サービス
「読者・社員の双方にとって有益な情報を発信できた」一次情報にこだわった記事作成でメディアの認知度向上を支援
森永乳業株式会社
森永乳業株式会社様はおもに乳製品やその他飲料などの製造・販売を手がけている企業です。
ビフィズス菌や乳酸菌、ラクトフェリンなどの研究にも力を入れており、通販事業ではその研究開発力を生かしたサプリメントが売れ筋商品となっています。
今回は森永乳業様の通販事業が課題として挙げていたSEOの強化を推進するため、LANYでSEOコンサルティングや記事作成代行、キーワード戦略設計などをご支援しました。
森永乳業様の通販事業でSEOを担当する平山さん・田辺さんにお話を伺い、弊社にご依頼いただいた理由やLANYとの取り組みの成果などをお聞きしました。
課題 | ・以前に別のSEO会社にSEOの全体支援を依頼したが、結局対策がどのような成果につながったかわからなかった ・社内に情報が散らばっていたため、記事の正確性を担保するのが難しかった |
提供プラン | ・記事作成代行 ・キーワード戦略設計 |
成果 | ・公開されたコラムの表示回数や検索順位が順調に伸びている ・今まで手が回っていなかった部分をカバーできた ・記事作成の工程を経て森永乳業が蓄積してきたノウハウをまとめられた |
導入の決め手は「自分たちのやりたいことを実現できると思った」から
貴社がSEOに力を入れようと考えたきっかけを教えてください
平山さん:広告以外でいい集客方法はないかと考えた結果、SEOに行き着きました。
通販事業にとって広告は商品の販促に欠かせない活動です。ただ、広告投資を止めると新規のユーザー獲得ができない、という状況から抜け出したいとも思っていました。
そこでSEOに注力して良質なコンテンツを作成し、中長期の視点で自然検索からのユーザー獲得を目指そうと決断した次第です。
弊社の強みは、ビフィズス菌やラクトフェリンなどの機能性素材を自社で研究、製造、販売している点にあります。研究・開発で得た知見を原石とし、それを磨き上げることでコンテンツに転用する価値があると感じました。
また競合他社も集客手段としてSEOコンテンツを取り入れており、一刻も早く手を打つべきだと判断しました。
なぜLANYにご依頼いただいたのでしょうか?
田辺さん:LANYさんに依頼すれば、自分達のやりたいことを実現できると思ったからです。
以前に別の企業にSEOの全体支援を依頼したのですが、そのときは期待通りの成果を得られませんでした。SEOの施策自体は実施してもらったものの、思うような結果にはならず、さらなる改善が必要な状態でしたね。
前回の反省を踏まえ、今度は弊社の状況を把握したうえで必要な施策を提案してくれる会社に依頼するつもりでした。LANYさんであれば、我々のテーマやペースに合わせてやりたいことをサポートしていただけると感じたのが依頼の決め手でしたね。
―どのような経緯で弊社が候補に上がったのでしょうか?
平山さん:SEOおたくのYouTube動画やX(旧Twitter)での投稿を拝見していたので、LANYさんの評判は存じ上げていました。そこで田辺に「LANYさんはおもしろそうな会社だよ」と紹介し、最終的には田辺がLANYさんに依頼しようと決めました。
田辺さん:LANYさんと打ち合わせをした際に「この会社なら安心してSEOコンサルティングや記事作成を任せられそうだな」と思いまして。ビジネスパートナーとして寄り添ってくれそうな空気が伝わってきました。
記事作成の工程で森永乳業のナレッジを可視化できた
弊社に記事作成を依頼してどのような成果がありましたか?
田辺さん:公開したコラムの分析結果を見ると、Google検索からの流入数が確実に伸びていて順位もついています。たとえば「腸活 コンビニ」というキーワードで調べたところ、検索順位が1位でした(2023年11月22日時点)。
記事作成の工程で時間がかかってしまうという課題はあった反面、目に見える結果が出てうれしいです。
―貴社の場合は社内の意思決定に時間がかかるので、スピーディーな記事作成は難しいかもしれません。サイトのリニューアルも流入数増加につながっていると思われますが、その辺りはどうですか?
田辺さん:今回LANYさんにはコラムだけでなく、SEOコンサルティングもお願いしました。商品ページを改善してCVR(顧客が商品を購入した割合)を向上させたり、記事にディスクリプションを追加したりしたことが成果に結びついたと分析しています。
弊社内では、優先順位が低く対策できていなかった部分に切り込んでいただいたと思っています。
―先ほど「記事作成の工程で時間がかかってしまう」とおっしゃっていましたが、その他に難しかった部分はありますか?
