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Google 広告の自動入札機能とは?種類やメリット、注意したいポイントを解説!
Google 広告には自動入札機能があり、機械学習を使って入札単価の調整を自動化できます。手動で入札単価を設定するよりも、精度の高い広告運用が可能で、費用対効果の高い広告配信ができるでしょう。
ただし、高い費用対効果を実現するには、データの蓄積や予算の設定など注意すべきことがあります。
本記事では、Google 広告の自動入札機能について、種類やメリット・デメリット、注意すべきポイントを詳しく紹介します。自動入札機能の設定方法や活用するポイントも把握できるので、ぜひ参考にしてください。
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Google 広告の自動入札機能とは?
Google 広告の自動入札機能とは、機械学習によって入札単価を自動で調整できる機能です。
「クリック数の最大化」や「コンバージョン数の最大化」などの目的(入札戦略)に応じて、入札単価が最適化されます。
入札戦略によっては、管理画面だけでは考慮できない情報やシグナルをもとに、リアルタイムで調整することが可能です。
手動で入札するよりも精度の高い入札が期待でき、効率的に広告表示の機会を増やせます。
Google 広告の自動入札機能はディスプレイ広告やリスティング広告、動画広告などで利用できますが、今回はリスティング広告に絞って解説します。

なお、これまで自動入札機能に近い機能として、拡張クリック単価がありました。
拡張クリック単価とは、手動で設定した入札単価を確度に応じて自動調整してくれる機能です。コンバージョンが狙える可能性が高いキーワードは入札単価を高く設定し、コンバージョンが難しいキーワードは低めに自動調整されます。
しかし、自動入札機能が拡張クリック単価と同等以上の成果が上げられるようになったため、2024年10月にサービス終了となりました。
手動入札で単価を調整したい場合は、個別クリック単価で入札単価を設定できます。
- Google 広告において高い成果を出すためには、自動入札は欠かせないでしょう。自動入札機能ではそれぞれの広告の目的に合った入札戦略の選定が必要です。これにより、高度な機械学習を用いて自動的に最適な入札調整がおこなわれます。広告効果の最大化を図るためにも、自動入札機能をしっかり理解して活用できるようにしましょう。
【全6種類】Google 広告の自動入札戦略
Google 広告で利用できる、6種類の自動入札戦略について解説します。
- クリック数の最大化
- 目標インプレッション シェア
- 【スマート自動入札】目標コンバージョン単価(CPA)
- 【スマート自動入札】目標広告費用対効果
- 【スマート自動入札】コンバージョン数の最大化
- 【スマート自動入札】コンバージョン値の最大化
それぞれの違いを理解して、自社にあった入札戦略を選択しましょう。
クリック数の最大化
「クリック数の最大化」は、予算内でクリック数が最大化されるよう入札単価を調整する入札戦略です。
WebサイトやLPへのアクセス数増加を目的としており、誘導数の増加に比例してコンバージョン数のアップが期待できます。
サイトの流入によって自社商品やサービスの認知を高めたい方におすすめです。
クリック数の最大化の導入条件はとくになく、コンバージョントラッキングを設置していない場合でも設定できます。
目標インプレッション シェア
「目標インプレッション シェア」では、広告が検索結果の最上部や上部などに表示されるよう入札単価が調整されます。
広告の視認性を高めることを目的としており、認知度の向上やクリック数の増加が期待できます。
目標インプレッション シェアも導入条件はなく、広告の掲載場所や目標としているインプレッション シェアを設定することで利用可能です。
【スマート自動入札】目標コンバージョン単価
「目標コンバージョン単価」では、設定したCPA(顧客獲得単価)内でコンバージョンを最大化するよう入札単価を設定します。2022年7月から「コンバージョン数の最大化」という自動入札戦略に統合され、オプションとして利用可能となりました。
CPAとは、コンバージョンを1件獲得するのにかかる費用のことです。
CPAを予算内に抑えながらコンバージョンを最大化できるため、費用対効果の高い広告配信ができるでしょう。
参考:「目標コンバージョン単価制」入札戦略について
参考:検索キャンペーン向けのスマート自動入札戦略の構成に関する変更
