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コンテンツマーケティングとSEOの違いとは?目的や手法の違いを理解する重要性を解説
コンテンツマーケティングとSEOはどちらもWebマーケティングの手法ですが、コンテンツを活用する点が共通しているため、混同している方がいるのではないでしょうか。
コンテンツマーケティングとSEOは異なる手法であり、違いを理解したうえで実施しなければいけません。混同したまま実施すると成果が出ない恐れがあるため、必ずそれぞれの目的やターゲットなどを理解しましょう。
本記事では、コンテンツマーケティングとSEOの違いを詳しく解説します。違いを把握する重要性も説明するため、理解に不安がある方はぜひ参考にしてください。
コンテンツマーケティングとは
コンテンツマーケティングとは、さまざまなコンテンツを通して情報発信を行い、コンバージョンや購買などの成果を生み出す取り組みです。
LANYでは「見込み顧客に価値のあるコンテンツを届けることによって事業の目的達成に近づけるためのマーケティング手法」と定義しています。
コンテンツはブログやSNSなどさまざまな手段でユーザーに届けられ、見込み顧客の獲得(リードジェネレーション)および見込み顧客の教育(リードナーチャリング)を目的に、事業の目的やターゲットにあわせて適切な手段・内容で展開するのが基本です。
コンテンツマーケティングには、コンテンツが資産になったり、自社のブランディングにつながったりするメリットがあります。一方で、成果が出るまでに時間がかかったり、継続的な運用が必要になったりする点は、デメリットといえるでしょう。
以下の記事では、コンテンツマーケティングのメリット・デメリットを解説しているため、より理解を深めたい方はぜひ参考にしてください。
コンテンツマーケティングについては、LANYのYouTubeチャンネルでも解説しています。動画で学びたい方は、ぜひ下記リンクからご視聴ください。
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SEOとは
SEOとは、「Search Engine Optimization」の略称で、日本語では「検索エンジン最適化」と表現されています。
Googleをはじめとした検索エンジンからのアクセス数を増やす手法で、検索エンジンにページ内容を正しく伝え、検索結果での上位表示を目指す取り組みです。
LANYでは、「SEOは検索エンジンとの適切なコミュニケーション」と捉え、検索エンジンがどのようなWebサイトやページを評価するかを理解したうえで、最適な情報を提供することが成果につながると考えています。
SEOによってWebサイトやページが上位表示されると、コンテンツがユーザーの目に留まりやすくなり、アクセス増加を期待できます。アクセスした先のページでニーズにあった情報を提供できれば、問い合わせや購入といった成果にもつながるでしょう。
SEOにはいくつかの手法があり、その中でもコンテンツを重視した取り組みを「コンテンツSEO」といいます。コンテンツSEOについて、詳しく知りたい方には以下の記事がおすすめです。
また、検索エンジンの仕組みや対策の基本的な流れなどSEOの全体像は、以下の記事で解説しています。SEOの基本をしっかり押さえたい方は、ぜひ参考にしてください。
SEOについては、YouTubeチャンネルでわかりやすく解説しているため、動画もぜひご視聴ください。
SEOについてお悩みの方へ
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コンテンツマーケティングとSEOの違い
コンテンツマーケティングとSEOは混同されることもありますが、異なる取り組みです。両者には、以下のような違いがあります。
コンテンツマーケティング | SEO | |
---|---|---|
目的 | コンテンツを発信し、 問い合わせや資料請求、購買などの コンバージョンを獲得すること | コンテンツの検索上位を目指すこと |
対象 ターゲット | ・すでに自社を認知している顕在ユーザー ・接点がない潜在ユーザー | 接点がない潜在ユーザー |
チャネル | ・検索エンジン ・オウンドメディア ・SNS ・メールマガジン ・プレスリリース など | 検索エンジン |
手法 コンテンツ | さまざまなチャネルからユーザーに向けて コンテンツを通して情報発信する 【コンテンツ】 ・ブログ記事 ・SNS投稿 ・メール ・動画 ・ウェビナー ・ホワイトペーパー など | 検索上位を獲得した記事コンテンツを通して、 ユーザーに情報発信する 【コンテンツ】 SEO記事 |
4つのポイントに分けて、コンテンツマーケティングとSEOの違いを詳しく解説します。
目的
コンテンツマーケティングとSEOには、目的に明確な違いがあります。
コンテンツマーケティング | SEO | |
---|---|---|
目的 | コンテンツを発信し、 問い合わせや資料請求、購買などの コンバージョンを獲得すること | コンテンツの検索上位を目指すこと |
コンテンツマーケティングは、さまざまなコンテンツをユーザーに向けて発信することで、問い合わせや資料請求といったコンバージョン獲得を目的とします。
