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被リンクを増やす獲得方法17選|SEO効果が高い良質な被リンクの増やし方
被リンクとは「外部サイトから自社サイトに貼られたリンク」です。バックリンクとも呼ばれています。
被リンクはSEO評価基準の一つで、被リンクの多いページは高く評価され、検索結果で上位に表示されやすくなります。
かつてのように、被リンクを集めればSEOで上位を獲得できる時代ではなくなったものの、2025年現在でも被リンクがSEOに与える効果は絶大です。
被リンクがSEOにおいて重要だという前提を理解したうえで「被リンクを増やす17の獲得方法」に取り組んでみてください。
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また、下記リンクから被リンク獲得のための具体的な17個の手法を解説した『被リンク獲得の17の手法』のダウンロードができるので、ぜひ参考にしてください。
■無料お役立ち資料:『被リンク獲得の17の手法』(全28ページ)
被リンクとは?
被リンクとは「外部サイトから自社サイトへ貼られたリンク」です。バックリンクとも呼ばれています。

被リンクはSEO評価基準の一つで、被リンクの多いページは高く評価され、検索結果で上位に表示されやすくなります。
たとえば、下記はLANY代表がLIGブログでインタビューを受けた際の記事ですが、「外部サイト(LIGブログ)から自社サイト(LANYブログ)」へリンクが貼られています。

Googleは被リンクを「重要なSEO評価基準」と考えており、被リンクが多いページは価値が高いと判断され、上位表示されやすくなります。
Googleは、被リンクを「SEO評価基準の一つ」として重視しています。
Webページの質を他の要素だけで完全に判断することは難しいためです。
Googleは「被リンクが多いページはユーザーにとって有益である可能性が高い」と考え、ページランクのアルゴリズムを開発しました。
ページランク(PageRank)とは「被リンクの数と質をもとに、Webページの重要度を決定するための検索アルゴリズムの一つ」です。

まとめると、被リンクは、「Webページの人気投票」と思ってもらえるとわかりやすいでしょう。
また、Googleが新しいページを発見する際にも被リンクは有効です。たとえば、よく閲覧されるページに新しく公開したページへのリンクを設置すると、迅速にインデックスされることがあります。
被リンクを増やすことによるSEO効果
かつてのように、被リンクを集めればSEOで上位を獲得できる時代ではなくなったものの、2025年現在でも被リンクがSEOに与える効果は絶大です。
現在の評価項目と重要度(%)は以下です。被リンクの重要度は20%であり、依然として高い効果を持っています。

具体的には、被リンクはSEOにおいて下記のような効果をもたらします。
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①ページランクが上がって、上位表示されやすくなる
1つ目の被リンクのSEO効果は「ページランクが上がって、上位表示されやすくなること」です。
考え方はシンプルで、ページランクが上がれば、SEO評価が高まり、順位が上がりやすくなります。
実際、キーワード「SEO対策」の検索結果では、上位に表示されるサイトほどDA(ドメインオーソリティ)やPA(ページオーソリティ)が高い傾向があります。
この結果から、どれほどコンテンツの質が高くても、最低限のページランクがなければ上位表示は難しいと考えられます。
そのため、検索上位を狙うには、被リンクの獲得がSEOにおいて重要な施策の一つです。
②ドメインパワー(サイト全体の評価)が上がる
2つ目の効果は「ドメインパワーが上がること」です。
ドメインパワーとは「Webサイトの信頼性・権威性を示す指標」で、検索エンジンからの数値の高さを意味します。
実際に、Ahrefsが約140億ページを分析した結果、「ページへの被リンク数(≒ドメインパワー)とトラフィック数には明確な相関関係がある」と報告されています。

被リンクは、リンクが貼られたページの評価を高めるだけでなく、サイト全体のSEO評価も向上させます。
③クローラビリティが上がる
3つ目の効果は「クローラビリティが上がること」です。
クローラビリティとは「Webサイトに検索エンジンが巡回しやすい状態かを示す言葉」です。

クローラビリティが高いと、検索エンジンに登録されるページ数や情報が多くなり、検索順位の向上に繋がります。
被リンクが増えると、実質的にクローラーがページに入る入口が多くなるため、クローラビリティが上がります。
被リンクの増加で興味深いのは、検索結果で上位に表示されているページほど被リンクを獲得しやすい点です。
上位表示されたコンテンツは被リンクを集めやすく、その結果さらに評価が高まり、さらなる被リンクを獲得するという好循環が生まれ、SEO評価がより強固になります。

