【Google 広告】アプリリンク表示オプション(アセット)とは?4つのメリットともに徹底解説

【Google広告】アプリリンク表示オプション(アセット)とは?5つのメリットともに徹底解説
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リスティング広告で自社アプリも一緒にアピールしたい場合は、アプリリンク表示オプションを活用すると効果的です。

アプリリンク表示オプションはテキスト広告にモバイルアプリのリンクを設置できる機能で、タップすることでGoogle PlayやApp Storeに遷移できます。

ただし、使用目的によってはアプリ専用のキャンペーンを活用した方がよい場合もあるので、アプリリンク表示オプションの特徴を理解して設定するかどうか判断することが重要です。

本記事では、アプリリンク表示オプションを利用するメリットや設定方法を詳しく紹介します。アプリキャンペーンとの違いも把握できますので、ぜひ参考にしてください。

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目次

アプリリンク表示オプション(アセット)とは?

アプリリンク表示オプションはGoogle 広告の広告表示オプション(アセット)の1つで、リスティング広告の下に自社アプリのアプリストアのリンクを表示できます。

リンクをクリックするとアプリストアにアクセスでき、アプリのダウンロードを促せます。

参考:アプリアセットについて

ランディングページによるコンバージョン獲得がメインで、補足としてアプリを訴求したい企業におすすめです。

また、広告表示オプションは他にもさまざまな種類があります。

以下の記事で詳しく把握できますので参考にしてみてください。

アプリキャンペーンとの違い

アプリのダウンロード数を増加させる施策の1つにアプリキャンペーンがあります。

アプリキャンペーンとアプリリンク表示オプションの違いを見てみましょう。

アプリキャンペーンアプリリンク表示オプション
掲載場所・Google 検索
・Google 検索パートナー
・Google Play
・Googleアドセンスと提携しているウェブサイト
・YouTube
・Google Discover
・Gmail など
・Google 検索
・Google 検索パートナー
広告形式・テキスト
・画像
・動画
テキストのみ(アプリアイコンは自動で掲載)
目的アプリのダウンロード増加ランディングページでのコンバージョン増加とアプリのダウンロード増加
ユーザー層顕在層・潜在層主に顕在層

アプリのダウンロード数の増加を目的に広告配信したい場合は、アプリキャンペーンを使いましょう。

参考:アプリ キャンペーンについて

このセクションのポイント
  • アプリリンク表示オプションは自社でアプリをリリースしている場合は導入することをおすすめします。広告文の下にアプリのダウンロードリンクを表示できるため、自社アプリを効果的に訴求することができるようになります。

アプリリンク表示オプション(アセット)の費用

アプリリンク表示オプションでは、アプリリンクがクリックされたときに費用が発生します。

クリックされたときの料金は、広告見出しがクリックされたときと同じ料金です。

アプリリンク表示オプションと広告見出しが1回ずつクリックされた場合、クリック2回分の料金が発生します。

たとえばクリック単価が200円だった場合、広告費が以下のようになります。

  • アプリリンク表示オプションと広告見出しを両方クリックされた場合:200円(クリック単価)×2回(クリック数)=400円
  • どちらかが1回クリックされた場合:200円(クリック単価)×1回(クリック数)=200円

上記のように両方クリックされた場合、広告費が2倍になる可能性があります。

参考:アプリリンクアセットについて

このセクションのポイント
  • アプリリンク表示オプションでは、検索ユーザーがリスティング広告とアプリリンクの両方をクリックした場合、2回クリックした分の広告費用が発生します。アプリをダウンロードしかつ広告のランディングページに遷移したユーザーであれば興味度合いが高いユーザーにもなりえますが、広告出稿の目的と照らし合わせて効果が見合わない場合もあるので注意が必要です。
  • クリックしなければ費用は発生しないため、アプリの認知向上につながることもあります。

アプリリンク表示オプション(アセット)を活用する4つのメリット

アプリリンク表示オプションのメリットとして、以下の4つがあります。

  • ユーザーの検索意図に沿ってアプリを宣伝できる
  • デバイスに応じて最適なリンクを表示できる
  • 設定の自由度が高い
  • クリック数のレポートを確認できる

1つずつ見てみましょう。

メリット1:ユーザーの検索意図に沿ってアプリを宣伝できる

リスティング広告は検索意図が明確な顕在層に訴求できるため、ダウンロードしてもらえる確率が高くなります。

たとえば、食品系の通販会社がアプリでも商品を購入できることを宣伝したいとしましょう。

この場合、アプリリンク表示オプションを活用することで、ユーザーにアプリのダウンロード画面へ誘導できます。

通販アプリのダウンロード数増加に比例して、スマホ経由での購入者数が増加すれば全体の売上向上にも期待できます。

ーポン配信中」と記載することで、ユーザーがアプリに興味を持つ可能性が高くなります。

メリット2:デバイスに応じて最適なリンクを表示できる

iOS端末とAndroid端末、それぞれでアプリリンク表示オプションを設定した場合、各端末に応じて最適なリンクを表示できます。

例として、デバイスごとのリンク先を見てみましょう。

デバイス(OSの種類)リンク先
iPhone(iOS)Apple App Store
iPad(iOS)
Galaxy(Android)Google Play
Pixel(Android)
Xperia(Android)

