意されている特徴からチェックボックスで選ぶだけで設定できます。また、求人に沿ったキーワード設定や、最大5枚まで挿入できる画像などによって、より求職者の目に留まりやすくなり、応募につなげられる効果も期待できるでしょう。

基本機能2.採用ホームページの作成機能

Airワークでは専門的なWebデザインの知識がなくても、企業の魅力を伝える採用ホームページを簡単に作成できます。Airワークでの採用ホームページ作成には、以下のような機能があります。

  • 4種類から選べるデザインテーマ
  • 20種類から選べるベースカラー
  • 50パターンの画像から選べるメインビジュアル
  • ロゴ画像の設置
  • 会社や事業などの紹介
  • 任意のURL設定

コーディング不要でテンプレートの中から選べたり、ロゴやメイン画像のアップロード、カラーテーマの設定も直感的に行えたりするため、Webサイト作成の経験がない担当者でも短時間で完成させられます。作成したホームページはスマートフォンやタブレットにも最適化されており、さまざまなデバイスからアクセスする求職者に対応できるでしょう。

また、URLの一部を「https://【任意の文字列】.jbplt.jp」のようにカスタマイズできるため、企業名を含んだ覚えやすいアドレスを設定することも可能です。採用ホームページを作成する際は、会社紹介や社員インタビューなどのコンテンツを充実させて、企業の文化や働く環境を具体的に伝えるとよいでしょう。

基本機能3.Indeedとの自動連携機能

Airワークの大きな特長は、作成した求人情報が世界最大級の求人検索エンジンIndeedに追加費用なし、かつ自動的に連携・掲載される点です。Airワークより多くの求職者の目に触れる機会が増え、応募者獲得の可能性が高まります。

ただし、掲載されるためにはIndeedの掲載基準を満たす必要があります。求人には事実に基づいた最新の情報を記載することや、差別的な表現を避けるなどのガイドラインに従うことが重要です。

基本機能4.応募者管理機能

Airワークは応募者情報を一元管理でき、選考プロセス全体をシンプルかつ効率的に進められる応募者管理システムを提供しています。Airワークの応募者管理機能では、応募者一覧画面から以下のような情報を簡単に確認できます。

  • 応募者のステータス(対応状況)
  • 応募日時
  • 応募求人
  • 応募者氏名
  • 応募者の年齢や性別
  • 面接日
  • メモ

Airワーク内で応募者と直接メッセージのやり取りができることから、履歴の一元管理が可能です。また、電話や説明会などWeb以外の経路からの応募者情報も手動で登録できるため、すべての応募者を同じシステム内で管理できるのも特徴です。応募者データはCSV形式でダウンロードし、別システムでの分析や複数の担当者との情報共有にも活用できます。

Airワークの有料オプション機能(Indeed PLUS)

次に、Airワークの有料オプション機能であるIndeed PLUSについて紹介します。「求人配信プラットフォーム」である Indeed PLUSには、主に以下の機能があります。

  • 求職者へのアプローチ機能 
  • 複数の求人サイトへの自動掲載機能 
  • 掲載効果の確認と分析機能

有料機能1.求職者へのアプローチ

Airワークの有料オプションである「アプローチ機能」を活用すると、受動的な採用活動から能動的な採用活動へと転換できます。通常の求人広告では求職者からの応募を待つだけですが、アプローチ機能では企業側から積極的に候補者へコンタクトを取ることができるためです。

アプローチ機能には、以下の2種類があります。

  • 自動アプローチ:システムが求人情報と求職者のレジュメ情報を照合し、条件に合致する候補者に自動的に求人情報を送信する
  • 手動アプローチ:企業がレコメンドされた候補者リストから対象者を選定したり、条件を指定して候補者を検索したりして、個別にメッセージを送信する

機能を利用するには、法人番号の設定、求人の雇用形態が正社員や契約社員など特定のものであること、そして対象求人が「掲載中」かつ「有料広告配信中」であることなどの条件を満たす必要があります。人材獲得競争が激しい職種や急募の場合には、アプローチ機能の活用を積極的に検討するとよいでしょう。

