【未経験者必見】記事ディレクターに求められる5つの能力

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記事作成において「ディレクター」と呼ばれるポジションは欠かせません。

弊社LANYでも10人以上のディレクター方がいて、記事作成で非常に助けていただいています。

ただ、一概にディレクターといっても、具体的には「どんな仕事をやるのか」「どういった能力が必要なのか」分からない人は多いでしょう。

本記事では、LANYでコンテンツ作成の編集長を務める浅井が、10名以上のディレクターの方々とのやりとりを通して学び、重要視しているディレクターのスキルを解説します。

この記事でわかること
  • そもそも記事ディレクターとは
  • ディレクターに求められる能力とは
  • 未経験からでもディレクターになるには

後半には、ライター未経験からディレクターを目指す方法を解説しているので、これからディレクターを目指している方、記事作成の体制を整えたい方はぜひ参考にしてください。

浅井優太のアバター
執筆者

SEOコンサルタント

浅井優太

コンテンツSEOを中心に各種プロジェクトに従事。
コンテンツSEOの豊富な知見や経験と丁寧なコミュニケーションで、中長期的なお付き合いでお客様のサイトのSEO改善に貢献している。

Study Meeting

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内容

前半:勉強会

  • BtoB企業がオウンドメディアに注力すべき理由
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開催日時

2024年11月27日(水) 12:00~13:30

おすすめの対象者の方

  • BtoB企業の経営者/マーケティング責任者
  • BtoB企業でリード獲得に悩まれている方
  • BtoBマーケティングの中で「オウンドメディア」に注力すべきかどうか悩まれている方
  • BtoBマーケティングで「オウンドメディア」に注力しているが成果につながらずに悩まれている方
目次

記事ディレクターとは?

業務範囲はメディアによって様々ですが、記事ディレクターは「ライターとメディア担当者(クライアント)の間に立つポジション」です。

ライターやメディア担当者と上手くやり取りをしながら、記事作成に関わる重要な業務を遂行します。

弊社では、記事作成における記事ディレクターは下記の業務をしています。

スクロールできます
業務概要
記事の進行管理・納期通りに記事を納品する
・ライターへの指示を行う
記事の構成の作成/確認・記事の構成を作成する
・ライターが作成した構成を確認してFBする
原稿の添削・ライターが作成した原稿を確認する
①SEO的に問題ないか
②日本語的に問題ないか

記事を作成する際に、記事ディレクターをおくことで以下のメリットが期待できます。

  • より良い構成を作成できる
  • 原稿をブラッシュアップできる

記事作成においては、良い構成を作れるかどうかで記事の質・効果が半分決まってしまうと言っても過言ではありません

構成を作成したり確認したりする人は重要です。

構成をもとにライターが原稿を作成しますが、そこでも「誤字脱字がないか」「読みやすいか」などは必ずチェックすべき項目です。

記事ディレクターがいることで、記事の品質を高められます。

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記事ディレクターに求められる能力5つ

弊社が記事ディレクターの方のスキルで重視しているのは以下の点です。

「SEO知識」と「日本語力」、「進行管理」については言うまでもありません。

記事ディレクターは「ライターの書いた原稿を添削する役割」を担っています。SEO知識と日本語力がライターよりも低ければ、決して良い記事は作れません。

また「進行管理能力」もライターに適切に指示を出し、納期通りに記事を作成するために求められます。

1. SEO対策のされた記事構成が作成できる

記事構成とは記事で何を書くのかを記載した、文章の骨組みとなる設計図のこと」です。

フォーマットは様々ですが、記事ディレクターが「見出しをどうするのか」「見出し内はどれくらいの文字数で、何を書くか」を指示します。

記事構成フォーマット例

記事ディレクターが作成した構成をもとに、ライターが記事を執筆するのが一般な記事作成の流れです。

メディアによってはライターが構成を作ることもあります。

浅井優太

ライターが作るにせよ、構成を確認する作業は発生するため、記事ディレクターも「構成を作る能力」を身につけておくべきです。

「SEO対策のされた記事構成が作成できる人」とは、具体的に下記と弊社は考えています。

  • キーワード調査から検索意図を深いレベルで推測できる人
  • 検索意図を満たした記事構成の作成ができる人
  • キーワードを入れながら、魅力的な見出し・タイトルを作れる人