上記のようにOSの違いによってリンク先が自動で振り分けられます。

ただし、同じキャンペーンで両方の端末を選択はできません。

どちらともに対応させたい場合は2種類のアプリリンク表示オプションを設定する必要があります。

タブレット端末専用のアプリを設定した場合は、スマートフォンでは広告が表示されない仕組みになっています。

自動検出機能で、デバイスに合わせて表示されるリンクが最適化されるため、ユーザーを適切な端末に誘導します。

メリット3:設定の自由度が高い

アプリリンク表示オプションは以下の3つの単位で設定でき、効率的に運用できます。

  • アカウント
  • キャンペーン
  • 広告グループ

1つのアプリだけを宣伝したい場合、アカウント単位で設定すればすべての広告にアプリリンク表示オプションを表示できます。

一部のリスティング広告でアプリを宣伝したい場合、キャンペーンや広告グループ単位での設定が可能です。

メリット4:クリック数のレポートを確認できる

アプリリンク表示オプションではクリック数のレポートが自動で作成され、以下のようなことを知ることができます。

  • 広告見出しとアプリリンク表示オプションのクリック数の違い
  • キャンペーンや広告グループごとのクリック数やアプリリンク表示オプションの掲載結果

レポートを確認・分析することで、広告文変更によるパフォーマンスの検証や広告戦略の策定に活用できるでしょう。

このセクションのポイント
  • アプリリンク表示オプションを活用することで、スマートフォンユーザーに高い訴求効果が期待出来ます。 今ではほとんどのユーザーがスマートフォンを使用しているため、モバイルを意識した広告設定は非常に重要な施策となります。

アプリリンク表示オプション(アセット)の2つのデメリット

アプリリンク表示オプションには2つのデメリットがあります。

  • アプリだけを宣伝したい場合は向いていない
  • 二重課金が発生するおそれがある

アプリリンク表示オプションの運用に失敗しないためにも、デメリットも理解しておきましょう。

デメリット1:アプリだけを宣伝したい場合は向いていない

アプリリンク表示オプションはアプリのダウンロードに活用できますが、アプリのみの宣伝には向いていません。

リスティング広告はあくまでもランディングページへ誘導するための広告です。

アプリだけを宣伝したい場合はアプリキャンペーンを利用しましょう。

ランディングページによるコンバージョン増加が目的かつアプリのダウンロードも増加させたい場合に、アプリリンク表示オプションを活用しましょう。

デメリット2:二重課金が発生するおそれがある

広告見出しとアプリの2つをユーザーにクリックされて、二重課金が発生するおそれがあります。

ユーザー1人当たりに発生する広告費が増えるため、CPAやROASの数値が悪化するかもしれません。

ただし、ランディングページとアプリを訴求することで、アプリに利用意向のあるユーザーを取りこぼす可能性が少なくなります。

アプリリンク表示オプションを活用するのであれば、アプリの宣伝効果を充分検討してからにしましょう。

このセクションのポイント
  • アプリのみの宣伝が目的の場合は、Google 広告の「アプリキャンペーン」のほうが適しているでしょう。アプリの宣伝に特化していて、Google 広告だけでなく、YouTubeなど複数のサイトでも扱えるため利点が大きいです。リスティング広告の出稿と併行してアプリの宣伝をしたいのか、アプリのみの宣伝をしたいのか広告出稿の目的に沿って使い分けましょう。

アプリリンク表示オプション(アセット)の設定方法

アプリリンク表示オプションの設定方法を紹介します。

画像を用いてわかりやすく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

設定する際に必要なもの

設定する前に以下の3つのものを用意しましょう。

  • Google PlayかApple App Storeでリリースしているアプリ
  • アプリのパッケージ名(Google Playの場合)
  • アプリのアプリ ID(Apple App Storeの場合)
  • アプリストアにあるアプリの詳細ページやダウンロードページのURL

設定手順

  1. Google 広告管理画面の左側メニューで「キャンペーン」のアイコンから、「アセット」→「アセット」の順にクリックします



  2. 青い+ボタンをクリックして「アプリ」をクリックしましょう。



  3. アプリリンク表示オプションの設定画面が表示されるので、以下の項目を入力します。
    ・追加先:「アカウント」「キャンペーン」「広告グループ」から選択
    ・アプリのプラットフォーム「Android」「iOS」から選択
    ・アプリやパッケージ名、公開した企業や人名を入力し、宣伝したいアプリを検索して選びます。
    ・リンクテキストに半角25文字(全角12文字)以内で入力しましょう。