有料機能2.複数の求人サイトへの自動掲載

Indeedの通常プラン(無料)ではIndeedにのみ求人が掲載されますが、Indeed PLUSを利用するとAirワークで作成した求人情報が他求人サイトにも掲載されます。たとえば、以下のようなサイトがあります。

  • リクナビNEXT
  • タウンワーク
  • フロム・エー ナビ
  • はたらいく
  • とらばーゆ など

上記サイトはリクルートグループの主要求人メディアであり、求人の内容や特性に応じてAIが最適と判断したサイトに自動掲載される可能性があります。自動掲載ながらも求人にマッチする求職者にアプローチでき、サイト利用者の最大約7割にリーチできるとされています。

有料機能3.掲載効果の確認

Indeed PLUSの有料オプションには、求人広告のパフォーマンスを詳細に分析できる効果測定機能が含まれています。たとえば、アカウント単位・広告単位・求人単位で、以下のようなデータを詳細に分析できます。

  • 表示回数
  • 求人のクリック数
  • 応募数
  • クリック率
  • 応募率

データを分析することで、どの求人広告がより効果的かを客観的に評価することができます。データはダウンロードができるため、社内での詳細な分析や報告に活用できるのもメリットです。求人内容や予算配分、ターゲティングなどを継続的に改善し、費用対効果の高い採用活動を実現できるでしょう。

さらに、求人情報がどの連携サイトでどれだけの効果があったかも確認できるため、どの媒体がより自社に適しているかの判断材料にもなります。掲載効果の確認機能を最大限に活用するには、定期的にデータを確認し、改善を繰り返すことが重要です。

Airワークの料金プラン

Airワークの基本機能は、0円で利用できるため費用がかかりません。先述したような求人作成から掲載、応募者管理やIndeedへの自動連携まで、幅広い機能を初期費用や月額費用なしで利用できます。

有料オプションであるIndeed PLUSの利用には、「クリック課金制」が採用されています。求職者が求人詳細を確認しようとクリックした場合にのみ費用が発生する仕組みです。クリック単価は職種や地域によっても変動するため、一概に平均クリック単価を算出することはできませんが、Indeed PLUSでは予算設定ができるため想定以上のコストがかかる心配はありません。

有料オプションは3,000円から利用でき、また上限も設定できます。期間などの縛りもなく、いつでも有料オプションをストップできる点も特徴です。リスクを抑えながら効果を試せるでしょう。

Airワークを利用する流れ

Airワークの利用開始から、採用までは以下のような流れで進めていきます。

  1. Airワークのアカウントを作成する
  2. 求人情報を入力し原稿を作成する
  3. 審査を通過後に求人が公開される
  4. 応募がきたら連絡を行う

それぞれのステップを詳しく解説しますので、参考にしてみてください。

STEP1.Airワークのアカウントを作成する

Airワーク採用管理を利用するために、まずはアカウント登録と基本的な企業情報の設定を行いましょう。アカウント登録は無料で行うことができ、AirIDの取得が必要です。AirIDはリクルートが提供するさまざまな「Air」ビジネスツール共通のIDであり、これを使って各種サービスにログインできます。すでに他のAirサービスを利用している場合は、そのIDでログインが可能です。

アカウント登録の手順は以下の通りです。Airワークのシステムは随時更新され、表示画面が異なる可能性がありますので、適宜公式サイトを確認の上進めることをおすすめします。

  • Airワークの公式サイトにアクセスし「AirIDの新規登録」をクリックする
  • 利用規約やプライバシーポリシーを確認する
  • 「同意して利用する」をクリックしてアカウント発行完了

アカウント登録後は、会社情報の入力や採用ホームページの基本設定を行います。会社名や業種などの基本情報を入力し、採用サイトのデザインテーマやカラーの選択、メイン画像の設定、ロゴのアップロードなどができます。求人掲載や応募者管理の基盤となるため、正確かつ魅力的な情報を入力することが重要です。

STEP2.求人情報を入力し原稿を作成する

アカウント設定後、Airワークの「求人」タブから求人作成画面を開き、以下の項目を記入していきます。

雇用形態正社員/契約社員/派遣社員/アルバイト・パート/業務委託/有料職業紹介/新卒インターン
募集概要職種名、職種
仕事内容、特徴
勤務地
職場環境
出向先(あり・なし)
求める人材
年齢や性別の制限
採用予定人数 など
雇用条件給与額、給与形態
固定残業代
手当
勤務時間
休日、休暇
社会保険
福利厚生 など
応募・選考選考の流れ
問い合わせ先
面接地 など
ターゲットキーワード設定
自動アプローチの送信設定
自動アプローチの条件設定