田辺さん:社内に情報が散らばっていたため、記事の内容を統一見解としてまとめるのが難しかったです。たとえば「腸活」に関する情報では、部署によって見解が異なる場合もありました。
記事の確認のフローは私が記事をチェックして、研究開発部門などの専門部署に最終確認してもらうという流れになっていて、その最終段階で修正箇所が見つかることもしばしばありました。もちろんファクトチェックは入念にしているとはいえ、専門部署しか知らない情報も存在します。
大変でしたが、今回の記事作成を通じて社内に蓄積されたナレッジをまとめられたのは、副次的な成果だったと感じています。
―我々も記事作成の過程で一次情報を意識していますが、研究開発部門などにある情報にはアクセスできないですね。それを補足していただけると記事の質が格段に向上しそうですよね。
平山さん:確かにその通りだと思います。
記事のテーマによっては専門部署の見解が必ずしも一致しているとは限らないので、田辺が他部署や研究所などとやり取りして情報をまとめていました。時間はかかりましたが、「森永乳業の見解」という形で記事を公表できたと考えています。
弊社は人々の健康に関わる事業に携わっているため、コンテンツに不正確な情報を載せるわけにはいきません。だからこそ記事の信頼性を追求する必要があります。
簡単に実現できることではないものの、それさえクリアできれば社内教育にも役立つコンテンツになると思っています。今回作成した記事も私のグループのメンバーに「勉強になるから記事を絶対に読んで!」と伝えていますよ。
臨機応変で小回りの利く対応を求める会社におすすめ
どのような会社にLANYのサービスをおすすめしたいですか?
田辺さん:記事作成の大まかな流れを構築して、細かい部分はプロにお任せしたい会社におすすめです。逆にすべての工程に関わりたい会社は、大手のコンテンツ制作会社に依頼するのがベターかもしれません。
もちろん依頼する企業側が全体の工程を組む必要はありますが、逐一チェックするとなると手間がかかります。弊社の場合は、我々が確認すべきところは確認して、LANYさんの判断で動ける部分があればそちらで記事作成を進めてもらうのが理想ですね。
決められたプロセス通りにプロジェクトが進行する保証はなく、突発的なトラブルが発生する場合も想定されます。LANYさんなら臨機応変かつ小回りの利く対応をしていただけるので、仕事を進めやすいかと。
今後LANYのサービスを使ってやっていきたいことはありますか?
田辺さん:ユーザー獲得の導線を確保するためにコラムの本数を増やしたいですね。実際に公開したコラムで検索順位がついていますし、この流れを維持できれば文句なしです。
具体的には大きなキーワードから細かいキーワードへ絞りこみたいと考えています。読者に正しい情報を提供しつつ、SEOコンテンツからの検索流入数の増加も狙っています。
今後は「記憶対策サプリ」「トリプルサプリ」など他の商品に関するキーワードを追加したいなと構想を練っているところです。最新の情報を織り込んだSEOコンテンツを作りたいので、今後もご協力をお願いします!
―ありがとうございます。平山さんはいかがですか?
平山さん:そうですね、私がやりたいと思っていることは3つあります。
第一に、広告嫌いな消費者が自然とホームページにアクセスしてくれる接点を作ること。そのためにコンテンツを増強して、オーガニック検索の順位を上げることを目標にしています。
第二に、新規と既存の両方のお客様に向けて正しい情報を発信していくこと。購入回数が少ないお客様は商品知識が浅く、弊社のことも深く知らない状態にあります。購入歴が長いお客様でも詳しくない方もいらっしゃるので、コンテンツを起点にして顧客ロイヤリティも高めていきたいですね。
第三に、自社コンテンツを二次利用してブランディングを推進すること。たとえば弊社のメルマガは今のところセールス情報が多く、ブランディングにはまだまだ結びついていません。今後はコラムの内容をメルマガに反映させ、ビフィズス菌や商品に関する知識をお客様に知ってもらえる仕組み作りを模索しています。
まとめ
今回のプロジェクトでは、森永乳業様のキーワード戦略設計・SEO記事作成をサポートしました。
最近のSEOの傾向として、E-E-A-T(※)の重要性が強調されるようになりました。Googleで上位表示される記事を作成するにはオリジナリティが求められるため、森永乳業様のように社内に独自の情報があるのは大きな強みといえるでしょう。
※「Experience(経験)」「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trustworthiness(信頼性)」の頭文字を取った略語
今後もSEOとして評価される記事を作成するだけではなく、日々のコミュニケーションやSEOの全体に関するご質問への回答など、幅広く柔軟な対応を心がけていきます。