これはWebの生態系に基づく現象で、情報を探す際に、多くのユーザーはGoogleで検索し、上位から順に閲覧する傾向があります。
そのため、上位表示されているページは目に触れる機会が多く、被リンクを獲得する可能性も高まるのです。
被リンクを増やす獲得戦略
被リンク獲得の戦略を立てる際は、下記3つのフェーズに分けて考えるとわかりやすいです。
- 第1フェーズ:量
- 質を考えず、被リンク数を増やす
- 第2フェーズ:質
- 質の高い被リンクを増やす
- 第3フェーズ:頻度
- 自動で定期的に被リンクを獲得できる仕組みを作る

サイト立ち上げ初期は、まず質にこだわらず、自分でできる限り被リンクの量を増やすことから始めましょう。
その後、サイトが成長してきた段階で、自社サイトのテーマに合った質の高い被リンクを増やすフェーズに移行します。
量と質の両方で一定の限界に達したら、最後に自動で定期的に被リンクを獲得できる仕組みを構築することが重要です。

次章では、それぞれのフェーズごとに効果的な被リンク獲得方法を紹介します。
被リンクを増やすための獲得方法17選
良いコンテンツを作ることで自然に被リンクが集まるのが理想ですが、現実的にはSEOの世界で自然発生的に被リンク数が増えることは稀です。
海外では、被リンク獲得は「リンクビルディング」と呼ばれ、専門的な業務として確立されています。被リンク獲得に特化した職業もあり、海外のSEOカンファレンスでは、被リンクを効率的に増やす最新手法をテーマにしたセッションが多く見られます。
それほど被リンクがSEOにおいて重要だという前提を理解したうえで、これから紹介する「被リンクを効果的に増やす17の方法」に取り組んでみてください。
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すぐに実行できる方法は早速取り組み、時間がかかりそうなものはこの記事をブックマークし、時間に余裕ができたときに実践してみてください。
■無料お役立ち資料:『被リンク獲得の17の手法』(全28ページ)
被リンクを増やす方法①無料サービスへのリンク掲載
最初にやるべき被リンク獲得方法が「無料サービスへのリンク掲載」です。
たとえば、「note」や「Amebaブログ」、「クラウドワークス」などが該当します。


特に、採用募集媒体やブログ系サイト、SNSはリンクを載せやすいので、まずは基本的なプラットフォームからリンクを貼って土台を作りましょう。
被リンクを増やす方法②被リンク営業
被リンク営業も有効的な獲得方法です。
被リンク営業とは「自社サイトへのリンクを獲得するために、他サイトの運営者に営業をかけること」。
被リンク営業先のリスト作成は、下記の手順がおすすめです。
- 競合との被リンク獲得差分を可視化する(Ahrefs・SEMRushなど)
- 自社でも獲得可能性がある被リンク先をピックアップする
- 被リンク獲得のアプローチをする
競合との被リンク獲得差分を調査するためには、AhrefsはSemrushのようなツールを活用するのがおすすめです。


リストを洗い出したら、フォームDM・メールなどを活用して、被リンク営業しましょう。



Googleで「”競合のサイト名” 紹介(掲載)されました」で検索して、リンクを掲載してくれるサイトを探す方法もおすすめです。
被リンクを増やす方法③相互リンク
相互リンクはGoogleのポリシーに反しますが、被リンク獲得の初動を高める方法として有効な場合もあります。
関連性が高く、リンクを通じて実際にトラフィックが流れる場合は、ユーザーにとっても有益です。
ただ、関連性のないサイト同士でリンクを貼り合うのは良くありません
自社 | リンク元 | 関連性 |
---|---|---|
SEOコンサル会社 | SEOコンサル会社 | 高い | 非常に
マーケ支援会社 | 高い | |
コンサル会社 | 普通 | |
自動車販売会社 | 低い |
特に、グループ会社や関連事業など、関連性の高い別サイトを保有している場合は、相互リンクを活用しましょう。
被リンクを増やす方法④Q&Aプラットフォーム
4つ目は「Q&Aプラットフォームからのリンク」です。
たとえば、Yahoo!知恵袋やQuoraなどがQ&Aプラットフォームに該当します。