  4. 「保存」をクリックして設定が完了します。

参考:アプリアセットについて

このセクションのポイント
  • アプリのプラットフォームを選択する場合、AndroidかiOSのどちらかを選択します。仮に、どちらともに対応させたい場合は2種類のアプリリンク表示オプションを設定する必要があります。

アプリのダウンロード数を伸ばす4つのポイント

ダウンロード数を伸ばすために、アプリリンク表示オプションだけでなく以下の4つのことも実施してみましょう。

  • 他の広告表示オプションとあわせて運用する
  • アプリキャンペーンもあわせて活用する
  • ランディングページでもアプリを宣伝する
  • アプリストアを最適化する

ポイント1:他の広告表示オプション(アセット)とあわせて運用する

広告の画面占有率が上がることでユーザーの目に留まりやすくなるため、他の広告表示オプションも活用しましょう。

リスティング広告に情報を追加できるので、クリック率やコンバージョン率の向上が期待できます。

アプリリンク表示オプション以外にも、以下のような広告表示オプションがあるのでぜひ活用してみましょう。

広告表示オプション(アセット)の種類概要
サイトリンク表示オプション(アセット)特定のページに誘導するテキストリンクを追加できる
コールアウト表示オプション(アセット)簡単なキャッチフレーズを表示できる
構造化スニペット表示オプション(アセット)ヘッダーの種類に合わせて商品やサービスの詳細を掲載できる
価格表示オプション(アセット)商品やサービスの価格を表示できる
住所表示オプション(アセット)お店や自社の住所を表示できる
電話番号表示オプション(アセット)お問い合わせ先の電話番号を表示できる
リードフォーム表示オプション(アセット)広告からお問い合わせや資料請求、会員東特を直接できる

参考:アセットについて

ポイント2:アプリキャンペーンもあわせて活用する

アプリのダウンロード数を増加させたい場合はリスティング広告だけでなく、アプリキャンペーンも活用しましょう。

アプリキャンペーンは画像や動画形式で広告を配信できるため、リスティング広告よりクリエイティブの幅が広くなります。

あらゆるWebメディアに掲載され、Googleにより自動で機械学習して最適化されるため調整の手間がかからずに、予算内でインストール数が最大化されます。

ユーザー属性や地域を細かく絞れるので、アプリのターゲット層に照準を合わせて広告を配信できます。

ポイント3:ランディングページでもアプリを宣伝する

広告見出しをクリックしたユーザー向けに、ランディングページでもアプリの宣伝をしましょう。

ランディングページはアプリリンク表示オプションよりも多くの情報を伝えられるため、ユーザーに強く訴求できます。

アプリをダウンロードするメリットや商品・サービスとの関連性などを記載して、ユーザーが興味を持てるよう促しましょう。

CTAを設置して、アプリストアのダウンロードページに遷移できるようにランディングページを設計してください。

ポイント4:アプリストアを最適化する

アプリストアの詳細ページやダウンロードページを改善することは非常に重要です。

アプリキャンペーンやアプリリンク表示オプションを使ってアプリの詳細ページにユーザーを集客する場合、クリック(=詳細ページへの誘導)にお金がかかります。

そのため、詳細ページのコンバージョンレートを改善することは、インストール数を増やすだけでなくCPI(広告費÷インストール数)などの費用対効果改善にも寄与するからです。

ユーザーがアプリに興味を持つためにも、以下の点を見直すことをおすすめします。

  • アプリのサブタイトル
  • アプリの紹介文
  • アプリの画像・動画

短い時間でユーザーにアプリの特徴が伝わるよう、アプリストアの内容を充実させましょう。

このセクションのポイント
  • スマートフォンによるアプリのダウンロード数は年々増加しています。ユーザー数の増加にともなって、アプリ導入を検討する企業も増えてきてます。ただし、アプリをリリースしたからといって何も打ち手を施さなければダウンロード数は増えません。さまざまな施策を実行して、得られたデータや気付きを参考にしつつ、 PDCA を回していきましょう。

アプリリンク表示オプション(アセット)で集客と同時にインストール数増加も狙える

アプリリンク表示オプションは、リスティング広告に自社アプリのアプリストアのリンクを表示できる機能です。主にランディングページと一緒にアプリを訴求したいときに活用できます。

ただし、リスティング広告はランディングページへの誘導がメインであるため、アプリを訴求したい場合はアプリキャンペーンを活用しましょう。

インストールを促したい場合は、ほかの表示オプションも利用して広告の視認性を高めたり、ランディングページでもアプリを訴求したりすることをおすすめします。

アプリリンク表示オプションやほかの広告表示オプションを活用して、リスティング広告の効果を高めてみましょう。

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この記事の執筆者

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