一方、SEOはあくまで目的は検索エンジンでの上位表示であり、上位表示によってサイトへのアクセス数増加を目指すのが特徴です。
アクセス数増加はコンバージョンに貢献しますが、取り組みの目的には違いがあることを理解しましょう。
なお、アクセス数に対しコンバージョンした割合をCVRと呼びます。コンバージョン数の伸び悩みが見られた場合はコンテンツマーケティングとSEOを連続性のあるマーケティング施策として捉え、改善点を洗い出すことが重要です。
SEOで追うべきCV数とCVRの算出方法、改善方法については下記の記事で解説しております。ぜひあわせてチェックしてください。
対象・ターゲット
コンテンツマーケティングとSEOは、アプローチするターゲットに違いがあります。
コンテンツマーケティング | SEO | |
---|---|---|
対象 ターゲット | ・すでに自社を認知している顕在ユーザー ・接点がない潜在ユーザー | 接点がない潜在ユーザー |
コンテンツマーケティングは、ブログやSNSなどさまざまなコンテンツを活用し、すでに認知がある顕在ユーザーとまだ接点がない潜在ユーザーの両方にアプローチできます。
たとえば、ニーズを確認できているユーザーには、コンバージョンにつながりやすいコンテンツでピンポイントな訴求を行います。ブログやSNSを活用すれば、潜在ユーザーに対しても認知を広げられるでしょう。
一方、SEOは、検索エンジンを通して特定のキーワードで情報を検索している潜在的なユーザーをターゲットとします。自社の認知や商材への興味・関心がない状態でも、検索キーワードでの上位表示ができれば、ユーザーの目に触れる機会になるのが特徴です。
チャネル
コンテンツマーケティングとSEOでは、ユーザーがコンテンツに触れるチャネル(流入経路)が異なります。
コンテンツマーケティング | SEO | |
---|---|---|
チャネル | ・オウンドメディア ・SNS ・メールマガジン ・プレスリリース など | 検索エンジン |
コンテンツマーケティングにはさまざまなチャネルがあり、オウンドメディアやSNSなどで発信したコンテンツからの流入を期待できます。選択肢が広い分、想定されたターゲットにあったチャネルに注力するのが重要です。
SEOのチャネルは、検索エンジンのみです。検索エンジンに歩み寄ったWebサイトやページの制作によって検索結果での上位表示を目指し、検索エンジンからの集客を目指します。
手法・コンテンツ
コンテンツマーケティングとSEOは、目的を達成するための手法や発信するコンテンツに違いがあります。
コンテンツマーケティング | SEO | |
---|---|---|
手法 | さまざまなチャネルからユーザーに向けてコンテンツを通して情報発信する | 検索上位を獲得した記事コンテンツを通して、ユーザーに情報発信する |
コンテンツ | ・ブログ記事 ・SNS投稿 ・メール ・動画 ・ウェビナー ・ホワイトペーパー など | SEO記事 |
コンテンツマーケティングは、さまざまなチャネルからユーザーに向けてコンテンツを発信する手法によって、コンバージョン獲得を目指します。コンテンツはさまざまで、ブログ記事やSNS投稿、メールなど多種多様な媒体を活用するのが特徴です。
SEOでは、検索結果で上位表示されたコンテンツからユーザーに有益な情報を提供します。コンテンツは検索エンジンに対策したテキストコンテンツです。
なお、記事の質を高めるだけではなく、リンクの最適化やスマホユーザーを意識したレスポンシブ対応など、Webサイト全体の品質を高める内部施策もSEOに含まれます。
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コンテンツマーケティングとSEOの違いを理解する重要性
コンテンツマーケティングとSEOの違いを理解することは、取り組みの内容や質にかかわるため、成果に大きく影響します。
両者の違いを理解するのが重要な理由は、以下の3つです。
- コンテンツの検索順位を上げるため
- 自然流入以外からもユーザーを獲得するため
- 施策からコンバージョンを生み出すため
なぜ違いを把握しなければならないか理解し、それぞれの取り組みに反映させましょう。
コンテンツの検索順位を上げるため
コンテンツマーケティングとSEOを混同していると、テキストコンテンツ以外に注力し、肝心の記事の検索順位が上がらない場合があります。
記事コンテンツの検索順位を上げるには、SEOの取り組みが必要です。質の高い記事やWebサイト全体の最適化などが重要になるため、SNSやホワイトペーパーなどのコンテンツではなく、Webサイトやページを対象にした施策が求められます。
デジタルマーケティングのひとつとして検索エンジンから集客を目指している場合は、コンテンツマーケティングとSEOにおける目的の違いを理解したうえで、SEOの取り組みを強化しましょう。
SEOの一環で記事コンテンツの制作に取り組んでいるものの、検索順位が伸び悩む場合はライティングに課題があるかもしれません。そのような場合は下記の資料や関連記事もぜひご活用ください。
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自然流入以外からもユーザーを獲得するため
SEOによる集客は検索エンジンからの自然流入ですが、必ずしもユーザーが検索エンジンを利用するとは限りません。検索に不慣れなユーザーもいるため、自然流入だけでは十分な集客ができない恐れがあります。