たとえnofollow属性のリンクであっても、関連性の高いページからのリンクであれば、Googleが評価する可能性があります。また、リンクを通じてトラフィックを増やすことも期待できます。
ただし、自分でリンクを貼りまくる行為はスパムとみなされる可能性があるため避けるべきです。
その一方で、信頼性のある情報を提供するサイトを運営していれば、Q&Aサイトや他ユーザーから自然に被リンクを得られるようになるでしょう。
被リンクを増やす方法⑤インフォグラフィック
インフォグラフィックとは「情報やデータを視覚的に分かりやすく伝える図やデザイン」です。
インフォグラフィックは作成コストがかかりますが、デザインがわかりやすければ、多くのサイトで引用されて、被リンク獲得に繋がります。
以下は「コンテンツにオリジナリティを出す3STEP」を図解したインフォグラフィック例です。


インフォグラフィックは、Canvaやパワーポイントのテンプレートを活用すれば、既存の型に当てはめるだけで簡単に作成できます。
また、クオリティを高めたい場合は、クラウドソーシングサービスでデザイナーに作成を依頼するのもおすすめです。
被リンクを増やす方法⑥逆画像検索
インフォグラフィックや魅力的な画像を作成している場合、画像検索を活用することをおすすめします。
他のサイトで無断使用されているケースがあるためです。
- 検索する画像を選定する
- 選定した画像でGoogle画像検索する
- 自分の画像が使用されているか確認する
- 運営サイトのフォームやDMで出典元の記載を依頼する


実際の逆画像検索の方法は下記のYouTubeで解説しているので、ぜひ参考にしてください。
■関連動画:逆画像検索で被リンクを獲得する方法(YouTube)
被リンクを増やす方法⑦サーベイ(統計情報)
サーベイ(統計情報)は一次情報としての価値が高く、多くのサイトで引用されやすいコンテンツの一つです。
特に、データをさまざまな切り口でまとめた情報は需要が高く、多くのメディアやブログで取り上げられる可能性があります。
求人ボックスでは、職種別の年収や時給、給料をまとめたデータを公開しており、多くのサイトで引用されています。




ランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングサービスを活用し、統計データの収集やまとめ作業を依頼するのも良い方法です。
被リンクを増やす方法⑧プレスリリース施策
PR TIMESなどのプレスリリース配信サービスを利用して、各メディアに情報を直接届けることは、被リンク獲得に効果的です。
プレスリリースとは「企業やサービスの最新情報をWebメディアやSNSで拡散してもらうために発信する公式発表文書」です。
被リンクを増やすためには、多くの人の目に触れる必要があります。プレスリリースは強制的に情報を拡散してくれるため、短期間で広範囲に届けられます。


弊社でもイベントや新規サービス展開時にプレスリリースを配信していますが、多くのサイトで取り上げてもらえています。
プレスリリースは広報活動の一環としても有効なので、PRネタがある場合は積極的に活用することをおすすめします。
被リンクを増やす方法⑨コンテンツの上位表示
被リンクされやすいコンテンツを作成し、上位表示させるのも効果的な被リンク獲得戦略です。
領域によって被リンクされやすいコンテンツは異なりますが、以下のような例があります:
- 何かしらの統計情報データ
- カオスマップのコンテンツ
- 莫大な情報をまとめたページ
LANYでは「〇〇の市場規模」といった独自調査コンテンツを作成し、それが多くのサイトで参照され、被リンクを集めた事例があります。
競合他社の被リンクを分析する際には、単に「どのページに被リンクが貼られているか」を調べるだけでなく、「どの種類のコンテンツが被リンクを集めているのか」を把握することで、効果的な施策を立案しやすくなるでしょう。
被リンクを増やす方法⑩スカイスクレイパーテクニック
世界最大級のSEO会社Backlinkoが提唱する「スカイスクレイパーテクニック」も、被リンク獲得の効果的な方法としておすすめです。
スカイスクレイパーテクニックの詳細な手順は下記です。
- 競合や他サイトの人気コンテンツをリサーチする
- 被リンク数が多く、話題性の高いコンテンツを特定する
- そのコンテンツをさらに質の高いものにアップグレードする
- 追加情報や最新データ、ビジュアル要素を加え、より価値のあるコンテンツを作成する
- 既存コンテンツを参照しているサイトにアプローチする
- 元のコンテンツに被リンクを貼っているサイトに連絡し、自社のコンテンツを紹介する


