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【2024年最新】Instagram広告の画像サイズを解説。成果が出る画像・動画は推奨サイズの把握から!
Instagramは国内だけで月間3,300万人以上のユーザーが利用しているSNSです。 広告を出稿することで、認知度の向上や売上拡大が期待できます。
Instagram広告は掲載時に自動で切り抜きや画質劣化の処理が加わります。画像サイズ規定に従っていない場合、審査での否認や意図しない広告表示につながるリスクがあるため、必ず把握しておきましょう。
この記事では、Instagram広告の種類ごとの最適な画像サイズや、入稿時の注意点、広告デザインのポイントを解説します。
Instagram広告とは?
Instagram広告は、InstagramやFacebookの運営会社であるMeta社が提供している広告サービスです。
Instagram内に画像や動画形式の広告を配信できます。
現在、Instagramは国内で多くの人が利用しています。
総務省が公表している「令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によると、56.1%の人がInstagramを利用していることがわかりました。特に、10代~30代の利用率が60%を超えており、若い世代に人気です。
Instagram広告は投稿フィードとストーリーズ、発見タブ、リール、ショップの5つの場所に広告を配信することができます。
投稿フィード:ユーザーがフォローしている人たちの投稿を一覧で見ることができるページです。
ストーリーズ:フルスクリーンで画像や動画を投稿できる場所で、スライドショーのように掲載されます。
発見タブ:ユーザーが関心のありそうな投稿が表示されるページのことです。
リール:最大90秒の縦動画の投稿・視聴ができるページです。スマートフォンの画面いっぱいに動画が表示され、スクロールすると次の動画が再生されます。
ショップ:ユーザーごとにカスタマイズされた商品や投稿が並び、購入も可能なオンラインショッピングが楽しめるページです。
Instagram広告はFacebook広告と同様にターゲティング精度が優れており、商品やサービスに関心を持つ見込みが高いユーザーに広告を表示することができます。
認知度の向上はもちろんのこと、ランディングページへのアクセス数や売上の増加に有効です。
Instagram広告でまず作成すべき画像サイズ
Instagram広告でよく用いられる画像サイズを以下の表に記載します。
画像の形状とアスペクト比(横×縦) | 最小解像度(単位:px) | 最大解像度(単位:px) |
---|---|---|
正方形(1:1) | 600 x 500 | 1,936 x 1,936 |
横型(1.91:1) | 600 x 315 | 1,936 x 1,936 |
縦型(4:5) | 600 x 750 | 1,936 x 1,936 |
縦型(9:16) | 600 x 1,067 | 1,936 x 1,936 |
参考:Instagramフィード広告のデザイン要件|Metaビジネスヘルプセンター
それぞれの画像サイズの特徴について解説します。
正方形(1:1)
1:1の画像サイズは、Instagram広告やFacebook広告でよく使用されている画像サイズです。
Instagram広告では、投稿フィードや発見タブで推奨されています。ストーリーズでも掲載可能ですが、推奨サイズではありません。
Instagram広告以外では、以下の広告配信場所などで推奨サイズとなっています。
- Facebook:ニュースフィード、検索結果、マーケットプレイス
- Messenger:メッセージ受信箱(チャット一覧)
参考:広告マネージャの各配置でサポートされるアスペクト比|Metaビジネスヘルプセンター
横長(1.91:1)
1.91:1の横長サイズは、Instagram内では投稿フィード、ストーリーズ、発見タブにすべてに対応しています。
Instagram広告以外では、以下の広告配信場所で推奨されています。
- Facebook:右側広告枠、検索結果、インスタント記事
- Messenger:広告メッセージ
参考:広告マネージャの各配置でサポートされるアスペクト比|Metaビジネスヘルプセンター
1.91:1のアスペクト比は、Google 広告やYahoo!ディスプレイ広告のレスポンシブ広告にも利用できます。Yahoo!の規定サイズである1,200px × 628pxに合わせることで、Google 広告、Facebook広告の規定サイズもクリアできます。
Instagram広告に限らず多くの媒体で広告を掲載したい場合は、解像度が1,200px × 628pxの画像を用意すると作成負担が少なく広告掲載を始めることができるのでおすすめです。
縦長(4:5)
4:5の縦長サイズは、動画広告に適しています。