SEOは自然流入獲得、コンテンツマーケティングは検索エンジン以外の流入獲得という違いを理解することが重要です。
自然流入ではアプローチしきれないユーザーに対して、メールマガジンや動画などのコンテンツでアプローチできれば、さまざまなチャネルから集客できるようになります。
施策からコンバージョンを生み出すため
コンテンツマーケティングとSEOの目的が混同していると、集客に偏った施策でコンバージョンが思うように獲得できない恐れがあります。
たとえば、SEOによる集客に成功すれば自然にコンバージョンが生まれると考えていた場合、集客した後のコンテンツに注力しきれず、コンバージョンにつながらないケースが多くなるでしょう。
SEOは検索エンジンを起点として集客手法のひとつであり、コンテンツマーケティングはコンテンツからのコンバージョンを獲得する手法です。それぞれの役割を理解したうえで、集客からコンバージョンまでの動線設計を行いましょう。
なお、コンバージョン数最大化のために必要な効果検証や施策の進め方は以下の資料で詳細に解説しています。
SEO経由のコンバージョン数を最大化!CRO/CVR改善の進め方とGA4を用いた効果検証の実践方法はこちら>>
コンバージョン数を上げる施策については下記の動画でも回答しております。
LANYのコンテンツマーケティングにおけるSEO支援事例4選
最後に、LANYのコンテンツマーケティングにおけるSEO支援事例を4社紹介します。
- 森永乳業株式会社
- ビズメイツ株式会社
- 株式会社オールアバウト
- 株式会社ウェブクルー
取り組みの内容や成果などを参考にして、自社のコンテンツマーケティングに活用してみてください。
森永乳業株式会社
森永乳業株式会社様は、通販事業のSEOに課題を感じていたため、SEOコンサルティングや記事作成代行などで強化を支援しました。
記事作成では商品ページの改善によるCVR向上や流入数増加、コンサルティングではナレッジの共有などの成果を実現しています。
とくに、これまで専門部署の確認で記事作成に時間がかかっていましたが、記事作成を通してコンテンツに社内のナレッジをまとめられた点に満足いただきました。「森永乳業の見解」として記事を公表しながら、社内教育にも役立つコンテンツとしてさまざまな効果を実感いただいています。
ビズメイツ株式会社
ビズメイツ株式会社様は、ビジネス特化型オンライン英会話サービス「ビズメイツ」を提供している企業です。オウンドメディアを運営していたものの、記事作成やリライトが思うようにできず、競合メディアに勝てないと感じていたところで、LANYにご依頼いただきました。
記事作成をはじめとした複数の施策に取り組み、記事数を増やしてセッションを獲得しながら、記事ごとの改善・振り返りで流入を着実に伸ばしています。
取り組みを開始する以前と比べると、セッション数は5倍以上、アシストコンバージョンは10倍以上を達成し、より英語学習者にリーチできるメディアに成長しました。
株式会社オールアバウト
株式会社オールアバウト様に対しては、「イチオシ」というメディアのSEOコンサルティングとコンテンツマーケティング支援を提供いたしました。
まずコンサルティングの初期分析で明らかになった内部施策のマイナスポイントの解消に取り組み、コンテンツを投下するドメインの改善を実施しています。次に、膨大な記事の中からカテゴリを軸に優先度を決めて、効率的なリライトを実施した結果、約242%のトラフィック上昇に成功しました。
今後自社で施策を実施できる仕組みづくりにも取り組み、SEOの考え方や進め方などを共有しています。
株式会社ウェブクルー
株式会社ウェブクルー様は、記事制作に大幅な工数がかかる点に課題を感じていたため、キーワード選定代行や記事制作代行を通して支援しました。
キーワード選定・構成案作成においては、選定・作成に至った根拠を共有することで、「なぜこうなったのか」をスピーディーに理解でき、確認工数の削減を実現しています。構成確認の工数は80%削減され、月間作成本数の増加に成功しました。作成した記事は上位表示されるほか、PV数も増加しており、成果につながる記事制作が可能になりました。
「SEOの肌感覚が合う」との声をいただき、SEOに取り組む姿勢や考え方がマッチしていることで、記事制作をスムーズに進められました。
まとめ
コンテンツマーケティングとSEOは、目的や対象・ターゲットなどに違いがあるため、それぞれの役割を理解した取り組みが必要です。
違いを十分に把握できていないと、記事コンテンツの検索順位が上がらない、自然流入以外から集客できないなど、さまざまな課題があらわれるリスクがあります。違いを正しく理解し、目指しているゴールにあった手法で集客やコンバージョン獲得に取り組みましょう。
LANYでは、SEOやコンテンツマーケティングなどのデジタルマーケティングの支援サービスを提供しています。SEOコンサルティングやSEO記事作成代行などを用意しているため、課題にあわせて最適なプランを選んでいただけるのが強みです。とくに、コンテンツSEOを得意としているため、SEOの取り組みを強化したい方は、ぜひ以下のサービスページを一度ご覧ください。
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