日本でスカイスクレイパーテクニックを実施する場合、少し強引に感じたり気が引けることもあるかもしれません。ただし、本当に自信のある高品質なコンテンツを作成できた場合には、試してみる価値があります。
被リンクを増やす方法⑪リンク切れ
自社の関連領域でリンク切れを起こしているサイトを見つけた場合、似た内容の自社コンテンツへのリンクを貼ることを提案するのは効果的です。
リンク切れとは「ページ内のリンク先がデッドページ(404エラー)になっている状態」を指します。この状態はサイトのSEO評価に悪影響を及ぼすため、リンクを削除したり、有効なリンクに置き換えたりする必要があります。


サイト運営者にとってもメリットがあるため、リンク切れを発見した際は、自社コンテンツへの貼り換えを提案してみましょう。
リンク切れの確認は、AhrefsやSEMrushなどのツールを活用すれば簡単に行えます。これらを活用して効率的にリンク切れを見つけ、丁寧な提案で被リンク獲得を目指しましょう。


被リンクを増やす方法⑫リンク先の貼り替え依頼
自分のサイトについた被リンクのうち、トップページ(例:https://lany.co.jp/)がリンク先になっているものを抽出します。
抽出した被リンクの中で、以下のようなケースがあれば、リンク元の運営者にリンク先の貼り替えを依頼しましょう。
- ユーザー体験的に他のページの方が適切な場合
- リンク元が特定の製品やサービスについて触れている場合、該当製品・サービスのページをリンク先とする方が適切
- 順位を上昇させたいページがある場合
- 特定のキーワードで強化したいブログ記事やランディングページがある場合、そのページをリンク先として提案


まず始めに、当サイトへの発リンクありがとうございます。
ただ、リンク先がサイトのトップページになっており、少しだけユーザーフレンドリーではないかなと感じました。
もしよろしければ、XXXのページへリンクを貼り替えていただけないでしょうか?
リンク貼り替え依頼の例文
LANYの支援実績には、リンク先をリダイレクト後のドメインに変更依頼し、サイト全体の評価を向上させた事例があります。
さらに、リンク先を注力キーワードを含む対策ページに変更し、アンカーテキストにも対策キーワードを組み込むことで、狙いのキーワードの検索順位向上に成功した事例もありました。
被リンクを増やす方法⑬寄稿記事
記事の寄稿も効果的な方法です。特に権威があり、関連性の高いブログに寄稿を提案するのが重要です。
LANYでは、マーケティングメディア「MarketingNative」に寄稿し、関連性の高い被リンクを獲得しました。


被リンク獲得が目的でも、相手にメリットを提供することが重要です。寄稿する記事の企画や提案は、相手の視点に立って行うと効果的です。
被リンクを増やす方法⑭監修者リンク
専門知識が活かせる記事コンテンツを監修するのも効果的です。
監修者紹介欄に運営サイトのリンクを掲載してもらうことで、被リンクを獲得できます。


専門性を持っている場合は、他サイトの記事を監修し、監修者としてサイトリンクを掲載してもらう方法がおすすめです。
被リンクを増やす方法⑮取材リンク
自社で扱う商材の会社に交渉し、取材コンテンツを作成して掲載実績を紹介してもらう方法も有効です。
取材を通じて「〇〇というメディアに掲載されました」といった形で被リンクを得られる場合が多くあります。


広報PRに力を入れたいと考える小規模な企業を支援する意味でも、小さな会社から取材施策を始めるのがおすすめです。
LANYの支援実績では、大学教授や権威ある専門家への取材を通じて被リンクを獲得した事例があります。
取材を実施した場合は、相手のWebサイトで紹介してもらえるよう交渉することが効果的です。
被リンクを増やす方法⑯共催セミナーの開催
共催セミナーの開催は被リンク獲得に効果的です。
共催セミナーでは、双方のコーポレートサイトのニュース欄で告知したり、SNSで情報を拡散したりすることが多く、被リンクが集まりやすくなります。
LANYでも、共催セミナーや数十社合同のカンファレンスへの参加を通じ、多くの企業サイトから被リンクを獲得した実績があります。


