【超絶基礎】ブログ初心者が検索流入を増やす方法

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竹内渓太 SEOコンサルタント

株式会社LANYの代表。株式会社リクルートホールディングスにデジタルマーケティング職で新卒入社。3年間デジタルマーケティングに従事。その後、株式会社LANYを創業。大規模サイトのSEOが得意。

ブログ初心者向けの内容になっているため、中級者以上の方にはあまり参考にならないかもしれません

ブログを運営していく中で、なかなか検索流入が増えないというお悩みを抱える方が多いのではないでしょうか。

「3ヶ月で100記事書けば検索流入が増える」といった情報は多く目にしますが、必ずしも「記事数を増やすこと」と「検索流入が増えること」は比例しません。

ブログ記事の検索流入を増やすには、ブログにある問題点を明確にし、1つずつ課題を解決していくことが大切です。

そこで今回はブログの検索流入が増えない理由を解説し、検索流入を増やすための具体的な方法を4つのステップでご紹介します。

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目次

ブログの検索流入が増えない主な4つの理由

ブログの検索流入が増えない理由として、主に以下の3つの原因が挙げられます。

これらの問題点があるブログは、Google検索からの流入(自然検索流入)が期待できません。

なぜなら上記3つの原因が解決できていないブログは、検索エンジンに評価されるまでに時間がかかるだけでなく、検索エンジンにとっても読み取りにくいからです。

まずはあなたのブログにある問題点をチェックしてみましょう。

クローラー向けの対策を行っていない

クローラー向けの対策について理解するためには、まず検索エンジンの仕組みについて知っておく必要があります。

検索エンジンは、Web上にある膨大な数のページから、以下の手順で検索結果に表示するページを抽出しています。

  1. クロール:クローラーがWeb上に存在するページを収集する
  2. インデックス:収集したページをGoogleのデータベースに登録する
  3. ランキング:登録したページの内容に評価をつけて検索結果順位を決定する

SEOについて会話されるときの大半は「ランキング」の箇所になりがちですが、その前段のクロール・インデックスの対策をきちんとできていない場合にはそもそも検索結果に表示されることがないためSEO経由の流入が稼げるわけがありません。

大規模サイトでなければそこまでクロール・インデックスを気にする必要はないかもしれませんが、最低限、ブログでアップした記事がきちんとインデックス登録されているかどうかは確認しましょう。

site:記事のURLで検索したときに、Googleの検索結果に表示されるかどうかで確認するか、GoogleサーチコンソールのURL検査ツールのステータスで確認するかをしてみてください。

インデックスされていないときには、何よりも先にインデックスさせる必要があるので後半にあるクロール・インデックスをさせる方法も参考にしてみてください。

サイトの階層構造が最適化されていない

SEOでは、サイトの階層構造や構造を整理するのが重要です。

サイト構造を整理する目的は、クローラビリティ(URLの発見促進やクロール促進)とリンクジュースの適正な傾注の2目的あります。

ブログを運営している方であれば、最近では「トピッククラスターモデル」と呼ばれるサイト構造が主流になってきており、関連性の高いコンテンツ同士を戦略的に配置して、サイト全体の評価を上げにいく手法がおすすめです。

トピッククラスターモデルは、少し理解が難しいかもしれませんが、下記の記事と記事内にあるYouTube動画で詳しく解説していますので、ぜひブログで検索流入を増やしたい方はそちらも参考にしてみてください。

記事の作成方法に問題がある

サイトの内部施策(クローラー対策やサイト階層構造最適化など)を行っても検索流入が増えない場合、記事の内容に問題があるでしょう。

SEO流入を狙った記事であれば、SEOライティングが必須になります。

SEOライティングは、基本的には下記の流れで実施するのが定番です。

  1. 対策キーワードの選定
  2. ユーザーの検索意図の推定
  3. タイトルの設定
  4. 構成の作成
  5. 構成に沿って執筆

ただ書きたいことを書くのがブログの醍醐味ではありますが、検索結果経由の流入数を増やしたい思いがある場合には、上記のような流れで需要サイドに合わせてライティングをする必要があるでしょう。