Instagram広告では、投稿フィードや発見タブで推奨されています。ストーリーズでも掲載可能ですが、推奨サイズではありません。
Instagram広告以外では、Facebookのニュースフィードやマーケットプレイスが配信場所の動画広告の推奨サイズです。
4:5の広告は、1:1の正方形よりもスマホの画面占有率が高く、CTRが高くなりやすい傾向があるため、可能であれば是非導入したい画像サイズになります。
縦長(9:16)
9:16の縦長サイズは、ストーリーズやリールでの配信で推奨されているサイズです。
スマートフォンでフルスクリーンの縦型フォーマットの広告配信が可能なため、他の画像サイズに比べてユーザーの目を引きやすく、非常に訴求力の高いクリエイティブによる広告配信が可能です。
Instagram広告以外でも、Facebookのストーリーズ、リールでも推奨されているサイズです。
ストーリーズやリール面で広告を配信する際には是非このサイズで画像や動画を作成しましょう。
Instagram広告のフォーマット別画像サイズと入稿規定
Instagram広告は主に4種類あります。
- 画像広告
- カルーセル広告
- コレクション広告
- 動画広告
それぞれの画像サイズと入稿規定について紹介します。
画像広告の画像サイズと入稿規定
フィード | ストーリーズ | 発見タブ | |
---|---|---|---|
アスペクト比 | ・1.91:1 ・16:9 ・1:1(推奨) ・9:16 ・2:3 ・4:5 | ・1.91:1 ・16:9 ・1:1 ・9:16(推奨) ・4:5 | ・1.91:1 ・16:9 ・1:1(推奨) ・9:16 ・2:3 ・4:5 |
推奨解像度(単位:px) | 1,080 x 1,080以上 | 1,080 x 1,080以上 1,080 x 1,920(9:16) | 1,080 x 1,080 |
最小解像度(単位:px) | ・600 x 500(1:1) ・600 x 315(1.91:1) ・600 x 1,067(9:16) ・600 x 750(4:5) | ・600 x 500(1:1) ・600 x 315(1.91:1) ・600 x 1,067(9:16) ・600 x 750(4:5) | ・600 x 500(1:1) ・600 x 315(1.91:1) ・600 x 1,067(9:16) ・600 x 750(4:5) |
最大解像度(単位:px) | 1,936 x 1,936 | 1,936 x 1,936 | 1,936 x 1,936 |
推奨ファイルタイプ | JPGまたはPNG | JPGまたはPNG | JPGまたはPNG |
最大ファイルサイズ | 30MB | 30MB | 30MB |
メインテキストの文字数 | 125文字以内 | 125文字以内 | 125文字以内 |
見出し文字数 | 40文字以内 | ー | ー |
画像広告は静止画を用いたシンプルな広告です。フィードや発見タブ、ストーリーズなどInstagram内の広告枠すべてで掲載ができる広告フォーマットです。
ストーリーズの場合、9:16が推奨のアスペクト比です。
スマホであればフルスクリーンで広告を配信でき、1:1の広告よりも没入感のある画像を演出できます。
また、画像広告はInstagramリールやショップタブ内でも配信可能です。
Instagramリールで配信される場合は、画像広告を自動的に動画のような広告に変換して配信されます。9:16と9:16以外の両方の画像が対象となります。
参考:Instagramリール向けのシングル画像の変換について|Metaビジネスヘルプセンター
カルーセル広告の画像・動画サイズと入稿規定
フィード | ストーリーズ | |
---|---|---|
アスペクト比 | ・1.91:1 ・16:9 ・1:1(推奨) ・9:16 ・2:3 ・4:5 | ・1.91:1 ・16:9 ・1:1(推奨) ・9:16 ・4:5 |
推奨解像度(単位:px) | 1,080 x 1,080以上 | 1,080 x 1,920以上 |
最小解像度(単位:px) | ・600 x 500(1:1) ・600 x 315(1.91:1) ・600 x 1,067(9:16) ・600 x 750(4:5) | ・600 x 500(1:1) ・600 x 315(1.91:1) ・600 x 1,067(9:16) ・600 x 750(4:5) |
最大解像度(単位:px) | 1,936 x 1,936 | 1,936 x 1,936 |
推奨ファイルタイプ(画像) | JPGまたはPNG | JPGまたはPNG |
最大ファイルサイズ(画像) | 30MB | 30MB |
推奨ファイルタイプ(動画) | MP4、MOVまたはGIF | MP4、MOVまたはGIF |
最大ファイルサイズ(動画) | 4GB | 4GB |
動画の長さ(秒) | 60秒以内 | 15秒以内 |