作成した求人は、ひとつずつ掲載する以外にも複数求人をまとめて掲載する方法もあります。複数の職種で求人広告を出したい場合にも活用できるでしょう。

STEP3.審査を通過後に求人が公開される

Airワークで作成した求人情報は、審査プロセスを経て承認された後に公開されます。求人情報を入力し「掲載する」をクリックした後、Airワークの掲載ガイドラインに沿った審査が行われます。審査は、掲載される情報の品質と合法性を確保するための重要なステップです。

求人情報は、審査・承認後、最短で24時間以内に公開されますが、初回利用の場合はそれ以上かかる場合もあります。審査に通過すると、求人情報はAirワークの採用ホームページで公開され、同時にIndeedなどの連携先にも掲載されます。公開後も、必要に応じて求人内容は編集可能です。

審査をスムーズに通過するためには、掲載ガイドラインの確認・遵守が大切です。ガイドラインに準拠していない広告は拒否されたり削除されたりする場合があるため、掲載前に内容をしっかりと確認することをおすすめします。

掲載ガイドラインの詳細はこの後の章で解説します。

STEP4.応募がきたら連絡を行う

求人が公開され応募があった場合、Airワークの応募者管理機能を活用して迅速かつ効率的にコミュニケーションを行うことが重要です。

ダッシュボードから応募者一覧にアクセスすると、応募日時や氏名などの情報が表示されます。応募者の氏名または行をクリックすると、履歴書が提出されていればそのデータを含む詳細情報を閲覧したり、ステータスやメモを編集したりできるため、必要に応じて活用しましょう。

また、Airワークの応募者管理には「お知らせマーク」が表示されます。新着応募やアプローチ済み、新着メールなどのマークが表示されるため、視覚的にわかりやすくスピーディーに対応できます。

応募者へのコミュニケーションは、企業イメージに直結する重要な要素です。応募があった際には、できるだけ早く「未対応」から適切なステータスに更新し、丁寧でわかりやすいメッセージを送りましょう。

Airワークで採用効果を上げるための注意点

Airワークを活用して採用効果を最大化するためには、以下の注意点を押さえましょう。

  • 具体的でわかりやすい求人原稿の作成
  • 掲載ガイドラインの理解と遵守
  • 効果に応じた有料オプションの検討

具体的でわかりやすい求人原稿を作成する

Airワークで採用効果を上げるためには、求職者の目を引き、関心を高める具体的でわかりやすい求人原稿を作成することが不可欠です。質の高い求人原稿は、適切な人材からの応募を増やし、ミスマッチによる辞退や早期離職を減らすことができるでしょう。求職者は限られた情報から就職先を選ぶため、詳細かつ明確な情報提供が応募の意思決定を後押しします。

また、Indeedのアルゴリズム(求人の表示順位を決定する仕組み)は求人内容の質も評価するため、充実した情報は検索結果での表示順位向上にも寄与します。効果的な求人原稿を作成するコツとして、以下のポイントを押さえましょう。

  • 職種名:職種以外のキーワードを含めず、シンプルで明確な表現にする
  • 仕事内容:5W1Hをもとに具体的に表現する
  • 給与:上限と下限それぞれ明記し、範囲を伝える

また、「社員インタビュー」などのコンテンツを追加することで、社内の雰囲気を伝えられます。求人のキーワード設定も重要で、「在宅勤務」「週休2日制」「未経験歓迎」など、求職者が実際に検索で使用する言葉を適切に含めると、検索ヒット率が向上します。

掲載ガイドラインを遵守する

Airワークで求人情報を効果的に掲載し続けるためには、掲載ガイドラインを理解し厳格に遵守することが重要です。ガイドラインに準拠していない求人は、審査で拒否されたり、掲載後に削除されたりする可能性があります。採用計画の遅延やブランドイメージの低下につながりかねないため、しっかりと確認しましょう。