SEOライティングで抑えるべきポイントはそこまで多くはないため、下記の記事も参考にしながら学んでみてください。

外部指標に問題がある

どれだけ良い記事を書いても検索流入が稼げないことは正直あります。

現在のGoogleのアルゴリズムでは、E-A-Tと呼ばれる「専門性」「権威性」「信頼性」が重視されており、誰が運営しているサイトなのか、誰が書いた記事なのかという内容以外の部分で検索順位が大きく変わるようになってきました。

外部指標の大枠は、下記のようなものです。

  • 被リンク数
  • 被ドメイン数
  • 指名検索数
  • 記事執筆者の評判
  • 運営元の評判

今後ともSEOに向き合っていくためには、外部指標の強化は欠かすことができません。

SEOおたく

まずは記事内容などのコンテンツに向き合うところから始めるのは素晴らしいですが、どこかのタイミングで上記のような外部指標にも向き合うことをおすすめします。

被リンク獲得や指名検索数を伸ばす方法については、下記の記事でもまとめていますので、ぜひ合わせて読んでみてください。

※無料お役立ち資料:「Webサイトを劇的に改善する!GSCの基本設定とSEO対策に活用する方法10選」をダウンロードする>>こちらから

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ブログの検索流入を効率的に増やす4ステップ

自然検索(オーガニックサーチ)から検索流入を増やすための対策方法を、以下の4ステップで紹介します。

他にもやるべきことは多いですが、手始めには上記のステップを実施するのが良いでしょう。

STEP1: クローラーへの巡回申請を行う

クローラーへの巡回申請は、Googleサーチコンソールを使って行います。

Googleサーチコンソールで登録リクエストを送信する(フェッチする)

サーチコンソールを使って登録リクエストを送信する手順は、以下の通りです。

  1. URL検査で申請したいURLに問題がないか検査する
  2. 「インデックス登録をリクエスト」を選択する
インデックス登録をリクエスト

特定のページのクロール申請する方法は非常に簡単です。

ブログ記事を後から修正してリライトした際にも、こまめに申請することをおすすめします。

サーチコンソールでXMLサイトマップを送信する

XMLサイトマップとは、サイト内にどんなページが掲載されているのかを、検索エンジンが読み取る言語で一覧にしたものです。

このXMLサイトマップをサーチコンソールで登録すると、コンテンツ数がまだ少ないサイトにもクローラーが優先的に巡回してくれるようになります。

先述した登録リクエストとの違いは、特定のページではなく、サイト全体の構造をクローラーに教える点にあります。

サーチコンソールでXMLサイトマップを送信する手順は以下の通りです。

  1. 左端の「インデックス」から「サイトマップ」の画面を開く
  2. 「新しいサイトマップの追加」をクリックする
  3. XMLサイトマップのURLを入力し、送信する
サイトマップ

WordPressを使っている方であれば、XMLSitemapを作成するプラグインなどを利用して生成し、そのパスをGoogleサーチコンソールにて追加する対応をしましょう。

XMLサイトマップの作成方法は下記で詳細に解説しています。あわせてご覧ください。

STEP2: サイトの階層構造を最適化する

クローラーがブログへ訪れる準備ができたら、次はサイトの階層構造を最適化します。

サイト内のページを段階ごとに整理して、検索エンジンがクローリングしやすい環境に整えていきましょう。

またサイト階層構造の最適化は、サイト内のページを管理しやすくなるためブログ運営者にとっても非常に便利です。

物理階層(ディレクトリ構造)の最適化

ディレクトリ構造とは、ページのURLがTOPページから何番目の階層に位置しているのかを指すものです。

ちなみにあなたが読んでいるこの記事は、以下の階層を経た第5階層に位置しています。

  • 第1階層:TOPページ
  • 第2階層:SEOコンサルティング事業紹介ページ
  • 第3階層:ブログ
  • 第4階層:SEOに関する記事の一覧ページ
  • 第5階層:本記事