目標コンバージョン単価を利用する際は、コンバージョントラッキングの設定が必要です。ユーザーが広告からサイトにアクセスしたか、コンバージョンに達したかを計測する必要があるため、コンバージョントラッキングを設定しましょう。
【スマート自動入札】目標広告費用対効果
「目標広告費用対効果」とは、指定した費用対効果(ROAS)を維持しながら、コンバージョン値を最大化するよう入札単価を調整する入札戦略です。
売上などのコンバージョン値を予測するのが特徴で、数値が高くなると予想されるユーザーには入札単価を高く調整してくれます。
目標広告費用対効果を利用することで、目標ROASを維持しながら売上の最大化が期待できます。
2022年7月からは「コンバージョン値の最大化」に統合され、オプションとして利用可能になっています。
参考:検索キャンペーン向けのスマート自動入札戦略の構成に関する変更
目標広告費用対効果もコンバージョントラッキングの設定が必要です。
【スマート自動入札】コンバージョン数の最大化
「コンバージョン数の最大化」とは、予算内でコンバージョンの数を最大化するよう入札単価を設定できる自動入札戦略です。
設定することで、予算を維持しながらコンバージョン数を最大化できます。しかし、目標値が設定されていない場合は、できるだけ多くのコンバージョンを獲得するよう予算を消化するため、費用対効果が悪化する場合もあります。
費用対効果よりもコンバージョンの数を重視する場合におすすめです。
コンバージョン数の最大化を選択する際は、コンバージョントラッキングの設定を事前にしておく必要があります。。
【スマート自動入札】コンバージョン値の最大化
「コンバージョン値の最大化」とは、売上などのコンバージョン値を予算内で最大化するよう入札単価を調整する自動入札戦略です。
コンバージョン値とは、コンバージョンの価値のことを指します。コンバージョン数と異なり、1件のコンバージョンでも購入単価などによって価値が異なるのが特徴です。
「コンバージョン値の最大化」は、コンバージョンの件数よりも価値を重視しているため、売上の増加が期待できます。
コンバージョン値の最大化では、コンバージョンごとの価値を計測して入札単価を調整する必要があります。
コンバージョン値の最大化においても、コンバージョントラックの設定が必要です。
- かつては運用者が個別で入札単価を調整していましたが、現在では自動入札機能の活用が主流になってきています。ビジネスの目的に応じて、使用する入札戦略が変わるため、自社のビジネス目的や状況と照らし合わせて選択しましょう。。
スマート自動入札や手動入札との違い
Google 広告における入札機能には、自動入札以外に2つの機能があります。
- スマート自動入札
- 手動入札
それぞれの特徴と、自動入札機能との違いについて解説します。
スマート自動入札との違い
スマート自動入札は、自動入札機能の一部で、コンバージョン数やコンバージョン値の最適化に特化しています。
自動入札は、「クリック数の最大化」や「目標インプレッション シェア」の2種類があります。
スマート自動入札と自動入札では選べる入札戦略が異なることを知っておきましょう。
参考:スマート自動入札について
手動入札との違い
手動入札は、広告グループやキーワード単位で入札単価を設定する機能です。
1つずつ手動で設定するため、予算や意図に応じて細かく設定できます。
ただし、手動での設定はキーワードごとのコンバージョン率やクリック単価の相場とのバランスを踏まえ、適切な単価を設定しなければなりません。
そのため、運用者に知見がないと配信の最適化が難しい点がデメリットです。
リスティング広告の運用経験が少ない方は、自動入札機能の利用をおすすめします。
- スマート自動入札では、AIが入札戦略を立て最適化を図ります。コンバージョンデータにもとづいた入札調整を図るため、手動入札以上に確度の高いユーザーにアプローチできる可能性が高くなります
- 手動入札は運用者の工数がかかるうえに、施策の幅も限られます。スマート自動入札ならオークションごとにコンバージョン数やコンバージョン値の最適化を図れるため、手動以上に細かな調整が可能です。最小限の手間で最大の効果が期待できます。
Google 広告の自動入札機能を利用する3つのメリット
自動入札機能を利用した場合の、3つのメリットを解説します。
- メリット1:広告出稿の目標に応じて最適な入札を実行できる
- メリット2:入札単価調整の手間を軽減できる
- メリット3:さまざまなシグナルを活用した入札調整ができる
自動入札機能が自社のマーケティング効果にどのような影響があるかを把握してから、運用をはじめましょう。