Airワークの掲載ガイドラインは、プラットフォームの信頼性維持とユーザー保護のために設けられており、これを守ることは結果的に質の高い応募者の獲得にもつながります。Airワークの主な掲載ガイドラインには、以下のような内容があります。

  • 事実に基づいた最新の情報が提供されているか
  • 労働条件が明確に記載されているか
  • 差別的な表現(年齢、性別、国籍など)がないか
  • 労働基準法や最低賃金法を遵守しているか
  • 掲載が禁止されている職種でないか

たとえば、年齢制限は原則禁止ですが、長期勤続によるキャリア形成を図る目的(例:35歳未満)や高齢者の雇用促進(例:60歳以上)といった法的に認められた例外事由に該当する場合は、その理由を明記することで設定可能です。

効果に応じて有料オプションを検討する

Airワークの無料プランだけでは十分な応募が集まらない場合、状況に応じた有料オプションの活用を検討することで、採用効果を向上させる効果が期待できます。無料プランの求人は、Indeedなどの検索結果で下位に表示されがちで、多くの求人に埋もれてしまうおそれがあります。特に競争の激しい職種や地域、急募案件の場合、有料オプションを活用することで露出度を高め、より多くの適切な応募を獲得できるでしょう。

有料オプションは、単なるコストではなく、採用期間の短縮や質の高い候補者獲得につながる投資と捉えるべきです。クリック課金型のモデルは、実際のエンゲージメントにもとづいてコストが発生するため、費用対効果の測定も容易です。有料オプションを有効的に活用したい場合、まず現状の採用活動における課題を明確にすると同時に、利用者にとってわかりやすい求人原稿の改善が必須となります。

Airワークと主要採用ツールの比較

2025年6月時点における、Airワーク(エアワーク)と以下のような他の採用管理システムとの比較について紹介します。 

  • engage(エンゲージ)
  • 採用係長
  • ジョブカン採用管理
  • Indeed直接投稿との使い分け

どのツールが自社の採用課題に最適か判断するためにも、それぞれの特徴を理解しましょう。

engage(エンゲージ)との違い

engage

「engage」は、Airワークと同様に求人を無料で掲載できる採用支援ツールです。

名称engage
運営会社エン・ジャパン株式会社
利用料金無料
機能求人掲載
自社採用ページ作成
応募者管理
連携できる求人サイトIndeed
Googleしごと検索
求人ボックス
スタンバイ
特徴オンライン適性テストの提供
ビデオインタビュー

求人作成や掲載、自社の採用ホームページの作成といった無料で使える機能はAirワークと共通しますが、大きく異なるのは連携できるサイトの種類と有料機能の内容です。求人が自動で掲載される他サイトは、Indeedを除くとそれぞれ母体となる運営会社に関連するサイトが主になります。

それぞれ公式サイトで発表されている情報によると、リーチできる求職者数や利用者層にもやや違いがあります。Airワークでは「国内主要求人サイト利用者の最大約7割」に求人を届けられるとする一方で、engageでは登録会員数約400万人(2024年7月時点)にリーチが可能です。とくに、35歳以下の若年層にリーチできるのが強みとされています。

また、engageでは面接や書類選考だけでは見抜きづらいスキルや価値観を把握できる「オンライン適性検査」を提供しています。運営会社であるエン・ジャパンが蓄積してきたデータをもとに作られたサービスで、よりマッチングする求職者を採用するために、人材タイプを8つに分類して診断できるのが特徴です。

採用係長との違い

採用係長

採用係長はAirワークと異なり、有料で採用に関するさまざまな機能を利用できるツールです。

運営会社株式会社ネットオン
利用料金有料(以下、月額料金)
スモール:9,800円
ライト:19,800円
ベーシック:25,800円
プロ:39,800円
エンタープライズ:59,800円
機能求人掲載
自社採用ページ作成
応募者管理
面接支援
評価記録
連携できる求人サイト求人ボックス
Googleしごと検索
careerjet
キュウサク
スタンバイ
特徴SNS連携
最低賃金チェック機能
給与相場の調査機能 など

