ステイドリームグループ株式会社様|サッカーの留学支援を通じて子どもたちの夢を実現する伴走者になりたい

ステイドリームグループ株式会社様は、サッカー留学の支援事業をおこなっている会社です。代表取締役を務める宮川さん自身もサッカー留学の経験者であり、過去の体験から留学希望者のサポート事業を立ち上げました。

サッカー選手になりたいと憧れる子どもは多い反面、日本国内の育成環境には課題があるといわれており、挫折して競技から離れてしまうケースは少なくありません。指導者の経験もある宮川さんは、日本サッカーを取り巻く状況に疑問を抱いていたそうです。

今回はステイドリーム株式会社様とのプロボノ活動を通じて、サッカー選手の育成に尽力する事業をさらに広げる取り組みにご協力しました。この記事ではLANYにご依頼いただいた経緯や得られた成果など、率直な思いをお聞きしています。

プロボノ活動を開始した背景

LANYは「価値あるモノをインデックスさせる」というミッションを掲げるデジタルマーケティングエージェンシーです。これまで200社以上のお客様のご支援に携わり、ミッション達成に向けて力を尽くしてきました。

その過程の中で、NPO法人をはじめとする非営利団体として社会的意義のある価値ある活動をしている方々のご支援が難しい点を歯がゆく感じていた側面があります。そこで、LANYの定めた条件に合致する法人や団体のご支援を無償で行わせていただくプロボノ活動(※)の実施を決定いたしました。

※社会的・公共的な目的のために、職業上のスキルや経験を活用して取り組む社会貢献活動

子どもたちの人生に「サッカーの本当の楽しさ」という彩りを添えたい

――まず、御社の事業内容について教えてください

宮川さん:私たちの会社では、サッカー選手の海外留学支援に取り組んでいます。実際に海外でサッカーをしていたメンバーが世界7ヵ国(2024年8月時点)におり、日本と海外をつないでサポート体制を整えています。

まず行うのがヒアリングです。留学を希望するご家族と面談して、ご希望の条件を伺うところからスタートします。それから留学先の国を提案して、クラブの紹介や契約交渉、ビザの取得、宿泊先の手配など、海外サッカー留学に必要な手続きやサポートを進める流れですね。今まで支援してきた経験からいうと、ドイツ・スペイン・アメリカに留学する選手が多い印象です。

おもに小中学生のお子さんが多いのですが、サッカーの指導者になりたい方向けの海外留学支援にも対応しています。

――ありがとうございます。御社が掲げている経営理念についてお聞かせください

宮川さん:弊社は「人生に彩りを添える/すべての人に情熱を灯す」という経営理念を掲げています。

私はもともとサッカーの指導者として活動していたのですが、その経験を通じて、日本サッカーの育成環境にはまだまだ改善の余地があると痛感しました。

たとえば、長時間の練習を強いたり、理不尽な指導を行うコーチがいたり。本当はもっと子どもたちに楽しんでほしいのに、純粋にサッカーを楽しめていない現状が辛かったんです。

競技自体は好きだけど、プレーを続けるのが辛くてサッカーに対する情熱が冷めてしまうお子さんも目にしてきたなかで、「大人の都合で、肉体的にも精神的にも苦しんでいる子どもたちを助けたい」「何かに夢中になる機会がなくなってしまった人たちに再び情熱を灯したい」という使命感を経営理念に込めています。

――宮川さんご自身もスペインへの留学経験をお持ちですが、どのような部分が事業に生かされていますか?