構成を作るためには、事前の調査が大切です。

キーワードを調査できることも必要ですが「調べたキーワードをもとに検索意図を深掘りできる」と良い構成を作成できます。

また、調べた情報(キーワードや検索意図)を使って「魅力的なタイトルや見出しにできるか」も必要な能力です。

ただキーワードを詰め込んだ内容ではなく、読者が読みたくなる・CVしたくなるような記事の構成が作れるディレクターは重宝されます。

記事構成の作成方法は以下の記事で解説していますので、こちらも読んでみてください。

2. ライターの書いた記事の適切なレビューができる

記事ディレクターの役割の1つとして「ライターの書いた原稿を添削すること」があります。

文章は「どのディレクターが添削したか」によって読みやすさが大きく変わります。

大前提として「正しい日本語がわかる」「誤字脱字を指摘できる」のが必要です。

さらに以下の3点ができれば、文章を大きく改善させられる記事ディレクターです。

  • 論理的な文章かどうかを判断し、適切にフィードバックができる
  • 日本語表記ルールに従って文章がレビューでき、誤りを指摘できる
  • 読みやすい文章かどうかが判断でき、適切にフィードバックできる

上記を指摘するには、記事ディレクターも高いライター能力を身につけている必要があります。

記事ディレクターとして活躍するためにも、まずはライターとして「良い文章が書けるね」と言ってもらえるようになりましょう。

3. 進行管理ができる

記事ディレクターは「コンテンツマーケティングのプロジェクトを管理する立場」です。

管理する立場として、下記の能力が求められます。

  • 納期を確実に守れる
  • ライターや編集者、クライアントを動かして納期を守らせられる
  • コミュニケーションが適切な速度で実施できる(レスポンス)
  • 報連相ができる

納期を守るためには「記事作成に関わる全ての人を動かす必要」があります。

あなただけが納期通りに動いていても、編集者の確認に時間がかかっていたり、クライアントの確認が遅かったりする場合もあります。

納期が遅れている場合に、「〇〇の確認はいかがですか?」のようにフォローして、プロジェクトを前に進められると重宝されます。

フォロー連絡
弊社のディレクターさんが浅井をフォローしてくれている様子

当然、ライターには初稿や修正の締め切りを伝えて厳守してもらう必要があります。

また、進行管理をする上で「素早く・適切にコミュニケーションを取ること」も大切です。

「報連相」は社会人ではどんな会社でも重要視されますが、記事作成においても同じです。

  • 何かトラブルがあった時(例:ライターと連絡取れない)
  • 記事の方向性で悩んでいる時

上記の時には記事ディレクターとして、大きな問題に繋がる前に「報連相」を行いましょう。

4. ライターの育成ができる

ライターが作成した原稿をディレクターが添削やFBをする時に「ライターの成長を見据えて意見を言えるか」も重要なポイント

文章を添削するのも、正直ディレクターが自分で修正した方が早いと思います。

ただディレクターが修正してしまうと、ライターは「なぜ直されたのか」理由がわかりません。

浅井優太

修正した理由がわからなければ、ライターは成長できず、毎回同じような文章を書いてしまう可能性があります

たとえば、ライターが60点の記事を作ってきたとします。ディレクターの力で記事を80点にするのは比較的簡単かもしれません。しかし60点を100点にするのはかなりの工数と労力を使います。

もしライターが80点のものを作成してくれたら100点にする工数はかなり下がりますよね。

記事単位ではなく、長い目でみたときに「ライターを育成する」ことのメリットは現れます。

弊社ではGoogleドキュメントを使って、コメントでライターへのフィードバックをしています。極力ディレクターは、自分で修正しないようにしています。

ライターへのフィードバック
弊社のFBの一例

ライターの中には、参加当初と比較して圧倒的に成長している方もいます。

ぜひディレクターの方は「育成する」ことも意識してみてください。

また、フィードバックのポイントとしては以下の点も抑えておくとより良いです。

  • 1回は褒める
  • 褒めるときは「人」を主語にする
  • 注意するときは「もの」を主語にする
  • 修正の指示は「理由」と「例」を提示する

フィードバックは「修正指示」だけではありません。よかった点はきちんと褒めてあげるようにしましょう。

その際には「〇〇さんの〜〜がよかった」など、「人」を主語にできると喜んでもらいやすくライターさんのモチベーションに繋がります。

修正の指示は「この文章の〜〜」と「もの」(人以外)を主語にしてあげるのがおすすめ。「〇〇さんの〜〜」と人を主語にすると、人格を否定されているように感じやすくなります。

褒めるときは人で注意するときはものにする

また、修正指示のときには「なぜ直すのか」「どのように直すのか」を提示することで、ライターの理解も深まりやすいです。

5. スムーズなテキストコミュニケーションができる

コミュニケーション力と言っても、とくに大事なのが「テキストコミュニケーション」です。

業務においては、メールやSlack・Chatworkなどでの連絡が主です。記事ディレクターは「ライターとメディア担当者、中にはクライアント」ともコミュニケーションをとります。