いわば物理階層(ディレクトリ構造)の最適化とは、サイト内ページの整理整頓、つまりサイトの階層構造の最適化そのものを意味します。

この仕組みをファイルの保存に例えてみましょう。

あなたが普段USBやクラウドにファイルを保存する時、ある程度カテゴリ分けして整理するはずです。

例えば画像ファイルなら、「2021年→9月→訪れた場所」といった調子で大きなカテゴリから小さなカテゴリに分けますよね。

この要領でブログの物理階層を最適化してください。

論理階層の最適化

論理階層(パンくずリスト)の最適化は、検索流入の増加が大きく期待できる重要なポイントです。パンくずリストとは、ユーザーが位置している階層について内部リンクを用いて表示するもので、本ブログではタイトルの上に設置されています。

パンくずリスト

クローラーはサイト内部に設置されているURLをたどって巡回するため、パンくずリストを最適化すると効率的なクローリングが可能になります。

さらに閲覧するユーザーにサイトの道しるべを示すことでユーザビリティを向上させ、結果的にSEO評価の向上につながるのです。

クリック階層の最適化

クリック階層とは、TOPページから何回クリックすれば該当記事を表示できるかを示すものです。

SEO評価を高めるためには、3クリック以内で特定の記事に到達できるように組むのが理想的です。

SEOおたく

なぜならクリック階層を深くしすぎると、ユーザーが記事に到達しにくくなるだけでなく、クローラーからも重要度が低い記事と認識されてしまいます。

クローラーはクリックできる内部リンクをたどっていくため、仮に物理階層(ディレクトリ構造)が深くなっていても、3回のクリックで到達できるページは第3階層であると判断されます。

つまり第4・第5階層まで深く階層を作っているサイトでも、クリック階層の最適化で対策が可能なのです。

STEP3: ページ表示速度を改善する

ページ表示速度の改善は、SEOの評価を直接的に向上させる要素のひとつです。

Googleは2018年1月にページ表示速度をモバイル検索のランキング決定に反映する旨を発表しました。

これからは「ページ表示速度の改善」もユーザーが快適な検索行動を行う上で重要な指標となったことを意味します。

もちろん今後も、記事コンテンツがユーザーニーズに応える質の高い内容かどうかが、最も重要な指標であることは変わりません。

下記に紹介している「Page Speed Insights」は、ページ表示速度を検証できるだけでなく、表示速度を改善する方法も明らかにしてくれるツールです。詳しい使い方は下記の記事で解説しておりますのであわせてご覧ください。