メリット1:広告出稿の目標に応じて最適な入札を実行できる
自動入札機能は、広告出稿の目標に応じて最適な入札を実行できます。
高度な機械学習により、入札調整やリーチするユーザーの精度が高まるため、どの目標を設定しても広告効果を高められます。
機械学習の学習期間が必要なため、運用開始時は大きな効果が得られませんが、データの蓄積によって手動入札よりも目標達成につながるでしょう。
自社の広告運用目的にあった目標を設定するだけで、配信を最適化できます。
メリット2:入札単価調整の手間を軽減できる
入札調整を自動化することで、広告運用の手間を軽減できます。
手動入札の場合は、広告グループやキーワードごとに1つずつ手動で単価を設定し、都度調節しなければなりません。
ただ調節するだけではなく、適切な単価になるよう分析・計算する工数もかかるため、運用担当者の負担が大きくなります。
自動入札機能を活用すると、運用担当者はキーワードごとの入札単価を分析・調整する工数を省けます。削減した工数で戦略の立案や広告文の見直しなどに時間を割けられ、より効果的な広告運用ができるでしょう。
メリット3:さまざまなシグナルを活用した入札調整ができる
自動入札機能では、機械学習がさまざまなシグナルを活用しており、人間にはできない高度な入札調整ができる点がメリットです。
検索キャンペーンのスマート自動入札機能では、以下のシグナルを参照して入札単価を調整しています。
シグナル | 詳細 | 手動調整 |
---|---|---|
デバイス | ユーザーの使用デバイス(モバイル、パソコン、タブレット)に基づき入札単価が最適化される。 | ◯ |
所在地 | ユーザーの所在地(都市レベル)に基づいて入札単価が最適化される。 | ◯ |
地域に関する意図 | 地域に関する意図(地域名を含んだKWなど)に基づいて入札単価が最適化される。 | |
曜日と時間帯 | 時間や曜日に基づいて入札単価が最適化される。 | ◯ |
リマーケティングリスト | ユーザーが登録されているリマーケティングリストに基づいて入札単価が最適化される。ユーザーがそのリストに登録されてからの経過時間も考慮される。 | ◯ |
広告の特性 | 表示される広告のパターンに基づいて入札単価が最適化される。各パターンのコンバージョンに至る可能性の高さに応じて入札単価の調整が行われる。 | |
表示言語 | ユーザーの言語設定に基づいて入札単価が最適化される。 | |
ブラウザ | ユーザーが使用しているブラウザに基づいて入札単価が最適化される。 | |
OS | ユーザーが使用しているOSに基づいて入札単価が最適化される。 | |
実際の検索語句 | 広告掲載の対象となった検索で、実際の検索語句に基づいて入札単価が最適化される。 | |
検索ネットワーク パートナー | 広告が掲載される検索パートナー サイトに基づいて入札単価が最適化される。 |
OSやブラウザといった、手動入札では加味できないシグナルを活用できるので、入札精度の向上が期待できます。
ディスプレイキャンペーンやショッピングキャンペーンは、ほかのシグナルも考慮して入札単価を調整できます。気になる方はGoogle広告の公式ヘルプから確認してみましょう。
参照:スマート自動入札について
- Google 広告では上記であげた自動入札機能が続々と追加されています。Googleも自動入札の活用を全面的に推奨していて、今後標準の機能となるでしょう。自動入札機能を実装することで入稿作業などの人為リソースが大幅に効率化するだけでなく、さまざまなユーザーのシグナルを活用した入札の質も高まります。
Google 広告の自動入札機能を利用する3つのデメリット
Google 広告の自動入札機能のデメリットは、以下の3つです。
- デメリット1:短期間で成果を得られない
- デメリット2:データを蓄積させないと精度が低い
- デメリット3:成果が得られないと配信量が減るおそれがある
デメリットを理解したうえで、自動入札機能を適切に活用できるようにしましょう。
デメリット1:短期間で成果を得られない
自動入札機能は機械学習をさせる必要があるため、短期間で成果が得られません。
機械学習ではもっとも効果のある戦略を立てるためにデータを分析したり、入札単価の調整をし続けることで徐々に精度が上がります。
学習期間は少なくとも2週間~3週間ほど必要で、データ量が少ないと1ヶ月を要することもあるでしょう。
自動入札機能はあくまでも長期間で広告を配信する人におすすめです。
デメリット2:データを蓄積させないと精度が低い
自動入札機能は機械学習にデータを蓄積させる必要があり、データ量が少ないと精度が低くなるのがデメリットです。