BtoB企業にとってセミナーは効果的な集客施策の一つです。ただ実施するだけでなく、Webサイトへの被リンク獲得も視野に入れて計画することをおすすめします。
被リンクを増やす方法⑰サービスやツールの作成
自分で動いて被リンクを集められる段階を越えたサイトには、サービスやツールを作成する方法がおすすめです。
サービスやツールを提供することで、自然と被リンクが集まる仕組みを構築できます。
例えば、採用サイト「engage」のように「被リンク獲得の好循環」を生み出せれば、SEOを指数関数的に向上させられます。
- 企業が求人サイトを作成する
- 企業がコーポレートサイトに求人サイトの導線を作る(被リンク獲得)
- 被リンクが増えてSEOが強くなり、さらに多くの企業が採用サイトをengageで作るようになる


実施のハードルは高いですが、実現できれば効果は非常に大きい施策です。余力があれば、ぜひ検討してみてください。
■関連記事:Product-Led GrowthなSEO被リンク獲得戦略
SEO評価を高める増やすべき被リンクの特徴
被リンクの価値は、アルゴリズムの進化とともに変化してきました。
以前は被リンクの数が重視されていましたが、現在では「品質の高い被リンク」を獲得することが重要視されています。
Googleは、以下のような指標をもとに被リンクの品質を判断していると考えられています。
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アルゴリズムはブラックボックスであるため、どの指標が最も重要かは明確ではありません。ただし、上記の7つの指標は最低限意識しておくべきポイントです。
①リンク元のページランクが高い
1つ目は「リンク元のページランクが高いこと」です。
ページランク(PageRank)とは「被リンクの数と質をもとに、Webページの重要度を決定するための検索アルゴリズムの一つ」です。
ページランクが高いサイトからの1本の被リンクは、ページランクが低いサイトからの10本の被リンクよりも価値が高い場合があります。


そのため、権威性が高くページランクが高いサイトから被リンクを得られるよう工夫する必要があります。
なお、以前はGoogleでページランクを直接確認できましたが、現在は「Moz」や「Ahrefs」などの外部ツールを利用して類似の指標を確認する必要があります。


また、Googleがなぜページランクを重視するのか、ページランクを上げるための具体的な方法を知りたい方は、ぜひ以下の記事をご覧ください。
■関連記事:【リンクジュースとPageRank】SEOをする上で外せない概念
②サイト同士(ページ同士)の関連性が高い
2つ目は「サイト同士(ページ同士)の関連性が高いこと」です。
近年では、関連性の高いサイトからの被リンクがどれだけ得られているかが重要視されています。
実際、Googleの元エンジニアはインタビューで「現在では、そのサイトのテーマと自身のテーマとの関連性がより重要だ」と述べています。
…getting a link from a high pagerank page used to always be valuable, today it’s more the relevance of the site’s theme in regards to yours, relevance is the new pagerank.(原文)
…以前はページランクの高いページからのリンクを得ることは価値があったが、今日ではそのサイトのテーマと自分のテーマとの関連性がより重要であり、関連性こそが新しいページランクである。(日本語訳)
引用元:searchengineland
たとえば、自社がSEOコンサル会社の場合、関連性が高いサイトとして「SEOコンサル」や「マーケティング支援」などの事業を行う企業のサイトが該当します。
自社 | リンク元 | 関連性 |
---|---|---|
SEOコンサル会社 | SEOコンサル会社 | 高い | 非常に
マーケ支援会社 | 高い | |
コンサル会社 | 普通 | |
自動車販売会社 | 低い |
そのため、自社の事業や運営メディアと関連性の高いサイトから被リンクを得られるよう意識することが重要です。



ただし、関連性の低い企業からの被リンクでも、基本的に悪影響はありません。機会があれば積極的に取得しましょう。
③重要度の高い位置にリンクが貼られている
被リンクがページ内のどこに配置されているかも重要な要素です。
Googleは「クリックされるリンクこそ価値のあるリンクだ」と考えているため、ページ上部にあったり、メインコンテンツ内にあるリンクをより評価するからです。
たとえば、共通フッターに配置されたリンクよりも、メインコンテンツ上部に配置されたリンクの方が評価が高くなります。