下記の記事ではコアウェブバイタルについて専門性の高い内容が記されていますので、こちらもぜひ参考にしてみてください。

STEP4: ブログ記事の改善を行う

サイト内部の改善が完了することで、ブログ記事のパフォーマンスを発揮できる環境が整います。

ブログ記事の改善では、上位表示を狙っているキーワードごとに適切なタイトル・見出しを設計し、読みやすい文章で記事を作成していきます。

SEOおたく

記事の執筆に慣れていないブログ初心者にとって、検索ニーズを満たす記事の作成は難しいと感じるでしょう。しかし記事数が多くなっていくにつれてコツが掴めるはずです。

ここではキーワードの選定方法とメインニーズ・サブニーズの含め方について解説し、検索エンジンから評価されやすい記事作成のポイントをご紹介しています。

検索エンジンが理解しやすく、かつユーザーが読みやすい記事を作成し、SEO評価とユーザビリティの両方を向上させましょう。

SEOで検索順位を上げるために抑えるべき観点と具体的な施策は下記記事で解説しています。

SEOキーワードを選定する

SEOキーワードの選定は、ブログの検索流入を増やす最重要作業の一つです。

キーワード選定の方法は多種多様なやり方がありますが、基本的な思想としては「自分のドメインパワーでそれなりに流入が稼げるキーワード」を選びましょう。

検索ボリュームが大きければ大きいほど、基本的には競合性も高くなります。

よって、検索ボリュームがそこまで大きくないキーワードを中心に検索結果なども見つつ、どのキーワードを攻めていくのかを検討するのが良いでしょう。

キーワード選定については下記の記事にもまとめてありますので、興味のある方は目を通してみてください。

見出しに「顕在ニーズ」を盛り込む

顕在ニーズとは、キーワードで検索したユーザーがダイレクトに知りたい情報のことです。

見出しに顕在ニーズを含めると、ユーザーは「知りたい情報が書かれている記事だ」と認識しやすくなります。

顕在ニーズを見つけるためには、既に上位表示されている競合記事を参考にするのがおすすめです。

また検索結果に表示されるサジェストキーワードも合わせてチェックしましょう。ユーザーがさらに知りたい情報が把握できるようになります。

競合記事を調査して顕在ニーズを的確に汲み取り、ユーザーの疑問に直接回答する内容を見出しに含めましょう。

本文に「潜在ニーズ」を含める

潜在ニーズとは、ユーザーが記事を読む上で次に知りたいと思う情報のことです。

つまり選定したキーワードで検索したユーザーがさらに情報を深掘りするために、再度検索窓に入力するキーワードが該当します。

SEOおたく

潜在ニーズを把握して記事内容に含めておくと、ユーザーが潜在ニーズの疑問に回答するキーワードで検索した際にも上位表示される可能性が高くなります。

そのため顕在ニーズを含めた上で見出しに潜在ニーズを含めるか、本文中に潜在ニーズに関わるキーワードを含めると効果的です。

潜在ニーズの見つけ方は、検索結果画面の下部に表示される「他のキーワード」を参考にするのがおすすめです。

上位表示に必要な「情報量」を把握する

上位表示に必要な情報量とは、検索ユーザーのニーズを満たすために必要な情報を網羅できる量のことです。

文字数とSEOは関係ないという意見も多いですが、基本的には情報量が文字数に相関し、文字数が検索意図の網羅度に相関しうるため、文字数が多い方が検索結果でも上位表示されている可能性は高いです。

情報量を増やすことがSEOの順位上昇に直結するとは思いませんが、必要な情報がきちんと含まれていることは重要極まりないと思いますので、ブログ初心者の方は考えすぎずに情報量を増やすところから始めてみましょう。

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ブログの検索流入を調べる方法

ブログの検索流入がどのように発生しているかを分析したい場合は、Googleが提供している以下の2つのツールを使いましょう。

サーチコンソールを使ってさらに検索流入を増やす方法

サーチコンソールを使ってさらに検索流入を増やす方法として、「CTR(クリック率)の改善」も効果的です。

ブログ記事の検索順位を1位に上昇させるのは非常に難易度が高いものの、クリック率を改善するのは比較的簡単と言えます。

クリック率を上げるためには、検索結果に表示されるタイトル、そしてディスクリプションを魅力的な文章に修正するのがベストです。

つまりユーザーを惹きつけるコピーライティングのスキルが必要になります。

具体的なテクニックについては下記の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしながらCTR(クリック率)の改善に取り組んでみてください。

まとめ

ブログ初心者向けに検索流入を増やすための考え方をご紹介しました。

SEOは奥が深いため、この記事に書かれているような内容だけを実践したところでなかなか成果を出すことはできないでしょう。

しかしながら、基礎的な考え方ややるべきことはご紹介できたかと思いますので、本内容をきちんと把握した上でご自身なりに改善していけば少しずつ検索流入も増やせるかと思います。

ぜひ参考にしながらブログを楽しんでいきましょう。

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