自動入札機能の機械学習は過去の配信実績をもとに入札単価を調整するため、配信実績がある程度蓄積されてから配信するのが望まれます。
たとえば、スマート自動入札機能で入札単価を最適化するには、1ヶ月以上の期間で30回以上のコンバージョンが必要です。
目標広告費用対効果の場合は50回以上獲得していることがGoogle広告の公式から推奨されています。
参考:スマート自動入札について
月30件〜50件のコンバージョン獲得が難しい場合は、マイクロコンバージョンを設定して、機械学習のデータに活用しましょう。
マイクロコンバージョンとは、最終的な目標(購入など)に至る中間地点をコンバージョンとして設定する方法です。自動入札の単価調整に必要となるコンバージョン数として活用でき、機械学習を進められます。
ただし、マイクロコンバージョンを導入した場合、導入前よりもマイクロコンバージョン→コンバージョンへの遷移率が悪化するおそれがあります。導入する際は遷移率の悪化も加味してシミュレーションすることが大切です。
デメリット3:成果が得られないと配信量が減るおそれがある
自動入札機能では広告主が設定した目標にもとづいて入札されますが、達成困難な場合は入札価格が下がるよう調整されるおそれがあります。
入札単価が低くなると、オークションで競合のほうが優先される可能性があり、自社広告が配信されなくなるため注意が必要です。
達成困難な目標を設定すると配信されにくくなり、設定した日予算まで広告費が使えないケースが増えてきます。
そのため、配信数を確認しながら目標値を調整していきましょう。
Google 広告の自動入札機能を設定する方法
Google 広告の自動入札機能は、以下の1つの方法で設定できます。
- 1つの広告キャンペーンに設定する方法
- 複数の広告キャンペーンに設定する方法
それぞれの設定方法について解説します。
1つの広告キャンペーンに設定する方法
- Google 広告の管理画面にログインし、「+新しいキャンペーンを作成」をクリック
- 「キャンペーン目標を選択」から該当するものを選択
- キャンペーンタイプ「検索」を選択
- 目標の達成方法、キャンペーン名を設定
- 「単価設定」で自動入札戦略の項目から該当の自動入札戦略を選択
- 「次へ」をクリック
複数の広告キャンペーンに設定する方法
- Google 広告の管理画面にログインし、「ツール」から「予算と入札戦略」の「入札戦略」をクリック
- 青い+ボタンをクリックし、該当の入札戦略を選択
- 「キャンペーンを選択」から、入札戦略を適用する広告キャンペーンを選択
- 「保存」をクリック
Google 広告の自動入札機能の選び方
自社にあった入札戦略がわからない場合は、以下の3つの観点で選びましょう。
- 目的から選ぶ
- 予算で選ぶ
- テストして選ぶ
広告運用の目標を達成するためにも、ぜひ参考にしてください。
目的から選ぶ
まずは広告を運用する目的にあわせて選びましょう。
目的があいまいだと、どの入札戦略を選べばいいか把握できず、思ったような成果が得られなくなります。
コンバージョン数の増加なら「コンバージョン数の最大化」、認知拡大でLPへの流入数を増加させたいなら「クリック数最大化」のように目的を決めましょう。
自社のマーケティングにおける課題を洗い出すことで、広告の運用目的を見つけられます。
予算で選ぶ
広告費にかけられる費用を意識して選ぶことも大切です。
入札戦略によっては予算がすぐに消化されることがあります。たとえば、コンバージョン数の最大化はコンバージョンの獲得が最優先されるため、広告の露出を増やせる分広告費に対して費用対効果が合わなくなるリスクもあります。
自動入札機能を活用する際は、事前に使える予算を決めましょう。最初に使える予算を設定し、使い切ったら配信を打ち切るか、予算を追加して目標達成を重視するか戦略を考えることをおすすめします。
予算の方向性に応じて、費用対効果を重視した入札戦略か、コンバージョンを重視した戦略かを選びましょう。
テストして選ぶ
目的にあった入札戦略を選んだとしても必ず効果が出るわけではないため、目的と異なる入札戦略をテストするのもひとつの手です。
複数のパターンを試し、検証結果からもっとも効果のある入札戦略を選びましょう。
テスト運用で効果がなかった場合は、ほかの選択肢も考えながら選ぶようにするのも大切です。
ただし、効果が出ない原因は入札戦略だけではありません。クリエイティブや予算の金額などが要因の可能性もあるので、多角的に原因を調査する必要があります。
Google 広告の自動入札機能の運用ポイント
自動入札機能を活用する際は、以下の5つのポイントを押さえておきましょう。