メインテキストの文字数 | 125文字以内 | 125文字以内 |
見出し文字数 | ー | 40文字以内 |
カルーセルカード数(最小) | 2枚 | 2枚 |
カルーセルカード数(最大) | 10枚 | 3枚 |
参考:カルーセル|Facebook広告ガイド
参考:カルーセルの広告デザイン仕様|Facebook広告ガイド
カルーセル広告は1つの広告につき、2~10点の静止画や動画を用いて配信できる広告フォーマットです。
それぞれの画像や動画に個別リンクを設定できるため、複数の商品を紹介するのに向いています。
1つの商品について、複数の画像や動画で紹介することも可能です。
画像や動画をスワイプさせるごとにストーリーが展開する演出をし、ユーザーを魅了させる広告も作成できます。
また、カルーセル広告はInstagramリールの配置でも配信可能です。
Instagramリールで配信される場合は、カルーセル画像広告を動画のような広告に変換(フルスクリーン9×16、スキップ可能)して配信されます。9×16の広告と9×16以外の広告のどちらも動画のような広告に変換されます。
参考:Instagramリールでのカルーセル広告について|Facebook広告ガイド
コレクション広告の画像・動画サイズと入稿規定
フィード | ストーリーズ | |
---|---|---|
アスペクト比 | ・1.91:1 ・16:9 ・1:1(推奨) | ・1.91:1 ・16:9 ・1:1(推奨) |
推奨解像度(単位:px) | 1,080 x 1,080以上 | 1,080 x 1,080以上 |
最小解像度(単位:px) | 500 x 500 | 500 x 500 |
最大解像度(単位:px) | 1,936 x 1,936 | 1,936 x 1,936 |
最大サイズ(画像) | 30MB | 30MB |
推奨ファイルタイプ(画像) | JPGまたはPNG | JPGまたはPNG |
最大サイズ(動画) | 4GB | 4GB |
推奨ファイルタイプ(動画) | MP4、MOVまたはGIF | MP4、MOVまたはGIF |
動画の長さ(秒) | 15秒以内 | 15秒以内 |
メインテキストの文字数 | 125文字以内 | 125文字以内(表示されないことが多い) |
見出し文字数 | 40文字以内(表示されないことが多い) | 40文字以内 |
インスタントエクスペリエンスの設定 | 必須 | 必須 |
参考:コレクション|Facebook広告ガイド
参考:コレクション広告のデザイン仕様|Facebook広告ガイド
コレクション広告は、メインとなる画像や動画と複数の商品画像で構成されている広告フォーマットです。
広告をクリックするとランディングページのような画面(インスタントエクスペリエンス)が表示されます。
インスタントエクスペリエンスは、フルスクリーンで表示されるランディングページのようなもので、エンゲージメントを促し、興味や購入意向を高めることが期待できます。
参考:インスタントエクスペリエンスについて|Facebook広告ガイド
ECで複数商品を扱っている場合は、是非実施したい広告フォーマットです。
動画広告のサイズと入稿規定
フィード | ストーリーズ | 発見タブ | リール | |
---|---|---|---|---|
アスペクト比 | ・1.91:1 ・16:9 ・1:1 ・9:16 ・2:3 ・4:5(推奨) | ・1.91:1 ・16:9 ・1:1 ・9:16(推奨) ・2:3 ・4:5 | ・1.91:1 ・16:9 ・1:1 ・9:16 ・2:3 ・4:5(推奨) | ・1.91:1 ・16:9 ・1:1 ・9:16(推奨) ・2:3 ・4:5 |
推奨解像度(単位:px) | 1,080 ×1,080以上 | 1,080 x 1,920 | 1,080 ×1,080以上 | 500 x 888以上 |
最大解像度(単位:px) | 1,936 x 1,936 | 1,936 x 1,936 | 1,936 x 1,936 | 1,936 x 1,936 |
最小解像度(単位:px) | ・600 x 500(1:1) ・600 x 315(1.91:1) ・600 x 750(4:5) | ・600 x 500(1:1) ・600 x 315(1.91:1) ・600 x 750(4:5) ・600 x 1,067(9:16) | ・600 x 500(1:1) ・600 x 315(1.91:1) ・600 x 750(4:5) | ・600 x 500(1:1) ・600 x 315(1.91:1) ・600 x 750(4:5) ・500 x 888(9:16) |
動画のキャプション | 任意 | 任意 | 任意 | 任意 |
動画の長さ(最長) | 60分 | 60分 | 60分 | 60秒 |
最大ファイルサイズ | 250MB | 250MB | 250MB | 4GB |