基本的に、メインコンテンツ内部(bodyタグ内)に設置されたリンクが高く評価されます。特に、その中でもページの上部に配置されたリンクほど価値の高い被リンクと見なされます。
④アンカーテキストに対策KWが含まれている
Googleはアンカーテキストを順位決定の要因として活用しています。
簡単に言えば、アンカーテキストとは「リンクとして設定されたテキスト」のことです。
たとえば、以下の場合のアンカーテキストは「リンクジュース」です。


アンカーテキストは、リンク先ページの内容を表す役割があり、検索エンジンがページ間の関連性を理解する手がかりとして利用されます。
ただし、自作の被リンクにキーワードを過剰に含めると、ペナルティ対象になる可能性があります。
キーワードを適度に使いながら、関連性を正確にGoogleに伝えることがベストプラクティスです。
アンカーテキストの重要性や具体的な設置方法は、以下の記事で詳しく解説しています。
■関連記事:アンカーテキストとは?SEO対策に効果的な書き方
⑤リンク周辺のテキストが自然な文脈になっている
アンカーテキストだけでなく、リンク周辺のテキストも重要な要素です。
Googleは、リンク周辺のテキストをリンク先ページの内容を判断する材料として活用しています。
そのため、文脈に関係なく突然リンクを挿入するのではなく、以下のように自然な文脈の中でリンクを設置することが理想的です。





ホワイトハットSEOを実践する場合、リンク周辺にリンク先と関連するテーマの内容を適切に配置することを意識しましょう。
⑥dofollowリンクで貼られている
被リンクが、dofollowリンクで貼られていることも重要な要素です。
リンクには属性があり、それぞれ役割が違います。
リンク属性 | 概要 |
---|---|
rel="dofollow" | リンク先を評価対象として考慮してほしい場合に利用する |
rel="nofollow" | リンク先を評価対象として考慮してほしくない場合に利用する |
rel="sponsored" | 広告やスポンサーシップなど、金銭的な取引に基づくリンクに利用する |
rel="ugc" | コメントやフォーラム投稿など、ユーザー作成コンテンツ内のリンクに利用する |
属性が「dofollow」であれば、リンク先に評価が渡り、SEO効果が期待できます。一方で、「nofollow」の場合、リンク先に評価が渡らず、SEO効果は得られません。
そのため、被リンク依頼をする際は「必ずdofollowでリンクをお願いします」と明確に伝えるようにしましょう。
Googleは「nofollowもヒントとして利用する」という方針に変更しました。
すべてのリンク属性(sponsored、ugc、nofollow)は、Google 検索でどのリンクを考慮または除外すべきかに関するヒントとして扱われます。
この変更は、リンクジュースを競合に渡したくないためにnofollowを乱用するなど、Webの生態系を損なう使い方が広まったことが背景にあります。
その結果、たとえnofollowリンクであっても、価値のある被リンクであればSEO上で一定の効果を発揮するようになりました。
⑦多種多様なドメインから貼られている
多様なドメインからの被リンク獲得も重要で、ここで確認すべき指標が「被ドメイン数」です。
被ドメイン数とは「リンク元となるドメインの数」を指します。
たとえば、共通フッターやサイドバーに被リンクを設置してもらうと、ページ数分の被リンクが増えますが、同一ドメインからのリンクとみなされるため、被ドメイン数は1として計算されます。
被リンク設置箇所 | 被ドメイン数 |
---|---|
・サイトAの共通フッター ・サイトAのサイドバー ・サイトAのトップページ | 1 |
・サイトAのトップページ ・サイトBのトップページ ・サイトCのトップページ | 3 |
検索エンジンの視点に立つと、1つのサイトから大量の被リンク(人気投票)をもらうより、多くの異なるサイトから少しずつ被リンクをもらう方が信頼性が高いと判断されます。
被リンク数を増やす際には、まだ被リンクを得ていない新しいサイトから被リンクを獲得できる方法を検討することが重要です。
■無料お役立ち資料:『被リンク獲得の17の手法』(全28ページ)
被リンクを増やす際の注意点
価値の高い被リンクがある一方で、価値が低く、場合によってはサイトにとって有害になる被リンクも存在します。
以下は、価値の低い被リンクの例です。
- 購入したリンク
- 自動生成されたリンク
- 過剰なリンク交換・相互リンク
- 第三者に強要して作らせたリンク
- フォーラムでの作為的なリンク
- アンカーテキストにキーワードを過剰に使用したリンク
- 大量のキーワードを使い非表示または不自然に配置されたリンク
検索エンジンがまだ発展途上だった時代、関連キーワードを含むページからの被リンクだけで評価され、スパム行為を行うサイトが上位表示されることが頻繁にありました。
その結果、スパムが蔓延し検索結果の質が低下したため、Googleはアップデートを実施し、スパムサイトを排除する方向へ動きました。
低品質なリンクはSEOに深刻な悪影響を及ぼす可能性があるため、必要に応じてリンクを否認することが重要です。詳しくは以下の記事を参考にしてください。
■関連記事:リンク否認とは?効果とやり方
被リンクが増えたかを確認できるツール
被リンク獲得施策の成果を評価するには、定期的に被リンク数を確認することが重要です。
現在の被リンク数やリンク元のサイトを確認できるツールは以下です。
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①Googleサーチコンソール(無料)