- アカウント構成を見直す
- インテント マッチ(部分一致)を活用する
- 日予算や目標値などの数値調整は少しずつおこなう
- ポートフォリオ入札戦略を活用する
- 入札戦略レポートを定期的に確認する
自動入札機能の効果を最大化するためにも、ぜひ参考にしてみてください。
アカウント構成を見直す
アカウント構成をシンプルにすることで、自動入札が最適化されやすくなります。
アカウント構成は「アカウント」「キャンペーン」「広告グループ」などの階層のことです。
それぞれの階層を整理することで、機械学習しやすく最適な広告を配信できます。
たとえば、 冷凍食品の広告を配信するアカウントの場合、次のように広告グループを設定しましょう。
アカウント構成 | OK事例 | NG事例 |
---|---|---|
キャンペーン | 冷凍餃子用のキャンペーン | 冷凍餃子用のキャンペーン |
広告グループ1 | ・キーワード:「冷凍餃子 野菜」・広告タイトル「野菜ぎっしりの冷凍餃子なら~」 | ・キーワード:「冷凍餃子 通販」・広告タイトル「冷凍餃子を通販で買うなら○○」 |
広告グループ2 | キーワード:「冷凍餃子 肉汁」広告タイトル「肉汁たっぷりの冷凍餃子~」 | ・キーワード:「冷凍炒飯 安い」・広告タイトル「冷凍炒飯が安い~」 |
広告グループ3 | キーワード:「冷凍餃子 羽根つき」広告タイトル「羽根つきの冷凍餃子~」 | ・キーワード:「冷凍食品 サブスク」・広告タイトル「冷凍食品をサブスクで~」 |
OK事例のようにキャンペーン内に一貫性のある広告グループを作成することで、機械学習が適切に進みやすくなります。
一方でNG事例のように餃子でない商品を含めたり、餃子より広い意味をもつ広告グループを作成したりすると、機械学習が最適化されにくくなります。
細かくアカウント構成を作成したり、キャンペーン内に複数の関連性が低い広告グループを作成しないようにしましょう。
インテント マッチ(部分一致)を活用する
自動入札機能で、成果をより伸ばしたいときはインテントマッチを活用しましょう。
インテントマッチとは、設定した検索語句に関連するキーワードが広告の表示対象となるマッチタイプです。
インテントマッチでは、ランディングページの内容や過去の検索、広告グループのほかのキーワードなどをシグナルにしている点が特徴です。
キーワードとユーザーを主なシグナルとしている完全一致やフレーズ一致よりも、新規顧客を見つける機会を創出できます。
完全一致やフレーズ一致を利用しても問題ありませんが、多くの人に情報を届けたいのであればインテントマッチがおすすめです。
ただし、インテントマッチを使う場合、多くの検索語句で表示されるため、広告費が高騰するデメリットがあります。
最適化させるにはデータ量が十分であることが望まれるため、初動で使わないのが適切です。ある程度データがたまった段階でインテントマッチを使用することで安定した運用ができます。
日予算や目標値などの数値調整は少しずつおこなう
自動入札を調整する際は、急激に数値を変えるのはやめましょう。配信が予測困難になるため、慎重に変更するのが適切です。
機械学習は大幅な数値を変更した場合、精度が大きく変わるおそれがあります。精度の低下を防ぐには、少しずつ調整して、広告効果に違いがあるか様子を見ることが大切です。
たとえば、コンバージョン単価の目標値を選択した場合、目標値(tCPA)の変更は±20%以内を目安に調整することをおすすめします。
ポートフォリオ入札戦略を活用する
ポートフォリオ入札戦略とは、1つの入札戦略でキャンペーンをグループ化する方法です。
目標獲得コストや目標広告費用対効果などの入札戦略を複数のキャンペーンに採用できます。
入札戦略の管理がしやすくなるため、手間を軽減できるのがメリットです。
キャンペーン全体で目標達成をしようと入札単価が自動調整され、効果が得られやすくなります。
複数のキャンペーンを運用している人におすすめです。
ポートフォリオの設定方法は以下のとおりです。
- 「ツール」→「予算と入札単価」→「入札戦略」の順にクリックします。
- +ボタンをクリックし、作成する入札戦略を選択しましょう。
- 選択した入札戦略の設定画面に応じて各項目を設定し「保存」をクリックします。
- 「キャンペーン」よりポートフォリオの入札戦略に含めたいキャンペーンにカーソルを当て、設定ボタンをクリックしましょう。
- 単価設定のプルダウンを展開し「入札戦略の変更」をクリックしましょう。
- 「または、入札戦略を直接選択します(非推奨)」→「ポートフォリオ戦略を使用する」の順にクリックします。