推奨ファイルタイプ | MP4、MOVまたはGIF | MP4、MOVまたはGIF | MP4、MOVまたはGIF | MP4、MOV |
メインテキスト文字数 | 125文字以内 | 125文字以内 | 125文字以内 | 72文字以内 |
動画広告では、Instagramフィードやストーリーズ、発見タブ、リールなど多くの広告配置で音声や動きのある映像を広告として配信できます。
画像広告よりもユーザーの目に留まりやすく、エンゲージメントの向上に有効です。
動画は60分(リールは60秒)まで出稿できますが、SNSでは15秒以内の短い動画が好まれ、特に最初の5秒が重要と言われており、最初の5秒にメッセージ性のある動画を作ることが成果が出る動画作成のコツです。
Instagram広告を魅力的な広告デザインにする3つのコツ
Instagram広告でユーザーがアクションを起こしたくなるような広告を作るコツとして、以下の3つがあります。
- ブランドやオファーのコンセプトに沿った画像や動画を使う
- 画像を工夫する
- 「広告らしさ」が少ないバナーにする
それぞれ詳しく見てみましょう。
ブランドやオファーのコンセプトに沿った画像を使う
Instagram広告に使う画像や動画はブランドのコンセプトに沿ったものを作成しましょう。
一貫性を持たせることで、ユーザーが認知しやすくなるためです。
事前にユーザーに「どのようなイメージを持たせたいか」、「どのような行動をしてもらいたいか」を考えて、ブランドロゴやデザインなどを決めましょう。
また、Instagramを用いた集客は、広告だけでなく通常の投稿も行う場合が多いです。
広告と通常投稿の画像が一貫していないとユーザーが認識しにくくなります。
広告の効果を最大限に発揮できるよう、Instagramのアカウント運用も注意して行いましょう。
画像を工夫する
Instagram広告では、さまざまな投稿の中に広告が掲載されるため、ユーザーに見てもらうための工夫が必要です。
Instagram画像広告のベストプラクティスでは、ユーザーが一目で認識できるブランドロゴを作成することや、言葉や表現方法に注意することをおすすめしています。
ユーザーの関心を引くために、商品の魅力が伝わる画像を試行錯誤して作成しましょう。
「広告らしさ」が少ないバナーにする
広告らしさが少ない画像を作りましょう。
Instagramは不特定多数のユーザーが投稿した画像や動画を共有する場です。
ユーザーは興味のあるコンテンツにのみ閲覧、反応する傾向があります。
もし広告だと明確にわかるようなデザインで掲載された場合、ユーザーは広告を無視して狙った反応を獲得することは難しいでしょう。
Instagramで広告を見てもらうには、ユーザーが投稿したような画像などInstagramのオーガニック投稿に馴染むように作ることがポイントです。
画像内にテキストを入れすぎず、シンプルなメッセージだけなど工夫した広告を出稿しましょう。
Instagram広告を利用する際の注意点
Instagramの広告を利用する際の注意点は以下の2つがあります。
- 解像度おける注意点
- 複数投稿する際の注意点
それぞれ詳しく解説します。
解像度(画像・動画サイズ)おける注意点
必ず規定の解像度を意識して広告を作成しましょう。
推奨サイズや規定では無いサイズで出稿すると、自動的に規定サイズに圧縮され画質が粗くなる可能性があります。
広告の品質が劣化すると「伝えたいメッセージが伝わらない」、「商品やサービス、ブランドに悪いイメージを持たれる」などの懸念があります。
広告作成時には広告フォーマットに合った画像・動画サイズを確認しましょう。
複数投稿する際の注意点
Instagram広告では、カルーセル広告など複数の画像や動画を投稿する広告フォーマットの場合、同じアスペクト比でトリミングされます。
そのため、設定する画像や動画のアスペクト比が統一されていないと、広告内の商品やロゴが見切れてしまう恐れがあります。
意図しない広告表示の場合、ユーザーに伝えたい部分が伝わりづらくなり本来見込める成果も出づらくなる懸念もあります。
1枚目に投稿した画像や動画のアスペクト比が他の素材にも適用されるため、複数投稿する時はアスペクト比に注意しましょう。
Instagram広告を運用する前に出稿ルールを理解しよう
Instagramは今や多くのユーザーが利用しているSNSの1つで、Instagram広告を出稿することで多くの人に商品やサービスを認知してもらえます。
ただし、広告掲載するためには解像度やアスペクト比、ファイルサイズなど媒体規定に沿った画像や動画を作成しなければなりません。
また、魅力的な広告デザインにし成果を最大化するためにも媒体規定を守ったクリエイティブ作成は非常に重要です。
本記事を参考にInstagram広告の規定に沿った画像・動画を作成し、ユーザーからの高いエンゲージメントや成果獲得のための1歩を踏み出しましょう。
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