Airワークとの大きな違いは料金体系です。採用係長は無料トライアル後、公開求人数や機能に応じた複数の有料プラン(月額制)が用意されています。

  • スモール:月9,800円で求人公開数は3件まで
  • ライト:月19,800円で求人公開数は10件まで
  • ベーシック:月25,800円で求人公開数は50件まで
  • プロ:月39,800円で求人公開数は100件まで
  • エンタープライズ:月59,800円で求人公開数は500件まで

たとえば、より多くの職種や地域で人材を募集するために、たくさんの求人を公開したい場合は「プロプラン」や「エンタープライズ」といったプランが適している可能性があります。採用支援や面接サポートといった機能は「ベーシックプラン」以上にのみ付与されているため、専門知識を持ったプロのサポートを受けたい企業はベーシックプラン以上を検討するとよいでしょう。使える機能も増えますが、月額費用も高くなるため、自社の採用課題に必要な機能がなにかを見極めることが大切です。

ジョブカン採用管理との違い

ジョブカン

ジョブカン採用管理は、無料プランと有料プランから選べる採用支援ツールです。

名称ジョブカン採用管理
運営会社株式会社DONUTS
利用料金無料プラン
以下、有料プラン(月額料金)
LITEプラン:8,500円~STANDARDプラン:30,000円~
機能求人掲載
自社採用ページ作成
応募者管理
選考の評価項目設定
エージェント管理
連携できる求人サイトIndeed
Googleしごと検索
特徴エージェントとの連携もできる
応募者の選考分析ができる など

Airワークがすべての基本機能を無料で提供するのに対し、ジョブカン採用管理は無料プランと、より包括的な有料プランを提供しています。無料プランは、新規候補者登録月30名までという人数制限や、求人媒体の自動連携機能がないなど、一定の条件があるため注意が必要です。

ジョブカン採用管理はカレンダー連携(Google、Microsoft 365、サイボウズ)やLINE連携、リファラル採用支援などの高度な機能も備えています。メールテンプレート、ステータス変更時の自動メール送信、LINE連携機能、リファラル採用支援機能など、より高度なコミュニケーション・管理機能を提供しています。

Indeed直接投稿とAirワークの使い分け方とは?

IndeedとAirワークは、どちらも求人掲載に活用できるサービスですが、目的や活用方法に違いがあり、採用戦略に応じた使い分けが求められます。

Indeed直接投稿は、求人情報をIndeed内にダイレクトに掲載する形式で、すでに自社の採用ページやATS(採用管理システム)を運用している企業にとってはシンプルかつスピーディに活用できる点が特長です。短期間での募集や、職種・勤務地が明確なスポット採用にも適しています。

一方のAirワークは、自社の採用ホームページを無料で作成できるツールで、Indeedと自動連携されています。企業の文化や働き方の魅力をビジュアルとテキストで訴求でき、SNSやオウンドメディアからの導線としても機能します。また、応募管理機能を標準搭載しており、採用業務全体の一元化も可能です。

新たに採用を始めたい中小企業や、採用サイトを持たない企業にはAirワークの導入が効果的です。一方、短期的な募集や既存システムとの併用を前提とする企業にはIndeed直接投稿が適しています。両者の特性を理解し、目的に応じて選択することが成功の鍵です。

まとめ

Airワークは、採用コストや手間にお悩みの企業にとって有効な採用支援ツールです。基本機能は無料で利用でき、求人作成から応募者管理まで一元的に行えます。

Indeedとの自動連携も魅力的な無料機能のひとつです。採用効果をより高めたい場合は、有料オプションの「Indeed PLUS」を検討しましょう。これにより、多くの求職者へアプローチできます。有料オプションを利用する場合も、具体的で魅力的な求人原稿を作成し、ガイドラインを遵守することも効果を上げるポイントです。

採用活動にIndeedを利用しつつも「応募がなかなか集まらない」「採用コストばかり膨らんでしまう」などのお悩みの際は、外部の運用代行会社に依頼するのもひとつの手です。

もし採用でお困りの方は、ぜひLANYにお問い合わせください。

LANYのサービスに関するお問い合わせはこちら>>

※本記事の制作には生成AIを活用していますが、編集者によってファクトチェックや編集をしています。また、掲載している画像はすべてデザイナーが制作したものです。

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