Googleサーチコンソールは、外部リンク(被リンク)を獲得しているページや被リンク元のサイトを確認できます。
被リンクを確認したい場合は、左サイドメニューの「リンク」を選択しましょう。


詳細なデータを分析したいときは右上の「外部リンクをエクスポート」を選択し、データをダウンロードすると便利です。
費用 | 無料 |
機能 | ・被リンク分析 ・インデックス登録 ・流入KWの調査 ・KWの検索順位/CTR |
URL | https://search.google.com/search-console/about?hl=ja |
■関連記事:Googleサーチコンソールの使い方|SEO改善の方法や具体的な成功事例
②Ahrefs(有料)


Ahrefsは、被リンク獲得数・リンク元ページの確認はもちろん、自社サイトのPage Rank(に近い要素)を確認できます。
リンク元ページ一覧は「Site Explorer」の「被リンク」より確認できます。




現状を把握できることで、課題に対する仮説立案とそれを改善するための施策の検討ができるようになります。
費用 | 有料 |
機能 | ・被リンク分析 ・KWの洗い出し ・検索volの調査 ・競合KW分析 |
URL | https://ahrefs.jp/ |
低品質な被リンクを否認する手順
Googleは低品質なリンクの価値を無効化していますが、場合によってはSEOに悪影響を及ぼすことがあります。
低品質なリンクが確認された場合、Googleが提供する「リンク否認ツール」を活用してリンクを否認することを検討しましょう。



リンク否認とは、Webサイトに付いているリンクの効果を無効にすることです。
低品質なリンクはSEOに悪影響を与える可能性があるため、以下の手順でリンクを否認しましょう。
- 被リンクの一覧を取得する
- リストから否認するリンクを決定する
- 否認するリンクをテキストファイルにまとめる
- GSCの否認ツールにアップロードする
プラス評価されているリンクを否認すると、サイトに悪影響を及ぼす可能性があります。一方で、マイナス評価のリンクを否認することは、SEOにプラスの効果をもたらします。
リンク否認は慎重に行う必要があるため、下記の記事も参考にしてください。
■関連記事:リンク否認とは?効果とやり方
まとめ:計画的に被リンクを増やす方法に事前に戦略設計すべし
被リンクとは「外部サイトから自社サイトに貼られたリンク」です。バックリンクとも呼ばれています。
被リンクはSEO評価基準の一つで、被リンクの多いページは高く評価され、検索結果で上位に表示されやすくなります。
被リンク獲得の手法は、下記のように様々です。
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また、下記フォームから被リンク獲得のための具体的な17個の手法を解説した『被リンク獲得の17の手法』のダウンロードができるので、ぜひ参考にしてください。
無料ebook
被リンク獲得の17の手法
本資料では、被リンク獲得のための具体的な17の施策をご紹介しています。
目次
- 被リンクのもたらすSEO効果
- 価値のある被リンクとは
- 被リンク獲得の17つの手法
おすすめの方
- ドメイン評価を高めたい方
- 運営メディアが思うように伸びない方
- さらにPV数を伸ばしたい方
なお、
「被リンクを増やしたいが、自社の場合どの施策が効果的かわからない」
「被リンク獲得施策も含め、以前から取り組んでいるSEOが思うように伸びきらない」
といったお悩みをお持ちの方はぜひLANYにお気軽にご相談ください。実績豊富なSEOコンサルタントが貴社サイトの課題点の洗い出しから被リンク獲得設計まで、成果を最大化するための施策実行まで包括的にご支援いたします。
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