- 設定したポートフォリオ戦略を選択し「保存」をクリックしたら設定完了です。新しくポートフォリオ戦略を作成したい場合は「新しいポートフォリオ戦略を作成する」から作成できます。
入札戦略レポートを定期的に確認する
入札戦略レポートは、入札戦略のタイプごとに関連のある指標を確認できるスマート自動入札のレポートです。
入札戦略の種類ごとに関連性の高い指標が表示され、入札戦略の改善に活用できます。
レポートで確認できる主な指標は以下のとおりです。
確認できる指標 | 概要 |
---|---|
入札戦略のステータス | 設定した入札戦略が有効・無効・学習中かを把握できる |
上位のシグナル | コンバージョンベースの戦略で、どのデバイスや地域などで入札単価が最適化されているかを把握できる |
スコアカード | 入札戦略ごとのクリック数やコンバージョン数などの指標を確認できる |
コンバージョン達成までの所要時間 | ユーザーがコンバージョンに至るまでにかかった時間を把握できる |
レポートはツールの「予算と入札単価」にある「入札戦略」で閲覧できます。「分類」や「表示項目」で確認したい項目を詳細に確認できます。
Google 広告の自動入札機能の3つの注意点
Google 広告の自動入札機能を利用する際の、3つの注意点について解説します。
- 自動入札を設定後は一定期間様子見する
- キャンペーンの日予算を設定しておく
- 配信データの急激な変化に注意する
広告効果が低くならないよう、注意点を確認して対策しましょう。
自動入札を設定後は一定期間様子見する
自動入札機能を設定したあとは、機械学習をさせるために一定期間様子を見ましょう。
自動入札に用いられている機械学習は、過去の実績に加えリアルタイムの配信状況も学習しながら、目標達成のため入札単価を最適化します。
成果が出ないからといって短期間で予算や目標コンバージョン単価などの数値を変更すると、機械学習が進まないおそれがあります。
成果が安定して得られるまでには、2週間〜3週間ほどの学習期間が必要なため、手を加えずに待つことが大切です。
キャンペーンの日予算を設定しておく
設定した入札戦略によっては予想以上に広告費を使ってしまう場合があるため、以下の2つのことを実施しましょう。
- 事前にキャンペーンの日予算(1日あたりの平均予算)を設定する
- 手動入札に切り替える
とくに「コンバージョン数の最大化」や「コンバージョン値の最大化」を選択した場合は、日予算を設定しないと広告費が高額になる可能性があります。
予想外の費用が発生する前に、予算を確保することも大切です。
配信データの急激な変化に注意する
配信データが急激に変化すると機械学習が適切におこなわれず、配信の精度に影響するおそれがあります。
たとえば、セールなどでコンバージョン率が一時的に高まると、セールが終わってもそのデータを参照して入札単価を調整することがあります。この場合、適正値よりも高い金額で入札され、広告費が高くなる原因になるでしょう。
コンバージョンが急増する時期が事前にわかっている場合は「季節性の調整」機能で期間を設定し、スマート自動入札の動きを調整しましょう。
参考:季節性の調整を作成する
すでにコンバージョンの急激な変化が起きている場合は、「データの除外」機能を利用することで、指定した期間のデータを学習データから除外できます。
参考:データ除外を使用する
自動入札機能を利用すれば効率的な広告運用を実現できる
Google 広告の自動入札機能は、機械学習によって過去の配信データを参照しながら、入札戦略にあわせた入札単価を自動で調整する機能です。
手動入札よりも手間が軽減され、入札単価を最適化しやすいメリットがあります。
自動入札は過去の配信データを参照するので、配信実績がある程度蓄積されてから導入するのがおすすめです。
また導入直後も2週間〜3週間程度は学習期間を設けて様子を見る必要があります。
入札戦略は、コンバージョン数やコンバージョン値を最大化するものや、クリック数増加を目標にするものもあります。
導入の際に適切な最適な入札戦略を選択するために、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
ただし、広告運用をはじめたばかりの人の場合、自社にとって最適な運用方法がわからないと考えている方もいるでしょう。もし運用方法でお悩みでしたら、運用代行会社に相談するのもひとつの手です。
LANYではリスティング広告の運用代行をしており、コンバージョンを高めるためのサポートをしています。広告運用の最前線で活躍している担当者が戦略の立案から運用まで一貫して対応しますので、お気軽にご相談ください。