多くの人と関わるポジションであるからこそ、迅速で丁寧なテキストでのメッセージ対応能力が求められます。

弊社では以下のようなコミュニケーションが取れると良いと考えています。

  • 連絡が早い
  • 丁寧で相手をリスペクトしている
  • 壁を作らず、適度に近い距離感を出せる
  • 気を遣える

個人的な好みを言えば、ライターやディレクターとは近い距離感でありたいので「!」や「絵文字」などを使ってフランクにやりとりして欲しいなと思います。

良いやり取りといまいちなやり取りする

文面が堅いとこちらも身構えてしまいますし、テキストだと表情が見えないのでより一層心理状態が伝わりにくくなります。

また「気を遣える」というのも大事です。

具体的に言えば、以下のような気遣いがあると重宝されるでしょう。

  • サイトの担当者やクライアントなどを適切にフォローする(相手の確認が漏れているときなど)
  • リンクを共有するときに確認して欲しい箇所のリンクを貼り付ける
  • ライターへの指示やレスポンスを丁寧に行い、全体のアドバイスができる

細かいことを言えば無限にありますが、リスペクトを持って、丁寧にコミュニケーションを取れるディレクターは一緒に働いていてとても気持ちが良いです。

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未経験から記事ディレクターになる3ステップ

「記事ディレクターになりたい!」と思っても、なかなかいきなり採用してくれる企業やメディアは少ないかもしれません。

そのためここでは、ライター未経験から記事ディレクターになるためのステップを解説します。

  1. ライターとして「記事を書く」経験を積む
  2. ライターとして構成を作成する経験を積む
  3. 構成作成の実績を使って記事ディレクターに申し込む

それぞれ詳しく手順をみていきましょう。

STEP1.ライターとして「記事を書く」経験を積む

まずはSEO記事をきちんと書けるように、ライターとして経験を積みましょう。

具体的には、下記手順を踏むのがおすすめです。

  1. 書籍やYouTubeを使って、SEOの全体像を理解する
  2. 文章系の書籍を3~5冊ほど読んで、参考になる部分はまとめる
  3. ブログを開設して、5~10以上記事を書く
  4. ブログをポートフォリオにして、ライター募集に応募する
  5. メディアのライターとして記事を書く経験を積む

完全未経験でいきなりメディアのライターになるのは、よっぽど記事を書くのに慣れている人でないと難しいでしょう。

そのため、まずは自身でSEOや文章の書き方を勉強し、ブログで記事を書いてみてください。

浅井優太

ブログで記事を書くことで、文章が上手くなるだけでなく、ライターに応募する際のポートフォリオとしても使えます。

SEOの全体像については、下記のYouTubeで解説しています。1.5倍速にすれば1時間程度で見れるので、ぜひご覧ください。

5~10記事ほど記事を書く経験を積んだら、クラウドワークスやLancers、Twitterなどを用いて複数の募集に応募しましょう。

採用されたら、ライターとして「記事を書く」経験を積んで、ライティングスキルやSEO知識を身に付けましょう。

ちなみにLANYでもライター募集を随時行っているので、気になる方はぜひ応募してみてください。

STEP2.ライターとして構成を作成する経験を積む

ライターとしてある程度文章が書けるようになったら、自分で構成を作ってみてください。

ディレクターとして、SEOが担保されている構成を作成する業務があります。構成がきちんと作れれば、他の人が作った構成をみたときに的確なフィードバックができるようになるでしょう。

浅井優太

構成を作る経験は、ライターをしているメディアで積めるのが良いです。
ただ、ライターには構成を作らせてもらえないメディアの場合は、自身のブログ記事を構成から作ってみましょう。

記事構成の作成方法は以下の記事で解説していますので、こちらも読んでみてください。

また、普段からクライアントやメディア編集担当者とのコミュニケーションを迅速に、丁寧に実施しておくことも意識してくべきです。

STEP3.構成作成の実績を使って記事ディレクターに申し込む

文章が書けるようになって、ある程度構成を作れるようになったら、その実績を使って記事ディレクターに申し込みましょう。

可能であれば、1つのメディアでライター→ディレクターと昇格できるのが理想です。

浅井優太

実際にLANYでは、ライターからお手伝いいただき、ディレクターに昇格した人が何名もいらっしゃいます。

とくにライターとして、以下の点が達成された人はディレクターに昇格して活躍してもらっています。

  • 弊社の求めるライティングがどのようなものかを理解してもらい、実践できるようになる
  • 構成がきちんと作成できるようになる
  • 普段からコミュニケーションがスムーズに取れる

もし「ディレクターになりたいけど、任してもらえる機会がないという人」は、ぜひ一度弊社の記事ディレクターとしてご応募ください。

まとめ:記事ディレクターは、記事品質を上げるうえで重要なポジション

ディレクターは記事作成において重要なポジションで、良いディレクターがいれば記事の質は格段に向上するでしょう。

これからディレクターを目指す人、ディレクターを採用したいと思っている人は今回紹介した5つの能力を意識してみてください。

また、LANYでは「記事ディレクター」を目指す方を募集しています。

もし「ディレクターになりたいけど、任してもらえる機会がないという人」は、ぜひ一度弊社の記事ディレクターとしてご応募ください。

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