宮川さん:私自身がサッカーの海外留学を経験して感じたのは、環境の変化がもたらす影響はかなり大きいということです。物理的にも精神的にもサポートが必要だと思ったので、留学支援の事業を立ち上げた経緯があります。

私は10歳から16歳までスペインに留学し、高校生のときに日本へ一時帰国しました。大学生になってから、プロを目指して再びスペインへ渡航しています。

少年時代に日本と海外を行き来した際にカルチャーショックを受けたものの、子どもならではの柔軟性のおかげで、どうにか現地の環境に適応できました。しかし、大人になってからスペインに行ったところ、子どもの頃とはまったく感覚が違っていて・・・・・・。現地になじむまで苦労した記憶があります。

ただ、日本とは異なる環境に身を置いたときに、日本で常識と思っていることが海外ではそうではないこともあり、よい意味で固定観念が打ち砕かれたのは貴重な経験でした。

そのような経験がベースにあったため、若い年代から人生にとってインパクトのある体験を創り出したいなと。その体験のひとつとして、海外でサッカーをやりたい方向けの留学支援が必要不可欠だと考えていました。

――留学支援事業に取り組むなかで、大変なことややりがいを感じることはありますか?

宮川さん:小中学生の選手がサッカー留学をする場合、現地で思わぬトラブルに巻き込まれるリスクがあります。海外だと私たちの目が行き届かず、最善を尽くしても不安は消えないですね。日本と海外では治安が異なるので、子どもたちをどう守るかは非常に悩ましいところです。

もちろん苦労はあるものの、支援した選手が有名なクラブチームと契約して試合で活躍している姿を見ると、この仕事をしていてよかったとやりがいを感じます。子どもたちの才能の芽を伸ばすのが私たちの役割なので、それぞれに合った環境でサッカーに打ち込んでほしいですね。

集客に苦戦し、原因もわからなかったときに、サッカーの恩師がLANYとのご縁をつないでくれた

――LANYにご依頼いただいたきっかけをお聞かせください

宮川さん:きっかけは、子どもの頃からお世話になっているサッカーの恩師から、竹内さんをご紹介いただいたことでした。竹内さんとの直接の面識はありませんでしたが、その恩師は竹内さんにとっても恩師だったため、共通の恩師を通じてつながりができたことを嬉しく思っています。

LANYさんにご依頼する前は、集客がうまくできていませんでした。原因がわからず「どうすればいいのだろう?」と頭を抱えるばかりで、解決策を見つけるには至っておらず・・・・・・。そのときはホームページ経由でお問い合わせをいただいたり、他のお客様からご紹介いただいたり、インスタグラムも活用していましたね。

集客の課題を解決するにはデジタルマーケティングが必要だと思い、プロに依頼しようと考えました。

 デジタルマーケティングの課題が明確になり、解決へのアプローチができるようになった

――プロボノ活動を実施してどのような成果がありましたか?

宮川さん:うれしいことに検索順位が上がり、以前よりお問い合わせが増えています。会社の認知度も向上していて、他のクラブチームや企業とイベントを開催できるようになりました。

大学時代にSEOに触れた経験はあったものの、実際に取り組もうとしたときに、どこに課題があるのかすら把握できていなかったんです。そのような状況でLANYさんにご依頼した結果、課題が鮮明になり、的確な施策を打てるようになったと実感しています。

地道な作業に取り組みながら少しずつ成長している実感がありながらも、まだわからないことも多々あるなかで、デジタルマーケティング以外の悩みでも相談に乗ってもらえるので、とても心強いです。

――今後LANYと一緒にやりたいことはありますか?

宮川さん:サッカーの留学支援の分野でSEOに力を入れて、業界でNo.1の会社を目指したいですね。会社の売り上げを伸ばして、他のサッカー関連の新規事業も展開できればと考えています。

ゆくゆくはサッカー業界全体でトップ層に入ることが目標です。そのためにもLANYさんのお力添えが必要ですし、目標を達成した後もぜひ事業の発展にご協力いただければと思っています。

編集後記

LANYの創業メンバーの3人は、学生時代サッカーに打ち込んでいました。その経験からも、宮川さんが熱意をもって取り組んでいる事業に対して深く共感しております。

また、我々と年齢も近い宮川さんがサッカー業界の中で行動を起こすということは非常に困難も多いとも思っており、少しでもそのサポートができればと考え、今回のプロボノ活動に繋がりました。

今後も『価値あるモノを、インデックスさせる』をミッションに掲げるLANYでは、日本のサッカー界を発展させる事業を行うステイドリームグループ株式会社を応援させていただきます。