テクニカル施策によるSEO改善でトラフィックを大きく増加させた事例

2023 3/14

株式会社ONWA

SEOコンサルティング 2023.03.14

今回のコンサルティングの概要は下記の通りです。

サイト：おみや
期間：2021年6月〜2021年9月
内容：SEOコンサルティング

コンサルティングの結果

Ahrefsベースでセッション数が300%改善（2021年6月 vs 2022年5月現在）
自社商品開発をご提案内容に入れ、オリジナル商品のリリース完了

1. 優先してクロールさせたいコンテンツへのクロール差配

サポート開始時には、サイトのインデックス数に対してクロール数が圧倒的に足りていない状況でした。

その結果、主要ページのクロール頻度が下がり、キャッシュの更新頻度が悪くなっていたり、末端の詳細ページのクロール・インデックスがうまくいっておらず上階層の一覧ページに評価が返せていないと仮説を置きました。

そこで短期的には、下記の3点を実施。

低品質コンテンツのクロール制御
sitemap.xmlの最適化
内部リンク導線の改善

また中長期的にクロールディマンドを増やすためにも、主要コンテンツの品質改善もご提案させていただきました。

その結果、不要ページへのクロールが主要コンテンツに回っていくようになりサイト全体のコンディションを押し上げたように思います。

2. SEOを結果として捉え、本質的な「自社商品開発」のご提案

おみやの課題として、以下の2点を初期分析後に感じました。

収益性が低い（PV単価の低さ）
指名検索やサイテーションが他競合に比べて弱い

おみやのコンセプトやサイトを見させていただくと、実際に松本さん含めスタッフの方々が47都道府県のお土産やさんまで足を運び、一つ一つ非常に丁寧なレビューをしてコンテンツ制作をしており、率直に素敵すぎるサイトだと思いました（参考：おみやについて）

読者のためにコンテンツ制作に莫大なコストをかけているにもかかわらず、収益をそこまで追い求めすぎない松本さんの人間性が全面に出たサイトなので、この良さを残しつつも持続可能なサイト運営にするためには中長期的な収益性の向上が必要でした。

収益を増やすためには、①SEOトラフィックを増やす、②PV単価を上げるの2点が必要だと考え、その両方の変数に寄与すると考えた「オリジナルの自社商品開発」を僭越ながらご提案させていただきました。

自社商品開発をすることで、その商品が売れていけばもちろん収益性は上がりますし、人気が出ていけば指名検索やサイテーションにつながっていきます。

リリースはコンサルティングサポート終了後にはなりましたが、松本さんの方で下記のようなオリジナル商品（マドレーヌ）の販売をスタートさせていただくことができました。

おみや

ページが見つかりません。 - おみや

今後、より収益が上がっていき、日本一読者のためになるお土産サイトを作り続けて行っていただけることを一人のおみやのファンとして陰ながら応援しています。

担当者のコメント

SEOコンサルティングのご相談をいただきサイトをはじめて拝見させていただいた際に、シンプルに「非常に素敵なサイト」だと感じました。

すべての商品を実際に松本さん含む編集スタッフがレビューをし、コツコツとコンテンツを貯めているため、一つ一つの情報濃度が濃く、これこそ読者に必要な情報サイトだと考え、一人の読者としてもとても好きなサイトになりました。

だからこそ、SEOという裏側の部分をより強化してあげることで「素敵なサイトを持続可能な状態にすること」「より多くの方にこのサイトが届くこと」が達成できると考え、できる限りの改善案のご提案をさせていただきました。

SEOという正解のない領域の中でLANYを信じ、ご提案施策もほぼすべて実行してくださったり、実現可能性が低かった自社商品開発についても松本さんの人望もあり周囲のエキスパートを巻き込みながらリリースまで持っていっていただき、一担当者兼サイトのファンとしてほんの少しはおみやの改善に貢献ができたのではないかと思い非常に嬉しく思っております。